今回、感想にて文章が短いと指摘を頂いたので時間をかけて話を長くしてみました。こういった指摘はどしどし下さい。
この愉快なパーティーに祝福を!
カズマSide
俺はギルドにてパーティーメンバーを募集していた。理由は単純でジャイアントトードというこの辺だと一番弱い魔物ですら苦戦する始末だからである。それに特典として連れてきた女神は、女神かと疑う程だらけ切った女神であり戦闘も期待出来ずジャイアントトードに突っ込んて食われる始末だからパーティーメンバーを募集する事には賛成した。ただ、文句があるとすれば…
「なあ、やっぱり上級職のみの募集って無理があるだろ?」
そう、アクアが募集したのはアクセルでは珍しい上級職のみで無理があるのだ。そう簡単に募集で来るはずが無いので募集要項を変えようとした所…
「すみません。募集はここで良いですよね?」
声をかけられたので振り返って見るとそこには異世界には目立つだろう藍色の着物をきた日本だと低身長だと思われそうな女性がいた。というか、着物着てるとか絶対転生者だよな?
「そえ?そうです…けど…」
俺は美人に話しかけられた事とパーティー募集で来た事について驚いてしどろもどろした返事をしてしまう。どう会話を繋げようと悩んでいると、またもや声がした。
「すみません。パーティーの募集はここでしょうか?」
声のした方向を向くとさっきの女性とは違っていかにも魔法使いです。と、すぐに分かるような赤色のローブやマント、帽子をかぶったロリっ子がいた。
「そうですけど…」
「この邂逅は世界が選択せし運命。
私はあなたがたのような者の出現を待ち望んでいた!
我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし
最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者っ!」
ロリっ子は長い厨二病満載のセリフを噛まずに言い切った。たが、注目する所ここではなく…
「…冷やかしにきたのか?」
そう。こんな長ったらしいセリフを吐くのにも突っ込みたいが厨二病満載(ここ大事)のセリフを公共の場で言うとは、からかってるのか?こんな反応をするのは俺だけではないはず。そんな事を思っていると意外なことにアクアは別の反応をした。
「その赤い瞳、もしかして紅魔族?」
異世界にも民族の違いとか有るんだ。いや、当たり前か。と、アホな1人ツッコミを脳内でしていると、紅魔族のロリっ子はアクアに反応した。
「如何にも! 我は紅魔族随一の魔法の使い手めぐみん! 我が爆裂魔法は山をも崩し、岩をも砕…く……」
セリフをまた言い出したが途中でふらつき最終的にうつ伏せに倒れてしまった。
「おい!大丈夫か?」
隣で成り行きを見ていた着物の転生者がロリっ子に声をかけた。
「治癒魔術はいりますか?」
治癒魔術ってなんだ?つか、魔法だろ、何で魔術?
そんな事を思っていた。すると、ロリっ子は少し弱々しい声で返事をした。
「いえ…魔術……というのには気になりますが実はもう3日も食事をして無くて、図々しいとは思いますが何か食べさせてもらえませんてしょうか?」
ご飯一杯位なら財布も大丈夫だろ…
「ご飯は構わないがその眼帯大丈夫か?怪我してるならこいつに治してもらえ。」
俺はそう言ってアクアに手をグッドの形にしてその親指でアクアを指差す。
「…フ。これは我が強大なる魔力を抑えるマジックアイテム…。もし外されることがあれば、この世に大いなる災厄がもたらされるであろう。」
だったらヤバくない?
「封印みたいなものか?」
「まぁ嘘ですが…。単ににオシャレで付けているだけ。アーごめんなさい引っ張らないでください! やめっ…ヤメロォー!」
…ベタな厨二病的設定に思わずイラッと来てしまった。
ロリっ子について知っていると思われるアクアが説明してくれた。
「…ええと、カズマに説明すると彼女達紅魔族は、生まれつき高い知力と強い魔力を持ち、大抵は魔法使いのエキスパートになる素質を秘めているわ。紅魔族は名前の由来になっている赤い瞳と…そして、大抵変な名前を持っているわ」
成る程、めぐみんとか言ってたもんな。ロリっ子はアクアに変な名前と言われたのか少しムスッとしていた。
「変な名前とは失礼な。私から言わせれば街の人たちの名前の方がよほど変わってると思うのです。」
うーん。価値観の相違。すると着物のお姉さんがロリっ子(めぐみん)に質問をした。
「では、お父さん、お母さんのお名前を伺っても?」
確かにどんな名前なんだろ…変な名前らしいが…
「母はゆいゆい、父はひょいざぶろー。」
これはひどい…
「アクア、とりあえずこの子は腕の良い魔法使いなんだよな?」
「おい!私の両親の名前に何かあるなら聞こうじゃないか!」
俺の反応に何か侮辱的な何かを感じためぐみんが詰め寄ってくる。そして今さらながら着物のお姉さんを置いていた事に気づいた。
「所でそちらのお姉さんは?」
お姉さんも気づいたのかハッとした様子だ。
「はい、ユメミと申します。実は自分も魔法使いなのですが入れてもらえませんでしょうか?」
この人、着物を着てるから日本人なんだろうけど、めぐみんみたいな奴じゃないよな?
「はい。先日、初心者殺しに遭遇しまして、何とか討伐したのですが九死に一生を得てパーティーメンバーを作った方が良いと受付の方に言われまして…」
成る程…って、初心者殺しってなんだよ。字面聞いてもおっかないけど…
するとアクアの近くでご飯を摂っていためぐみんが敵対心を露わにする。
「ほう!私と同じアークウィザードですか、しかし私という優秀なアークウィザードがいるのですから貴方は不要ですよ。」
そんな暴論を吐くめぐみん。
「おい、まだ正式にパーティーに入れたわけじゃないからな。」
まだめぐみんと着物お姉さんの実力がわかってないのだ。爆裂魔法がどんなものかも知らないのに判断は下せない。ということで、俺はお姉さんにどんな魔法が使えるか聞いてみた。
「えっと、基礎呪文と一般的な呪文、後はあまり使用しない呪文を少し習得しています。」
呪文ってなに?さっきも魔術とか言っていたし……そこにご飯を食べ終わったアクアが俺に提案した。
「とりあえずどんな魔法を使うか見てから考えましょう!」
アクアにしては良いこと言うな。
◆
俺達はめぐみんとユメミの魔法を見るためジャイアントトードのクエストを受けた。
「まずは私の実力をお見せしましょう。爆裂魔法は最強魔法、その分準備に時間がかかるので足止めをよろしくお願いします。」
「その爆裂魔法の範囲ってどれくらいだ?」
「20mは越えると思います。」
随分広いな、そんな事を考えつつジャイアントトードを2匹程引き連れる方法を考えた。
「なあアクア、お前仮にも女神ならジャイアントトード引き寄せてこいよ。」
「何で私がそんな事しないと行けないのよ!」
「仮にも女神様なのにそれくらいも出来ないのか?」
「仮にも女神ってなによ!私はれっきとした女神って所見せてあげるわ!」
そう言ってジャイアントトードに走っていくアクア……
計画通り!
焚き付ければ簡単に引っかかってくれるからな、アクアは。そんなやりとりを見ていためぐみんが疑問を投げ掛ける。
「あの…アクアが女神と言ってるのですが…?」
「時々自分を女神と思っちゃう可愛そうな子だよ。」
「そうですか、可愛そうに。」
まあ、言動が女神とは思えないからな。
アクアの方を見てみると絶叫を上げながらジャイアントトードから逃げ回っている。
「助けてカズマさんー!」
そんな様子にユメミは助けようか迷っている様だ。そんな事を横目に見つつアクアに声を掛ける。
「アクアー!めぐみんの魔法が来るから魔法の範囲から逃げろー!」
アクアが涙ながらに逃げているのを見てみると肌で分かる程の魔力が集まっているのを感じとり魔力が集まる方向を見てみるとめぐみんの杖に魔力が異常に集まっていた。
「これが人類が行える中で最も威力のある攻撃手段。……これこそが究極の攻撃魔法です!」
ピリピリする程の魔力が集まっていくのを魔法が使えない俺でも理解出来る。その魔法の威力が凄まじいことも…
「《エクスプロージョン》!」
めぐみんの掛け声と同時にジャイアントトードがいた所を中心に小型隕石でも落ちたのかと言うほどのクレーターが出来上がっていた。これ、地球じゃ小型の核兵器位の威力が出てるのかと錯覚するほどだ。
「これが魔法か…」
ユメミもこの威力の魔法に驚いているようだ。
そんな事を考えているのも束の間、ジャイアントトードが数匹地面から飛び出してきた。
めぐみんにもう一回爆裂魔法を頼もうとめぐみんの方を振り返るとうつ伏せで倒れていた。
「どうした?!」
俺の問いかけにめぐみんは疲れた声で反応した。
「ふ…。我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力ゆえに消費魔力もまた絶大。…要約すると、限界を超えた魔力を消費したので身動き一つ取れません。すみません、誰かおぶっていただけないでしょうか」
ええ…、つまり1発屋ってことかよ。そしてまだユメミの魔法を見ていないのを思い出した。
「ユメミ!魔法を頼む!」
そう言うとユメミはめぐみんと違い杖ではなく、木の棒?を取り出した。
「《ステューピファイ(麻痺せよ)》」
そんな言葉を言うと木の棒?の先端から光が放たれジャイアントトードに当たると突然意識を失ったかのように仰向けで倒れてしまった。俺が驚いているとユメミが話しかけてきた。
「これはどうしましょう?」
と、ジャイアントトードを指さしながら俺に尋ねてくる。若干困惑しながら討伐したら?と言った。するとまた杖(仮)を構えた。
「《インセンディオ(燃えよ)》」
また、光がジャイアントトードに当たる。すると、ジャイアントトードは発火し燃えてしまった。
俺は改めて皆を集めてギルドに成果を報告する為アクセルへ帰路についていた。
「いや〜、ユメミの魔法には驚かされたぜ。なんせ、ジャイアントトードを失神させて燃やしちゃうだもんな。」
ユメミの魔法を褒めるとめぐみんが反応した。
「なにおう!私の爆裂魔法は凄くないと聞こえますよ!……確かにこの魔法は便利ですが…」
最初は声を荒げて怒っていためぐみんだったが、徐々に声が小さくなっていた。無理もないだろう現在進行系でユメミの魔法が役に立っているのだから…俺は後ろを振り返って見た。
宙に浮いためぐみんを。
めぐみんが爆裂魔法を使って動けなくなり俺がおぶって帰ろうとした。(アクアはいつの間にかジャイアントトードに食われたらしくベトベトだからめぐみんを背負わせる訳にはいかない。)所がユメミが「運びましょうか?」と言われ断ろうとしたら、杖(仮)を振るうとめぐみんが宙に浮いていた。という訳である。
その魔法は《ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)》と言うらしく物体を浮かす魔法だとか、ただ練度次第で人も浮かせられる魔法とのこと。正直、この世界の魔法は異世界物でよく見る炎とか水を出す魔法だと思っていた。
それはそうとして、ユメミは正直パーティーに入れたい位だが、めぐみんはな〜
「まあ、めぐみん次からは爆裂魔法はここぞと言うときに頼む。それ以外の魔法を…「ムリです。」気のせいか?ムリですって言った気が…「ムリです」やっぱり言ったよな?!何でだよ!」
「私は爆裂魔法しか使えません。他の魔法には手をつけてません。」
マジか…俺が絶句しているとアクアが涙ながらに質問する。
「爆裂魔法って最上位といってもいい魔法よね?何で使えないのかしら?」
最上位魔法だと何故他の魔法が使えないのかと言うアクアだが俺にはサッパリなのでアクアに聞く。すると、アクアが反応するより前にめぐみんが理由を説明する為口を開いた。
「…他のスキルを取れば楽に冒険ができるでしょう。火、水、土、風。この基本属性のスキルを取っておくだけでも違うでしょう。でもダメなのです。私が自らの手で愛すると決めたのは他の魔法ではなく爆裂魔法。例え今の私の魔力では一日一発が限界でも、例え魔法を使った後は倒れるとしても、それでも私は爆裂魔法を裏切る真似だけは死んでもできません! だって私は爆裂魔法を使う為だけに、アークウィザードの道を選んだのですから!」
若干早口で言うめぐみんに俺は頭を抱えそうになったが、火力担当のめぐみんとサポート担当のユメミで魔法使いは棲み分け出来るのではとも考えた。1人だけ不採用にしてもう1人は採用するのは気が引けるし……
悩んでいるとアクアが声を上げた。
「すばらしいわ!例え困難な道でも極めようとするその決意に感動したわ!」
アクアがめぐみんを褒めるが俺はめぐみんを入れるか悩んでいた。すると、俺の考えてる事を察したのかめぐみんが俺に話しかけてきた。
「私の望みは爆裂魔法を放つこと。報酬はついでに過ぎず1日1回爆裂魔法を撃つことです。ですので毎日の食費とお風呂その他費用を負担していただけるなら無報酬でもいいと考えています。これは私をパーティーに入れるほうがお得でしょう!」
とは言ってもあんな高威力の1発屋魔法の使い道なんてあんまり思い付かないぞ。俺がそんな事を考えているとアクセルの街の奥様方がコソコソ話をしているのが耳に入ってきた。
「まあ、あの男あんなヌメヌメな女の子を歩かせてるわ。」
「それにあんな小さい子を宙に浮かせてるわよ……鬼畜ね、鬼畜。」
そんな会話が聞こえたのかめぐみんは悪い事を考えている顔つきになり大声で話始めた。
「頼みます!もう行くところも無いんです!荷物運びでも使いっ走りでも何でもします!なんならどんな無茶なプレイもやりますから!お願いします!」
何を言ってるんだコイツ!そんな事を大声で言ったら…
「まあ!あの男あんな背が低い子を使いっ走りにするですって!」
「それにどんなプレイも受けるとか…鬼畜よ!変態だわ!」
おい!悪意の無い誹謗中傷は日本でもあったが面と向かっての悪意無き誹謗中傷ってすごい傷つくな…………
めぐみんには後で男女平等パンチを食らわせないとな!
「よーし!よしよし!これからよろしくな!めぐみん!だから1回黙ろうか?」
こうして、めぐみんはパーティーに正式に加入となった。
「所で私の方はパーティー加入はどうなるのでしょうか?」
あ、ユメミについて忘れていた…と言っても加入に決まってるけどな。
「これからよろしく頼む。ユメミ!」
「はい。よろしくお願いします。」
こうして、着物を着た美人さん(日本人)が加入した。
そして、ギルドに報告しに言ったときに金髪美人の女騎士様に話しかけられた。
何でだ?
ステューピファイ…失神呪文。これを受けると反対呪文をかけるか時間経過するのを待つしか無い。
ハリポタだとこれを同時に4つ受けた教師が生死の境を彷徨ったとか、
ウィンガーディアム・レヴィオーサ…浮遊呪文、一番簡単な呪文でありハリポタのホグワーツ(学校)では最初に習う呪文である。
どれを投稿して欲しい?
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このすば
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ゲゲゲの鬼太郎
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