ここはキヴォトスに存在する矯正局と言う場所だ
俗に言う刑務所だ
そんな矯正局にはとある奴がいた
普通は没収されるはずのペストマスク(口の部分が空いてるタイプ)
そんなのを付けた奴が収容されている
食事、勉強、自由時間以外は全て檻の中で過ごさなければならない
本当につまらない
図書室の本は粗方読み切ってしまったしな
暴れる事も考えたが当時はまだ本読んでたし、無駄に暴れて刑期延びるのも嫌だったので我慢している
それに喧嘩吹っ掛けて来たり、乱闘を起こしている他の囚人達をヴァルキューレの奴らに協力して鎮圧すると言う形にして全員をCQCでぼこぼこにして鬱憤を晴らす
これなら合法的に殴り飛ばせるし少なからず評価も上がる
ただこんな日に限って皆大人しくしてるからもうやることが無い
そのため消灯時間より少し早いが寝てしまおう
ドガーーーーーン
問題:寝ていたらいきなり壁が爆発した時の俺の心情を答えなさい(配点五点)
「はにゃ?」
正解:呆けるに決まってんだろ
壁が破壊され煙が立ち込めている
そんな光景を見ているとコツコツと足音が聞こえると共に人影が見える
どんどん近づいてくると人影の正体が現れる
「久しぶりですね、カラス」
「これはこれは、厄災の狐…何の用だい?」
「脱走するついでです」
厄災の狐 弧坂ワカモ
因みにカラスは俺の2つ名
正直ダサいダサすぎる
ダサいので今すぐそれで呼ぶのを止めてほしい
別に俺は殺しなんかしてないし八咫烏なんか従えていない
…ただのカラスになら謎に懐かれてるけど
「くくく…そうかい、これはかなり大きな借りが出来てしまったな」
「この借りは必ず返すよ」
そうして立ち上がる
そしたらワカモが俺のローブと二つの相棒の銃を投げ渡してくれた
…何か持ってると思ったら俺の持ち物だったよ
珍しいなと思いながらローブを着て懐に銃をしまう
「珍しいな、アンタ…変なものでも食べたか?」
「ついでです、それに貴方の借りを作るのも良いと思いまして」
「ははは、借り2つにしとくよ」
そうして壊れた壁から外に出る
久しぶりのシャバだ
月明かりがまるで俺を祝福するように照らしてくれる
「ふふ…ははは…綺麗だ」
独房内で外に出た時にやってみたいと思っていたことをやろう
そしてこのタイミングでやっと矯正局中にアラームがなった
(随分と遅いな)
周りを見ると収容されていた不良がぞろぞろ逃げている
まぁ、俺らは優雅に歩いてるけど
さーて、出れたことだしやろうか
「あーあー…見えてるか?それじゃ、配信を開始しよう」
ずっとやりたかった配信を!!