夜の街で撮った写真を編集し野比家を訪れた零。そして零達は謎の少女と出会うのだった。
零は写真を入れたファイルに飲み物とお菓子が幾つか入った袋を持って約束通り9時に野比家を訪れていた。
零「のび太にドラえもん。これ昨夜の写真持ってきたぜ。」
そう言い零は一階の縁側に座り写真が入ったファイルを手渡す。
のび太「わぁ!ありがとう、零さん!これならスネ夫とジャイアンをギャフンと言わせることが出来るよ!」
ドラえもん「良かったね、のび太くん。ありがとう、零さん。」
のび太は零が手渡したファイルに入っている海で魚とともに泳いでいる自分とドラえもんの写真を見て喜び、ドラえもんも微笑ましそうにそれを見る。
零「フッ、良いってことよ。ん?」 ドサッ
(ソフィアが茂みに落ちたみたいだな。俺が運んでくるか。)
零はそう返すと庭から何かが茂みに落ちた物音を聞き、縁側から立ち上がった。
零「二人共、茂みにこの人が気絶してた。」
零は気絶している少女をお姫様抱っこで運ぶ。
のび太「可愛い!でもどうして茂みで気絶してたんだろう。」
ドラえもん「でもこの人は何処から来たんだろう?」
のび太は少女の可愛さに目を奪われるが、ドラえもんは何処から来たのか疑問視する。
零「ん?起きたみたいだ。」
零の腕の中で少女が目を覚ます。そして零の腕の中から庭に着地し辺りを警戒する。
ドラえもん・のび太「か、カッコいい!!」
その動きの軽やかさにのび太とドラえもんは見惚れている。
玉子「あら?可愛い子ね。野比ちゃんのお友達かしら。野比ちゃん、上がってもらったら?」
と家の中から彼女を見たのび太の母である玉子さんが言ったため、全員でのび太の部屋に上がる。
零「これでも飲んでくれ。」
「.......!」ゴクゴク
零が持っていたレジ袋からリンゴジュース600mlを4本出して皆に配ると謎の少女が凄い速度で飲み始める。
のび太「喉乾いてたんだ。」
「......」スタスタ
少女はペットボトルに入ったリンゴジュースを飲み干すとドラえもんの背後に周りしゃがむと、突然ドラえもんの顔を両手で掴んでヒゲをひっぱったりこねくり回し始めた。
ドラえもん「うわッ!?」
「jlkndjhlkfskugfll;k?fhckjfhsjkfhglkhsfklh?!」
のび太「ど、どうしたんだろう?」
零「ドラえもん。俺達が翻訳こんにゃくを食べれば良いんじゃね?」
のび太はどうして良いか分からずアタフタしているが、零は状況を変えれる秘密道具を使えばと提案する。
ドラえもん「う、うん。翻訳こんにゃく〜!!」
そう言いドラえもんは”四次元ポケット”から”を翻訳こんにゃく”を出して零達に渡し、零達が食べる。
ドラえもんは翻訳こんにゃくを食べてその少女の方を向くと彼女の言葉がようやく分かった。
「これは何?フグの仲間なの?」
と彼女は両手でドラえもんの顔を弄りながら真面目な顔で言う。
ドラえもん「猫ですけど!」
「猫?」
ドラえもんは真っ赤な顔で訂正するが、彼女は猫を知らないようでピンときていない。
のび太「くっくっく・・・ごめんごめん。僕のび太です。こっちは・・・」
ドラえもん「猫!のドラえもんです!」
零「笑ってやんなよ、のび太。俺は零だ。宜しくな。」
と3人は自己紹介する。
ソフィア「私は・・・ソフィアよ!」
と彼女 ソフィアは笑顔でそういった。
・・・・・
自己紹介した後に俺、のび太、ドラえもんでソフィアを案内することになり、街を歩きながら案内していた。だがソフィアは町並みが珍しいのか辺りを見渡している。
そして空き地の前を通りががるとスネ夫、ジャイアン、しずかちゃんが話していた。
スネ夫「嘘じゃないって!ママが聞いてきたんだよ!昨夜サメとイルカが街に出たって!」
ジャイアン「ははは!海でもねぇのに何でサメやイルカが出てくるわけねぇだろ!」
スネ夫は腕を広げながら言うが、ジャイアンは笑って流す。
スネ夫「それがね。サメとイルカを見たのは出木杉なんだって!」
そう言いながら笑うスネ夫。
しずか「出木杉さんが?!」
と何やら話している。
のび太「あれ?ジャイアン、スネ夫にしずかちゃんまで。何話してるの?」
のび太が3人に話しかけ零達もその後から空き地に入ってくる。
ジャイアン「るぇえ?」
スネ夫「ええ?!の、のび太。その人は?」
しずか「のび太さん。その綺麗な人は誰なの?」
と3人はのび太の近くに居たソフィアに驚き尋ねる。
のび太「この人はソフィアさんだよ。街を案内してるんだ。それでこっちは・・・」
スネ夫「僕ちゃんは骨川スネ夫。この街一番のお金持t ぐえッ!?」
ジャイアン「のび太の心の友の剛田武ごとジャイアンです!」
しずか「スネ夫さんがごめんあさい。私はしずかっていうの。宜しくね。」
とスネ夫がお金持ちなことをアピールしつつナンパしようとするもジャイアンとしずかちゃんい遮られる。
空き地の隅
空き地で仲良く話すのび太達から少し離れた場所に零は移動し、誰かと電話していた。
零「時空犯罪者が脱走した?!それは本当か?」
(おいおい、人魚大海戦に関わってこねぇよな。時空犯罪者。面倒な予感がするぜ。)
タイムパトローラー隊員「ああ。23世紀の未来でタイムパトローラー隊員をターゲットにしていた凶悪な奴だ。その名も”ブラッドブレード”。タイムパトローラーの長官が漸く捕まえた凶悪犯でレーザーブレードと異常な体術で戦う未来世界最悪の呪詛師だ。」
零はのび太達に聞こえないようにタイムパトローラーの隊員と電話していた。
零「しかも呪詛師だと?!ソイツはどうやって脱走したんだ!?」
(ひっそりと生き残っていたか突然変異のタイプか。タイムパトローラーを相手に勝っている。それに未来世界では最強クラスのタイムパトローラーの隊長格で漸く倒せた。かなりの実力者だろう。)
タイムパトローラー隊員「同時期に脱走したギガゾンビのせいだろう。私達はギガゾンビを追うから君も注意してくれ。奴は一般人を滅多に襲わないが、青髪で青瞳の少女を執拗に狙うらしい。」
零「分かった。後でソイツの姿、武器等のデータをこのデバイスに送ってくれ。」
(”ギガゾンビ”と結託していた凶悪時間犯罪者の”ブラッドブレード”か。また面倒な奴が逃げ出しやがった。名前にブレード、とあることから刀使いなんだろうが呪詛師ってのが気になる。最低でも天与呪縛か術式持ちか。それに青髪青瞳の少女に執拗に狙う。・・・まんまソフィアじゃねぇか!?ソイツに注意しつつ皆から離れないようにしねぇと。)
そう言い零は電話を切って服の内側にあるポケットにいれる。
零「皆お待たせ。ん?ソフィア、空を飛んでる飛行機が気になるのか?」
零は簡単に頭の中で整理し電話をしまうと空を飛ぶ飛行機を眺めるソフィアに声を掛ける。
スネ夫「なぁんだ、何かと思ったらただの飛行機じゃん。」
しずか「ソフィアさん。飛行機を知らないのかしら?」
スネ夫「まっさかぁ。今の時代で飛行機を知らないなんてソフィア産ひょっとして、田舎もn 「スネ夫?」な、なんでもないよ零さん!」
しずかちゃんとスネ夫が話している中、スネ夫が何時ものように自然に毒を吐こうとしたので気づいた零が少し圧をかけると慌てて訂正するスネ夫。
ソフィア「空を・・・泳いでいる?」
ドラえもん「面白い表現だね。じゃあ皆で飛んでみよう!」
ドラえもんはそう言いタケコプターを零を除いた人数分出して皆に配る。
ソフィア「零君は飛ばないの?」
ソフィア達はタケコプターで浮かびながらそう言う。
零「俺は対空できるから大丈夫。」
零は片足で軽くジャンプすると地面に落ちずそのまま浮かぶ。
そして現在皆で街の上空をタケコプターで飛んでいる。(一名は使わずに浮いている模様)
零「お〜、結構高いとこまで来たな。」
スネ夫「・・・・何で零さんはタケコプター無しで飛べるのかは聞かなくて良いや。」諦め
ドラえもん「あ、あはは。零さんだからかな?」
(前なんてデマオンを圧倒してたしね。)苦笑
と平然と浮かぶ零を見てスネ夫は諦めたように言い、のび太達も苦笑する。
ソフィア「信じられない!私、空を泳いでる!!」
のび太「ソフィアさん!飛ばしすぎだよ!!」
ソフィアがタケコプターで空を飛べることに歓喜しのび太の声に耳を傾けずに上空へ上がっていく。
零「・・・不味いな。皆俺がソフィアを連れて戻ってくるよ。はッ!!」
(此処からはなるべく映画に寄せねぇとな。それに俺が行ったほうが早い。)
零は白いオーラ”気”を開放するとソフィアの後を凄まじい速度で追って行く。
のび太「うわっ!?零さん、速すぎるでしょ。」
ジャイアン「あの人結構無茶苦茶だもんなぁ。」(汗)
しずか「ソフィアさん、大丈夫かしら?」
と話しながら皆も後を追うのだった。