このマホウトコロ卒業生に祝福を!   作:味八木

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誤字脱字報告ありがとう御座います。

評価もありがとう御座います!モチベーションが上がってます!

アンケートの結果、このすば小説を続けさせて頂きます。


この死霊騎士に災いを!

 

 

 

カズマSaid

 

 

ウィズと夜の墓場に会った次の日、ギルドにゾンビメーカーの討伐が未達成となり違約金が発生してしまい、手痛い出費を出してしまったが過ぎたことは仕方がないとクエストを受けるためクエストボードを見ていたのだが…

 

「なあ、このクエストボードは初心者お断りの鬼畜クエストボードになったのは気のせいか?」

 

俺の呟きに近い独り言を聞いていたユメミが反応する。

 

「いえ、そんな筈………」

 

ユメミもクエスト難易度に目を丸くしている。アクセルの街にある剣術指南のクエストなどは残っていたがそもそも駆け出しの街で《ソードマスター》なんて上級職がいるはずもない。その為残っているのはルーシーズゴースト、安楽王女、グリフォン&マンティコア討伐とヤバいクエストからよく分からないクエストだけだった。

そんな様子を見ていたルナさんが近づいてきた。

 

「…実は魔王軍幹部がアクセル方面にやって来ているという事実確認が出来ていない情報があるんです。アクセル周辺の魔物は弱い魔物が多いので恐らく魔王軍幹部に怯えて姿を見せない可能性が…」

 

………は?魔王軍幹部が近くに来てるってこと?嫌、確かにそんな情報があったけどさ…楽なクエストが無いんじゃ商売上がったりだぞ!

 

「一応、王都から騎士団が派遣されるので一ヶ月はこのままの状況が続くのではないかと…」

 

まじでどーすんのこれ?また土木作業か?半ば現実逃避していたが情報共有の為他3人がいるギルドのテーブルに戻った。

 

「ふむ。ということは暫く冒険者稼業は中止するのか?」

 

「まあ、そうするつもりだ。」

 

「では、活動再開まで実家で筋トレでもしておこう。」

 

ダグネスは一時離脱と…めぐみんはどうするのか聞いてみた。

 

「なら私の日課に付き合って欲しいです!ユメミもどうでしょうか?!」

 

……日課というのがどういうものかは知らないがやる事も無いしアルバイトの合間にでも付き合うか…

 

「アルバイトの合間にでも付き合ってやるよ。ユメミはどうするんだ?」

 

「私もアルバイトの合間でよろしければ…」

 

俺とユメミはめぐみんの日課に付き合うで………問題児アクアはどうするのか?

 

「私は家でゴロゴロして「お前も働け!」なんでよ!」

 

「お前土木作業の親方にスカウトされてただろ!一時的にでも復帰しておけ!」

 

「………分かったわよ」

 

パーティーの行動方針を定めてその場は解散した。

 

 

めぐみんの日課というある意味予想できた事実に目を背けて………

 

 

 

 

 

 

 

 

ユメミSaid

 

 

カズマさんとめぐみんさんの日課に働く合間に付き合う事で合意した次の日の昼頃、ギルドの玄関で待ち合わせをしていました。暫くしてカズマさんとめぐみんさんがやって来て2人と街を出て暫く歩いた。暫くしてめぐみんさんが日課について話してくれました。

 

「私の日課!そうそれは、爆裂魔法を撃つことです!」

 

………へ?と呆けていたがカズマさんはどうだろうと思い視線を移すと知っていましたと言うような目線をめぐみんさんに向けていました。

 

「なあ、爆裂魔法を撃つならその辺に撃ち込んで帰れば良くね。」

 

しかしあの威力を街の近くで撃つのは…

 

「いえ、もう少し離れた所で撃たないと守衛さんに叱られるんです。」

 

前科持ちでしたか…

 

結局アクセルの街からある程度離れた丘の上にある古城の全体を見上げられる位置にきています。私達の先頭に立っているめぐみんさんがマントを翻し杖を古城に構えます。

 

「カズマ!ユメミ!我が爆裂魔法をとくとご覧あれ!」

 

そう言ってめぐみんさんは杖を古城の方に向けて詠唱を始めた。そして、詠唱が終わると眩い光が杖より発生し古城を爆発が包み込み数秒後には爆風が肌に当たっていった。そして、前見たときのように前のめりに倒れ込んだ。

 

「どうでしたか?我が爆裂魔法の威力は?」

 

「何度見ても凄まじい威力ですね。」

 

素直に賞賛を送り古城に目を向け………

 

「カズマ〜おんぶして下さい。」

 

「へいへい。」

 

そんな呑気な声が聞こえたが驚きで余り気にもとめなかった。

 

「ユメミ?どうした?帰るぞ。」

 

カズマさんが此方に話しかけてきたので古城に指をさす

 

「あの……あの威力の魔法を受けても原型をとどめているのですが…」

 

そう。古城が爆裂魔法を打ち込む前とほぼ同じ原型を保っていたからだ。確かに結界等を使えばわからなくもないが、あの威力を受けて城が崩れていないのは驚きに値します。まあ、内部は酷い事になっていると思いますが…

 

「ほう…我が爆裂魔法を受けても原型を保つとは!これからは毎日撃ち込み城を壊してあげましょう!という訳でこれから毎日よろしくお願いしますね。」

 

恐ろしいことを屈託のない笑顔で言い放っためぐみんさんにカズマさんの表情が引きつっている。

 

 

 

それからは毎日3人で爆裂魔法を撃ち込む日課を行いました。

 

穏やかな晴れの日も

 

 

「《エクスプロージョン》!」

 

 

雨が降る日も

 

 

「《エクスプロージョ》!」

 

 

強風が吹く日でも

 

 

「《エクスプロ》!」

 

 

ポカポカ陽気の日でも

 

 

「《エクス》!」

 

 

毎日古城に爆裂魔法を撃ち込む日課をしたカズマさんは爆裂魔法の良し悪しがわかるようになり私は爆裂魔法使用時の魔力の流れをどうすればより良い爆裂魔法に出来るかを指摘出来るようになっていた。

 

 

そんな平和な毎日を続けて1週間後………

 

 

『冒険者の皆様はアクセル南門に武装して集まって下さい!』

 

ルナさんの切羽詰まった声がアクセルに響くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマSaid

 

 

ルナさんの緊急招集を受けて南門に集まると先輩冒険者が既に集まっており1点を見つめていた。そこには黒い首無し馬に跨りまた自身の首を手に持っていた騎士……

 

 

死霊騎士(デュラハン)とゲームでは呼ばれる魔物が俺達の前に佇んでいた。

 

死霊騎士(デュラハン)は一通り冒険者が集まったのを確認すると全身をプルプルと振動させ怒声を浴びせてきた。

 

「俺は先日近くの古城に引っ越してきた死霊騎士(デュラハン)のベルディアと言うが…俺の城に毎日毎日毎日爆裂魔法を撃ち込んでくる頭の可笑しい輩は何処のどいつだ!」

 

爆裂魔法なんてある意味ぶっ壊れた魔法を習得している奴なんてベテランが多くいるという王都でも怪しいがこの街には爆裂魔法しか習得していない奴が1人だけいる。他の冒険者もそう思ったのか全員が元凶ーめぐみんーに視線を向けた。視線を感じためぐみんは自然な動作で隣にいた露出が凄い魔法使い風の女性に視線を向ける。当然他の冒険者の視線が女性に向けられ女性は涙目になった。

 

流石に誤魔化しきれないと悟っためぐみんはベルディアの方に歩く。ユメミが何故か一緒だが…

 

出て来た2人の魔法使いを前に声を荒げた。

 

「お前らが毎日毎日毎日爆裂魔法を撃ってくる大馬鹿者共か!」

 

そのベルディアの言葉にユメミが即座に口を開く。

 

「いえ、私はめぐみんさんの付き添いてすよ。」

 

その言葉を聞いて半信半疑のベルディア…まあ1人は魔法使いってすぐにわかる外見をしてるがユメミの方はまずこの世界に無いだろう着物姿の人間の意見を信じてもいいのか悩んでいる。

 

そこにめぐみんがマントを翻し名乗りを上げる。

 

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の天才にして爆裂魔法を操る者!」

 

めぐみんの名乗りを聞いたベルディアは一言…

 

「……からかってるのか?」

 

「なにおう!」

 

まあ、誰もがそう言う反応をするわな。

 

ベルディアは咳払いをして口を開く。

 

「俺は弱者をいたぶる趣味は無い。故にこれから爆裂魔法を使わないのなら…「ムリです。」……何だって?」

 

おい!折角穏便に済みそうだったのに…何やってんだ?!あいつ!そんな怒りと呆れをめぐみんに向けるがめぐみんは気づかずベルディアに話しかける。

 

「紅魔族は1日1回爆裂魔法を撃たないと死ぬんです。」

 

「聞いた事がないぞ!」

 

同じく聞いた事がないです。ユメミも驚いている。…ってホントに信じてない?あの表情?

 

「そうだったんですか?めぐみんさん?」

 

ユメミの悪意のない質問に罪悪感でも湧いたのか目を逸らしている。そして、質問を有耶無耶にするべく早口でベルディアに文句を言っていく。

 

「そもそも貴方が古城に来るから仕事がなくなりその腹いせに爆裂魔法を撃ち込んでいただけです。それに古城に誰かいるなんて聞いた事がないんですから文句を言われる筋合いは無いですね!」

 

めぐみんの文句も一理あると思ったのかプルプルと震え少しドスの効いた声が聞こえてきた。

 

「ほう?つまり爆裂魔法を撃ち込むのをやめる気はないと?」

 

「勿論です!」

 

怒ってるから何を仕出かすか分からない。何が起きてもいいように気を引き締める。そしてめぐみんとユメミにこっちに来るように声を上げる。

 

その間にベルディアはユメミに指をさす。

 

「仲間が危機に陥れば少しは考えを改めるだろう…

汝に《死の宣告》を!

 

ベルディアの指からどす黒いオーラがユメミに向かって行く。ユメミに当たる!そう思っているとユメミが杖を取り出して呟いた。

 

「《プロテゴ(護れ)》」

 

そう言うとユメミの周りに半透明のドームが形成された。そこにオーラが当たる。一瞬拮抗したかと思いきや押され始め結局ドームを打ち破り当たってしまった。

 

近くにダグネスがいたので助けようとは思ったが間に合わなかったようだ。

 

一瞬呪いが止まった気がするが…まあ、いい。その異国風の娘は1週間後には死ぬだろう。呪いを解いてほしければ「羨ましいぞユメミ!」…は?」

 

ダグネスが急に大声を上げたことに驚きダグネスを見てみるとドMの表情で興奮していた。

 

「つまりユメミの呪いを解いて欲しくば言う事を聞けと。そう言うことなのだな?!」

 

「見ろカズマ!」「はいカズマです。」

 

「あの顔は私達にハードコア変態プレイを強要する変質者の目だ!」

 

「違うわ!」

 

返事をするのも疲れる。お前の方が変質者だ!と言ってやりたい。

 

ここで体の異常を調べていたユメミがベルディアが手に持っている顔の目を見ている事に気づいた。

 

「ダグネスさん、ベルディアさんどうやら嬉しさ反面困惑されている様です。」

 

「何故その事を知っている?!」

 

ベルディアが声を荒げてユメミに指摘した。それに対してユメミは黙秘を貫く様だ。

 

そして、周囲を見ると冒険者の目線がベルディアに向けられていたが2種類の視線があった。

 

1つは主に男性冒険者が向けている好奇の視線だ。……ダグネスの風評被害のせいでベルディアが変態と言うイメージを植え付けられているようだ。

 

2つ目は女性陣の軽蔑の目線だ。変態と言うダグネスの発言に自身の身の危険を感じたのだろう。

 

ベルディアはそれを知らずか咳払いをした。

 

「とにかく、そこの異国娘の呪を解呪して欲しくば我が城に来るが良い。紅魔の娘よ。」

 

そう言ってベルディアは去っていった。

 

俺はユメミの元に駆け出した。

 

「ユメミ!大丈夫か?!」

 

「ええ…特には。」

 

しかし、死の呪いだからな…どうにかして解呪しないと…そう思っているとめぐみんが1人で街から離れつつあった。

 

「めぐみん、何してんだよ。」

 

「ユメミが私のせいで死んでしまうので助けようかと…」

 

全く……素直じゃないな。

 

「俺も行くぜ。めぐみんの日課にも付き合ったんだからな。責任だってある筈だからよ。」

 

めぐみんも安心したのか覚悟を決めて古城に行こうとした時呑気な声が聞こえた。

 

「《セイクリッド・ブレイクスペル》!」

 

振り返るとアクアがユメミに向かって魔法をかけており、ユメミから黒いモヤが出てきて消失した。

 

「どうどう?カズマさん!私もやれば出来るでしょ?」

 

アクアの自慢する様な声に俺たちは赤面するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






プロテゴ…
盾の呪文。意外と習得が難しくこれがあれば大抵の魔法は防げるがこのすば世界はレベルの概念があり、ユメミのレベルはベルディアに勝てっこないので働きはしたが負けてしまった。そんな解釈でお願いします。原作だと一部の呪文以外は万能ですよ。

ベルディアの感情を理解出来た理由
…開心術という心を読む魔法があり熟練に成程、心を読まれていることを気付かせない。ベルディアとのレベルは隔絶していますが、心を読む魔法なんて作者が知る限り知らないので対策のしようがないと考えた結果。

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