曽米さんの『世界史』愛が強すぎる!   作:公私混同侍

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若き冒険者の旅路

 

冬休みはあっという間に終わった。

久しぶりの登校。

校門をくぐると、休み中の出来事を話し合う生徒たちの声があちこちから聞こえてくる。

三学期は短い。

だが高校二年生として過ごす最後の学期でもある。

そんなことを考えながら始業式を終え、午前中で授業が終わった。

帰り支度をしていると、曽米さんが鞄を抱えながらこちらへやって来る。

 

「ごめんね、リチャード君!」

 

なぜか申し訳なさそうな顔だった。

 

「今日はチア部の集まりがあるんだ」

 

「そうなんだ」

 

「だからまた明日学校でね!」

 

そう言って手を振る。

去り際に、

 

「ちなみにチアリーディングの起源は――」

 

と言いかけたが、部員らしき人に引っ張られて連れて行かれた。

少しだけホッとした。

そして同時に少しだけ物足りない気もした。

そんな複雑な気分を抱えながら校門へ向かう。

今日は伊藤と大堤君と三人で帰ることになった。

校門を出てしばらく歩いたところで、大堤君がしみじみとした口調で言う。

 

「ライオンハート殿だけでなく、伊藤殿とも帰宅の途につけるとは」

 

相変わらず独特な言い回しだった。

 

「これも共通の趣味を持った縁ですな」

 

共通の趣味。

もちろんアプリゲーム『戦国クエスト』のことだ。

僕と大堤君は以前から遊んでいたし、最近では伊藤も同じゲームをプレイしている。

そのおかげで以前より話す機会も増えた。

 

「そういえば新イベントどうだった?」

 

僕が話を振る。

すると大堤君が待ってましたと言わんばかりに身を乗り出した。

 

「聞いてください!」

 

僕は気迫に圧倒された。

 

「百連回した結果、最高レアが一枚も出ませんでした!」

 

「うわぁ……」

 

「天井まであと少しですぞ!」

 

「それは少しじゃないと思う」

 

伊藤も苦笑していた。

 

「確率とはそういうものだ」

 

「伊藤殿は引けたのですかな?」

 

「三十連で出た」

 

大堤君が固まる。

僕も少し固まる。

 

「運が良すぎない?」

 

「そうか?」

 

本人は本当に分かっていないらしい。

大堤君が膝をついた。

 

「世の中は不条理ですな……」

 

そんな他愛もないゲーム談義を続けながら歩いていた。

いつも通り。

平和な帰り道だった。

だが――。

僕は何度も後ろを振り返りそうになる。

妙だった。

誰かに見られている気がする。

視線を感じる。

気のせいかもしれない。

だが妙に落ち着かない。

横断歩道を渡る時も。

商店街を歩く時も。

ずっとそんな感覚が続いていた。

僕は何気なく後ろを見ようとして――やめる。

誰もいなかったら恥ずかしい。

いや、いたとしても怖い。

そんなことを繰り返しているうちに挙動不審になっていたらしい。

隣を歩く伊藤がふと僕を見る。

 

「さっきから落ち着きがないが」

 

鋭い。

本当に鋭い。

 

「どうかしたか?」

 

僕は思わず肩を震わせた。

 

「あっ」

 

変な声が出た。

まずい。

絶対に怪しい。

 

「う、ううん」

 

慌てて首を振る。

「なんでもない」

伊藤はじっと僕を見ている。

信じていない顔だった。

大堤君も不思議そうに首を傾げる。

 

「本当ですかな?」

 

「本当本当」

 

僕は笑顔を作る。

だが内心は落ち着かない。

やっぱり誰かに見られている気がする。

気のせいだろうか。

それとも――。

僕が再び視線を感じて何気なく後方へ目を向けたその瞬間、曲がり角の向こうに何かが隠れたような気がした。

しかし確認する前に姿は消えてしまう。

 

「……?」

 

僕は眉をひそめた。

そしてそのまま歩き続ける。

帰り道を歩いていると、不意に一陣の風が吹いた。

冬の冷たい風だ。

落ち葉が舞い上がり、僕たちは思わず目を細める。

 

「風強いね」

 

そう言いながら振り返った、その瞬間だった。

何かが横を通り過ぎた。

本当に一瞬だった。

人影のようなものが視界を横切る。

そして――

 

「シュトゥルム・ウント・ドラングッ!」

 

聞き覚えのありすぎる叫び声が響いた。

 

「うわっ!?」

「なっ!?」

「ぬおおっ!?」

 

僕たちは揃って尻もちをついた。

完全に不意打ちだった。

心臓が痛い。

寿命が数日縮んだ気がする。

顔を上げる。

そこには勝ち誇ったような表情の曽米さんが立っていた。

まるで奇襲攻撃に成功した指揮官のようだった。

僕は呆然としながら言う。

 

「そ、曽米さん?」

 

曽米さんは胸を張った。

 

「ふふん!」

 

全く反省していない。

 

「部活はどうしたの?」

 

すると曽米さんは不満そうに頬を膨らませる。

 

「そんなことより!」

 

そして僕を指差した。

 

「私をパーティに入れてくれないなんてズルいズルい!」

 

その場で地団駄を踏み始める。

完全に駄々をこねる子供だった。

僕は意味が分からない。

伊藤も同じだったらしい。

 

「パーティ?」

 

首を傾げる。

大堤君も不思議そうな顔になる。

 

「我々が語らっていたのはアプリゲームの『戦国クエスト』についてですぞ」

 

そして丁寧に説明した。

 

「ヒミコ様が考えているような、勇者一行が巨悪を討つといったロールプレイングゲームではございませぬ」

 

曽米さんの動きが止まる。

 

「……えっ?」

 

ある予感が脳裏を過る。

案の定だった。

曽米さんは今まで、僕たちが勇者と仲間たちが旅するファンタジーゲームの話をしていると思い込んでいたらしい。

 

「違うの?」

 

本気で驚いている。

 

「伊藤ちゃんがバラモン(司祭)」

 

伊藤が眉をひそめる。

 

「ピョートル君がクシャトリヤ(戦士)」

 

大堤君が困惑する。

 

「リチャード君がヴァイシャ(商人)のパーティを組んでるんでしょ?」

 

僕は思わず額を押さえた。

なぜインドのヴァルナ制度で職業分担しているのか。

ツッコミどころが多すぎる。

 

「違う違う」

 

僕は慌てて説明した。

 

「戦国クエストの同盟っていうのは、冒険パーティじゃないんだ」

 

「じゃあさぁ、同盟は何のために存在するの?」

 

僕はスマホを取り出した。

 

「簡単に言えばフレンド機能みたいなものかな」

 

曽米さんは真剣な顔で聞いている。

 

「リーダーは同志を集める君主」

 

「ほうほう」

 

「サブリーダーは同志たちに役割を指示する参謀」

 

「なるほど」

 

「同志は兵糧や年貢の管理をしたりする」

 

そこまで説明すると曽米さんは納得したように頷いた。

 

「つまり戦国大名ごっこなんだね!」

 

だいたい合っている。

少し雑だけど。

すると曽米さんは残念そうに肩を落とした。

 

「なーんだ」

 

そしてため息を吐く。

 

「私がみんなを回復させる僧侶の役割を担ってあげようと思ったのに」

 

僕は少し想像した。

戦闘中に、

 

『僧侶曽米がプラグマティッシェ・ザンクツィオン(国事詔書)を唱えた』

 

みたいなログが流れる。

回復はおろか味方の動きが制限されて、全滅するイメージしか湧かない。

すると大堤君が真面目な顔で言った。

 

「その役割なら既に存在しておりますぞ」

 

曽米さんの目が輝く。

 

「えっ?」

 

「戦国クエストにも僧衆(そうしゅ)という役割がございます」

 

曽米さんの目が輝く。

 

「本当に!?」

 

「はい!」

 

大堤君は説明を始める。

 

「兵の士気向上や支援を担当し――」

 

「支援!」

 

「一部のイベントでは回復役も担いますぞ」

 

「回復!」

 

曽米さんが感動している。

 

「私の天職じゃん!」

 

「いやどうかな……」

 

僕は少し不安だった。

たぶん曽米さんを同盟に入れたら、

 

『同盟掲示板』

【曽米】 「今日の戦いを見ていて思ったんだけど、実は中世ヨーロッパの傭兵制度には――」

 

みたいな投稿で埋め尽くされる気がする。

伊藤も同じことを考えたのだろう。

小さく呟いた。

 

「同盟チャットが機能しなくなるな」

 

「なんで!?」

 

曽米さんが抗議する。

しかし僕と伊藤は顔を見合わせた。

そしてほぼ同時に思う。

たぶん本当に機能しなくなる。

その確信だけは不思議と一致していた。

結局のところ。

曽米さんは僕たちが仲良くゲームの話をしていたのを見て、自分だけ仲間外れにされたと思ったらしい。

その事実に気付いた僕は少しだけ苦笑した。

そして、

 

「別に同盟に入るのは自由だよ」

 

と言った。

 

すると曽米さんの顔がぱっと明るくなる。

 

「本当!?」

 

「うん」

 

「じゃあ入る!」

 

即答だった。

伊藤が静かに呟く。

 

「歴史談義専用チャットにならなければいいが」

 

大堤君も真顔で頷く。

 

「できれば日本史限定にしてもらいたいものですな」

 

曽米さんは聞こえていないふりをしていた。いや、たぶん聞こえていたが気にしていないだけだろう。

こうして僕たちのゲーム同盟は、新たな同志を迎えることになったのである。

曽米さんは腕を組みながら、うんうんと一人で納得していた。

どうやら自分が戦国クエストの同盟に加入した後の姿を想像しているらしい。

そして突然、

 

「私が僧侶だったらプロスクリプティオを唱えて敵を全滅させるのに」

 

と呟いた。

僕と大堤君は同時に首を傾げた。

 

「プロ……何?」

 

「聞いたことがありませんな」

 

僕の頭には全く浮かばない。

ゲームの必殺技だろうか。

それとも曽米さんが今考えたオリジナル呪文だろうか。

しかし伊藤だけは理解したらしい。

小さくため息を吐く。

 

「それでは蘇生魔法どころか即死魔法になる」

 

「おっ」

 

曽米さんが嬉しそうに反応する。

伊藤は容赦なく続けた。

 

「回復どころか処刑人だな」

 

「さすが伊藤ちゃん!」

 

曽米さんは感激したように拍手した。

 

「話がわかるねぇ!」

 

僕と大堤君はますます置いてけぼりになる。

何の話だろう。

すると曽米さんがこちらを向いた。

 

「それに加えてリチャード君は……」

 

なぜか意味深な笑みを浮かべる。

 

「スッラは知ってるでしょ?」

 

その瞬間だった。

僕の脳内で全てが繋がった。

 

「あっ」

 

思わず声が漏れる。

思い出した。

プロスクリプティオ。

古代ローマ。

スッラ。

あの独裁官スッラが政敵を粛清するために作成した追放・処刑リスト。

名前を書かれた人間は国家公認で殺害対象になるという、恐ろしい制度だった。

 

「なるほど……」

 

僕は苦笑する。

 

「つまり敵全体即死魔法ってことか」

 

「そういうこと!」

 

曽米さんが満足そうに頷く。

 

「ゲームバランスが崩壊しそう……」

 

僕は思わず突っ込んだ。

僧侶ではない。

絶対に僧侶ではない。

すると大堤君が困惑したまま僕たちを見回した。

 

「す、すみませぬ」

 

完全に話についていけていない顔だった。

 

「プロスクリプティオとは何なのでしょうか?」

 

曽米さんが待ってましたと言わんばかりに身を乗り出す。

危険信号だった。

 

「よくぞ聞いてくれました!」

 

「しまった」

 

伊藤が小さく呟く。

時すでに遅し。

曽米さんの歴史講座が始まってしまった。

 

「昔々、共和政ローマにスッラという人物がいたんだけど――」

 

「ほうほう」

 

大堤君は律儀に聞いている。

僕と伊藤は顔を見合わせた。

たぶんこれから十分は歩みが止まる。

案の定だった。

曽米さんは身振り手振りを交えながら、

 

「敵対勢力を片っ端からリストアップしてね!」

 

「はい」

 

「賞金まで懸けてね!」

 

「なんと!?」

 

「財産も没収してね!」

 

「それはまたなにゆえ……」

 

「恐怖政治を行ったんだよ!」

 

「怖すぎますぞ!」

 

大堤君が本気で引いていた。

その反応を見て曽米さんは満足そうである。

伊藤は呆れたように言った。

 

「だから僧侶ではなく処刑人だと言ったんだ」

 

「でも強そうじゃない?」

 

「魔王軍の幹部だな」

 

「僧侶なのに?」

 

「だから僧侶ではない」

 

僕は思わず笑ってしまった。

結局のところ、曽米さんの考える僧侶は回復役ではなく歴史上の粛清者らしい。

そして大堤君は最後まで、

 

「つまり回復魔法ではなく、敵を消し飛ばす魔法なのですな」

 

と一生懸命理解しようとしていた。

僕はそんな二人を見ながら思う。

もし本当に曽米さんがRPGゲームの僧侶になったら――

味方を回復する前に、

 

「プロスクリプティオ発動!」

 

と言って敵どころかパーティ全員を震え上がらせるに違いない。

その後も曽米さんの暴走は止まらなかった。

どうやら完全に『戦国クエスト』の世界へ興味を持ってしまったらしい。

もっとも、その興味の方向性はかなりおかしかった。

 

「僧侶は縁の下の力持ちだから――」

 

曽米さんが歩きながら両手を掲げる。

 

「記憶を消し去れ、ダムナティオ・メモリアエ!」

 

「呪文みたいに言わないで!世界観が台無しだよ!」

 

僕は思わず突っ込む。

ローマ帝国の名誉抹殺刑を必殺技みたいに言わないでほしい。

しかし曽米さんは止まらない。

 

「仲間に加護を、レンドリース!」

 

「物資を支援してくれるなら悪くないが……」

 

伊藤がぼそりと呟く。

 

「敵の動きを止めよ、マグナ・カルタ!」

 

「王様しか止められないじゃん……」

 

今度は僕が突っ込んだ。

曽米さんは完全にノリノリだった。

聞いているこっちが恥ずかしくなる。

伊藤は途中から完全に上の空だった。

諦めたらしい。

半ば無表情で歩いている。

一方。

大堤君だけは違った。

 

「おお……」

 

感動している。

ものすごく感動している。

 

「なんと壮大な魔法名!」

 

絶対意味は分かっていない。

というか完全に剣と魔法の世界に変わっている。

 

「レンドリースとはいかなる奥義なのでしょう!」

 

「アメリカの武器援助だよ」

 

「ア、アメリカ?」

 

絶対分かっていない。

曽米さんは何故か嬉しそうだった。

何なんだこの会話は。

僕と伊藤は同時にため息を吐いた。

 

それから数時間後。

家に帰った僕は自室でくつろいでいた。

するとスマホが震える。

 

『戦国クエスト』の通知だった。

 

「ん?」

 

確認すると新しいチャットが届いている。

送り主を見て僕はゾッとした。

曽米さんだった。

しかも。

 

【曽米妃美華が同盟に加入しました】

 

という通知まで表示されている。

 

「行動が早い……」

 

思わず声が出た。

さらにチャットを見る。

 

【曽米】 『みんなー!始めたよー!』

【大堤】 『歓迎いたしますぞ!』

【伊藤】 『本当に始めたのか』

 

そこまでは普通だった。

問題は次のメッセージだった。

 

【曽米】 『最初の武将は島津義弘にした!』

 

僕は目を見開いた。

 

「え?」

 

同時に同盟チャットが騒がしくなる。

 

【大堤】 『島津義弘ですと!?』

【伊藤】 『意外だな』

 

僕も同感だった。

てっきり織田信長や徳川家康を選ぶと思っていた。

あるいは名前だけで伊達政宗。

そんなところだろう。

しかし曽米さんが選んだのは島津義弘。

戦国ファンならともかく、歴史初心者が最初に選ぶには少し渋い。

僕は理由を尋ねた。

 

【獅子御】 『なんで島津義弘なの?』

 

すると即座に返信が来る。

 

【曽米】 『ヘースティングズの戦いっぽいから!』

 

意味が分からなかった。

数秒後。

説明が続く。

 

【曽米】 『敵を誘い込んで!油断させて!反撃して!勝つ!最高!』

 

僕は頭を抱えた。

なるほど。

島津家の得意戦術である「釣り野伏せ」と、ノルマン・コンクエストでのヘースティングズの戦いを重ねているらしい。

理屈としては分からなくもない。

分からなくもないが。

普通そこを結び付けるだろうか。

 

【伊藤】 『発想が斜め上だな』

【大堤】 『しかし名将を選ばれましたな!』

【曽米】 『でしょ!?』

 

その直後。

新しいメッセージが届く。

 

【曽米】 『ところで僧侶職はどこ?』

 

僕はスマホを見つめた。

そして確信する。

この同盟チャット。

近いうちに戦国ゲームのチャットなのか世界史研究会の掲示板なのか分からなくなるだろう。

少なくとも、静かな同盟生活が終わったことだけは間違いなかった。




①シュトゥルム・ウント・ドラング
啓蒙思想が流行していたヨーロッパにおいて、感情や個性を重視する生き方を求めた文学運動のこと。
代表作にゲーテの主人公ウェルテルが恋に悩み、感情に翻弄される「若きウェルテルの悩み」。シラーの情熱や自由への憧れがテーマにした「群盗」など。
日本語で「疾風怒濤」と訳される。

②リグ・ヴェーダ
古代インドで作られた神々への賛歌を集めた最古の聖典。
リグ・ヴェーダの他にサーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダがある。
カースト制度の原型であるヴァルナ制度(バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラ)の思想的根拠になった。

③オーストリア継承戦争
神聖ローマ帝国の皇帝は嫡男しか継承できなかったが、カール6世が定めた国事勅書によりマリア・テレジアの夫フランツ1世が即位する。しかし、オーストリア弱体化の好機と捉えたフリードリヒ大王は国事勅書に異議を唱えシュレージエンに侵攻。3次に渡り戦争を繰り広げるが全てフリードリヒ大王が勝利した。
敗北したマリア・テレジアはシュレージエンを取り戻すため、プロイセンを孤立させ(外交革命)、「七年戦争」を引き起こすことになる。

④スッラ
共和政ローマの政治家、軍人。
政敵マリウスとの抗争を経て軍隊を率いローマに進軍。独裁官(ディクタトル)に就任し実権を握った。
敵対勢力を粛清し、軍事力で権力を掌握できるという前例を作った人物として知られる。

⑤レンドリース法(武器貸与法)
第2次世界大戦期においてイギリス、フランス、ソ連、中華民国などの連合国を支援するためにアメリカが制定した法律。

⑥マグナ・カルタ(大憲章)
戦争による重税や失政を続けていたイングランド王国のジョン王に対して、貴族たちが法による支配を求めた文書のこと。
王であっても法の上には立てないという原則を確立し、イギリスの議会政治と立憲主義の出発点となる。

⑦ノルマン・コンクエスト
王位継承に端を発したノルマンディー公ギヨーム2世がイングランド王国に対して行なった一連の征服戦争のこと。
戦争に勝利したギヨーム2世はウィリアム1世として即位し、フランス式の封建制度を導入。
イギリス王室の祖となる。

⑧ヘースティングズの戦い
ノルマンディー公ギヨーム2世が、イングランド王ハロルド2世に勝利した戦い。
ギヨーム2世は偽装退却という戦術を用いてイングランド軍を撃破した。
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