それでは第九話どうぞ
<IS学園 屋上>
アリーナでユニコーンの稼働テストを終え翔也は一人、屋上に来て居た。今日は休日なので大抵の生徒は家に帰っているか友人と一緒に遊びに行っているかが殆どである。
「....楓には一度も会っていないな後で織班先生にでも聞いてみるか」
翔也は学園に潜入してから妹である楓に一度も会っていないのだ。
「........?何だこの音は?」
翔也は屋上から出ようと歩き出したら突然ジェット機などが飛んでいる音がしたのだ
「....一体何処から?そもそも何故?こんな音がする?」
本来ならジェット機の音なんかしないのだ。軍事基地が近くにある訳でもなく飛行機にしたって此処から空港まではかなりの距離がある。と翔也は不意に空を見上げた。
「........何で、巨大な人参が此方に向かって飛んで来てるんだ⁉︎」
そう、見上げた先には巨大な人参の形をしたロケットが屋上目掛けて飛んで来ているのだった
「おいおい、まさかあのロケットには........」
翔也は自分の予想が外れることを祈るが現実は違った。ロケットから黒い影が飛びたしたと思ったらロケットは進路を変え何処かへ飛んで行ったが黒い影は依然此方に向かって落ちて来ている。
「........スコール、オータムすまん、俺は任務を達成できないかもしれん........」
翔也は落ちて来る黒い影の正体が判明した途端仲間の事を思い出し一人遠い目をしていた。そして黒い影が屋上に着地した。
「ふ、ふふ、ふふふ、やあ〜っと見つけたよ....しょうくん」
その瞬間翔也は全力で逃げたした....がしかしそれは叶わなかった、何故なら........
「折角の再会なのに急に逃げだすなんて束さん悲しいな〜」
そう....ISを造った張本人にして翔也がこの世の中で苦手な人物........篠ノ之束が翔也の左腕を掴んでいた
(助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて‼︎)
翔也は心の中で必死に助けてを求めていた、がしかしそれは逆に天災を喜ばせる行為だとは知らず
「ふふ、相変わらず治ってないんだね”女性恐怖症”」
「ひっ⁉︎た、助けて⁉︎ゆ、許してください⁉︎」
束が翔也の腕を掴んだまま引っ張ろうとしたら翔也は急に騒ぎ出したまるで助けを求める犯人みたいに
「ん〜?急にどうしたのかな?別に束さんは何もしないよ?」
「ほ、本当?ですか?」
「本当だよ〜、束さんはただしょうくんに会いに来ただけだよ?」
「そ、そうですか....はぁ〜助かった〜」
「ふぅ〜ん、何が助かったのかな?”しょうくん”?」
「ッ⁉︎い、いえ別に何でも........」
「何でもな訳ないでしょ〜?束さん怒らないからイッテミナヨ」
「ほ、本当に何でも無いです‼︎」
「........嘘ついてるでしょ?しょうくんは嘘をつく時右手の指が微かに動くよね?」
「ッ⁉︎な、何故それを⁉︎」
「束さんは天才だから何でも分かるのだ〜」
(最早説明にすらなって無い。しかしこの人に捕まった以上どうする事もできない)
翔也は心の中で必死に打開策を考えるも目の前の死神(束)には全て通用しない何故なら彼女は翔也の”アレ”を持っている為迂闊には手を出せないのだ
「困ったな〜しょうくんが此処まで悪い子になってしまうとは束さん悲しいのだ〜....と言う事で束さんは”アレ”を出したいと思いま〜す‼︎」
その瞬間、翔也の顔はこの世の終わりの様な表情になった
「待って⁉︎いや、待ってください⁉︎それだけはそれだけはやめてください‼︎お願いします‼︎何でもしますから‼︎」
翔也は束を全力で止めた何が何でも”アレ”を出させるわけにはいかないのだもし”アレ”が出されたら最後翔也自身が終わってしまうから(精神的に)そして束の方はその言葉を待ってましたと言わんばかりの表情だったその事に気づいた翔也はハッとなり罠である事に気づいた
「ま、まさか束さん俺を嵌める為に........」
「ピンポ〜ン‼︎大正解‼︎いや〜流石しょうくん気づくのが早いね〜でも、もう言ったよね?”何でもしますから”って」
この時翔也は心の中では............
(拝啓、姉さん、楓、俺は別の意味でも戻れないかもしれない)
それに対し束の方は玩具を貰った子供の様な笑みを浮かべていた
今回は此処までです。まさかの翔也の意外な弱点wそして彼らの言う翔也の”アレ”とは何かw今後がたのしみですね〜ではまたごきげんよう