暗黒錬金術師伝説11 暗黒!ライザのアトリエ3   作:dwwyakata@2024

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サルドニカで得た知見と人員をもって、群島の奧の扉に再挑戦するライザ……ですが。調査の前に、雑事を片付けます。

いきなり現れた島です。

問題を解決したらどうなるか知れませんので……

この辺りは修羅場を潜ってライザも判断力が伸びに伸びているのです。


群島哀歌
序、地ならし


最悪の事態に備え、二つのエアドロップに分乗して島に上陸する。前の調査の時も、上陸しなかった島。

 

恐らく地盤は後から作ったものなのだろう。

 

群島が出現してから、だいぶ時間が経過していて。既に魚や貝などの海産物の死骸は、干涸らびているかもうないが。

 

地面は既に完全に乾いていて。

 

其処には、明らかに不自然な植物が生えていた。

 

セリさんが確認して、首を横に振る。

 

まっとうな植物ではない、ということだろう。

 

此処はかなり巨大なワイバーンの巣だ。しかも此方に敵対的な姿勢を見せている。

 

前にいたワイバーンは、こっちに警戒するだけだったのに。

 

ともかく、様子を見ながら展開。

 

上陸して、まずは安全を確保する必要がある。

 

皆無言だ。

 

音を立てないようにして、ハンドサインで指示を出す。

 

そのまま姿勢を低くして、移動。

 

フェデリーカは不慣れという事もある。移動の際には、口に布を噛んで貰った。

 

それにしてももの凄い急勾配の島だ。

 

まるで山がそのまま海に沈んでいるかのようである。

 

だが、後から海になるような場所もあると聞いている。タオがそういう記録があるとか言っていた。

 

ということは、海底に都市があったり。

 

あるいは山があったり。

 

そういう事例も珍しくは無いのだろう。

 

ましてや此処は、恐らく最初からフェイクとして作られた島なのだ。

 

先行していたレントが、手を横に。

 

止まれ、という合図だ。

 

あたしも、臭いで気付いていた。

 

そこには、食い荒らされた魔物の死骸。それもかなり大きいのが、山と積まれていた。酷い臭い。既に腐っている。蠅が脳天気に飛んでいるのは、多分良い感じに傷むのを待っているのだろう。

 

勿論既に腐敗が酷い死体は、蛆が集っている。

 

思わず視線を逸らすフェデリーカだが。手袋をすると、タオとクリフォードさんは嬉々として調査に出る。

 

こういった死体の腐敗具合。

 

蛆の大きさ。

 

そういうものから、遺体がどれだけ死んでから経過しているか。そういうのがすぐに分かるのだ。

 

蛆は死体の代わりに語ってくれる、だったか。

 

そういう事も、二人は出来る様子である。

 

タオがクラウディアに頷く。

 

クラウディアも頷くと、周囲に音魔術で遮音フィールドを展開。タオが、マスクのまま、言ってくれる。

 

「まずいね。 一番古い死体は二週間くらい前。 一番新しいのは昨日」

 

「死体の数からして、かなり頻繁に魔物を殺してると見て良さそうだね」

 

「うん、間違いない。 計算すると、僕達がサルドニカに発ってすぐくらいに、此処にいたワイバーンが追い払われて、新しいのが来たんだ」

 

「クリフォードさん、一部は元いた奴に襲われた可能性はないか」

 

周囲を警戒しながらレントが聞く。

 

クリフォードさんは、死体の状態を見聞し終えたからか、即答する。

 

「ないな。 死体を調べて見たが、噛み傷が同じだ。 ドラゴンに近いほど成長したワイバーンとはいえ、一朝一夕ででかくなる訳じゃあねえからな。 同一個体によるものだと判断していい」

 

「分かった。 これは確かに非常にまずい」

 

「ええと、魔物どうしてつぶし合ってくれるなら話は早くありませんか」

 

「このペースだと、近隣の大きめの魔物はすぐに狩りつくされるわ。 そうなったら、次に狙われるのは人間よ。 恐らくクーケン島に飛来するでしょうね」

 

フェデリーカの甘い考えを、セリさんがばっさり。

 

しかもだ。

 

クーケン島に来るならまだいい。

 

周辺の小集落が襲撃された場合は、抵抗も出来ずに皆殺しの憂き目に遭うだろう。

 

ワイバーンは、ここ四年でも。

 

近くにある古城を中心に、何度か姿を見せた。

 

基本的にはそこまで獰猛な個体はそれほど多くは無く。少し脅かせば簡単に逃げていったのだが。

 

だが残念ながら、この島に今居着いている奴は、駆除決定だ。

 

また移動を開始。

 

空からの視界を遮るように、地形を上手く利用しながら身を隠して移動する。

 

程なくして、クリフォードさんが、ハンドサインを出す。

 

戻って来た、ということだ。

 

何かを掴んだまま飛んできているが。死体は既に食い荒らしているようだ。あれは、多分だが何処かで捕まえた大きめの野生の牛か。野生化すると牛は非常に獰猛になる。多分人間に食肉家畜として飼われているのは、大人しい性格になるように調整したもの。野生化すると、その辺りの調整が全部吹っ飛ぶのだろう。だが、その程度でワイバーンに勝てる訳がない。高度魔術を使いこなし、やがてはドラゴンになる存在だ。

 

ワイバーンは牛の食いかけを、ぽいと捨てる。

 

凄まじい音とともに、さっきの死体の山に牛の死体が加わる。ワイバーンは上空を旋回すると。

 

山の頂上に降りていた。

 

これは、ちょっと許しがたい。

 

今のは食いかけというか。美味しいところだけ囓って捨てたと言う雰囲気だ。

 

セリさんが、敢えてぼそりと呟いた。

 

「様子がおかしいわね。 ワイバーンにしてもドラゴンにしても、年を経て知性を持つまではただの獣よ。 普通獣は、こういう事はしないわ」

 

「だろうな。 俺も旅先で人食いドラゴンの話は聞くが、基本的に人間の血の味を覚えた個体で、しかも負傷しているケースが多かった。 傷が酷くなって、人間くらいしか食う事が出来なくなるドラゴンがそういう事をするんだ。 腹も減っていないのに、殺戮を繰り返すのなんて、人間くらいなんだが」

 

レントもそれに同意。

 

あたしは、山の上を視線で指す。

 

前に、こんな感じでクーケン島近くで暴れたドラゴンがいたが。

 

あれは、古代クリント王国の、ドラゴンを召喚させてフィルフサと戦わせるシステムが起動していたからだった。

 

似たような、邪悪な装置にやられてしまっている可能性はある。

 

だがそれはそれとして。

 

あれは様子がおかしい。

 

苛立ったようすで、バリバリと翼を噛んでいる。

 

大事な翼を、である。

 

かなりストレスが溜まっているのは確実で、もうどうにもならないくらい頭がやられてしまっているとみて良い。

 

クラウディアに視線。

 

頷いたクラウディアは、ぱぱっとハンドサインを出す。

 

安全な場所を示してくれた。

 

ここでいう安全は。

 

足場を気にせず戦闘出来る、という意味だ。

 

あたしも全員にハンドサイン。

 

其処に移動して、戦闘を行う。

 

反対する者なし。

 

よし、行動開始だ。

 

さっとハンドサインを出して、作戦を指示。作戦は単純。飛ばせない。接近戦に持ち込む。そのまま首を叩き落とす。以上だ。

 

ワイバーンは強力な毒針を尾に持っており、ドラゴンの時代になるとこれが失われるのだが。

 

この理由はよく分かっていない。

 

とにかく、飛ばさないことが大事である。

 

踏み込むと同時に、あたしは爆弾を投擲する。ワイバーンが気付いて、それをブレスで迎撃した瞬間。

 

起爆していた。

 

強烈な冷気が、辺りに降り注ぎ、ワイバーンが悲鳴を上げる。

 

冷気爆弾レヘルンを数個まとめたものだ。更に上位のものをわざわざ使うまでもない。更に、一瞬動きを止めたワイバーンの翼を、クラウディアが立て続けに射貫き、留めにクリフォードさんのブーメランが横殴りに叩き折った。

 

ワイバーンは巨体を浮かせるために魔術を用いる。そうしないと、あの巨体は飛べないのである。

 

ただしその魔術は翼を用いないと発動できない。

 

結局、空の王者も。

 

翼がなければ、空には飛び立てないのだ。

 

ワイバーンが絶叫し、魔術を発動。口の周囲に、巨大な魔法陣が出来る。特大火力のブレスをぶっ放してくるつもりか。

 

だが、その時には。

 

既にレントとタオが、至近に迫っていた。

 

跳躍したレントが大剣を振り下ろす。

 

ワイバーンが尻尾を振るって迎撃。激しい火花が散る。だが、その隙に懐に入り込んだタオが、首筋を抉りながら、一撃離脱。

 

更にボオスが遅れて斬り込むと、尻尾を振るいきったワイバーンの背中に飛びつき、剣を突き刺していた。

 

その間、ずっとフェデリーカは舞いを行う。

 

詠唱完了。

 

セリさんが地面に手を突き、一斉に植物を展開。ブレスを放って焼き払おうとするワイバーンの首に、蔓が巻き付く。

 

クラウディアの矢を翼と足を使って器用に弾き返し。レントの重い一撃を尻尾を振るって弾き返しながらも。ワイバーンはボオスを振り落とせない。更にこれで、ブレスも制限された。

 

あたしが至近に迫る。

 

ワイバーンが、無理に蔓を引きちぎろうとするが。

 

その時には、あたしは足に魔力を集中。

 

全力で前に跳んでいた。

 

全力でのドロップキックを叩き込む。

 

鱗でまもられたワイバーンの巨体に、あたしの叩き込んだ一撃が、衝撃波とともに食い込み。内臓を破裂させる。

 

吐血したワイバーンに、更に多数の蔓が巻き付き、無理矢理地面に押し倒す。

 

そこに、レントが剣を振るい落とすが。

 

ワイバーンが全身から魔力を放って、レントをボオスごと吹っ飛ばす。あたしはその魔力の衝撃波を受けながら、空中で回転しつつ、後方にさがる。詠唱は、あたしもそろそろ完成する。

 

蔓をぶちぶちと引きちぎりながら、ワイバーンが立ち上がろうとするが。その顔面に、クラウディアが放った矢が炸裂。

 

一瞬だけ、それで充分。

 

あたしが詠唱を終えて。

 

冷気の塊を、ワイバーンの頭上に出現させていた。

 

「離れて!」

 

ワイバーンに接近しての打撃を加えていたタオとクリフォードさんが飛び離れる。

 

四抱えもある巨大な冷気の塊が、ワイバーンの頭を文字通り叩き潰す。

 

ぐしゃりと音がして。

 

あたしは更に手を握り込み。

 

冷気の塊を灼熱に切り替える。

 

炸裂。

 

一瞬で超高熱に切り替わった水が、その場で爆発していた。

 

煙が収まると、其処にはもうワイバーンの生きた体はなく。死体が残っていた。

 

頭が綺麗に吹っ飛んでいる。

 

ふうと、あたしは嘆息。

 

「レント、毒針は受けてない?」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

「手当てはよろしく。 タオ、クリフォードさん!」

 

「分かってる!」

 

すぐに二人が周囲を調べ始める。

 

あたしは、ワイバーンの死体を調べて。完全に死んでいるのをしっかり確認してから。皆を呼んで、死体を捌き始める。

 

ワイバーンの肉はとても美味しい。また、体内から貴重な物資も手に入る。

 

鱗も強力で、皮膚も含めて極めて強力な防具の素材になる。ただし、やっぱりドラゴンの素材で固めても、フルプレートは現在の対魔物戦では使い物にならないのは事実である。故に、あくまで胸鎧などの急所を守る装備に用いて。軽鎧とは思えない防御力を実現する事で、装着者の戦闘力を引き上げるのだ。

 

尻尾は特に注意して扱う。

 

毒腺は切り離して回収しておく。

 

蛇毒と比べるなら、危険とされている毒蛇のものと同等かそれ以上の強さを持つ。色々な種類の毒があるようだけれども。このワイバーンのは神経毒か。いずれにしても、もし傷口から入ったら短時間で死ぬ事になるだろう。極めて危険な代物だ。

 

肉は即座に血抜きをして燻製に。

 

幾らかはアガーテ姉さん達に持ち帰る事にする。ワイバーン肉は、たまに振る舞う事が出来るのだが。

 

いずれもが、天の美味とさえ言われる。

 

最近では、冬場のために燻製は残しておく。これは冬場に子を身ごもった人のために用意しておくとブルネン家で決めた。

 

冬場はあたし達が支援しても、やっぱりまだクーケン島の大半の人には厳しい状況が続く。

 

そこで、妊婦のために明確に栄養があって力がつくワイバーン肉を保存しておく事に決めたのである。

 

この辺りは、あたしが提案して。

 

モリッツさんが飲んでくれたことだ。

 

ワイバーン肉はそういつも手に入るものではないのだが。それでも、あたしが時々こうして退治してくるので。クーケン島では、多少の在庫があるのだった。

 

「よし、毒腺の処理終わり。 毒針は此処に入れるけれど、絶対に触らないようにしてね」

 

「みなさん、手慣れていますね……」

 

「ワイバーン相手だったらこんなものだよ。 不意を打たれたら危ないけれど、こっちが万全だったら負けない。 ドラゴンが相手だと、エンシェント級が相手だとちょっと厳しいかな」

 

戦慄している様子のフェデリーカに、鱗を剥がして運んで貰う。それくらいしかこの精神状態では手伝えないだろうし。

 

その間に、あたしは周囲を見て回るが。やはりか。

 

家屋らしいのが幾つもある。

 

そして、石版も配置されていた。石版については、今タオが解読して。ついでにメモも取っているようだった。

 

「どう、タオ」

 

「……フィルフサ対策のものではないね。 ワイバーンを呼んで、人間を襲うようにだけ指示が書かれてる。 文字は古代クリント王国のものではなくて、もっと古い神代のものだよ」

 

「人間を襲えって?」

 

「神代の頃の古い遺跡にはたまにあるんだ。 魔物を番犬代わりにするこういうのがな。 王都近郊の遺跡にいたガーディアンみたいに仕立てるというよりも、金持ちとか権力者が、自分の気にくわない連中を近づけないために魔物を行使していた、と言う所だろうな。 しかも命令の強制力は比較的弱めに敢えて調整してありやがる。 ワイバーンは人間を襲うリスクを知っているから、抵抗していた。 それでストレスでおかしくなっていたんだろうな」

 

反吐が出ると、クリフォードさんが吐き捨てる。

 

あたしも同意だ。

 

家をクリフォードさんが手早く調べる。

 

流石に塩水に浸かっていたのだ。

 

本はダメだろうなと思ったが。

 

やはり何かしらの手段で塩水を防いでいたらしい。ある程度の本が見つかったらしく、それを持ち出してくる。

 

荷車に何度か乗せて、運び出して貰う。

 

その間に、石版の無力化を考える。

 

ぶっ壊すのがいいか。

 

そうしないと、多分ワイバーンが何度でも来る。前の奴にしても操られていたのだろうし。

 

人間を襲えという命令が出ているのなら。

 

なおさら放置はしておけなかった。

 

クリフォードさんも交えて少し考えた後。

 

あたしは、石版を蹴り砕く事にした。

 

かなり強力な防御魔術が掛かっていたが、今のあたしの蹴りの破壊力はそれ以上である。粉々に消し飛ぶ石版。

 

同時に、周囲に妙な音が響く。

 

悲鳴のような。

 

或いは。

 

荷車を一度アトリエに運んで、戻って来たレント達が展開する。何が起きた。そう、周囲を見回していた。

 

あたしは、すぐにそれを見つけた。

 

空にいる。

 

忘れもしない、槍と翼を持った魔物だ。

 

古い時代に悪魔と呼ばれていたものと、よく似た姿の者。

 

それは、此方をじっと見ていた。

 

矢を番えるクラウディア。皆も戦闘態勢に入る。

 

だが、悪魔らしきものは、不意に問いかけてくる。

 

「何故偉大なる発明を破壊した」

 

「?」

 

「神代の言葉だよ。 何故偉大なる……発明、かな。 発明を破壊したって聞いてる」

 

「じゃ、神代の言葉に翻訳して。 こんなもの、偉大でも何でも無い。 ただの愚かしい殺戮の為のゴミだってね!」

 

頷くとタオがそう翻訳した様子だ。

 

しばし悪魔らしき魔物は滞空していたが、首をかきかきと音を立て動かしながら更に言う。首が立てる音が、まるで出来損ないの機械だ。

 

「貴様は錬金術師であろう。 どうして祖たる者の発明を崇拝しない。 そうするように、ずっと教育と思想が受け継がれてきたのではないのか」

 

「タオ?」

 

「うんと。 ……ライザが錬金術師なのに、どうしてその石版を偉大な発明? ではないと判断したのかをいぶかしがってる。 ライザがそう思わないのは、思想……が受け継がれなかったのか、だって」

 

「……思想ね」

 

錬金術師は世界で最も優れていて。

 

他の生物をどうとでもする資格があるとでもいうのか。

 

勿論人間も含めて。

 

タオに翻訳して貰う。見た感じ、タオも完全に翻訳は出来ていないと思うが。それでも、はっきり言う。

 

「あたしは自分の考えで行動する! 人間に明確な優劣も、生まれながらの差だってそんなにはない! あたしは錬金術が出来るけれど、ずぼらだしできない事だってたくさんある! 他の人間を自分の下と考えて、こんなものを作るような錬金術師と一緒にして貰っちゃ困る!」

 

「どういう事か。 人間には明確な優劣が存在しており、錬金術師は神にもっとも等しき存在だ。 他の人間が錬金術師と同列だと。 理解不能。 最大級のエラーを検知。 才覚は我等の創造主と同じかそれ以上……いや明確に上。 だからこそ、違う思考を持つというのか」

 

タオが困惑しながら、必死に訳してくれる。

 

錬金術師が神に等しいだの、他の人間より優れているだの。

 

やっぱり此奴ら神代の錬金術師共の手先で。しかも、その神代の連中が、どうしようもないドぐされである事は良く分かった。

 

「主に伝えて。 あんたの顔面蹴り砕いて、背骨を踏み砕いてやるってね」

 

「……我の役割は其処にあらず。 今しばし、観察を続ける。 エラー、エラー、エラー多数。 どう行動して良いか分からぬ」

 

悪魔が飛び去る。

 

最後に何か呟いていたが、タオの翻訳でも殆ど分からないと言う事だった。今は失われてしまった言葉だったのかも知れない。

 

あたしは、ぎりと奥歯を噛む。

 

はっきりした。今までは、状況証拠でしかなかった。だが神代の錬金術師どもの手下が明確に吐いたことで、これで証拠も揃った。

 

神代の錬金術師どもは。人類どころか世界の敵だ。

 

これより、この群島を作りあげ。あの宮殿の奧に扉を作った連中は。あたしの敵と認識する。








文章などを介した資料経由の証拠だったものが明確な関係者の証言に格上げ。

つまりそれは、ライザの怒りがまっとうなものだったことを示しています。
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