安価で祠をぶっ壊す   作:激辛党

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【謎の】宇美沢村探索スレpart3【因習村】

583:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:10 exIDinject00

 先ほど見えた構造物を目指して獣道を進んでいると、一気に開けた場所へ出たでござる。

 

 背の高い木々は無く、足首くらいの雑草が一面に茂っている平地がずっと続いている。

 一口で言うなら、河川敷のような状態でござる。それも、あまり整備されていないような。

 

 人の気配は全くしないし、見渡す限りに動く影も無い。

 だが、少し行った箇所に木造建築の民家がある。かなり古風な造りだ。

 郷土資料館の写真立てに飾られているような、厳めしいヤツでござる。

 

 あの建物が山中から見えていた建物に違いない。ひとまず、そこを目指して歩いていくとする。

 

584:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:11 qUXKUQ7M

 気をつけろよ……。何が起きてもおかしくない。

 さすがにゾンビとかは出て来ねーと思うけど。

 

585:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:12 cbKmWhEq

 wktk

 

586:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:12 ty8yVPvn

 その古民家以外には何かない?

 

587:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:13 exIDinject00

 めぼしい物は無いでござるな。

 なにせ、田んぼや畑すらも無いときた。

 

 偏見だが、こういった寒村では農業を主体に生活を営んでいるものと思っていた。

 しかし、この宇美沢村とやらはどうしたことか。

 雑草の勝手に茂る荒地ばかりで、いっこうに人の手が加わった田畑が見えない。

 

 村人は農作物で生計を立ててはいないようだ。

 夜にしか行動できないという不可解な規範の関係上、そうならざるを得なかったので候。

 

588:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:15 8rzjRa6m

 いよいよ変な村だなぁ。

 ふもとの街との交流も滅多に無いって話なのに、どうやって衣食を賄ってるんだろう。

 米も野菜も自給できないなら、早晩にも飢え死にしそう。

 

589:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:16 DcuVa4nH

 夜にしか活動できない民が、もっぱら食べるものって言ったら、そらもうアレしかないでしょ。

 

590:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:17 OdLZB3Rg

 村人全員、吸血鬼説が途端に説得力を帯びてきたな……。

 

591:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:19 qUXKUQ7M

 とすると、祠クラッシャはもう……ウッ

 スネーク、まじで気をつけろ。お前が思ってるのの10倍は警戒しろ。

 

592:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:22 exIDinject00

 皆の者、ご忠告痛み入る。

 拙者、ゆめゆめ気を抜かずに行動するでござる。

 

 さて、もう幾分も無く古民家の前へ到着する。

 近寄ってみて分かったが、古風な造りの家ではあるものの、決して築年数が長いわけではなさそうだ。

 

 瓦や壁の艶から見るに、比較的に新しく建てられた家屋に見える。

 長く見積もって、5~10年くらいだろうか。昭和以前からあるようには到底思えない。

 

 亀裂やカビ、蔦といった、廃墟にありがちな汚損も無い。

 住人が現に居住していて、常日頃から清潔に保っていることが窺える。

 

 まこと、生活感のある建物でござった。

 

593:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:22 8rzjRa6m

 良かったじゃん。中の人に話が聞ける。

 

594:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:24 qUXKUQ7M

 食料や水の心配は無くなったか。

 

595:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:27 exIDinject00

 玄関先の、曇りガラスの張ってある引き戸の前に立った。

 古めかしい家屋には似合わない、極めて近代的な造形のインタフォンが備え付けてある。

 やはり、ここは現代の職人の手によって、真新しく建造された家でござろう。

 

 意を決して、インタフォンを鳴らした。

 ぴんぽぉん、と大層な電子音が鳴り響いた。

 そのまま、しばらく玄関前で待機する。住人が中で生活しているなら、応対くらいはしてくれると思うが……果たして。

 

596:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:30 8rzjRa6m

 どうや……?

 

597:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:31 pbVB67Hv

 ここが宇美沢村で間違いないなら、よしんば中にいたとしても、寝てるんじゃないか?

 起こしてあげるなよ。徹夜明けの辛さはお前らだって良く分かってるだろ。

 

598:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:33 39tJ4Ons

 だとしても、家のぴんぽん鳴らされたら、誰が戸口に立ってるか確認くらいするでしょ。

 それもこんな山奥の一軒家だぞ? 放置する方がこえーわ。

 

599:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:35 exIDinject00

 どれだけ待っても、住民は反応しなかった。

 焦れて、二度三度と追加でプッシュしたが、それでも無しのつぶて。

 どうやら、>>598の言う通りらしい。

 もしくは単純に留守にしているだけなのか。

 

 諦めきれないので、家の周りをぐるりと一周してみる。

 

 表札には「野沢」というありふれた苗字だけが、達筆で記してあった。

 駐車場は無く、車や自転車も置かれていない。

 外壁にはいくつもの窓があったが、いずれもきっちりと障子で遮ってある。

 その障子にしても、新品同様の綺麗なもので、穴一つさえ開いてはいなかった。

 

 何か物音はしまいかと、耳をそばだててみた。

 聞こえてくるのは野鳥のさえずりや、風の草を揺らす音ばかり。住民の動く気配は一切しない。

 どうも、彼ないし彼女はインタフォンに応答するつもりは毛ほども無いようだ。

 

 思わずため息が出た。

 贅沢は言わないから、せめてシャワーだけでも貸してほしったのだが……。

 

600:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:36 DcuVa4nH

 そういえばスネーク、泥塗れのままだったね。

 風邪引いたらやばいし、着替えくらいはした方がいいんでない?

 

601:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:37 cbKmWhEq

 もう諦めて、その辺の川でも探せよ。

 それともまさか、窓をぶち破って侵入とか考えてねーだろーな。

 

602:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:38 exIDinject00

 再び玄関へと戻り、今度はガラス戸を拳で強く叩いてみた。

 がしゃがしゃと、けたたましい音が響き渡る。

 戸は強化ガラスらしく、びくともしなかったが、音は屋内へ確実に届いたに違いない。

 中にいるならば、たとえ熟睡しているとしても、まず飛び起きる。

 

 しかし待てども暮らせども、足音一つ聞こえはしない。

 

 拙者はとうとう我慢の限界を迎え、ガラス戸の取っ手に指をちょっと掛けた。

 力を込めてみると……いったいどうしたことだろうか、何の抵抗も無く、引き戸は横へとスライドした。

 

 あれだけ拙者を拒んでいた家は、あっさりとその内側を晒した。

 

603:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:39 qUXKUQ7M

 ってコラぁああああ!

 何しくさってんねんあほんだら!

 あれだけ不法侵入はすんなって言っただろうがオィィイイイ!

 

604:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:40 8rzjRa6m

 田舎の家は、普段から玄関扉に鍵なんか掛けないって婆っちゃが言ってた。

 

605:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:41 ty8yVPvn

 >>604

 これはガチ。

 たまに帰省したら、実家のノーガード戦法っぷりに草も枯れる。

 そりゃあ闇バイト強盗とか発生するわ。

===

 

650:スネーク 20XX/10/14 (火) 11:57 exIDinject00

「すみません!」

 戸口に立ったまま、拙者は中の住人へ向かって、大声で呼びかけた。

 

「山で遭難してしまって、家に帰れなくなったんです。少しだけでもいいので、どうか助けていただけませんか!?」

 

 かなりの声量を発した。喉がひりひりと痛い。

 思えば山中をさ迷っている間、およそ言葉というものを一言も喋っていなかった。

 

 開け放ったままの戸口からは、木板の廊下と、そこから繋がる居間が丸見えだった。

 床に埃は全く積もっておらず、やはり住人が現に生活している印象を強く受ける。

 一方で屋内はしん、と水を打ったような無音に包まれていた。何物も動く様子が無い。

 

 否応なしに、このまま抜き足差し足で、中へ忍び込もうか……というよこしまな考えが脳裏を過ぎる。

 

 今は緊急事態だ。少しくらいは大目に見てもらえるのでは?

 まこと甘美な誘惑に圧し負け、ついに拙者は足を一歩、引き戸の内側へと踏み込んだ。

 

 心臓がいやに速まる。

 スレッド内でも指摘されたよう、これはれっきとした犯罪だ。バレたら最後、刑罰は免れまい。

 

 罪悪感が後から後から湧き水のように溢れ出てきて……つい、拙者は頭を振りかぶった。

 この期に及んで、俗世の刑法を怖がっている臆病な自分に対してか、はたまた反対に、邪悪な犯行に手を染めんとしている自分を拭い去ろうとしてか。

 

 そうして視点を動かした拍子に――信じがたいものが目に飛び込んだ。

 

「ひ」

 

 人間、まこと不思議なもので、本当に驚いた時は悲鳴など出ない。実際、その瞬間に拙者の喉から漏れたのは、たった一音節のごく短いものだった。

 

 一歩、二歩、三歩……。ゆっくりと後ずさる。いや本当は一刻も早く、脱兎の勢いで逃げ出したい。しかしできない。足ががくがくと痙攣して、全く言う事を聞いてくれない。

 

 引き戸の外へとただ抜けるのに、永劫の時を掛けたようだった。

 ようやくそれが叶ったと見るや、拙者は即座に取っ手に手をかけ、ぴしゃりと閉めた。乱暴のあまり、ガラスが甲高い抗議の声を上げる。

 

「はぁっ……! はぁっ……!」

 なんだか異様な唸りが聞こえると思ったら、それは拙者の呼吸であった。

 恐ろしくて仕方が無い。まさか、そんなわけがない。

 だが、見えた。本当にそこにあったのだ……! これが紛れもない現実でござった。

 

 そうだと認めると、もう辛抱できなくなって、拙者は矢も楯もたまらず駆けだした。

 よそ様の家に入るだなんて、とんでもない。僅かでもそのようなことを考えた自分が恥ずかしかった。

 

 きっとこれは罰なのだ。はっきりとそれが理解できた。

 

651:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:57 DcuVa4nH

 え?! なに?

 

652:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:57 qUXKUQ7M

 何がいた?

 

653:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:58 OdLZB3Rg

 もうちょいkwsk

 

654:名無しさん 20XX/10/14 (火) 11:59 ty8yVPvn

 まさか、息を潜めてそこで待ち伏せしてた住人と、ばっちり目が合ったとか?

 それならここまでビビるのも頷ける。

 

655:スネーク 20XX/10/14 (火) 12:00 exIDinject00

 あてどなく走り出した薄黄色の草地に、突如として鐘の音がこだました。

 荘厳で、腹の底の震えるような重苦しい音色だった。

 

 脚はおのずと走るのをやめ、拙者は呆然と立ち尽くした。

 空を仰げば、そこには雲一つ無い群青の空がある。しかし暖かな陽光は届かない。儚く、か細い、ぼうっとした光……。

 小型のダウンライト一つで、広大な教室を全部照らしているような、不安定さに満ちている。

 

 鐘は何度でも鳴り響いた。輪唱のように重なるのは、よもや拙者の頭蓋骨の内で反響しているせいかとも思った。

 

 しかし、ついに止んだ。始まった時と同様に、出し抜けに終わった。

 打って変わって静寂の中で、拙者の荒い呼吸音だけが繰り返されている。

 

 掲示板のなにがしが指摘したように、ここは異世界なのであろうか?

 目の前の風景、そしてこの現状。何もかもに現実味がまるで無い。

 

 実際のところ、拙者は遠の昔に山道で野垂れ死んでいるのでは?

 

 警察から逃げ惑ううちに、足を踏み外して滑落し、崖下の草むらにて横たわる。そっ首のへし折れた亡骸が、独り寂しく夢を見ている。それがつまり、この不可思議な世界の正体である。

 裏付ける証拠など無いが、しかし否定する材料にも欠けていた。

 

 いいや、あの民家の中で見たものは、拙者の正気を疑うに足るには十分か。

 決して認めたくなどないが、()()()()()()()()()は――。

 

656:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:01 ty8yVPvn

 だからなんなんだよ。AIの癖に妙に焦らすのやめーや。

 

657:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:02 OdLZB3Rg

 祠クラッシャの時から、ずっと思ってるんだが、これホンマにAIか?

 どう考えたって、個人の内面までこうも描写できないだろ普通。

 

658:スネーク 20XX/10/14 (火) 12:03 exIDinject00

「あえ……?」

 その時であった。

 

 ぼうっと突っ立っていた拙者の視界のさなかに、ふっと映り込むものがあった。

 前方の遥か遠く、荒れた平地をずっと行った先、鬱蒼とした林の合間に、何やら白い……シルエットが見える。

 

 それはある程度の大きさがあった。周囲の木から判断するに、どうやら2mほどの高さのようだ。横幅も同じくらいだろうか。

 形状は円形……というよりは球体の方が正しそうだ。

 

 幼い時分に、運動会で転がした例の大玉が近い。ただしアレと決定的に異なるのは、どうやら固体でない、ということだ。

 白いシルエットは、こうして観察している今も、ふわふわと捉えどころが無い。あたかもモヤで形成されているかのように、輪郭が常に揺らいでいる。

 

「なにあれ……」

 

 目を凝らせば凝らすほど、謎が深まる。最初は光の錯覚かとも考えた。

 日差しの差す方角や、湿度、気温の差異のため、そういった影が生じているだけだと。

 例えば陽炎の一種なら、納得できる。

 

 しかし、どうもおかしい。白いシルエットは、徐々にこちらに近づいて来ている……ような気がするのだ。

 錯覚であるならばそれが動くはずはない。

 

 ならば、拙者の頭の中にだけ存在する幻覚か? これは実に合理的な解釈だ。

 2m近いサイズの白い大玉が、こんな人寂しい廃村の中にあって、こちらへひとりでに転がってくる……。

 そんな常軌を逸した現状を『気のせい』の一言で綺麗に片づけてくれる。

 

 しかるに計5回、拙者はまばたきを繰り返した。

 白い存在は消えなかった。それは林の奥に確かに存在している。

 そしてはっきりと、拙者の方へ迫ってきていた。

 

659:スネーク 20XX/10/14 (火) 12:05 exIDinject00

 事態を唖然と見守っていたのは、数秒のことだった。

 我に返ったのは、地面が急にぐらぐらと揺れ出したからでござった。

 

 やれ地震かと思ったが、そうではない。拙者の脚が自然と震えていた。

 がくがく、ぶるぶる。両脚はついに体重を支えきれなくなって、拙者は力なく地面にへたり込んだ。

 雑草に覆われているとはいえど、日差しの薄いここの砂土は、凍りのように冷たかった。

 

 やばい、怖い。

 

 民家に侵入しようとした時点から、既に早鐘となっていた心臓に拍車がかかった。ふとした瞬間に喉から飛び出て、落っことしてしまいそうだ。

 

 そんな拙者の無様を嘲笑うように、白い影は刻一刻と接近してくる。もう林から抜け出した。平地に出ると、その草原の上を滑るようにして前進する。

 他の誰でもない、拙者へ目掛けて一直線だった。

 

「っ」

 

 悲鳴はやはり上がらない。そうしようと考える余裕も無い。

 逃げよう、とにかくこの場を離れないといけない。あれはまずい。追いつかれたら終わりだ。そういった直感が働いた。全力で警鐘を鳴らしている。

 

660:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:06 cbKmWhEq

 待て待て待て

 急に何事? さっきから何と戦ってるんだお前は

 

661:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:07 qUXKUQ7M

 もしかしてアレか? 見たら呪われる系の怪異か? くねくね的な。

 

662:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:08 OdLZB3Rg

 人里離れた山、一人きりときたら、可能性は十二分にあるな。

 山の怪異譚には枚挙にいとまがない。

 

663:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:08 39tJ4Ons

 っぱ、人様の家に勝手に上がり込んだのが良くなかったんじゃ……

 

664:スネーク 20XX/10/14 (火) 12:10 exIDinject00

 走る。とにもかくにも走らねばならぬ。

 あれのいた林とは逆方向、先ほどの民家があった方向へと拙者は急いだ。

 

 後ろからは、あの白いのが迫り来ているはずである。……が、確かめたくない。後ろを振り返るなんてとんでもない。そんなことをするくらいなら、死んだ方がマシとさえ思えた。

 正体がはっきりしてしまったら、きっと拙者はもうそれを忘れられなくなる。不気味さも不快さも、現実にあった物体として認めざるを得なくなる。

 それは耐え難い恐怖だった。

 

 息を切らして駆けった。民家を通り過ぎ、それでも前へ逃れる。

 すると、先ほどまでは視界に捉えていなかった、更にいくつかの構造物が見えてきた。

 

 草地の真ん中を横切るようにして流れている小川、そこに橋が一つ架かっている。また上流側には、水車小屋のような建物があった。

 小屋は人の住めるような大きさではなく、単純に水車を動力して利用するだけの意図で造られているらしかった。

 しかし、その歯車は軸が外されているのか、ピクリとも動かない。単に物置として供されているのかもしれない。

 

 あれなら、戸に鍵など掛かっていまい。よしんば掛かっていたとしても、簡素なものだろう。

 中に逃げ込むか――という選択肢が拙者の中に生まれた。

 

 背後のアレの移動速度は、拙者の走りを上回っているように思えて仕方なかった。

 心身共に健康な状態ならいざ知れず、今は怯えのせいで両脚共にまるで力が入らない。地面を踏む感触はさながらスポンジケーキのようで、雲の上を走ってもこうはならないという有様だった。

 いつ転んでもおかしくない。

 

 このまま追いつかれるよりは、小屋へと隠れ、やり過ごした方が良いように思える。

 だが、果たしてアレにそのような小手先の技が通用するかどうかは、甚だ疑問だ。

 

 拙者はいったいどうすべきなのか……?

 

安価 >>670

 

665:名無しさん 20XX/10/14 (火) 12:12 ylv3J61x

 うわぁ急に安価で振るな

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