結絆とミサカの一日を書いてみました。
ミサカとの一日その1
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、部屋の中に柔らかな輝きを落としていた。
ミサカ00000号――ドリームの仲間達からは「ミサカ」と呼ばれる少女は、まだ少し眠たそうな目をこすりながら、ゆっくりと身を起こした。
横を見ると、すでに起きて身支度を整えた結絆が、窓際に立って外の景色を眺めている。
「おはようございます結絆、とミサカは朝の挨拶をします」
「おはよう、ミサカ。昨日はよく眠れたかい?」
結絆は振り返り、優しく微笑む。
その笑顔に、ミサカは一瞬だけ目を奪われた後、小さく頷いた。
「はい、とミサカは返答します。今日は楽しみですね」
「そうだねえ、せっかくのデートだし、まずはおいしいパンケーキでも食べに行こうか」
そう言って結絆は手を差し出す。
ミサカは、少しだけ照れながら、その手を取った。
駅前にある喫茶店「ラ・ベル・エピーヌ」
こじんまりとした店内は、アンティーク調のインテリアで統一され、温かみのある雰囲気を醸し出していた。
店内にはすでに数人の客がいて、皆それぞれの朝をゆったりと楽しんでいるようだった。
「ここが結絆おすすめの店なのですね、とミサカは店内を見渡しながら感想を述べます」
「ここのパンケーキは絶品だよお。程よい甘さで、紅茶との相性も抜群なんだよねえ」
二人は窓際の席に腰を下ろし、メニューを開く。
ミサカはじっとメニューを見つめた後、少し首をかしげた。
「結絆は何を頼みますか?とミサカは尋ねます」
「俺はクラシックパンケーキとアールグレイにするかなあ」
「では、ミサカも同じものを頼みますね」
注文を終えると、店内の落ち着いた音楽と共に、二人の時間が流れ始めた。
「結絆と、こうして二人で過ごすのは久々なので、少し緊張します、とミサカは正直な気持ちを述べます」
「そんなにかしこまらなくていいよお。俺達はもう恋人なんだからねえ」
「恋人......そうですね、とミサカは嬉しそうに呟きます」
ほどなくして、運ばれてきたパンケーキは、ふんわりとした生地の上にバターが乗せられ、メープルシロップがたっぷりとかかっていた。
ほんのりと湯気が立ち上り、甘い香りが鼻をくすぐる。
「これは......とてもおいしそうです、とミサカは期待を膨らませます」
「甘い香りが食欲をそそるねえ!さあ、食べるよお」
二人はナイフとフォークを手に取り、一口大に切り分ける。
ふわりとした食感と優しい甘さが口の中に広がり、ミサカの表情がぱっと明るくなった。
「これは......確かに絶品ですね、とミサカは驚きを露にします!」
「とってもおいしいよねえ。パンケーキだけでもおいしいけどお、紅茶と一緒に食べると、また格別なんだよねえ」
結絆の言葉に従い、ミサカもアールグレイのカップを口に運ぶ。
紅茶の華やかな香りと、パンケーキの甘さが絶妙に調和し、思わずため息がこぼれる。
「この組み合わせは、まさに至福です、とミサカは心からの感想を述べます」
「ふふ、ミサカが喜んでくれてよかったよお」
柔らかな朝の時間が流れる。
二人はパンケーキと紅茶を楽しみながら、他愛のない会話を続けた。
「これからどこへ行きますか?とミサカは興味を持って尋ねます」
「うーん、せっかくだから、ちょっと遊園地にでも行ってみるかい?」
「遊園地......興味深い提案ですね、とミサカは期待を込めて頷きます」
「じゃあ、決まりだねえ。パンケーキを食べ終えたら、行こうか」
二人は顔を見合わせて微笑んだ。
こうして、結絆とミサカの一日は、幸先の良いスタートを切ったのだった。
遊園地の入口で、ミサカは足を止めた。
「結絆、あれを見てください、とミサカは指をさします」
彼女が視線を向けた先には、大きなゲコ太の着ぐるみがいた。
鮮やかな緑色の体に、愛らしい丸い目。
特徴的なニコニコ顔のその姿に、ミサカの目がキラキラと輝く。
「おお、ゲコ太の着ぐるみかあ。ミサカ、好きだったよねえ?」
「はい、とミサカは力強く頷きます。ゲコ太はとてもかわいく、ミサカのお気に入りのキャラクターです」
彼女の無邪気な様子に、結絆は微笑んだ。
「じゃあ、一緒に写真撮ろうかあ?」
「よろしいのですか?とミサカは少し驚きながらも、嬉しそうに尋ねます」
「もちろんだよお。せっかくだし、思い出を残さないとねえ」
ゲコ太の着ぐるみのそばに近づくと、スタッフが笑顔で迎えてくれた。
「ゲコ太との記念撮影ですね!どうぞ、お好きなポーズで!」
ミサカは一瞬考えた後、ゲコ太の腕を両手で抱きしめるようにして立ち、結絆はその隣で軽く肩を寄せた。
「はい、チーズ!」
カシャッというシャッター音が響き、ミサカは満足そうに微笑んだ。
「とても良い写真です、とミサカは感謝を述べます」
「うん、ミサカの嬉しそうな顔が撮れてよかったよお」
スマホの画面を見せると、ミサカは再び小さく頷いた。
「これは良い思い出になりますね、とミサカは写真を大切に保存します」
そうして二人は遊園地のゲートをくぐった。
遊園地のメインストリートを歩きながら、ミサカは辺りを興味深そうに見回していた。
華やかな装飾、楽しげな音楽、そして行き交う人々の笑顔。
どこを見ても、心が弾むような雰囲気に包まれている。
「どこから回ろうか?ミサカの好きなところに行っていいよお」
結絆がそう言うと、ミサカは少し考えた後、ある方向を指差した。
「ジェットコースターに乗りたいです、とミサカは希望を伝えます」
「ジェットコースターかあ。けっこうスリルあるけど、大丈夫かい?」
「スリルがあるからこそ、楽しそうです、とミサカは自信を持って答えます」
その言葉に、結絆は小さく笑った。
「なるほどねえ。じゃあ、行こうか」
二人はジェットコースターの方へ歩き出した。
ジェットコースターの乗り場に到着した結絆とミサカは、長いレールが空へと伸びる様子を見上げた。
「なかなかの高さだねえ」
「はい、とミサカは目を輝かせながら頷きます。スリル満点で、とても楽しそうです」
順番を待つ列に並びながら、ミサカは少しそわそわしているようだった。
「ミサカ、もしかして緊張してる?」
「......少しだけ、とミサカは正直に認めます。でも、楽しみの方が大きいです」
「なら、思いっきり楽しもうかあ」
やがて、二人の番が回ってきた。
係員に誘導されながらシートに座り、安全バーをしっかり下ろす。
「準備はいいかい?」
「問題ありません、とミサカは返答します」
ガタン、と機械が動き出し、ジェットコースターはゆっくりと上昇を始めた。
風が肌を撫で、上へ上へと昇るにつれて視界が開けていく。
「高いねえ......」
「素晴らしい景色です、とミサカは感嘆します」
そして、ついに頂点に達した。
一瞬の静寂。
次の瞬間——
ジェットコースターは猛スピードで急降下し、風を切る轟音が周囲に響いた。
「うおおおおお!」
「わああああ!とミサカは叫びます!」
急カーブ、急上昇、そして再びの急降下。
次々と変わるスリリングな動きに、二人の体は振り回されながらも、ミサカは笑顔だった。
「これこそがジェットコースターの醍醐味です!とミサカは満足そうに叫びます!」
「ははっ、ミサカ、めちゃくちゃ楽しんでるねえ!」
最後の急旋回を終え、ジェットコースターは速度を落としながら乗り場に戻ってきた。
ブレーキがかかり、停止すると、ミサカはまだ興奮が冷めない様子だった。
「これは素晴らしい体験でした!とミサカは満足そうに息を整えます」
「楽しんでもらえたならよかったよお」
二人は安全バーを上げ、足元に気をつけながら降車した。
乗り場を出ると、出口近くに写真販売コーナーがあった。
「あっ、アトラクションの途中で撮影されていた写真が表示されています、とミサカは気づきます」
大きなスクリーンには、コースターに乗る人々の写真がスライドショーのように映し出されていた。
その中に、結絆とミサカの姿もあった。
「......ふふっ」
ミサカはくすっと笑う。
写真の中の自分は、目を輝かせ、満面の笑みで叫んでいた。
一方、結絆は少し驚いたような表情をしながらも、楽しそうだった。
「これは良い写真ですね、とミサカは感想を述べます」
「俺、ちょっとびっくりし過ぎじゃないかい?」
「でも、楽しんでいる様子が伝わります、とミサカは微笑みます」
結絆も画面を見つめ、思わず笑った。
「せっかくだし、買おうかあ」
「はい、これは良い記念になりますね、とミサカは同意します」
結絆は写真を注文し、額付きの記念フォトとして受け取った。
「持って帰ったら、どこに飾ろうかなあ?」
「ミサカの部屋に飾りたいです、とミサカは希望を伝えます」
「いいねえ。じゃあ、帰った後一緒に飾ろうか」
そうして、二人は笑顔で次のアトラクションへ向かった。
ジェットコースターを楽しんだ後、ミサカは次のアトラクションを見つめながら、興味深そうに首を傾げた。
「これは......急流すべりですね?とミサカは確認します」
「そうだねえ。濡れるタイプのアトラクションだねえ」
「水しぶきがたくさん上がりそうですね、とミサカは少し期待を込めて言います」
「ミサカ、もしかしてびしょ濡れになるのが楽しみなのかい?」
「それも含めて、アトラクションの醍醐味です、とミサカは真面目に答えます」
結絆は苦笑しながらも、二人で列に並んだ。
待つこと数分、いよいよ彼らの順番が回ってきた。
小舟のようなライドに乗り込み、安全バーを下ろす。
「それじゃあ、出発だねえ」
ゆっくりと動き出した乗り物は、水の流れに乗って穏やかに進んでいく。
そして、徐々に傾斜がついたレールに差し掛かり、ゆっくりと上昇を始めた。
「結絆、見てください、とミサカは指をさします」
視線の先には、リアルなカバのホログラムがあった。
水面に浮かぶ巨大なカバが、口を大きく開け、まるで本当に生きているかのように水を吹き出している。
「おお、凄いねえ。本物みたいだよお」
「技術の進歩を感じますね、とミサカは感心します」
さらに進むと、今度はシマウマの群れが川辺で水を飲んでいる姿が映し出された。
風にたなびくたてがみや、水に映る影まで精巧に再現されている。
「ここ、ホログラムの動物達を見るだけでも価値がありますね、とミサカは思います」
「ほんとだねえ。こういう演出、凝ってると嬉しくなるよねえ」
そうしているうちに、ライドはついに頂点に達した。
「さあ、ここからが本番だよお」
「ミサカは心の準備はできています、とミサカは真剣に構えます」
次の瞬間、急流すべりは勢いよく急降下した。
「きゃあああああ!とミサカは叫びます!」
ドシャーン!
豪快な水しぶきが舞い上がり、二人は見事にびしょ濡れになった。
ライドがゆっくりと停止し、二人は水を滴らせながら顔を見合わせた。
「......すごい勢いだったねえ」
「これは予想以上に濡れましたね、とミサカは状況を確認します」
「ミサカ、顔に水滴ついてるよお」
結絆はミサカの頬についた水滴を指で払う。
ミサカは一瞬きょとんとしたが、すぐに微笑んだ。
「ありがとうございます、とミサカは礼を言います」
「いやあ、それにしても少し冷たいねえ」
「ですが、楽しかったですね、とミサカは満足げに言います」
「うん、俺もすごく楽しかったよお」
そうして、二人はびしょ濡れのまま、次のアトラクションへと向かうのだった。
急流すべりでびしょ濡れになった結絆とミサカは、次のアトラクションの前で立ち止まった。
「これは......期間限定の、爆発をテーマにしたアトラクションですか?とミサカは興味津々で確認します」
「みたいだねえ。説明によると、敵を撃ったり、特定のポイントを通過したりすると爆発が起きるらしいよお」
「派手な演出が楽しめそうですね、とミサカは期待を膨らませます」
受付で二人はライド型の乗り物に案内され、それぞれの座席に着いた。
目の前には、ゲームのようなレーザー銃が装備されている。
「これで敵を撃てばいいのかあ」
「スコア制のようですね。結絆、勝負しましょう、とミサカは挑戦的に微笑みます」
「おお、いいねえ。負けないよお?」
アナウンスのカウントダウンとともに、乗り物が動き出した。
最初のエリアに入ると、スクラップヤードのような場所にロボットが次々と現れた。
ミサカが素早く銃を構え、狙いを定める。
「そこです!とミサカは撃ちます!」
レーザーがロボットの胸部に命中すると——
ドガァァン!!
派手な爆発が巻き起こり、炎と煙が舞い上がった。
「おお、すごいねえ!」
「これは爽快です!とミサカはさらに銃を構えます!」
結絆も負けじと引き金を引く。
的確に狙いをつけ、次々と敵を撃破していく。
バァァン!
ドォォン!
轟音とともに、次々と爆発が巻き起こり、ライドが進むごとにフィールドは炎と煙で満たされていった。
コースの中盤に差し掛かると、巨大な工場のようなエリアに入った。
ここでは、一定の地点を通過すると後方で爆発が発生する仕掛けが施されていた。
「ここを通過すると......」
ゴォォォォォン!!
直後、背後で連続爆発が起こり、衝撃波が二人を包み込む。
「すごい熱気ですね!とミサカは興奮を隠しきれません!」
「うおおおおお!服が乾きそうだねえ!」
さっきまでびしょ濡れだった服が、爆発の熱風で次第に乾いていくのを感じる。
「これは予想以上の効果ですね、とミサカは感心します」
「俺達、天然のドライヤーに入ってるみたいだよお」
最後のエリアに入ると、巨大なボスロボットが立ちはだかった。
「これは......ラスボスですね?とミサカは臨戦態勢に入ります」
「ここで決めようかあ!」
二人は力を合わせ、集中砲火を浴びせる。
ロボットの各部位が破壊されるたびに大爆発が起こり、ついに——
ドッガァァァァァン!!
フィールド全体を揺るがす大爆発が巻き起こり、衝撃波が駆け抜ける。
そして、爆風とともにライドはゆっくりと終点へと向かっていった。
乗り物が停止し、二人は息を整えながら顔を見合わせた。
「これは......すごいアトラクションでしたね!とミサカは大満足です!」
「うんうん、めちゃくちゃ派手だったねえ。しかも服が完全に乾いちゃったよお」
「まさか、急流すべりの水分を爆発で吹き飛ばすとは思いませんでしたね、とミサカは驚きを隠せません」
結絆は楽しそうに笑いながら、ミサカの肩を軽く叩いた。
「いやあ、これは楽しかったねえ。また乗りたいくらいだよお」
「ええ、ぜひもう一度挑戦したいです!とミサカは同意します!」
そうして、二人は満足げな表情で次のアトラクションへと向かうのだった。
ミサカ編は、三話ぐらいにするつもりです。
遊園地、いいですよね!