仮面ライダーゴースト✕鳴潮   作:雨宮朱雀

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少年、英雄と成らん

起きて、食べて、働いて、寝る

 

 

変わらない毎日、つまらない日常

 

そんな日常に何度嫌気が差しただろう…

 

もしアニメやゲームの様に別の世界に飛ばされたり、英雄や勇者の様に成りたいと願っただろう…

 

 

 

手を伸ばし、光るナニカを掴む

 

 

 

 

「………………」

 

 

誰かが小声で語りかけてくる

 

 

(………それってどういう…)

 

詳細を聞こうとした瞬間、視界が暗転する

 

 

そして深く、深く、沈んでゆき

 

消えゆく意識の中、おぼろげに頭にあったのは…

 

(助けてあげて)

 

 

 

あの言葉だけだった…

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

「……か?大……ですか?」

(ん…?誰かが何か喋っているのか……?)

 

身体を起こすと、三人の少女が心配そうに見ていた

 

「あ、目が覚ましました」

 

「本当?良かった〜」

 

 

頭を擦りながら、辺りを見渡す

 

「…………こ、ココは?」

俺がそう聞くと

 

「ココは雲陵谷という瑝瓏領地内の今州城外の場所ですよ」

 

「え…?そこって日本のどの辺りですか……?」

と聞くと、少女は

 

 

 

「すみません……日本って…なんでしょうか…?」

そう言われ

 

「えっ……?日本を知らない……?コレ………異世界って奴…?」

そう困惑したが

 

「…とりあえず君達は……?」

 

「私は秧秧、彼女が熾霞、そして後ろの方が漂泊者さんです」

そう秧秧が自己紹介をしてくれる

 

「俺は幽離って名だ、宜しく頼む…」

と自身の名を告げる

 

 

「では幽離さん、貴方は何故ココに居たのですか?」

そう質問を投げかけてくる

 

「…なんで……………なんでだ…?すまない……その、あんまり覚えて無くて…」

 

そう言うと、熾霞が

 

「君も!?」

その発言に

「???…どう言う意味…?」

そう聞くと

 

 

「貴方も私と同じだね…」

 

「この漂泊者もね、君と同じ様に記憶が無いんだって」

 

 

 

そう言われ、おぼろげながら何か思いだす

(…この人…どっかで……気の所為か…?)

 

 

 

「そ、そうなんだ……」

 

そんな会話をしていると…何やら不穏な雰囲気が近くから感じる

 

 

「無音区が発生しそうですね………とりあえずココから離れましょう」

そう秧秧が促す

 

とりあえずその言葉に従い、一同は歩き出すのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「しっかし、まさか二人倒れてるなんてね〜びっくりしたよ〜」

「そうですね」

そう熾霞と秧秧が話しながら先導しており、その後ろを漂泊者と幽離がついて行く

 

(…何だろう、この威圧感は)

そんな考え事をしながらついて行くと、とある物を落とす

 

「何か落したよ?」

そう漂泊者が言いながら、落した物を手渡す

 

 

俺はその渡された物に驚愕する

 

(アイコン…!?なんで仮面ライダーゴーストの変身道具が…?)

 

驚きながらも、アイコンを手にする

「ありがとう」

 

 

 

 

 

そして崖に出ると…

「嘘……もう無音区が」

「えぇ!早いにも程が有るって!まるで私達を追跡してきたみたいじゃん!」

崖の下には十字の裂け目と灰色の地面が有った

 

 

その無音区の中央に目を凝らすと誰かが立っていた

 

「無音区とやらの中央に誰か居ない?」

そう幽離が言うと

「本当だ、アレって白芷じゃん!」

 

恐らく待ち合わせしていたのだろうか、熾霞が

「お〜い!白芷〜!」

 

そう声を出すが、遠すぎるのかまるで伝わっていない様だ

 

「声が届いていない様ですね…」

 

「どうにか下に行けないのか……」

そう呟くと

 

「お、ならパラシュートを使えば白芷の方に行けるかも!」

そう言う熾霞に

「パラシュート?そんな道具持ってないぞ?」

そう言うと

「デバイスはある?」

 

「デバイス……?もしかしてこの瓢箪か?」

コレはスマホを探してた時、スマホの変わりだと言わんばかりに落ちていた瓢箪形の機械だ

 

「そうそう!で、コレをこうして〜…」

 

「なるほど?」

 

そうしてパラシュートのやり方を教えてもらい、一同は一斉に崖下の無音区へ着地する

 

 

 

 

 

 

 

着地すると熾霞は一目散に白芷に近寄る

「白芷ーー…」

と声を掛けてる中

 

(おかしい…何か…………こう変な気配を感じる…無音区ってこんな感じなのか…?」

 

そう考え事をしていると、白芷と言われた人がコチラを見て

 

「…大丈夫、みたいね…よかった」

 

 

「…?」

漂泊者と俺が混乱していると秧秧が

 

「白芷はただ、あなた達の事を心配してくれているんです」

そう言ってくれる

「なるほど…確かにさっき迄倒れていたから…当然ちゃ当然か…」

と理解していると

 

 

 

 

 

無音区の中心から感じた事の無い威圧を感じる…

 

感じた時には漂泊者の除く3名が苦しそうに頭を抱える

「大丈夫…………か…」

 

確認しようとした瞬間、後ろに白い人型の何かがコチラに拳を振り下ろそうとしていた

 

間一髪の所を漂泊者が剣を出し攻撃を防ぐ

 

 

「なっ…!」

気づいた時には周りの3名は半透明な壁の外へ追い出されていた

 

すると漂泊者が

「離れていて!」

そう叫び、襲って来た怪物へ剣を振るう

 

 

 

 

 

漂泊者が何とか俺に注意を引かせまいと怪物を気を引いて、戦う中俺は

「クソッ、武器になりそうなモノは無いッ…!」

 

持ち物はデバイスとアイコンだけだった

 

 

「クッ……!」

次第に漂泊者が怪物に押され始める

 

「何か…何か…!」

焦っていると怪物は俺へ標的を変え、殴りかかってくる

「避けて!」

 

間一髪、バックステップで避けられたが怪物は構わず標的を変えず、殴りかかってくる

 

「当た…!」

 

回避を遅れた俺を庇ってか、漂泊者が身を挺して庇う

 

 

「漂泊者ァ!」

漂泊者はそのまま攻撃を食らい、地面に叩きつけられてしまう

 

 

 

 

「逃げ……」

尚、囮になろうとする漂泊者

 

 

自暴自棄になった俺はアイコンを片手に

「あぁ、もう知らねぇ!」

そしてアイコンのスイッチを入れる

 

すると何処からか腰にベルトが出現する

 

「ベルト!?」

ベルトを見た俺は僅かな望みを賭けて、ベルトを開き、アイコンをセットする

 

 

 

 

 

アーイ!

 

 

するとベルトからオレンジ色のパーカーを着たゴーストが出現する

 

 

バッチリミナー!バッチリミナー!

 

 

そんな音楽が流れ続ける中、トリガーに手を掛ける

 

 

 

 

『変身ッ!!』

 

 

 

 

そしてトリガーを引き、押し込む

 

すると真っ黒な身体にオレンジ模様に変わり

 

「見た目が変わった!?」

驚く一同の中

 

 

カイガン!オレ!

 

 

そしてゴーストを羽織り

 

 

 

レッツゴー!

覚悟!

ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!

Go Go Go!

 

 

そして仮面ライダーゴーストオレ魂へ変身を遂げる

 

 

 

「……!」

驚いていた怪物だが、我に返り、ふたたび殴りかかってくる

 

 

しかしゴーストは避け、逆に怪物の腹部へパンチを何発か打ち反撃する

 

「……!?」

 

さっきとは様子が違うと理解した怪物は、黒い羽根を生やし、何処からか槍を取り出す

 

 

「………!」

 

 

槍を巧みに使い、更に猛スピードで攻撃され流石にゴーストも押され始める

 

 

「早いッ、オラ!喰らえ!」

何とか隙を伺い反撃するも、ジリ貧へ

 

 

 

怪物は何を思ったか、弱っている漂泊者へターゲットを変え、槍を構える

 

「辞めろぉぉぉぉぉぉ!」

怪物は槍を放つが、ゴーストが身を挺して防ぐ

 

 

 

すると何処からか

(お見事ッ!我も助太刀に参らん!)

 

 

 

そしてゴーストのドライバーから赤い光が出現し、掴み取る

 

「コレは……宮本武蔵のアイコン………力を貸して下さい!」

 

 

ドライバーから既存のアイコンを取り出し、ムサシアイコンをセットする

 

 

 

アーイ!

 

 

 

赤いパーカーゴーストが出現し

 

バッチリミナー!バッチリミナー!

 

 

 

そしてレバーを引き押し込む

 

 

 

カイガン!

 

 

 

ムサシ!

 

決闘!ズバット!超剣豪!

 

 

先程の姿とは異なり、赤いパーカーを羽織った姿へ変身する

 

 

そして出てきたガンガンセイバーの上部ブレードを取り外し、二本の剣へ形を変形させる

 

 

「いざ参らん!」

 

 

槍を回収した怪物は猛スピードで攻撃を仕掛けるが、まるで見抜いたかの様に剣で攻撃を受け流し、斬る

 

 

「すっ…凄い…!」

 

 

 

次々と斬られ、怪物も徐々に動きが遅くなっていく

 

 

「コイツでトドメだ!」

 

 

 

ガンガンセイバーをドライバーへスキャンさせる

 

 

 

ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!

 

剣を構え、攻撃してきた怪物の槍を弾き飛ばし

剣をトリガーを引き

 

 

 

オメガスラッシュ!!

 

 

 

クロス状に切り裂く

 

渾身を一撃を喰らえ、怪物は光の像を残し消滅するのだった

 

__________________

 

 

「すっっっごい!あの残像を変身して倒すなんてヒーローみたいじゃん!」

そう興奮しながら熾霞がそう言う

 

「出来た…………なんでだ…?」

そう当の本人は考えていた

 

「てか、残像って?」

そう聞くと白芷が

「残像、つまりさっきの怪物達の事よ」

 

漂泊者の応急処置が終わった秧秧が

「漂泊者も無事ですよ」

 

その一言に

「良かった………すまない、もっと早く変身出来なくて…」

 

そう言う幽離に

「いいや……あなたが助けてくれたから、この位の怪我で済んだ、だから気にしないで」

 

光の像に近づき

「何コレ…?」

 

「コレは残響ですよ、デバイスを使えば回収でき、回収した残響は音骸と言う心強い味方になりますよ」

そう聞いた漂泊者と幽離はデバイスを翳す

 

 

しかし、うんともすんともならない

 

 

 

「あちゃーレベルが足りないかぁ……その辺りにいる残像倒してレベル上げなきゃね」

そう残念がる熾霞

 

 

 

一同がその場を去ろうとした時

 

 

 

突如、漂泊者の左手が光だし残響を吸収し始める

 

 

そして、吸収してしまう

 

「へー、残響って体内に吸収出来るんだ」

そう感心していると

周りの3名が有り得ないモノを見たように目を見開く

 

 

「いやいや、有り得ないよ!もうさっきから凄い事しか起こってないよ!」

 

「大丈夫ですか?体調は?気分は?」

 

「…」

 

その反応に幽離と漂泊者はキョトンとしていたのだった…

 

 




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幽離
現世からの転生者、何故鳴潮の世界に来たのか記憶がない
女運はカスに近い

漂泊者
女性、過去の記憶が無い、現在は少し幽離に惚れている


おまけ
漂泊者「そういえば、あの赤い姿ってなんだったの?」
幽離「アレ?アレは宮本武蔵の力を借りた姿だよ」

幽離「宮本武蔵とは、江戸時代初期の剣術家、大名家に仕えた兵法家、芸術家で二刀を用いる二天一流兵法の開祖だよ」

漂泊者「二刀流…!私もやってみたい…!」

主人公に対するメンヘラ、ヤンデレ、ツンデレいるぅ?

  • 当たり前だ
  • んな事いらねぇ普通が一番だ
  • 屋根裏のゴミレベルまでやったれ
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