【チューナー】デッキでデュエルアカデミアへ 〜これでお前とも絆が出来た!!〜 作:SOD
或いは三日三晩泣き続けて振動で黄色のメッキが剥がれて声がガラガラになっちゃうくらいの『元気の素』下さい。
ノラミャーコさんくらい美人な彼女でも良いです。
前回のあらすじ。
ナポレオン教頭、人気が無いからキャラ崩壊しても許される。
「「ーーデュエル!!」」
盗業適召 LP4000
胡蝶蘭 LP4000
(このデュエル、亮サマのいるプロリーグ入りが掛かってる。最善に最善を尽くさせてもらうわ。
まずはこの後攻選択。
盗業適召。貴方がナマイキにも亮サマと同じく後攻を得意とするデュエリストであることは把握している。
相手が召喚したモンスターを掠め取り、無理矢理シンクロモンスターの召喚素材にする薄汚いやり口を最初に封じさせてもらうわよ)
「さあ、掛かっていらっしゃいボウヤ」
「遠慮なく行かせて貰うっすよ! 俺のターン、ドロー。
モンスターをセット、カードを二枚伏せて、ターンエンド!」
「あぁ〜らぁ〜? モンスターとカードを伏せるだけだなんて、随分と消極的な一ターンなのねぇ?
それとも、やっぱり腰が引けてるのかしら」
「………………??
あの、胡蝶先輩。デュエルモンスターズって、特に理由が無ければ先攻一ターン目はモンスターを裏側守備表示で出しておいた方が安全っすよ?
表側表示で居ると、次の相手のターンで『地割れ』とか『地砕き』とか表側表示で参照されるカードの影響を受けるし。相手のモンスターの攻撃力が高くなればダメージも受けやすくなるし……」
((それと、『洗脳ーブレイン・コントロール』も受ける))
クロノス臨時とナポレオン教頭の心の声が被った。
「あらそう。
シンクロ召喚のテスターに選ばれるデュエリストって言うのは、その程度のことを回避するだけの実力もないのね」
盗業適召の正論カウンターに対して、あくまでも胡蝶蘭は強気に煽っていくスタイル。
「フムフム……どうやら胡蝶蘭は挑発的な言動で盗業適召のペースを乱す作戦を取っているようナノーネ」
「ふぅむ……しかし言動が的外れで滑稽でアール」
「それでーも、使える手は何でも使うくらいでなけれーばプロではやっていけないノーネ。
まして、相手はあの盗業適召。マトモにやっていてはキズナの餌食にされる運命。
何でも良いから勝ってくれれば、ワタシとしては一安心ナノーヨ」
「とてもセン公の言い草とは思え無いでアール」
(………………しかし、『使える手』でアールか。
ワガハイには、盗業適召のデュエルが
「これは思っていたより、楽勝になるかもしれないわね。
私のターン、ドロー」
(あら……さっそく来たわね。今回のデュエルの為に用意した、盗業適召を無力にする蜘蛛の糸が)
「私は『ハチビー』を召喚」
ハチビー ATK500
「攻撃力500のモンスターを攻撃表示デスーノ?」
「一体、何をするつもりでアール?」
「更に、フィールド魔法『G・ボールパーク』を発動。
これで準備は整ったわ……覚悟しなさい!
ハチビーで、セットモンスターに攻撃!」
「マンマ・ミーア!? 攻撃力500のモンスターで、正体不明のセットモンスターに攻撃ー!?」
ハチビー ATK500 VS
「俺のモンスターは、チューナーモンスター『幻獣機オライオン』だ!」
幻獣機オライオン DEF1000
「幻獣機オライオンは、墓地へ送られた場合に幻獣機トークンを場に残すことが出来る。
けど、オライオンの守備力は1000。ハチビーには破壊されない」
「ええ。その通りよ。
私はダメージ計算時にフィールド魔法『G・ポールパーク』の効果発動!
デッキからレベル4以下の昆虫族モンスターを墓地へ送り、発生する戦闘ダメージを0にする。
私が墓地へ送るのは『
胡蝶蘭 LP4000
「これで胡蝶蘭のダメージ500ポイントは無効になったノーネ。
盗業適召の裏側モンスターを確認するためだけにわざわざハチビーで攻撃するとーは、激情的なデュエルナノーネ……」
「まだ終わりじゃないのよボウヤ?
G・ポールパークの更なる効果。それは、この効果で墓地へ送ったモンスターが通常モンスターである場合。
手札・デッキ・墓地から、同名モンスターを任意の数まで特殊召喚出来る効果!!
デッキと墓地から、三体の『甲虫装甲騎士』を特殊召喚!!!!」
「「何ですとー!?」」
『『『虫死死死……!!』』』
「攻撃力1900のモンスターが、いきなり三体!!」
「さあ行きなさい我が無死虫団よ!! 精鋭の刃、存分に振るえー!!」
「くっ……!!」
一体目の
「オライオンの効果発動。幻獣機トークンを守備表示!」
幻獣機トークン DEF0
だが生まれたその瞬間、更なる
「三体目の
インセクトブレード!!」
「うわあああー!!」
盗業適召 LP2100
「おおー!! 凄まじい連携ナノーネ! お見事ナノーネ!! グッドナノーネ!」
「どうかしら? 私のインセクトデッキの力。
と言っても、ほんのご挨拶だけれど」
「凄いッスよ、胡蝶先輩。
まさか攻撃力500のモンスターとフィールド魔法だけで、これだけ絆を産み出すなんて!
感動した!」
「ふーん? 感動ねえ……お気楽ですこと。でもまだまだ全然終わらないのよ。
メインフェイズ2。ハチビーの効果を発動。
「実に無駄の無い動きでアールな」
(フフフ。来たわね。ものすっごく高い金を払って手に入れた強力カードが)
「私はカードを二枚伏せて、ターンエンドよ」
「じゃあ、俺のターンだぜ! ドロー」
適召は引いたカードを一瞬見ると、そのままデュエルディスクへ装填する。
「俺は、絆のチューナーモンスター『ブレイン・コントローラー』を召喚!」
(ーー来たわね、盗業適召のチューナーモンスター!)
「ブレイン・コントローラーの召喚成功時効果で、魔法カード『洗脳ーブレイン・コントロール』を手札に加える。
そして、
「あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“ーーいつものパターンなのねええええーー!!!!(ムンクの叫び顔)」
「さてと、帰りの支度をするでアール」
「そして、ブレイン・コントローラーの効果発動。ライフを払った場合、自分の場のモンスター一体のレベルを1〜8までで好きに変更出来る!
ブレイン・コントローラーのレベルを8に変更」
(胡蝶先輩はインセクトデッキだからな。昆虫族のシンクロモンスターをお披露目するぜ!)
「
レベル4
☆4+★8=☆12
「シンクロ召喚! レベル12『
☆12 B《ビー》・
「レベル12の昆虫族モンスター……!!」
「へへっ、胡蝶先輩のインセクトデッキに合わせてみたぜ。
それじゃあ早速バトルフェイズ! グッド・パルチザンで攻ーー!」
「…………でも残念ねぇ。せっかく出したその大きな大きなシンクロモンスターは、ただの置物になっちゃうんだから」
「え? 置物……?」
「そうよ。この瞬間、ボウヤの優位性は私の糸に絡め取られる!!
永続罠カード発動! 『超古代生物の墓場』」
「超古代生物の墓場……!?」
胡蝶蘭がこのカードを展開した瞬間、クロノスとナポレオンの表情が変わった。
苦悶の、或いは自責の表情に。
((ーーそ、その手があったか!!!!))
「私は、なんて愚かなノーネ……あの罠カードなら確かに、超上級モンスターが揃い踏みのシンクロ召喚の鎖になるーノ……っ!」
「くっ……!! ワガハイともあろうものが、あんなにハッキリとした対抗手段があったのに気付かなかったでアール……っ!!」
ギリギリと奥歯を噛む二人。
自らの努力不足と怠慢を恥じる。
何故自分はあのカードに気付かなかったのか! と。
永続罠 超古代生物の墓場
このカードが魔法・罠ゾーンで表側で存在する限り、フィールドの全ての特殊召喚されたレベル6以上のモンスターは攻撃宣言出来ず、効果の発動も出来ない。
召喚法の都合上、必然的に高レベルモンスターが密集するシンクロモンスターに対して、これほど分かりやすい対策札はこの世界にそうは存在しない。
「なんてこった……まさかこんなカードが出てくるとは思ってなかったぜ!」
「胡蝶蘭……スプレンディード、ナノーネ。
これで、盗業適召が『サイクロン』などの除去カードを引いて来なければ絶対的優位性を保て……」
「引かないわよ、クロノス先生?」
「…………は?」
「引かないの。盗業適召は、
「引けない…………まさか、シニョーラ胡蝶。ドローカードの操作まで行えるカードを用意してーー!?」
「そんなんじゃないわ。
盗業適召が除去カードを引けない理由はただ1つ……絶対的で、絶望的な。正解。それは…………」
このあと聞いた胡蝶蘭の言葉に、その場の全員が耳を疑った……。
「盗業適召のメインデッキにはね。
『カードを破壊する』カードが1枚たりとも入っていないのよ」
マスターデュエルで最近昔のレギュレーションやった方は分かると思います。
この時代に、サイクロンの1枚たりとも採用しないデッキと言う頭のネジのバズれ具合。
はっきり言いましょう。この時代でNOサイクロンNO大嵐とか自殺行為です。普通のビートダウンでもカモです。
作者もイヤです。
バカなの? 盗業適召
盗業適召、デッキにカードを破壊できるカードが入っていないのは
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無謀
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絆!! 絆!! 絆!!
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そうはならんやろ
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闇を感じて来ましたねえ……