このマホウトコロ卒業生に祝福を!   作:味八木

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誤字脱字の指摘ありがとう御座います。


このお宝(おパンツ)に祝福を!

 

 

 

カズマSaid

 

 

俺は窃盗(スティール)をクリスから教えて貰い、クリスとの賭けの為クリスに窃盗(スティール)を仕掛けた。そこまではいい。たが、俺の窃盗(スティール)した物が問題だった。何故なら俺の手には

 

 

 

 

男のお宝(パンツ)があった。

 

 

 

 

それを手に入れた俺は…

 

 

 

 

「ヒャッ〜ハー!大当たりだー!」

 

「私のパンツ返して〜!」

 

浮かれた。そりゃあ、前世で女子とまともに話してない俺が女子のパンツを手に入れたんだ。男なら大なり小なり俺と同じ反応をするだろう。

 

だが、ここには当事者の俺やクリスだけでなくダグネスとユメミがいたのだ。

 

「外で女性のパンツを剥ぎ取るなど、やはり私の目に狂いは無かった!クリス!羨ましいぞ!」

 

「えぇ…カズマさん……流石にこれは…」

 

片方は興奮し片方は普通に引いていた。

 

ダグネスが興奮しようがどうでもいいが、ユメミに引かれるのは精神的にくる物がある。

 

「ね〜!財布は返すから早くパンツ返して!」

 

クリスが涙目になって俺に訴えてくる。お宝を拝めて財布も帰ってくるなら万々歳だな。

 

「よし!言質は取ったからな!はいパンツ。」

 

「う〜。服まで窃盗(スティール)の効果が及ぶなんて!初めて知ったんだけど!てか、カズマ君幸運値どれくらいなの?」

 

「え?受付の人に幸運値のステータスが高いから冒険者より商人を勧められたぞ。」

 

「えぇ…」

 

なんだその目は?もう一回窃盗(スティール)するぞ!と脅して見たら大急ぎで謝ってきた。ダグネスとユメミは興奮したり呆れたりの反応だった。どっちがどんな反応をしたのかは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はクリスに敵感知スキル、窃盗(スティール)、潜伏スキルを教えて貰いギルドに戻った。

 

「おや、カズマ。「はいカズマです。」ユメミからスキルを教えて貰えましたか?」

 

「ああ、教えて貰ったがスキルポイントが足りないからクリスに教えて貰った。」

 

「クリス?」

 

めぐみんはクリスの事を知らないだろうから無理もないだろう。

 

「クリスは盗賊職の冒険者でダグネスの友人だそうだ。」

 

「そうでしたか。」

 

そういえば、約束はクリムゾンビア一杯だったな。

 

「すみません〜!クリムゾンビア一杯をクリスに!」

 

「所で何のスキルを取得したのですか?」

 

その言葉を聞いて待ってましたと言わんばかりにめぐみんに魔法を見せると宣言。喧嘩っ早いめぐみんが喧嘩を買ったので窃盗(スティール)の構えをとる。そんな様子を見てクリムゾンビアを飲んでいたクリスがめぐみんに憐れみの目線を向けている。失礼な。幸運値に左右されるスキルだから2連続パンツを取るわけ無いだろうに…

 

「見てろよ〜!窃盗(スティール)!」

 

窃盗(スティール)の光が収まり手に入れた物を見てみると…パンツだった。

 

汗が出てくるのを感じているとめぐみんがソワソワした様子だ。

 

「何ですか、冒険者から変態にジョブチェンジしたんですか?あと、足がスースーするのでパンツ返してください。」

 

一部始終を見ていたアクアがちょっと引いている。

 

「カズマさんめぐみんみたいなちっさな子のパンツを剥ぎ取る何てどんな変態なのよ…」

 

悪意ある発言のせいで一部始終を見ていた人、途中から見ていた女性冒険者から蔑んだ目線を向けられた。この中で蔑みの目線以外の目線を向けたのはクリスとユメミ、ダグネスだけだった。

 

「流石カズマ!クリスだけでなく、めぐみんの様な小さい子のパンツまで剥ぎ取るとは…やはり目に狂いは無かったな!」

 

「狂ってるわ!この変態クルセイダー!」

 

俺の発言に驚いた様子だ。

 

「なあ!公衆の面前で恥をかかせ、更に言葉責めをしてくるなんて…流石カズマだ!」

 

コイツ何をしたら逆に恥をかくんだ?

 

そんなやり取りをパーティーとしていると不意に受付のルナさんの声が聞こえてきた。

 

『緊急クエスト!緊急クエスト!冒険者の皆様は冒険者ギルドに集まって下さい!』

 

緊急クエストなんて有るんだ…そんな呑気なことを考えアクア達なら何か知っているかと思いアクア達の方を見るとどんなクエストか理解している様な顔をしていた。

 

「なあ?どんなクエストか知っているか?」

 

「この時期ならキャベツの収穫クエストですね。」

 

は?俺はめぐみんの言ったことを理解出来なかった。いや、言葉としては理解出来るが意味については全く理解出来ない。ユメミも理解出来ていないようだ。そんな転生者組を見たアクアが納得した様な顔をした。

 

「そっか、カズマとユメミは知らないわよね。実はこの世界のキャベツは旬の時期になると食われてたまるかと逃げ回りやがて大陸の果てで息を引き取ると言われているわ。」

 

「なめんな!」

 

なんだ、そのふざけた習性はこの世界に常識って2文字は無いのか?!と、この世界の常識はどうなっているのと嫌になっていた所にルナさんがやって来た。

 

「皆さん!キャベツがアクセル近郊に近づいてきています!そして、今回のキャベツは活きが良いので一匹一万エリスで買い取らせて頂きます!」

 

よし!やるか!収穫クエスト!

 

 

 

 

 

 

 

 

ユメミSaid

 

 

 

 

ルナさんが《ソノーラス(響け)》で緊急クエストで何故かよく分からない生態をしたキャベツ(魔法生物)を収穫するクエストを受け臨時収入を得る事が出来ました。最も、お金が貰えるのは後日とのことでしたが…

 

それはさておき今はカズマさん達とお祝いにちょっとしたご馳走を食べていました。

 

キャベツが動くなんて言うのでおっかなびっくりしていましたが、以外に美味しいですね。

 

「なんでただのキャベツがこんなに美味しいんだ?納得いかね〜。」

 

カズマさんはあまりお気に召さない様ですが…

 

「それにしても、ダグネスは凄かったですね!数多のキャベツに囲まれてタックルを食らっても無傷でしたからね。」

 

あの硬さは私から見ても異常ですね。しかし、攻撃が当たるたびに声を上げていたようですが…なんだったのでしょうか?

 

「いや、私など体が硬い位しか取り柄のない女だ。それを言うならめぐみんの爆裂魔法は凄かったぞ。」

 

「当然です!しかし、カズマが動けなくなった私を華麗に運んでくれましたから助かりました。」

 

「カズマの窃盗(スティール)がキャベツを次々と捕らえてるのは圧巻だったわ!カズマには《華麗なるキャベツ泥棒》の称号を与えるわ!」

 

確かに効率的でしたね。

 

「いらんわ!そんな称号!それをいったらユメミの方がキャベツの捕獲に貢献してたぞ。」

 

「ああ、あの魔法は凄かったな。ユメミが杖を振るえばキャベツがどんどんユメミの手に収まっていくからな。」

 

私の魔法について指摘されました。

 

「結局何だったんだ?あの魔法?」

 

「あれは《アクシオ(来い)》という呼び寄せ呪文でして、一般的な魔法使いなら誰でも使える簡単な魔法ですよ。」

 

「へぇ〜。そんな魔法があるのか、寝ながら物を持ってこれるから重宝しそうだな。」

 

その様な発想をする魔法使いは私の知り合いにはいませんでしたよ…

 

「流石ヒキニートのカズマさんは考えることが違うわね〜プークスクス!」

 

「黙ってろアクア!」

 

アクアさんとカズマさんが和気藹々していた。暫くしてカズマさんが真面目な顔をして話しかけてきました。

 

「なあ、俺たちは真面目に魔王を討伐しようと思っている。だから、危ないかもだからパーティーを抜けた方が良いぞ。」

 

そんな事をカズマさんが言いますがめぐみんさんとダグネスさんは一瞬驚いたと思ったら体を震わせています。

 

「私の爆裂魔法を最強と言われる魔王に打ち込み討伐し、最強の称号を奪って見せましょう!」

 

「魔王に捕まり抵抗する女騎士…そして抵抗は無駄だと言わんばかりの責め苦を与える…望むところだ!」

 

かなり自身の欲望が混ざっているようですが…パーティーには引き続き加入するようですね…その様子を見たカズマさんが困った様な表情をしています。

 

「それで…ユメミは?」

 

勿論ここまで関わったのですから…

 

「引き続き加入させて頂きます。」

 

そう言って私はカズマさん達に45度のお辞儀をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後キャベツの収穫クエストの報酬を貰うためギルドに集まっていました。

 

「なあ、カズマ?どうだ?新しく新調した鎧なんだか…」

 

ダグネスさんは報酬で鎧を新調した様です。しかし、これは…

 

「成金趣味のボンボンって感じだ。」

 

「流石カズマ!だが…私でも素直に褒めて欲しい時は有るぞ。」

 

はっきり言いますね。それはそれとして…カズマさんは一種の呆れの目線をめぐみんさんに向けて

 

「なあ、それよりあいつをどうにかしてくれよ。」

 

そこには新調したマナタイト鉱石ー魔力を溜め込む事が出来る鉱石をはめた杖に頬ずりし頬を赤く染め、若干目が紅く染まっためぐみんさんがいた。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…」

 

あれはダグネスさんと違う意味で絵面が酷いですね…

 

「そう言えば杖で思い出したけどよ、ユメミの杖ってめぐみんのとは違うよな。」

 

「ああ、私もその様なシンプルな杖は見たことがない。」

 

杖はこの世界とは作りが違うようですからね。

 

「私の杖はトネリコの木とスナリーガスターの心臓の琴線の芯で出来た頑固な杖 です。」

 

割と記憶力のいい方の私はイギリスのオリバンダーの店で言われた事を話すとポカンと目が点になっていた。

 

「ごめん、ユメミが何を言ってるのかサッパリ分からん。」

 

「ええ、まず一般的な杖は木と魔法生物の一部を芯とした物です。杖には忠誠心があり持ち主でない人が使うと効果が半減します。ですので、杖には1つ1つ個性があり性格があるので同じものは有りません。」

 

カズマさんとダグネスさん、途中から話を聞いていたのかめぐみんさんが理解はしてないが、納得はした目つきをしながら

 

「まあ、そのへんの話はユメミの話したい時なんかに教えてくれ。」

 

その話に「わかりました。」と返事をした直後だった。

 

「何でよ!可笑しいじゃない!何で報酬が5万なのよ!」

 

ギルド内に聞いた事がある怒鳴り声が聞こえた。その声にカズマさんは犯人を睨みつけた。

 

睨みつけた先には受付のルナさんを犯人(アクアさん)が胸ぐらを掴んでいた。

 

「実は、アクア様の収穫されたものは殆どがレタスでして…」

 

「なんでなのよ〜!」

 

嘆きの声を上げるとアクアさんはカズマさんの方に寄ってきた。そしてゴマすりするかの様な視線を向けた。

 

「あの〜。カズマさんって報酬はおいくらなのかしら?」

 

「ん?200万ちょい。」

 

「「「「え?!!」」」」

 

え?!私の100万の2倍ですか…

 

「その〜カズマさんって…そこはかとなく……いい人よね!」

 

「褒める所が無いなら無理に言わなくて良いぞ!」

 

「カズマさ〜ん!お金貸し「断る!」なんでよ〜!」

 

「私、今回の報酬は大金が貰えると思ってギルドにつけが出来たけど払えそうにないのよ〜!」

 

お金の使い方に計画性が見当たらない。金の切れ目が縁の切れ目ともいいますのに…まあ、例外は有りますが…

 

「この金は脱馬小屋の軍資金にするんだ。自分で働いて返せ!」

 

「わかったわよ!カズマさんが夜ゴソゴソしてたのを「よーし!分かった!金を貸してやるから黙ろうか?!」ありがとうカズマさん!」

 

アクアさんは屈託のないいい笑顔でギルド受付に戻って行きました。魔法でもお金は作れませんからね…ちゃんと学習してくれれば良いのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ソノーラス…拡声呪文、声を響かせる事が出来る。


アクシオ…呼び寄せ呪文。一般的な魔法使いなら誰でも使える。なお、理論上呼び寄せる距離に限界は無いため、寿命を全て捧げれば宇宙から小惑星を呼び寄せる事も可能……と思う。

お金は魔法で作れない…錬金術という分野はあるが、どちらかといえば科学よりの学問。尚、魔法界のお金は硬化(純金)で出来ている上、物価が安いので非魔法族に売れば簡単に儲けられる。しかし法律で禁止されているためやったら逮捕。

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