~第二図書館内部~
「中はあまり変わらないんだな?」
多少の本が詰み上がったいつも通りの部屋、都市では接待前に話していたアンジェラの書斎室。
「そうね、"基本的には"都市の時と変わらないわ」
「基本的には?何処か違うところでもあるのか?」
アンジェラは困ったように頬に手を置いて答える
「ええ、現状指定司書……それどころか他の階が生成出来ないのよ」
「?だが図書館自体の階層はあるよな?」
「ええ、でもそれだけなの」
「まぁテナント募集中みたいな感じか」
「言ってる意味はわからないけどわかったならいいわ」
「そして司書補がコアページの人物になるの」
「……なぜ!」
「わからない、けどこの世界の光が関係していると思うわ」
「そ、そうか……」
「そうね、まぁ光を集めていけば階も増えるでしょうまずは……」
アンジェラは都市の本を手に取りペンを持って招待状を作り出した
「情報を集めないとね?」
~D.U地区・裏路地~
「おじさん、金だしてよ」
「ひ、ひぃ……」
「お金くれないと私たち困っちゃうなぁ……」
「ま、まって……まってください……」
銃を持つ少女二人が身なりの良さそうな機械人をカツアゲしている
一人はハキハキと喋りいかにも不良のよう
もう一人はおどおどしていて
機械人は鞄を開いて財布を差し出して命乞いを始めた
「こ、これでいいです……よね!?」
「ああ、ん?」
「どうしたの?ミラ」
男は財布が置いて逃げ去った後、財布を開くと少しばかりの金と共に赤色の紙、招待状が入っていた
「招……待状?図書館……"都市の本"?」
「あいつ、結構高そうな服着てたからいいものなんじゃない!?」
「そっか……貴重な本だったら高く売れるもんね!ほんと、トリニティにいた時は結構な生活できたのに」
「それは言わないでよ、校則違反の連続で退学させられて……仲が良いからってミラまで…ティーパーティーの奴らほんっっとムカつく」
二人の少女は招待状にサインした
すると目の前に扉が現れる、二人は呆気にとられた
しかし少し経ってマサと呼ばれた少女が口を開く
「いくよ、ミラ……」
「ほ、本気!?不気味すぎるよ……」
「金がなきゃ学校を追放された私たちは生きれない、やるしかないんだよ」
マサはミラに近付き手に持ったアサルトライフルを力強く握りしめて言う
ミラはそんな様子を見て
「ほんっと……マサは頑固だね…よし、行こっか」
二人は手を繋ぎながら扉を潜っていった
~第二図書館・内部~
「あいつら……なんて言ってたんだ?後結構若いな……10代くらいだろ」
「世界が違うからローランはわからないのね」
「アンジェラはわかってるように言うな?」
「言語としての形体があるならわかるわ」
「そういえば掃除屋の言語もわかってましたね……」
「そうね、それに」
「ああ…言いたいことはわかるぞ、あいつらの武器……」
「ええ、銃ね」
「厄介だな……あんな若い奴らがあんなもんを持ってるなんて……」
「ローラン、接待は任せたわよ」
「ああ」
ローランは総記の階の広場に向かう
アンジェラはそんなローランの後ろ姿を見た後図書館の入り口に移動した
パチン
「ここが図書館か……トリニティにある古書館より立派だね」
「当たり一面本だらけ……スッゴいなこれ全部に金になる情報があるかもしれないんでしょ?ぜーんぶ持ち帰りたいなぁ」
パチンという音と共に二人の前にアンジェラが現れた
「歓迎します、ゲストの皆様」
「誰だ!!」
マサはアサルトライフルをアンジェラに向ける
「私はここ、図書館の館長兼司書のアンジェラよ」
「館長さん?私達になにか用なの…?」
ミラはハンドガンを構えながら言う、その様子は恐怖に蝕まれているようだ
「ええ、私が来たのは図書館についての説明」
と前置きし話す
「ここではあなたが望む物を見つけることが出来る、代わりにあなたの大事なものを手放すことになるかもしれないわ」
「大事なもの……」
ミラが呟いた後、マサが口を開く
「大事なもの?そんなもの私たちには無いわ、学籍も金も無い私達から何を取れるのかな?」
アンジェラはめんどくさそうな顔をして答える
「それは貴女方の命です」
二人はその言葉に愕然とした。
当然だ、彼女らは"キヴォトス"という世界の住人であり死と言うものは縁遠いものだったから
しかし彼女らの目の前にいる者は"都市"の人間に近しい物だ
これこそジェネレーションギャップと言うのだろうか
数分、二人は決意を決めた表情で問う
「勝てば本を貰えるんだよな?」
その問いにアンジェラは「はい」と返す
「……どうせここで逃げても学校にも家にも見捨てられた私達は金がなきゃいずれ死ぬ……じゃあここで逆転を目指すよ」
「どうかあなたの本が見つかりますように」
と、言い消えた
~総記の階・接待用広場~
「広い……」
「橋みたいだね?」
「ようこそだお嬢さん方」
二人は銃を構えて男の前に立つ
「おじさん一人?私達相手にそれは舐めすぎじゃない?」
「ごめんね、さよなら」
少女二人はローランに銃口を向け、撃った
対してローランはデュランダルを取り出し振るって数発落としサイドステップで躱す
「子どもを殺すのは気が引けるが……すまないな」
ロジックアトリエを取り出しロジックアトリエ製弾を2発放つ
「あぶなっ!」「痛い!!」
マサはサイドに避け、ミラは反応が遅れ左肩に当たった
ミラの肩から血が滲む
「……くぅ」
「ミラ!」
「大丈夫!左肩!でも普通のじゃない!当たっちゃダメだよ!」
「わかった!」
ローランは二人の言葉がわからないが表情から読み取る
(互いを大事にしているな……)
お互いを気遣い、援護しあう二人はいいコンビと言える。
だが
(相手が悪かったな、4級程度なら手も足も出ずに殺されていただろう)
銃弾の嵐がローランを襲う
デュランダルで弾き、ステップで躱し、隙があれば撃ち返す
敵がよそ見をすればその身を叩き切ってやろうと距離を潰す
それに気づいたマサはミラを守るために発砲して距離を潰させない
戦闘開始から十数分戦況があまり変わらずマサとミラは少しながら焦り、体力を消耗し始めた
「強い……当たらない!このままじゃ……」
「うぅ……血が…止まらない……」
ミラは現状左肩の弾が骨ごと貫通し痛みで動かせない状況
マサは回避しているがスタミナが切れかけ、それにも関わらず
「ふっ!ハァ!」ダン!ダン!
「くう!なんて体力…」
その焦りは時期に表情に現れる……そして
「もらったぞ」
「あ…」
行動に出てしまう
マサは腹を一文字に斬られ左太股を刺されるが後ろにおもいっきり跳んで距離を取る
そして…マサは覚悟を決める
「ミラ、あなたは逃げて」
「え…!?」
それはマサの最終手段でミラが聞きたくなかった言葉
「な、なに言ってるのさ!わt「もう無理よ!」……え?」
「ミラは肩を撃たれてて……私はお腹を斬られた」
なら……と口を出そうとしたミラをマサは止め、続ける
「あいつは私達の攻撃を躱し、反撃だって撃ってくる……二人で逃げて両方逃げられないのが最悪なの、わかって」
「マサは……どうするの?」
マサは決意を固めた表情でミラに言う
「私はあなたが逃げる時間を稼ぐ、どうせこの脚じゃ逃げれない……正直歩くのも辛いよ……だけどね」
太股の刺し傷から血が流れないように服を千切って患部に縛り付けて痛み止を飲む
「退学者でも友達位は助けたいのよ」
「マサ……」
「ミラ、逃げたらその傷を治して……そしてあいつを倒してね」
「わかった……じゃあね、マサ」
「ええ、またねミラ」
そして二人は立ち上がった
ローランはその様子を黙って見ていた
「さて、お話事は終わったのか?」
「相変わらずあんたの言葉はわかんないわね……でも準備できたかってことかしら?出来たわよ!掛かってきなさい!」
マサがローランに対して啖呵を切る
「言葉はわからんがもういいんだな……じゃあ行くぞ!」
マサのアサルトライフルとローランのデュランダルがぶつかる
甲高いキィン!!という音を響かせて双方が止まる
その隙にミラは後方に下がり扉に手を掛け
「絶対に助けに来るからね!」
と、言い残し逃亡した
アサルトライフルを力のまま上げて横に跳び距離取る
しかしそこを許すローランではない
追撃と言える弾丸がマサを襲う
「う!」
間一髪躱すが身体がよろける
そこにローランのデュランダルが飛ぶ
「これはどうかな?」
彼女に振るわれた剣は……まだ届かなかった
振り下ろされる直前間にアサルトライフルを入れたのだ
カァン!と金属同士がぶつかり合う甲高い音が鳴り響く
「それがどうした?」
ローランはホイールズ・インダストリーを片手で手にし
「潰れろ!!」
重力に任せて力一杯マサに叩き付けた
その一撃はマサのアサルトライフルを真っ二つにし、本人の命脈にまで届いた
だがマサはまだ立っていた
瀕死の重症で……
ローランはムク工房に持ちかえ
「終わりだ……お前は頑張ったよ、眠れ」
マサの胸を袈裟に切り裂いた
斬られたマサはヘイローが砕け光となって消えた
その場に本を残して
「終わったぞアンジェラ」
「お疲れ様、ローラン」
「はぁ……すげぇ疲れた」
「ローラン……」
「子供なのに並みの4級フィクサーより強いのやめて欲しいよ……言葉がわからなくて良かったと思ったよ
子供をバラバラにするのも後味悪いのに言葉がわかったら罪悪感がとんでもない」
「そう…でもあの娘また来るわよ」
「仲間も引き連れて……だろ?」
「ええ、でもその前に……その子マサと呼ばれていたわね?その子を司書補にしちゃいましょう」
「ああ……わかったよ」
オマケ
今回ゲストのコアペ
マサのコアページ(限定)
体力63 混乱51
斬撃 1.5 1.0
貫通 0.5 0.5
打撃 1.5 1.0
パッシブ
遠距離
神秘 毎幕保護2パワー1得る(限定)
神秘の守り 体力が0になるとき体力を全快(一回のみ)(限定)
6 リロード "リロード"ページを追加する(芸術)
2 学園退学者・救護騎士団 毎幕体力6回復(高級)
3 連携Ⅰ 味方が連携Ⅱを持っていれば保護1パワー1を得る(連携Ⅱとの重複不可)(限定)
ネームド限定パッシブ
"リロード"ページ
2コスト 貫通 5~5
使用時効果 使用済みの使い捨てページを全て手元に追加する