チャージングストラトス研!   作:カノサワ

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Qあのー妹は登場しますか?

A知らんな

Q大体どれくらいまで書く予定ですか?

A銀の福音までの予定にしていますが。その他の事は一切分かりません!

Q地の文が下手すぎませんか?

Aこの小説はナック様リスペクトクオリティで仕上げてあるんDA

Q研は誰と付き合う予定ですか?

Aんふぅ

専門的な事はともかく。こんな小説に10評価つけてくれてありがとー!


研達危うし!?クラスメイトは全員女!?

ここはIS学園。

作者が文字で表現するのが面倒なほどバカでかい学園なんだ。

ここは海上モノレールでしか移動手段が少なく、寮で生徒みんながここに住んでいるんだ。

ここではみんなISの事を一生懸命学んでいるんだ。

勿論本来ISは女性しか乗れないから、ほぼ女性しかいないんだけど。

 

「全員揃ってますねー。それじゃSHR始めますよー」

 

そのクラスの先生、緑色のショートヘアーでちょっと子供っぽくて可愛いけどバカでかい物を二つ携えている女性先生。山田真弥先生がみんなに号令をかける。

 

「まず初めに。皆様入学おめでとう御座います。ここは全寮制。皆さんが寮に住み、助け合って学園生活を過ごしていくのですよー、皆様1年間よろしくお願いします」

 

…その山田先生の気の抜けたような喋り方に、みんな呆気に取られたか妙な雰囲気に包まれたんだ。

 

「…研、なんか変な事になったな」

 

「そうですね…」

 

そのクラスに二人の男子が隣同士の席に座っていた。そう、前の回で出て来た織斑一夏と研なんだ。

 

あれから色々あって、IS学園に入学する事になったんだ。

 

「ちなみにバリカンは…?」

 

「とりあえず袋に入れて預けておきました」

 

サラッと研がバリカンを監禁した事を告げた事はともかくとして。二人はクラスの女子の好奇な目線に冷や汗をかいていたんだ。沢山の女子に包まれて緊張はするものだろう?

 

「あの二人がIS動かしたんだってー…」

 

「へー…片方はキリッとしてカッコいいけど、もう片方は可愛いわね」

 

「どっち狙い?私は片方の可愛い子かなー…」

 

「んふぅ」

 

女子達が研達を見ながらコソコソ言う。まるで珍しい生き物を見るようではありませんか。

 

「俺達どーなるんだろうなぁ研…」

 

「僕に聞かれても困るよー」

 

「あ…あのー。兄弟仲良くお喋りはいい事ですけど、よろしければ自己紹介をお願い出来ますか?」

 

と、クラスの異質な空気に研達が押される中、山田先生が一夏に自己紹介を頼む。

 

「あ、え?お、俺!?」

 

「ウヒャー⁉︎ご。ごめんねー大声出しちゃって、お。怒ってるかな?み。みんな二人に興味津々だから親睦を高めるためにもまずは君達がいいかなーと思って…い、嫌ならいいんですよ?」

 

いきなり話しかけられて大声を上げた一夏に驚き、山田先生は慌てて謝罪する。可愛らしいだろう?

 

「い、いえ!大丈夫です!…研。どーしよ」

 

一夏は立ち上がるも、困った様子で研に尋ねる、第一印象が悪ければ学園生活は肩幅狭い物になるんだ。

 

「僕に聞かれても困るよー」

 

二回目の同じセリフに、一夏は研も緊張しているのを悟ったか。兄としてしっかりせなばならぬと覚悟し…。

 

「…俺は織斑一夏!こちらは弟の織斑研です!よろしくお願いします!…以上!」

 

「「…エ゛ェー!?」」

 

サラッとした自己紹介に一部を除くクラス一同は驚愕に似たツッコミを入れる。

 

「次、研頼む」

 

「こここ、困るよ〜」

 

更に研に自己紹介を催促する一夏、研は困惑しつつんー…と考え。

 

「僕は織斑研です!苦手な教科は…数学ですぅ」

 

と。少し照れ恥ずかしそうに自己紹介をした途端…。

 

「研君。一夏君と違った魅力*1はあるわねぇ…」

 

「やだ、二人きりで勉強教えてあげたい…」

 

「これから毎日…」

 

女子達が小声で不穏な事を喋り始めたんだ。恐ろしいだろう?そしてその瞬間。

 

「自分から弱みを見せるバカがどこにいるかっ!」

 

バシィ!!バシィ!!と研と一夏の頭に衝撃が走る。

 

「ア゛ッー」

 

「いっ!?…げぇっ!?関羽!?」

 

研が言葉にならぬ声で悶絶した後、一夏が何かに叩かれて突っ伏した顔を上げてその人物を見ると驚愕する。

 

ジャーン!!ジャーン!!と言う効果音が出てきそうな言葉に反応したかその人物はまたバシィ!!と手に持ってた出席簿でまたしばいたんだ。

 

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

 

「あれぇ…ち、千冬お姉さんじゃありませんか」

 

「織斑先生と呼べ」

 

研がその人物を名前で呼んだ途端またバシィ!!としばかれる。暴力教師だって?残念ながらここIS学園は軽い軍事訓練みたいな物を取りいてられて、根性を叩き直すためにこういうことがあるんだ。

 

それよりこのちょっとキツそうな性格のお姉さんは織斑千冬。一夏と研のお姉さんなんだ。

仕事が忙しくて滅多に帰れないんだ。

 

「お、おおお、織斑先生?もう会議は終わられたのですか?それとや、やり過ぎでは??」

 

「山田君。クラスの挨拶を押し付けてすまんな、それとコイツらにはまずここはどんな場所はわからせてやらんといかん、兄弟だからと言って甘やかす気はない。君もコイツらが変な事をしたらしばいて調教してやれ」

 

「わァ…あ…!」

 

そんな無情な言葉を聞いた山田先生は動揺し*2、そして織斑先生はクラスの生徒の方を向いて告げる。

 

「諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を使い物になる操縦者になるまで育てるのが仕事だ。私の言葉は絶対だ、その言葉をよく聞いて理解し。行動しろ、出来ない者は出来るまでしばい、指導してやるから安心しろ。私の仕事は弱冠十五才である貴様らを十六才になるまで鍛え抜く事だ。嫌なら嫌と言え、そう言えなくなるまで調教してやる。耐えられんならすぐ出て行け、わかったか!!*3

 

織斑先生のとんでもない発言に研と一夏はドン引きしてしまう。こんなん言われたらふざけるんでねぃ!!ガタガタ言うんじゃねぇ!!こいつぅもう我慢ができないぞぉ!!と生徒から文句が飛び交う…はずだったが。

 

「キャー!!千冬様!!よ!!あの噂の鬼教官鬼畜の千冬様よ!」

 

「すんごぉい…♡」

 

「私、お姉様に憧れて北九州からはるばるこの学園に来たのです!!北九州から!!」

 

「あの千冬様に調教されるなんて光栄です!!愛してる!!早く脱ぐ!!」

 

「一度私の尻をしばいてください!いやこれから毎日私をしばいてください!お願いだから、ねね??いいでしょう??」

 

_クラスの一部を除く女子がまるで嬉しそうに言うではありませんか、とんでもない変態だろう?

 

「…毎年、よくもこんな頭のおか…馬鹿者どもが集まるものだ、ある意味感心させられる。私にはこう言う奴らが集まる運命なのか?後後半発情したバカどもはグラウンド100周だ、それで発散しろ」

 

織斑先生はこんな頭のおくわしい奴らに頭を痛めるようなポーズを取り、やれやれとする。

 

「きゃぁああぁあ!お姉様!!千冬様!もっと叱って!罵って!」

 

「ドゥンドゥン調教してください!けど時々不意に優しさを見せてください!」

 

「ステキダワー」

 

…研と一夏は目を合わせて。気でも狂ったんじゃないかと思うクラスの女子にドン引きしつつ小声で話す。

 

「千冬お姉さんがここの教師だったとはねー…」

 

「しかもやべー事言ってるのになんか人気だし…」

 

「おいそこの楽しそうにお喋りしてる馬鹿。もう少ししっかりした自己紹介は出来んのか?えぇ?」

 

ギラリ、と二人の弟を鋭い目で睨みつけると二人は蛇に睨まれたカエルが如くビビってしまったんだ。

 

「ち、千冬姉。ちょっと話を…」

 

バシィ!!バシィ!!と再び織斑ブラザーズに一撃が入る。

 

「それと、私の事は織斑先生と呼べ。いいな?」

 

「はぁ〜い先生ぃ…」

 

「なんだその気の抜けた返事は!!」

 

バシィ!!と研に一撃入る!織斑先生マッタクツヨシ!!

 

「ア゛ッー」

 

「さぁお前ら、さっさと授業の準備に入れ」

 

そんなこんなで授業の準備に入る。織斑先生の詳しい家庭事情は小説ISを買って読めばわかるだろう?*4

 

ξ

 

「…なー研。気づいたお前?」

 

「うん…あの人、箒さんだよね」

 

授業準備中に一夏の視線の方を研が向く。

一般的に美人ともいえよう茶髪のポニーテール美女が二人の視線に入る。相手の気付いたか、なぜかそっぽを向いてしまう。

篠ノ之箒_6年前あたりに一夏が通っていた剣術道場にいた子で、幼馴染にあたる人物なんだ。

すっかり離れた影響か、一夏を見てもそっぽを向いてしまったんだ。

 

「幼馴染だから助けてくれると思ったんだがなぁ…」

 

「うーん…」

 

ちなみに研は柔道道場に通っていたんだ。そんな事はともかく他の女子の声が聞こえるんだ。

 

「あの二人って織斑先生の弟だったんだ…」

 

「やっぱりそれが男でもISが使える事に関係しているのかなぁ…」

 

「けどあの二人、先生に叩かれまくってたね、可哀想に…変わってあげたい」

 

最後はともかくとして、男ってだけじゃなく織斑先生の弟だって事もあり。噂話が立っていたんだ。

 

「なんか息苦しいですね…」

 

「なんでこうなったんだろうなぁ…悪いな、俺が藍越学園とIS学園の受験会場を間違えて」

 

響きが似てるからと言って、自分が受験するはずだった藍越学園の会場を間違えた事を研に詫びる一夏。

 

「気にしないでくださいよ。僕も気づかなかったのが悪いんですから」

 

ξ

 

まずは1限目の授業を終え、休み時間に入ったんだ。

授業内容はIS基礎理論授業と言う、軽いISの歴史などを説明されたんだ。

ざっくり言えば10年前ぐらいに日本のある天災科学者が女性にしか扱えないISを作っちゃったら。色々面倒な事になったんだ。詳しい事は小説を買えばわかるだろう?

 

休憩時間はなぜか箒と一夏が二人きりで話した後、軽く廊下で研にも会話をしたんだ。

 

「久しぶりだな。研…時間もないから単刀直入に聞く」

 

「…一夏に…その。彼女とか出来たという話はないか?」

 

「んー…聞いてませんね」

 

「!!…そうか…いや悪い、変な話をした。で、では教室に戻るか」

 

と。変な質問を研にした後、教室へ戻る。研は怪訝そうな顔をしつつ教室へ戻るんだ。

 

「??…箒さん一瞬嬉しそうな顔してたような…ま。いいか」

 

ξ

 

「_であるからして、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ_」

 

山田先生が優しい声音で生徒達を見つつ、教科書を読み上げていく。

ホワホワしている山田先生の教えは意外にも生徒達からも評価は良く、みんなしっかり聞いていたんだ。

 

「…なぁ研。わかる?」

 

「僕に聞かれても困るよー」

 

一部を除いて、一夏と研の机には5冊の教科書が積まれており、内容も専門的なものだと思うような用語ばかりなんだ。

 

「…このアクティブなんとかとか、広域うんたら。お前わかる?」

 

「僕に聞かれても困るよー」

 

「お前それ気に入った?」

 

禁断のコピペとも言わんばかりの研の返答に、一夏は一瞬呆れるも、自分も内容が分かってないから人の事は言えねぇと思うのだった。

 

「織斑君…ごめんね?兄弟だから苗字で呼ぶとわからなくなるから、下の名前でも呼んでいいかな?」

 

「え?あ、はい」

 

と。山田先生が織斑ブラザーズにそう聞くんだ。

 

「一夏君?研君?分からないことがあったら先生に質問してくださいね?何せ私は先生ですから!」

 

むっふん、と言わんばかりに頼れる私です!と態度を取る先生。可愛いだろう?

 

「…そうだな。研、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言うもんだ!」

 

「一夏君。いい事言いますね?ではどうぞ!」

 

一夏の言った諺に誉めつつ、笑顔を浮かべながら待つ山田先生。

 

「ほとんど全部、その他の事が一切わかりません!!」

 

「えーと…僕もですぅ。えへ、えへへへ…」

 

一夏のそうバッサリとした答えに研が便乗し、照れくさそうに笑いながら言う。

ぶんなぐ、可愛いだろう?

 

「エ゛ェー!?ぜ、全部ですか!?…み。皆さん?織斑君達以外で、今の段階でわからないって人はどれくらいいますか?」

 

そんなとんでもブラザーズの答えに驚愕しつつ、クラスの女子にそう問い出す。

研や一夏は誰かはわからんている人がいるのを期待するも…。

 

ドォーン!!…と。研達に衝撃が来るほどみんな手を上げなかったんだ。みんな優秀だろう?

 

「…お前ら。入学前の参考書は読んだか?」

 

優しい山田先生とは対照的に、織斑先生が「今からお前をボコボコにして鳥葬にしてやる」と言わんばかりの殺気の籠った目で二人をにらみつける。

 

「…古い電話帳と間違えて捨てました」

 

「僕はー…読んだけどよくわかりませんでした!!」

 

バシ!!バシ!!バシィ!!ドガァ!!

 

「ア゛ッー」

 

「必読と言う文字すらわからんか?一夏、お前は後で再発行してやるから一週間以内に覚えろ。研、わからんでも読め。お前の脳はおがくずしか詰まってないのか?」

 

「ち。ちふ、織斑先生…研だけ一発拳が入りませんでした?」

 

「言い訳は無用、私がやれと言ったらやれ。読まないなら…放課後三人だけで授業してもいいんだぞ?」

 

カァーン!!と言わんばかりの眼光で睨みつけられ、二人はちびり上がるしかないんだ。悲しいだろうが仕方ないんだ。

 

「「ハイ」」

 

すっかり調教された二人はポンコツロボが如くの返事しか出来なかった。

 

「お、お、お、織斑君達????わからないところがあったら放課後でも先生が教えてあげますからね??ね??」

 

「はぁい。先生…」

 

「…待って。放課後二人の男の子と私一人の先生…!?だ。ダメです二人とも!?先生の体は一つ…あぁ、でも…!」

 

と。いきなり頬を赤らめて何かを言い出す山田先生。実は軽い妄想癖がこの先生にはあるんだ。クラスの女子も軽く引くが、君らも言えたことではないだろう?

 

「んふっ!山田先生。授業の続きを」

 

「ア゛ッ!?は、ふぁいっ!」

 

織斑先生の咳払いで正気に戻った山田先生は授業の続きに入るんだ。

 

ξ

 

「ふぁ〜。終わったぞう」

 

漸く色んな意味で地獄の二時間目の授業を終え、研は気だるそう机に座っていると…。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「はぁい…?」

 

と。クラスの一人にいた、よく漫画やアニメで観る金髪お嬢様が研目の前に映るんだ。その長い髪の縦長ロール、どうやって手入れしているか気になるだろう?

 

そんな事はともかく、この目の前のお嬢様は唐突に研に絡んできたんだ。

 

「まっ!?なんですのそのお返事は!私に話しかけられるだけでも光栄なのに、その態度はなんですの?失礼でなくて?」

 

研ははぁ?と内心思いつつ助けを求めようと一夏を探すも…。

 

「あ。兄さんは箒さんと話してるんだった…」

 

「ちょっと聞いてますの!?」

 

と、この子から見たら目の前の男が自分を無視してそっぽを向いた事に腹を立てたんだ。随分と偉そうだろう?

 

「えーと…誰なんですか貴方は?」

 

「私を知らない!?*5このセシリア・オルコットを!?イギリスの代表候補生であり。入試主席のこの私を!?*6

 

「へー。君セシリアって言うんだ。よろしく」

 

と、研が軽々しく言うと、セシリアは益々眉を引くつかせるんだ。漫画とかならきっと怒りマークがたっぷりだろう。

 

「あ、あ、貴方…まぁいいですわ!無知である貴方にこの代表候補生たる私が導いてあげようとしているのよ?本来なら私が男に話しかけるなんてあり得ないこと!泣いて敬服しても良くてよ!私は代表候補生ですから!」

 

「代表候補生?…なんですかそれ?」

 

「「エ゛ェー!?」」

 

と、さっきからセシリアが言う代表候補生について聞くと、それを聞いたセシリアを含むクラスの女子達が驚いた様子を見せる。

 

「…あ。貴方…本当にご存知ないのですの?」

 

「はいっ」

 

セシリアの問いに研がはっきり答えると、頭を痛めたように額に指を当てながらぶつぶつ言い始める。

 

「し、し、し。信じられませんわ…!?極東の島国と言うのは。こうもまで未開の地なのですの…テレビもネットニュースも見ませんの…!?」

 

「ね。ねぇ、その代表候補生て?」

 

そんなセシリアの様子に冷や汗をかきながらも質問する。

セシリアは再び研を見て、睨みつけつつ苛立った声音を持たせつつ説明する。

 

「…国家代表ISの、その候補生として選出されるエリートの事ですわ。わかるでしょう!?」

 

「て事は…オルコットさんて凄い人なんですね!」

 

と、その言葉を聞いていい気になったか。ビシッと研に人差し指を向けつつ続ける。

 

「そう!その通りですわ!後名前でなく苗字で呼んだことは多少評価はしてあげますわ!それぐらいの常識はあるようね?」

 

と、偉そうに褒めるも研は。さっさと終わらないかなーと内心うんざりしつつ聞き続ける。

 

「本来なら私のような選ばれた人間が。クラスメイトどころか話しかけられるだけでも幸運でしてよ?その奇跡を噛み締めるのも義務でなくて?」

 

「そ。そうですね、わーい。嬉しいなー」

 

「……バカにしていますの??」

 

研の手を抜いたような喜び方に寧ろ苛立つセシリア。

 

「そもそも貴方達兄弟。ISについて何もご存知ありませんわね??そのくせこの学園に入れるなんて。男でISを操れるだけで入学出来るなんてある意味羨ましいですわね??」

 

「オルコットさんだって入学してるじゃありませんかぁ」

 

「…皮肉が通じませんの??ふ、ふん!!まぁいいですわ!優秀な私に免じて、可哀想な貴方に優しくしてあげる事を光栄に思いなさい!」

 

「えー。いいですよ、エリート様の世話をかけたくありませんし」

 

「…いい度胸ですわね。皮肉を皮肉で返すとは」

 

研の言葉に多分もう怒りマークがたっぷり。そんなセシリアはふん!とした態度を取りそっぽを向く。

 

「もういいですわ!後で貴方のお兄様にも話をしておきますわ、この入試で唯一教官を倒した私が導いてあげると知れば。貴方のお兄様もきっと喜んで私に傅いてくれますわ!研さん?貴方は私のありがたい恩恵を受ける事は一生なくなりましたわね?ほほほ…」

 

「入試?もしかしてISで先生と戦う奴ですか?」

 

と。これ以上バカとは相手してられないと研から離れようとした途端、その発言に一度セシリアは足を止める。

 

「…どこまで無知ですの?それですわよ」

 

「それなら僕、やっつけましたよ?その教官?」

 

「ナニィ!?ですって!?」

 

研の言葉に驚愕しつつ振り返り、研に詰め寄り始める。

 

「わ。私だけと聞きましたが!?えー!?」

 

「多分情報がすれ違ったんじゃないかなぁ…けど。大した事ありませんでしたよ?突っ込んできたところを交わして、思いっきり背中を蹴り飛ばしたらそのまま壁にぶつかって、相手が気絶しましたし」

 

_ピシリ、と比喩表現ではあるが。セシリアからそのような音が聞こえた気がした。

 

「…貴方のようなふざけた奴が?教官を?認めない…認めませんわ…!」

 

「ま。待ってくださいよ、それに僕だけじゃ…」

 

「僕だけじゃ!?…ま。まさか貴方のお兄様も?…どう言う事で…」

 

セシリアが問い詰めようとした途端カーン!!キーン!!と三時間目の授業を知らせるチャイムが鳴る。

 

「っ…じ、授業が終わり次第また来ますわ!逃げない事!よろしくて!?」

 

えー、と研は内心項垂れるも口に出したら面倒なので適当に相槌を打っておいた。

そしてクラスのみんながそれぞれの席に戻り、一夏も戻る。

 

「…どうした研?なんか疲れた様子だぞ?」

 

「んー…エリート様って面倒だね」

 

「は??」

 

ξ

 

「諸君。この時間は実戦で使用する各種装備の特性について説明だが、その前に話がある」

 

三時間目の授業は山田先生でなく織斑先生が教壇に立っていたんだ。

 

「再来週に行われるクラス対抗戦についてだ。それに出る代表者を決める。クラス代表者とは読んで字の如く、対抗戦だけでなく生徒会の開く会議や委員会への出席…即ちクラスの長だ。クラス対抗戦は入学時点で各クラスの実力推移を図るものだが、今の時点ではお前らにそこまで差はないだろう。だが競争は向上心を生む、良くも悪くもな。ちなみに一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」

 

クラス対抗戦。つまりクラスのリーダーを決める事なんだ。

研と一夏はわかったようなわからないような顔でそれを聞くも、まぁ自分には関係ないだろうと言う顔で説明を聞く。

 

「はいっ。私はお兄さんの織斑君を推薦します」

 

「え?」

 

と、一人の女子の言葉に一夏は不意を受けたような気の抜けた声が出る。

 

「じゃ。私は弟君を推薦します!」

 

「ぼ、僕?」

 

弟と言えば研しかいない。二人は動揺するもクラスのみんなはどんどん弟に、兄にと推薦し始めるんだ。

 

「わかった。候補者は織斑一夏。及び織斑研、他にいないか?自薦推薦は問わん」

 

「ま。待ってくださいよ先生!僕そんなのになる気は…」

 

「俺もだぜ千冬ねえ…織斑先生!?俺の話を…」

 

「自薦他薦は問わんと言った。他薦された者には拒否権はない。選ばれた以上責任を自覚し、覚悟しろ」

 

「そ。そんなぁ…」

 

織斑ブラザーズが抗議しようとするも、織斑先生がバッサリ切り捨てる。が…

 

「_お待ちください!!納得がいきませんわ!?」

 

と。甲高い声が教室に響き渡る。その声の主はセシリアだった。

バン!と机を叩きつつ立ち上がり抗議をする。

 

「そのような選出は認められませんこと!大体実力や知識があれば良いのですが、その男共はISについて無知!そんなのがクラス代表なんていい恥晒しですわ!?そんなものを一年も見るなんて、私には屈辱でしかないですわ!」

 

セシリアの講義にクラスのみんなは呆気とられるも。研や一夏は目の前の自信満々お嬢様に責任を押し付けられるならまぁいいや。と大人しく聞いていた。

 

「実力で言えば私がクラス代表になるのは必然!その大事な事を物珍しいからと言って見せ物みたいに代表にされては困りますわ!私はこんな島国にまで来て、IS技術の修練目指していますわ!こんな茶番を見るために来ていません!」

 

「…なんだかとんでもない事に…あ。僕に言われても、はなしだぞ研」

 

「うーん…えへっ」

 

「おい」

 

その講義に一夏は戸惑い。研はとりあえず笑ってスルーした。

 

「よろしい事!?クラス代表は実力で評価され、引き受けるべき事!であればこのセシリア・オルコットが選ばれるべきでしてよ!そもそも文化として後進的な国で暮らさなくてはならないなど。私にとって苦痛でしてよ!こんなところさっさとおさらばにして…」

 

「なに!?」

 

と。自分の国まで罵倒されて研は声を上げてしまう。

 

「な。なんですの!?」

 

「君の国だって島国みたいなものじゃないか!人の国を馬鹿にする事は許されないんだ!」

 

「な、なんですって!?私の祖国とこんなところが同等でも言いたいですって!?」

 

と。売り言葉買い言葉が如くお互い口論し始めたんだ。

 

「もう我慢なりませんわ!?決闘を申し込みますわ!!貴方にISによる決闘を望みましてよ!」

 

「よーし!相手になってやる!!来い!!」

 

バッ!と教室から出ようとした途端バシィ!!バシィ!!と研とセシリアに織斑先生の出席簿アタックが炸裂してしまった。

 

「ア゛ッー」

 

「きゃっ!?せ、先生何をしますの!?今ので私の脳細胞が5000死に絶えましたよ!?」

 

「やかましいぞバカ共、研、まだ授業中だ…全く。これぐらいは予想はついたが。面倒な事になったな…オルコット。君も代表者に自薦でいいな?」

 

「と、当然でしてよ…!」

 

研とセシリアの喧嘩に出席簿アタックで武力介入した織斑先生はそれを聞いて少し考え…。

 

「いいだろう。一週間後の月曜にて織斑研、オルコットの勝負を開催する。その勝者はクラス代表の推薦について口出しする権利をやる。それまで準備をするように」

 

そして話が纏まると、セシリアはまた自信満々に研に言う。

 

「…研さん?ハンデを差し上げましょうか?1分だけ私は貴方に攻撃しないぐらいはよろしくてよ?」

 

「いいよ別にぃ」

 

その研の言葉に、一夏や箒を除く女子からドッ、と笑い声が響き当たる。まるで研の周りに唇が浮かぶように研に笑い声や、忠告に似た冷笑が響き渡る。

 

「ははははは…研君それ本気で言ってる?」

 

「セシリアさんは確かに偉そうだけど、実力は本物だよ?専用機持ってるしー」

 

「悪い事は言わないからハンデつけさせてもらったらぁ?」

 

そしてセシリアも続け様に研に言う。

 

「(今何か聞こえましたが。スルーしておきますわね)えぇ、皆様の言う通り、ハンデが無ければ貴方に勝てる確率は無いに等しい…今からでも遅くありませんわよ?」

 

「断る!本気で相手になってやる!」

 

と、研が勢いよく啖呵を切ると。織斑先生が手をバン!!バン!!と叩いて言う。

 

「そろそろ授業再開するぞ。さっさと黙って席戻れ」

 

と、その言葉と共に*7みんな席に着く。

 

「…大変な事になったな研…にいちゃんも協力してやるから。何かあれば言えよ?」

 

「はい!お兄さん!」

 

ξ

 

「とは言ったものの、ISのことなんーもわからんなぁ…俺達。今日の授業ちんぷんかんだったし」

 

「千冬お姉さんにも、ISには関わるなって言われてたしねー」

 

放課後、ため息をつきながら教科書をバラバラと読む織斑ブラザーズ。

 

「テレビでISバトルを見てるのがバレたら即消され、こっそり録画したのもバレて全部処分…あーあ」

 

研もぼやきながら教科書に目を通すも、全くわからなかった。

 

「あ。二人ともまだ教室にいたのですね?」

 

「あ。山田先生」

 

ふと、研が教科書から目を離すと書類片手の山田先生が目に入る。

 

「えっとですね?二人の寮の部屋が決まりました」

 

「あれ?俺らって確かしばらくはここから家に一週間は通うって話じゃなかったんですか?」

 

山田先生が二人に鍵と部屋番号が書かれた紙を渡す。一夏はその話に怪訝そうな顔を浮かべている。

 

「それがですね。事情が事情ですので一時的な処置として部屋割りを無理矢理変更したらしいのですよ?…これ、政府からの命令なので先生も逆らえないんですよ。ごめんなさい?」

 

と、山田先生が申し訳なさそうに言う。

 

「んー…それなら仕方ありませんね」

 

「ただ、無理矢理の変更な事なので相部屋になっちゃいました。出来れば研君と一夏君を同じ部屋に入れてあげたかったんですけど、上手く通りませんでした…」

 

「あ。そうだ、俺達の荷物て…」

 

と、一夏が尋ねると…。

 

「私が手配してやった。このポンコツロボもだ」

 

「研坊〜!俺様を閉じ込めるなんて酷いぞ!」

 

「あ。バリカン!」

 

織斑先生が教室に入り、例のボーリングみたいなロボ、バリカンを鷲掴みにして持ってきた。

 

「本当は電源を切って家の倉庫にぶち込んでおくべきだったが。お前らのメンタルケアの為コイツの動向は許可しておく。ただし授業中は部屋に入れておけ、守れんならスクラップにするぞ」

 

「は、はぁい」

 

研が震え上がる声音で返事する。バリカンの運命は如何に。

 

ξ

 

「じゃ。僕は向こうの部屋に行きますね」

 

「おう。またな」

 

研と一夏は寮へ着いて、それぞれの部屋へ行くべく別れる。

 

「バリカン。今から行く僕の部屋にはもう一人誰かがいるんだから、静かにするんだぞ」

 

「わかってるでゲスよ〜」

 

そして研が部屋に着き、ドアの鍵を開けると…。

 

「…わぁ…」

 

「うひょ〜!?まるでお城みたいな部屋でゲスよ!?」

 

_研目に入る部屋のインテリアは。正に豪華爛漫。

 

まず壁紙、どんなブランドかはわからないが、中々オシャレな模様ではありませんか。

絨毯も多分相当な高そうなものであり、そもそもタンスなども豪華な中世貴族みたいに洒落たものだった。

 

「あ!研坊!ベッドが凄いよ!」

 

「本当だ…天井が付いてるねー」

 

言わば天蓋着きベッド。こんなものアニメや漫画でしか見たことない。

 

「…何かおかしくないかいバリカン?妙に豪華というかー…ん?」

 

…何やら水が弾けるような音がする。恐らくシャワー室か何かだろう。そして。

 

「あら?どちら様…もしかして同室になるお方ですか?急なリフォームやらで一部の部屋が使えなくなったと聞きましたわ。全く、面倒ごとしか持ってきませんわね男って…」

 

「…バリカン。僕用事思い出したよ」

 

「え?」

 

研はこの声に聞き覚えがあった。妙なお嬢様口調。そして。

 

「しばらくの合間ですが…この。セシリア・オルコットと一緒の部屋に住める事、光栄に思いなさい?このような格好で申し訳…」

 

…シャワー室の方向から、タオル一枚のみを羽織った彼女がいた。

 

「ござ…ござ…!?」

 

「あっ…きみぃ」

 

…二人の目が合うと、硬直する。

まず、先手を打ったのは。

 

「コイツが入りたいって言ってたんですよぉ」

 

バリカンを指さしてそういう研だった。

 

「けけけけ研!?」

 

「…ぶ…無礼な態度を取るに飽き足らず…こ…この!!変態!!」

 

バギィ!!と研にセシリアの拳が飛んでくる!!

 

「ア゛ッー」

*1
ミリキ

*2
泣いちゃった!!!

*3
若鷹

*4
ステマ

*5
知らんな

*6
知らんな

*7
出席簿アタックが怖いから




こう言うToLOVEるな展開を入れるのも我々ジュラル星人だ。

脚注が多すぎるだって?気にするな!
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