食蜂操祈のお兄様   作:とんこつスープ

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今回は、テレスティーナとの戦闘です。

結絆と美琴が暴れまわります。


VSテレスティーナ

 「バレてしまったらしょうがないなぁ!」

 

テレスティーナは手元のボタンを押すと、彼女は瞬時にパワードスーツを纏った。

 

「諦めが悪いねえ、今更逃げる気かい?」

 

結絆の質問に答えず、テレスティーナは隠し通路から逃げ出す。

 

「追いますか?」

 

警備員の一人が結絆に尋ねる。

 

「そうだねえ......この人数で追いかけても捕まえるのは難しいと思うからねえ、幸い、今回は強力な助っ人がいるから、彼女と協力して捕まえることにするよお。」

 

そう結絆は告げると、警備員達をいつでも動ける状態にしたまま、美琴に連絡を取る。

 

 

 

 「それで、テレスティーナの逃げた場所はわかってるの?」

 

「俺の組織の情報部門は優秀でねえ、学園都市内なら大体どこに逃げても追跡可能だよお」

 

結絆は美琴と合流して、テレスティーナを追う準備をしていた。

 

美琴も、黒子や初春に頼んで、テレスティーナの居場所を探させていた。

 

『結絆、テレスティーナを発見しました、とミサカは報告します。』

 

『助かるよお、じゃあ、引き続き情報を送ってほしいよお』

 

しばらくして仲間からテレスティーナの居場所が送られてきた。

 

それなりの速度で移動しているようだが、レベル5の二人と暗部組織から逃げられるのだろうか......

 

「こっちも初春さんから情報が届いたわ、さっさとぶっ飛ばしましょう!」

 

「そうだねえ、頼りにしてるよお」

 

 

 

 結絆と美琴は、パワードスーツを纏ったテレスティーナを追って学園都市のビル群を駆け抜けていた。

 

結絆は、超人的な身体能力で空気を蹴って移動する。

 

美琴は、磁力の力で沢山のビルを経由して移動している。

 

ある程度移動していると、前方にテレスティーナの姿が見える。

 

「ちっ、もう追いついてきやがったか」

 

テレスティーナが舌打ちする。

 

「さすがにこの状況、無傷で済むと思ってないわよね?」

 

美琴は前方に逃げるテレスティーナに向けて電撃を放つ。

 

しかし、パワードスーツの防御シールドが発動し、電撃を吸収してしまった。

 

「ちっ、防御機能付きなのね!やりにくいわね」

 

「ハハッ、学園都市の技術を甘く見ないことね!」

 

テレスティーナは嘲笑しながらビルの側面を蹴って跳躍し、屋上へと逃げようとする。

 

「そうはさせないよお」

 

結絆は即座にテレスティーナの進路を先回りしようとするが、パワードスーツについている閃光弾によって、一時的に視界を奪われる。

 

だが、彼は別の策を取る。

 

美琴にビルの側面に設置されていた監視カメラの制御をハッキングさせ、その情報を結絆は電気信号として読み取り、テレスティーナの動きを先読みした。

 

「そこだねえ!」

 

結絆は狙いを定めて、ビルの壁を蹴って飛び上がり、空中でテレスティーナの進路を塞ぐように回り込む。

 

テレスティーナは方向転換しようとするが、その一瞬の隙を美琴が逃さず、鉄骨を磁力で引き寄せて投げつけた。

 

「くっ......!」

 

テレスティーナは咄嗟に回避するも、着地のバランスを崩し、ビルの非常階段に激突する。

 

「終わりよォ、テレスティーナ!」

 

結絆が駆け寄ろうとしたその瞬間、テレスティーナはスーツの腕部に仕込まれた武器を展開し、再び、閃光弾を放った。

 

目を眩ませた美琴と結絆の隙を突き、彼女は再び逃走を試みる。

 

「まだまだァ!」

 

美琴は電撃を帯びたレールガンの準備を始める。

 

しかし、結絆はそれを制止した。

 

「ここで撃ったら、周囲の建物が崩れるかもしれない。慎重に追い詰めるよお」

 

「......そうね、迂闊だったわ」

 

二人は再びテレスティーナの追跡を開始する。

 

果たして彼女を捕らえることができるのか——。

 

 

 

 学園都市の入り組んだ地形を物ともせずに、パワードスーツをまとったテレスティーナは疾走していた。

 

追跡を振り切ろうと、ビルの外壁を蹴りながら高速で移動するが、その背後を執拗に追いかける二つの影があった。

 

「逃がすと思ってんのか!」

 

御坂美琴が怒りに満ちた声で叫ぶと、周囲の街灯が一斉に点滅し、電磁波が空間を歪ませる。

 

そして、その勢いのまま電撃を放つが、テレスティーナのパワードスーツが瞬時にエネルギーシールドを展開し、雷撃を受け止めた。

 

「ククク......さすがレベル5だな。でも、その程度で私のスーツは止められないわよ!」

 

テレスティーナは嘲笑しながら、スーツのアームに搭載された重火器を展開し、美琴と結絆に向かって連射する。

 

だが、結絆は冷静にそれを見極め、地面を蹴って瞬時に横へ跳ぶ。

 

「やれやれ、めんどくさい相手だねえ......でも、そろそろ年貢の納め時だねえ」

 

結絆はそう呟くと、手のひらに圧縮した力場を形成し、一気に放出する。

 

その衝撃波がテレスティーナのシールドにぶつかり、目に見えない衝撃がスーツ全体を揺るがした。

 

「何......っ!?」

 

テレスティーナがバランスを崩した瞬間、美琴が雷撃をさらに強める。

 

今度は直撃し、シールドが過負荷で弾け飛んだ。

 

「しまっ──」

 

テレスティーナが防御態勢を取る間もなく、結絆が一瞬で間合いを詰め、拳をパワードスーツの関節部分に叩き込む。

 

その衝撃で動力系統が狂い、スーツが機能を停止し始めた。

 

「ここまでだねえ、テレスティーナ」

 

「ふざけるな......!こんなところで......!」

 

もがくテレスティーナだったが、そこに美琴が最後の一撃を放つ。

 

膝をついたパワードスーツに向けて強烈な電撃を浴びせると、パワードスーツのシステムが完全にダウンし、テレスティーナは力なく崩れ落ちた。

 

結絆は深いため息をつきながら、動かなくなったテレスティーナに近づく。

 

「俺の仲間達に手を出したツケ、ちゃんと払ってもらうよお」

 

その言葉とともに、警備員たちの車両が到着し、包囲網が完成した。

 

こうして、テレスティーナ=木原=ライフラインの悪行はついに幕を閉じたのだった。




街中での戦闘でしたが、操祈やドリームのメンバーが事後処理をちゃんとやってるので大丈夫です()

次で、乱雑解放編は終わりです。
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