C&C所属 05【未完】   作:カツオノタターキ

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アビドス①

 

 

「貴方にはこれから先生の監視を命令します」

 

 ミレニアムの一室。黒髪のOLのような女子生徒が銀髪の男子生徒に命令する。

 

「先生にはバレないよう監視するように。バレてしまったら即座に離脱して帰還しなさい。頼んだわ」

「...了解しました」

 

 男子生徒が扉を開けて部屋を出る。しばらく廊下を歩いていると声をかけられる。

 

「レイン」

「...トキ」

 

 銀髪の男子生徒。音無(おとなし)レインが振り向き飛鳥馬トキに話しかける。

 

「...どうしました」

「暇です。遊びましょう」

 

 トキはレインを遊びに誘う。

 

「...今から任務。...終わったら遊ぼう」

 

 レインは淡々と話すが手をグッドサインにして了承するとトキは無いはずの尻尾が見えるほどに嬉しそうな雰囲気を出す。

 

「わかりました。どこに行くかはこちらで決めます」

「...楽しみにする」

 

 レインも嬉しそうな雰囲気を醸し出しながらその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先生はあそこですか。仕事をしていますね。

 

 ...挨拶を忘れていました。初めましてC&C所属のコールサイン05(ゼロフィフス)。本名は音無(おとなし)レインと言います。

 

 今回、リオ様の任務にて先生を監視するようにと言われました。

 

 とても退屈ですが任務なので頑張ります。

 

 先生の性別は男ですね。私以外に初めて見ました。初めての男仲間です。

 

 身長は、175㎝程ですか。私よりも高いです。羨ましい。

 

 年齢は20代中間。顔は殆どの人がイケメンと答える程にイケメンです。

 

 今は、書類を捌いていますね。何日か寝ていないのか少し隈ができています。机の上にエナジードリンクの缶がたくさんあります。しんどそうですね。

 

 ユウカさんが部屋に入ってきました。何やらすごい形相です。

 

 ...怒られていますね。正座しています。恐らくフィギュアを買ったようです。

 

 ユウカさんが通帳を書いていますね。先程まで怒っていましたが満更でもなさそうです。

 

 先生がユウカさんに何やら話しかけています。なんでしょうか?

 

 先生とユウカさんの2人がビルから出て近くの飲食店に入りました。

 

 ...お腹が空きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この菓子パン美味しいですね。チョコが甘くて美味しいです。ん?

 

 ようやく先生が帰ってきました。ユウカさんとは下で分かれたようですね。

 

 また書類を裁きはじめました。ですがすぐにタブレットを出しました。連絡でしょうか。

 

 タブレットに話しかけていますが画面は真っ暗です。...ストレスによる幻覚でしょうか。

 

 何やら準備を始めました。そして意気揚々にビルから出ていきました。

 

 追いかけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ...暑いですね。急いで準備して正解でした。

 

 先生は大丈夫なのでしょうか。準備をせずにアビドスに行こうとするなんて正気とは思えません。

 

 ...倒れましたね。どうしましょうか。助けてしまっては任務を遂行できませんしかといって助けないわけにもいきません。

 

 仕方ありません。助け...ようかと思いましたが大丈夫そうですね。ロードバイクに乗った生徒さんが助けに行きましたね。

 

 !?...先生が生徒から渡された水筒を口をつけて飲んでいます。先生は気づいてないようですが、生徒さんの顔が赤くなっています。

 

 飲み終わり生き返った先生がいい笑顔で水筒を返します。...セクハラをしたという意識はあるのでしょうか?

 

 先生と生徒さんが会話をしていますが、話がまとまったのか生徒さんが先生を担いで行ってしまいましたね。追いかけます。

 

 ...暑いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ...日傘を設置して、クーラーボックスを配置して、クッションをおいて完成。簡易的な拠点が出来上がりました。

 

 とりあえずクーラーボックスから飲み物を出して先生を監視していきます。

 

 準備している間に何やら慌ただしくなってきましたね。ヘルメット団がアビドスに攻め入っています。

 

 アビドスも先生が指揮を出して応戦しています。4人の生徒がヘルメット団に攻撃しています。

 

 !...話に聞いていましたがこれほどとは思いませんでした。

 

 先生の指揮により生徒達の動きがとても効率的で効果的です。ヘルメット団もみるみるうちに退却していっています。

 

 これが先生の力ですか。とても素晴らしい力です。先生の指揮があればどんな生徒でも120%の力を発揮できるでしょう。

 

 ...車に乗って先生達がどこかにいきますね。1人の生徒が校舎に残っているあたり先ほどのヘルメット団に追い討ちをかけるところでしょう。

 

 先生がいるので負けることはないでしょう。ここで休憩しましょう。

 

 ...このアイス美味しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんにちは、レインです。

 

 あの後、解散して次の日になりました。

 

 今、先生を監視しているのですがもしかすると先生は犯罪者予備軍かもしれませんね...

 

 先程、黒髪の生徒さんと先生が話していらしたのですが、生徒さんが先生に怒鳴った後、走り去ってしまいました。が、何故か先生が生徒さんを、追いかけ始めたのです。

 

 生徒さんも追いかけてくる先生に嫌がっているようでここからでも聞こえるような暴言を吐いてまた走り去りました。

 

 先生も諦めるのかと思いましたが、また追いかけ始めました。

 

 先生は犯罪者になりたいのでしょうか?

 

 今は、他のアビドスの生徒さん達と黒髪の生徒さんが働いているラーメン屋さんに入っていきました。

 

 こんな僻地にラーメン屋さんとは。とても気になります。

 

 ...先生達が出たら入ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!一名様ですね!こちらにお願いします!」

「...ありがとうございます」

 

 レインは先生達が出ていった後、ラーメン屋が気になったので入ることにした。

 

 レインは、カウンターに座りメニューを眺める。

 

「ご注文はお決まりですか?」

「...チャーシュー麺」

 

 バイトのセリカがレインに注文を聞きレインはチャーシュー麺を頼む。

 

 セリカが注文を大将に伝え大将がラーメンを作り始める。

 

 レインは作る様子を眺めながら完成を待ち侘びる。

 

「チャーシュー麺お待ち!」

「!」

 

 大将がカウンターにラーメンを置くとレインは、嬉しそうに両手を合わせて食べ始める。

 

「!」

 

 レインが、麺を啜ると衝撃が走ったような顔をした後、ホントに、ホントに僅かだが口角が上がる。

 

「おいしそうに食うじゃねえか」

「...今までで一番おいしい」

 

 レインは、大将に感想を述べる。

 

「そりゃありがてぇ。作った甲斐があるぜ」

 

 その後も、レインは黙々と食べ進める

 

「...ご馳走様」

「お粗末。またこいよ!」

「...また来ます」

 

 レインはご機嫌な雰囲気を醸し出しながら店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 柴関ラーメン...弟子入りして学びたいほどおいしかったです。次はトキと来ましょう。

 

 さて、拠点に戻り『ドドドドドーーーーーン』...ましょうと思いましたが目の前でアビドスの生徒さんがヘルメット団に連れてかれてしまいました。

 

 どうしましょうか...助けに行ってもいいのですがもし先生にバレると任務失敗になってしまいます。

 

 ...助けますか。柴関ラーメンのバイトを辞められてしまっては困ります。

 

 考えているうちにトラックが走り出してしまいました。

 

 アビドスの生徒さんには悪いですが横転させてもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこまで走らせればいいんだろ〜?」

「知らん。それよりも前を向いて運転しろ!」

 

 ヘルメット団がトラックを運転する。

 

「は〜い。あ、ちょっと風を感じたいから窓開けるね」

「全く...」

 

 隊員がため息をつく。

 

「おい。寒いから早く窓を閉め...!?」

 

 運転手に窓を閉めろと文句を言おうとしたが、そこには隊員がおらず代わりに銀髪の男が窓の外にいた。

 

「テメェ!誰...」

 

 言葉を放つ前にレインはサプレッサーが装着された銃を相手に放ち気絶させる。

 

 レインは銃をしまいハンドルを握り、勢いよく回転させる。

 

 瞬間、トラックが横転し倒れる。

 

 激しい音を立ててトラックは横転し脇道で止まる。

 

「大丈夫かー!?」

 

 前を走っていたトラックも異変に気付き止まる。

 

「おい!ターゲットを乗せてんのになんで事故ってん.....」

 

 一人の隊員が近づいてきたため後ろから近づき一発。

 

 気絶した隊員を脇に寄せる。

 

 その後も気づかれないよう二人気絶させる。

 

「おい!何があった!報告しろ!」

 

 Flak41改良型から顔を出している隊長が声を上げる。

 

「なんで誰も報告しな『カン!』あ?」

 

 隊長が音をした方向、自分の足元を見るとそこにはグレネードがあった。

 

「た、退『ドゴーン!!』グワァー!?」

 

 周りのヘルメット団を巻き込む形でFlak41改良型が爆発する。

 

 レインは残りがいないことを確認した後、少しだけ掃除をしセリカに毛布をかけその場を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「セリカちゃん発見!生存確認しました!」

「こちらも確認した、熟睡してるセリカ発見!」

 

 先生達はセントラルネットワークを使いセリカの居場所を特定した。

 

「なにぃー!?うちの可愛いセリカちゃんが寝ているだって!?ここはこのママに任せなさい!」

 

 ホシノがふざけながらもセリカの無事に安堵する。

 

「ん...ん〜...!?」

「あ!起きました!」

 

 セリカが目覚め驚く。

 

「な、何!?皆んな!?」

“安心したよ”

 

 先生が安心したと伝える。

 

「先生!?なんでここに!?」

“さらわれたお姫様を助けるのは勇者の役目!”

「ば...ばっ...!バッカじゃないの!?」

 

 セリカが大声で叫ぶ。

 

「それよりセリカちゃんこの周りのこと知らない?」

「え?」

 

 セリカが立ち上がり周りを見るとトラックが端に寄せられてそこにヘルメット団が括り付けられている光景だった。

 

「何これ!?私、知らないんだけど!?」

「それじゃあ、いったい誰がやったんでしょう?」

 

 ノノミが不思議がるが、

 

「ん、楽に救出できたからどうでもいい」

“そうだね。誰がやったかは後で考えよう。それじゃあみんなで帰ろうか”

 

 先生がそう言うとみんなも頷きアビドス高校に向かい帰り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 疲れました。帰って休みたいですが怒られるのはもっと嫌なので頑張ります。

 

 先生達は今、ブラックマーケットに向かっています。

 

 黒髪の生徒さんを助けた後は、疲れて眠ってしまってしまいましたが、定点カメラを設置したので何があったかは分かるのですが何故、ブラックマーケットに向かっているのでしょうか?

 

 ブラックマーケットには、あまり関わりたくないのが本音です。おいしいお酒が出回ったと聞いて行ったことがあるのですがリオ様に行ったことがバレて怒られてからは行っていません。

 

 お酒ですか?もちろん料理に使いましたよ。味見もしましたが。

 

 ...呆けていましたね。集中します。

 

 先生達はどこに向かおうと...何故ここにトリニティの生徒さんがいるのでしょうか...スケバンの生徒に追いかけられています。

 

 先生達が助けに入りましたね。戦闘が始まりました。自分は何もできないのでお菓子でも食べますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このポテチも捨て難いですね...ですがこのうすしおもおいしいですし、悩ましいですね...ん?

 

 戦闘が終わりましたので、監視を始めますか。

 

 先生達にトリニティの生徒さんも加わりました。トリニティの生徒さんは何回も来たことがあるかのように彼らを案内しています。

 

 あそこにあるのはたい焼き屋ですね。休憩でしょうか。

 

 近くにマーケットガードがいるのですが大丈夫でしょうか?

 

 おっと、先生達が移動を始めました。置いていかれないようにしなければ。

 

 止まりましたね。視線の先には、カイザーの闇銀行がありますね。何かようがあるのでしょうか。

 

 ...何か被り始めました。被ってないのは、トリニティの生徒さんだけですが、その生徒さんもたい焼きの袋を渡されて被っています。

 

 !?

 

 ...闇銀行に入って行きました。

 

 ...見なかったことにしましょう。何か事情があるはずです。

 

 中が慌ただしくなっていますね。まさか銀行強盗をし始めるとは、思いませんでした。

 

 出てきましたね。マーケットガードが立ち塞がりますがすぐに破壊されてしまいました。すごい戦闘力です。

 

 もう少し近づきまし「おい銀髪!」と思いましたが(お客様)のようですね。

 

「お前、そんなスーツ?みたいなの着てるなら金持ってんだろ?私達、お金がなくてね?ちょっとでいいからくれない?」

「...お引き取りを」

 

 レインは、スケバン達に帰れと伝えるが、スケバン達は近寄る。

 

「いいじゃん。ちょっとだけだグェッ!?」

「な!?お前ら!こいつを囲め!」

 

 レインは、近寄ってきた一人を即座に撃ち抜く。一人は気絶するが他のスケバンに囲まれる。

 

「よくもやってくれたな!」

「...」

 

 スケバン達が警戒するがレインは懐から取り出した手榴弾を下に投げる。

 

「あ、あいつ自爆するつもりだ!」

「伏せろ!」

 

 スケバン達は、爆発を警戒して伏せるが手榴弾は爆発せず代わりに煙幕がで始める。

 

「くそ!あいつ逃げるつもりか!」

「おい!追いか...」

 

 煙に包まれたスケバン達のうちの一人の声が消えるが、他のスケバン達は気づかず声を上げ続ける。

 

「どんだけ煙がで....」

「おい?おい!あいつ逃げてな...」

 

 一人また一人と声が消えていく。

 

「くそ!おい!大丈夫か!?」

 

 ようやく異変に気づいた一人が他の仲間の安否を確認する。すると煙が消え始める。

 

「は?」

 

 煙が消えた先には、自分以外のスケバン達が倒れている真ん中でレインが一人立っている光景だった。

 

「お、おい!もう襲わねぇからみ、見逃してくれ!?」

 

 スケバンの一人が命乞いをする。しかし、レインはスケバンの額に銃を押し付ける。

 

「か、金も払うから!?だ、だからお願...」

 

 スケバンの命乞い虚しくスケバンは意識を失う。

 

「...疲れた」

 

 レインは倒れているスケバン達を一箇所にまとめ、その場から離れた。

 

 

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