意味深な事ばっかり言ってたら1000年後の未来に跳ぶ100人の英傑に選ばれた男   作:まだ早い

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20話:これが勇者と姫の姿か…?

 

 〜1000年前〜

 

 その存在は、本当に唐突に──何の前触れもなく出現した。

 

『裁定は下された』

 

 その存在の声は、世界中の人類の頭に直接響き渡った。

 原理は未だ不明。

 そもそもそれだけの規模の大魔法を人の身で扱うなど不可能であるが故に、何故わざわざそんな事をして人類に語り掛けたのかも不明だった。

 

『我は神の代行者。我は神の側面。我は執行者』

 

 人類は皆、呆然としたようにその存在の『声』を聞くのみ。

 

『我はエンシェント・オブ・デイズ』

 

 そうして、本当にあっさりと。

 力を溜めるなどの時間もなく、事もなさげに。

 

『人よ。滅せよ──『エインシャント』』

 

 ──その存在『裁きの執行者』エンシェント・オブ・デイズについては、後の世の学者たちが日夜盛んに議論していた。

 

 何故あの日あの場所に現れた? 本当に前兆は何も無かったのか? 

 あまりにも謎が多すぎる存在ではあったが、何より最大の疑問は

 

『何故2発目を撃たなかったのか?』

 

 である。

 

『撃てなかった』

 

 が主な言説だ。

 神を彷彿とさせる怪物であろうとも、あれ程の超越的な魔法をそう何発も撃つ事など不可能だったのだと。

 

 しかしかの存在と直接相対した者は言う。

 

『奴は力を使い果たした搾りカスなどではなかった』

 

『奴は撃てなかったのではなく、撃たなかっただけだ』

 

 と。

 

 しかしそうするとやはり。

 何故撃たなかったのか? 

 何故あの1撃以降、奴は自らの手は下さずに天使たちに侵攻をさせたのか? 

 という疑問に対する解答がなくなってしまう。

 とはいえ実際に相対した人物がそう言う以上は決して無視できる意見でなく、議論は終わる事がなかった。

 

 ──いずれにせよ。

 エンシェント・オブ・デイズによって唐突に放たれた、有史における最大規模の破壊魔法『エインシャント』によって齎された事実として。

 

 後に『滅亡の大地』と呼ばれる南大陸の地表は消滅し、犠牲者の数は4億5000万に及んだとされている。

 

 

 

 

 〜〜

 

 

 

 

 

「そろそろ奴らのアジトね。連中が嘘を吐いていたら面倒だけれど……」

 

「その場合は適当な町人に聞くか、狼族を捕まえて尋問すれば良いだろう。時間の浪費ではあるからそうならない事を祈るが」

 

 アリスとアルベルが話す内容の通り、現在僕たちは狼人間を脅し、吐かせた牙狼組とかいう組織のアジトに向かっている。

 

 2人は嘘の可能性を気にしているみたいだけど、僕としてはあいつらに咄嗟に嘘を吐くような知能なんてあるのか甚だ疑問である。

 とか思っていると、アルベルが。

 

「アジトに着いたとして、その姉御とやらが俺たちの目的の人物であれば話は早いんだがな」

 

「そうね。フェルナンド、確認なのだけれど……」

 

 アリスが僕に聞いたのは、少し前に長耳族の集落で行ったやり取りについて。

 あの時は……

 

 

『この地に街があるのか。付近の英傑は……そうか。彼女か』

 

 僕がわざとらしく王子を見て呟いた結果、望み通り王子が。

 

『どんな人なの?』

 

『ふむ……こういう事はあまり言うべきではないのかもしれないが……まあ、彼女ならば構わんか』

 

『……アリスの気持ちが少しわかってきたかもしれない……』

 

 額に手を当てる王子。

 うん。王子にも旧世界ではかなりお世話になっていたからね。

 これからもこんな感じで行きたい所存。

 

『フッ……彼女は君の妹にあたる人物だ。そのような関係性をみだりに口にすべきか悩んでな。とはいえ、王子たちは一目で繋がりがわかるだろうし、かの英傑ならば問題はあるまい』

 

 なんて言ってみる。

 うん。我ながらカッコよく決められたな。

 結構高めのポイントを得られた気がする。

 

 つまり、合流したとて関係性を言わない兄弟姉妹もいるかもと思わせられただろうからね。

 まあ王子や王女、アリスや女帝みたいに明らかに見た目がそっくりの場合は素直に開示しないといけないだろうけど。

 

 すると横で聞いていたギャルがいつものように楽しそうな顔をして。

 

『へ〜! じゃあお姫様ってことじゃん! ねえねえ、どんな娘なの?』

 

『風魔法を得意とする極めて優秀な魔法使いだった』

 

 お次はアリスの方をこれ見よがしに眺めながら発言する。

 

『へえ……ようやく私以外の魔法使いが加入するの? 楽しみね』

 

 やはり期待通りのセリフを聞いてから、王子の方を向く。

 懐かしむような表情を作ってから──

 

『ああ。──『残虐なる風烈姫』エステラ王女。会うのが楽しみだな』

 

『!? げ、げほっげほっ!』

 

 思わずといったように咽せる王子。

 彼は一体どうしたのだろうか(すっとぼけ)。

 

『どうかしたのか? 王子』

 

『いや、白々しすぎるし怖いよ! 僕の妹ってどんな人なの!?』

 

 うーん。王女様がどんな人……かあ。

 まさかそれを王子に語る事になるなんてね。

 

『ふむ……彼女は100英傑の中ではかなりまともな人物だったよ。王子とも良好な関係を築いていた。国防において輝かしい活躍を見せた偉人の1人だな』

 

『なんか普通に英雄って感じね』

 

 アリスの言う通り、エステラ王女はやり遂げた事の額面だけ見るならば本当に典型的な英雄って感じの人物だった。

 

『じ、じゃあなんで……?』

 

『使用する魔法に問題があったとされている。私の主観としては特に問題ないと思うのだがな』

 

『フェルナンドの主観は信用できないよ!!』

 

 おお。王子からもそういう印象を持たれているのか。

 悪くないね。

 

『フッ……そうだな……今それを語るよりは会ってからの楽しみにすべきだろうな』

 

『だから怖いって!!』

 

 叫ぶ王子。

 そんな彼を見ながら。

 

『こうして私以外が被害に遭っているのを見るのはなかなかに面白いわね』

 

 なんか他人事みたいに言ってる銀髪が居るけど、君の母と兄姉の方がよっぽどやばいからね。

 王女は比較的にかなりまともなのは事実だ。

 ただまあ……魔法の見栄えがあまりにもやばすぎただけで。

 

 でもあれは、類稀なコントロール技術さえあれば実に効率的かつ強力な魔法だと思うんだけどなあ。

 その技術が1番難しい? いや、だからこそ王女は100英傑なわけで。

 

『でもよお。わざわざそんな魔法を使うってんなら、やっぱ本人もやばい奴なんじゃねえか?』

 

 おお。カルロス君が正論を言ったぞ。

 それを聞いた王子は身体をわなわなと震わせて。

 

『……アリスといい『銀の暗黒女帝』といい……王族ってそんなのばっかりなの!? まともなのは僕だけか!?』

 

『ん? 今聞き捨てならない発言が……』

 

 

 ──みたいなやり取りをしていたのである。

 

「それにしても、王女様で魔法使い……ね」

 

「アリスとキャラがそのまま被っているな」

 

 あ。言われてみると確かにそうかもしれない。

 

 そうか。今の状況で客観的に見るとそうなるのか。

 2人を知っている僕としては、全くそんな認識はなかったけど……面白い話だ。

 

 なんて考えていると。

 

「ふうん? そんな事を言うのかしら? 弱そうな『白髪理系』の癖に」

 

「……俺は強い覇王だ」

 

「言葉に力がないわよ。……結構本気でショックを受けているのね……」

 

 アリスですら憐れみの目で見るくらいにしょんぼりするアルベル。

 

 嘘など吐けなさそうなくらいに知能の低そうな連中による、率直な見た目の評価が弱そうというのは中々に哀しき話である。

 

 でも、よりによってあの伝説の『神殺し』が弱そうだなんてびっくりだよね。

 いくら狐人間たちや狼人間たちの頭が悪そうだからといって、限度という物がある。

 

 人類の歴史上最も偉大な英雄である勇者アルベルが、一体どんな超越的存在を倒したのかについては知らないにしても……

 

 うん。無知って本当に恐ろしい物だよね。

 僕もかつて意味深なキャラを保つ為、無知を晒さないように勉強をめちゃくちゃ頑張った。

 いつも気にしているように、無知な意味深キャラなんて物は意味深でも何でもなく単なる道化だからね。

 今は勉強の機会があまりないわけだけど……族長から拝借した本を1冊だけ持ち歩いている。

 

 それはともかく。

 いくらアルベルが偉大だからとはいえ、魔王や天帝に張り合った結果の覇王というのは流石にちょっと安直なネーミングだと思う。

 

 とか話しているうちに。

 

「テメエら、何者だ!?」

 

「ここを牙狼組のアジトと知ってノコノコ来やがったのか!?」

 

「でもやたらイケメンに美人だな! とっ捕まえて……グッフフフ」

 

 そんなような事を喚き散らす狼人間たちが現れた。

 

「……三流がたくさん現れたわね……」

 

 うん。あまりにもあからさますぎてびっくりするよね。

 アリスが呆れ返る気持ちがよくわかる。

 こいつら程度なら僕でも容易にぶちのめせるだろうし。

 

 すると、アルベルが。

 

「2人共、この強そうな覇王の戦いを見ているが良い」

 

「強そうな覇王って字面が既に弱そうね」

 

「くっ……覚えておけよ」

 

 うん。アルベル君はセンス×だね。

 そして、さっきは少しだけ哀れんでいながらも隙を見つけたとばかりに煽りまくるアリス。

 君はいつまで煽る側で居られるかな? 

 

「ん? イケメンな兄ちゃん、まさか兄ちゃんが俺たちとやろうってのか?」

 

「どう見ても1番弱いんだから2人の後ろに引っ込んでろよ! ギャハハハ!」

 

 なんて笑う三下その1にアルベルは一瞬で接敵する。

 相変わらず、まるで瞬間移動みたいな速度だな。

 

「……俺の見た目は、弱そうか?」

 

「「!?」」

 

 そして、1人を殴り飛ばす。

 

「俺の顔は情けなく見えるか? 身体はヒョロヒョロか?」

 

「ガフッ!?」

 

「簡単に負けそうに見えるか? 力は弱そうか?」

 

「なんだテメ……ゴフウッ!?」

 

「違う違う違う違う。俺は、世界を統べる覇王だ」

 

「ヒ、ヒイイイ……ギャアアア!?」

 

 うん。なんか闇堕ちした小物っぽいな。

 そんなアルベルの姿を見た三下共は。

 

「ば、化け物! 化け物だ!!」

 

「あんな奴に勝てるわけねえ! 姉御を呼べ!!」

 

 そう言いながら気絶していない狼たちはアジト内に逃げていった。

 

 満足したような表情をする『白髪理系』。

 

「ふっ……弱いのはあいつらの方だったな」

 

「……まあ、満足したなら良いんじゃないかしら?」

 

 弱者をボコって悦に浸るアルベルの惨めな姿を見て、アリスがドン引きしてる。

 でもさっき君も似たような事をしていたような? 別にどうでもいいけど。

 

 

 ただ待つのも退屈なのでアジトに入ってみると、我らが弱そうな白髪が何かに気付いたように。

 

「ん? あれは……」

 

 アルベルが疑問の声を上げたように、遭遇したのは僕にとって非常に見覚えのある顔……つまりこの街で探していた人物であるエステラ王女──

 

 

「はわわ〜人間さんです〜!」

 

 

 !? 

 

 

「わたし以外の方にお会い出来て良かったです〜」

 

 誰だこいつ!? 

 

「……なるほど。性格はともかく顔は王子にそっくりね」

 

「だな。王子は中性的な顔をしているとはいえ……2人は双子か何かのように思える程だ」

 

 2人が言うように、そこに居たのは王家の証である橙色の髪をしたポニーテールの華奢な美少女……エステラ王女だった。

 王子とそっくりな顔をしており、長い髪や出るべきところが出て引っ込むべきところが引っ込んでいる女性的な身体付きでなければ見間違えそうな容姿。

 

 ……いや、ほんとに? 本当にこの『はわわ』とか言った奴があの護国の英雄エステラ王女? 

 

「う〜ん? わたしにそっくりな王子様がどこかにいらっしゃるんですか〜? わたし、なんにも覚えてなくて〜」

 

 絶対違う。

 王女は決してこんなゆるふわ系じゃなかった。

 

 ……なんて、現実逃避は止めるか。

 まあギャル副団長も居たし、はわわ系残虐王女が居てもおかしくはない……かもしれない。

 そのため、王女に対して。

 

「……会えて嬉しいよ、エステラ王女」

 

「ええ〜!? わたしって王女様なんですか〜!?」

 

 やっぱり調子が狂いそ……否! 

 意味深な男として早く対応せねばっ! 

 なんて思っていると。

 

「あ、姉御……? こいつらとはお知り合いなので……?」

 

 あ、まだ居たのか節穴の狼人間たち。

 そんな彼らを見てから、王女は僕たちに向けて。

 

「う〜ん。そうですね〜。とりあえず奥で話しましょうか〜? 狼さんたちは着いてこないでくださいね〜」

 

「え!? あ、姉御!?」

 

 三下共が何やら喚いているけど、僕たち4人の中にそんな些細な事を気にする人はいないから問題ない。

 

 

 という事で、連中がいない部屋に入る。

 

 まずは僕たち3人が自己紹介をして。

 

「わたしも自己紹介……といきたいところですが〜わたし自身よりもみなさんの方がわたしの事を知っているみたいですね〜?」

 

 王女は非常に状況判断能力が高く、戦場でカタログスペック以上の活躍をするタイプだった。

 要は実戦にやたら強い英傑という事で、それは今の発言……状況を受け入れるのがやけに早いという事からも理解できるだろう。

 

 なのに、なんでこんなふわふわしてるんだ? 

 

「私たちというよりは、そこのフェルナンドが、ね。彼以外はみんな王女と同じく記憶を失っているから。……最近、天帝とかいうのも追加されたみたいだけど」

 

「なるほど? 色々と気になるお話ですね〜?」

 

 よし。隙を見つけたね。

 

「フッ……気になるだろうが、その話は長くなる。故に私としては先に王女にこの街の話や君自身の現状について聞きたいところだな」

 

「そうですね〜わたしや街の話ならすぐ済みますし〜わかりました〜」

 

 その辺りの情報は可能な限り王女を大きく驚愕させる為に話の最後まで溜めておきたいからね。

 タイミングや順番は大事なのである。

 

「軽く見ただけでわかるかもですけど〜この街は狼さんたちが狐さんたちを支配していて〜」

 

 うんうん。

 

「狼さん同士でもいくつかの集団に別れて争っているみたいです〜」

 

「まあ、それは王女が言う通り見ただけでわかる話ね」

 

 それに、オーガっぽい生物から助けた狐娘も同じ事を言っていたからね。

 もうあの狐娘の名前も忘れたけど。

 

 すると、アルベルが。

 

「ただ、少し妙じゃないか? あの狼どもに街を支配し、維持するなんて脳があるのか?」

 

 おお。めちゃくちゃボロクソに貶したぞ。

 実際僕も同じ事を思っていたけど。

 

「はい〜! おっしゃる通り、とってもキナ臭いんです〜!」

 

 キナ臭いって、はわわ系キャラから出るセリフにしてはなんかあれだな。

 

「だって、あの狼さんたちが組を分けた上で争いながら、よわよわの狐さんたちを支配……そんなの成立するわけないですよね〜?」

 

 うん。繰り返しになるけど、僕も同じ事を思う。

 あのアホ狼どもと雑魚狐ども……普通に考えて、狼が同族で争う間にそれこそオーガみたいな適当な生物に滅ぼされそうとしか思えない。

 そうでなくとも長耳族を始めとした近隣の異種族とかいるし……こんなんで街として長らく成立するか? という話である。

 

 そしてスルーしたけど『よわよわの狐さん』ってなんか面白いな。

 

「なので〜裏に誰か居そうだな〜って〜」

 

 よし。またもや隙を見つけたぞ。

 

「ふむ。確かにそうだが……旧世界の歴史において異常な制度にも関わらず成立していた国は無いことはなかった」

 

「……」

 

 黙って聞きに入る3人。

 そうそう。こういう時はこうであるべきだよね。

 あの名前も忘れた狐娘などとは比較にならない。

 

「大国の調査団による結果を上司が『そんな馬鹿げた国が現実にあるわけがない。虚偽報告だ』と切り捨てた結果、後にそれが事実だったと判明したりな」

 

「へえ……気になる話ね」

 

 アリスが興味深いといった感じの顔をする。

 確かに治世やら人のパニックやらの話は魔王を名乗る皇女たる彼女には気になる話かもね。

 

「とはいえ、今は眼前の話をすべきだろう」

 

「あなたが始めた話じゃない……まあ、いいわよ。とにかく、思い込みは危険って言いたいのはわかったわ」

 

 そう言いながらいつものようにジト目で軽く睨んでくるアリス。

 今回はまだ話は辞めないぞ。

 

「その上で、だ。今回私は王女の予感を信じようと考えている」

 

「あら〜?」

 

「……何を言っているの?」

 

 疑問の声を上げる王女2人。

 うん。望み通りのリアクションで満足。

 

「フッ……警戒するに損はなかろう。仮に何も無かったとて、それなら何も問題はないのだから」

 

 僕は王女を見て、懐かしむような表情を作り出してから。

 

「何よりも、他ならぬエステラ王女の予感だ。私は過去の経験から、君を信頼している」

 

「……はわわ〜」

 

 王女は少しの間を空けてから。

 

「アリスさん、アルベルさん。フェルナンドさんって、すっごく悪い人ですね〜?」

 

「……そうよ。この人、本気でタチが悪いわよね……」

 

「まあ、とはいえ悪い気分はしないがな」

 

 額に手を当てるアリスと、訳知り顔で頷くアルベル。

 よし、今回もそれなりの点数を稼げたぞ。

 何より、僕が言った事は普通に全く何の意味もない話だというのがデカい。

 

「フッ……私としては別におかしな事を言っているつもりはないんだがな」

 

「はわわ〜白々しいです〜!」

 

 

 ──とまあ、こんな感じでかなり平和なやり取りをしていた。

 

 ちなみに、さっき王女に言った話だけど……勿論僕は狼たちや狐たちの後ろにそう大層な奴が居るなんて全く思っていない。

 

 ただその場のノリで思ってもない適当な発言をしただけなのである。

 

 いや、だって普通に考えてこんな弱い奴らや頭の悪い奴らばかりの街にやばい奴なんて居るわけないからね。

 

 

 

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