まずは、結絆と操祈と帆風が三人でお茶会をする話です。
優雅な午後のお茶会
学園都市のとある高級カフェ。
大きな窓からは柔らかな日差しが差し込み、テーブルの上には美しく並べられた紅茶とケーキが彩りを添えていた。
「うふふっ、やっぱり紅茶にはケーキが欠かせないわねぇ」
食蜂操祈が上品にティーカップを持ち上げながら、微笑む。
その隣では、帆風潤子がケーキの皿を前にして、どこか嬉しそうにしていた。
「こんな風に三人でゆっくりお茶を楽しむのも、いいですね!」
「そうだねえ、忙しい日が続いてたから、今日はゆったりしようかあ」
結絆は紅茶を一口飲みながら、目の前に並べられたケーキの数々に視線を移す。
ショートケーキ、チョコレートケーキ、ミルフィーユ、モンブラン......どれも見た目からして美味しそうだ。
「結絆さん、どれにしますか?」
帆風が楽しそうに問いかけると、結絆は少し考えてから、苺が乗ったショートケーキを選んだ。
「これにしようかなあ」
「いいですね!やっぱり定番のショートケーキですね!」
帆風は嬉しそうに笑い、結絆の皿にショートケーキを乗せた。
「操祈はどれにするのかい?」
「んー......じゃあ、モンブランにしようかしらぁ」
操祈がモンブランを手に取ると、ふわりとした栗の香りが漂った。
「......やっぱりスイーツは最高ねぇ」
そう言いながら、操祈はフォークを手に取り、一口食べる。
「んぅ~、おいし~い!」
その幸せそうな表情に、結絆と帆風も思わず笑顔になる。
「じゃあ、俺も食べようかなあ」
結絆もショートケーキにフォークを入れ、一口食べる。
ふんわりとしたスポンジと甘い生クリーム、そして苺の酸味が絶妙に絡み合い、口の中に幸せな味が広がる。
「うん、美味しいねえ」
「ですね!」
帆風もチョコレートケーキを味わいながら、満面の笑みを浮かべる。
「それにしても、こういう優雅な時間がもっと増えるといいのにねぇ」
操祈が紅茶を飲みながら呟くと、結絆は少しだけ肩をすくめた。
「まったくその通りだねえ......ま、できる限りこういう時間は作るようにしようかあ」
「賛成です!」
帆風が元気よく頷き、操祈も楽しそうに微笑んだ。
戦いのない、穏やかなひととき。
この幸せな時間が、なるべく続くことを願って。
結絆、操祈、帆風の三人は、紅茶とケーキを楽しみながら穏やかな時間を過ごしていた。
「このモンブランは栗の風味がしっかりしてるわぁ♪」
操祈がモンブランを味わいながら、幸せそうに目を細める。
帆風もチョコレートケーキを口に運びながら、満足そうに微笑んでいた。
「結絆さんの選んだショートケーキも美味しそうですね」
「うん、美味しいよお」
結絆は、フォークを手に取りケーキを食べやすい大きさに分けた後に刺した。
そして、帆風の前に持っていった。
それを帆風はパクっと食べる。
帆風が幸せそうな顔を浮かべる。
傍から見れば、仲良しカップルである。
「......そういえば、お兄様ぁ」
操祈が意味深な笑みを浮かべながら、結絆に向かって視線を向ける。
「......ん? なんだい?」
結絆が紅茶を飲みながら返事をすると、操祈はスプーンをくるくると回しながら、軽い調子で言った。
「お兄様ってぇ、こないだ水着のモデルやってたでしょぉ?」
「――ッ!!!」
結絆の手が一瞬止まる。
バレたらいじられるから、操祈には黙っておこうと結絆と帆風は約束していたが、どこからか情報が漏れたらしい。
横にいた帆風も一瞬固まり、顔が赤く染まり始めた。
「そ、そういえば、そんなことも......」
帆風は視線を泳がせながら小さく呟く。
「いやあ、まさかお兄様が水着モデルをするなんてぇ......信じられないわぁ」
操祈はくすくすと笑いながら、結絆の表情をじっくり観察する。
「んー? しかもぉ、一緒にいたのは潤子ちゃんだったみたいよねぇ?」
「う......///」
帆風は恥ずかしそうに俯いてしまった。
「別におかしくはないだろう? 頼まれたからやっただけだからねえ」
結絆は努めて冷静を装おうとしたが、操祈のニヤニヤした表情に、若干押され気味だった。
「いやいやいやぁ、お兄様が水着姿でポーズ決めてたって考えたら、なんかシュールじゃなぁい?」
「ほっといてくれえ......」
結絆はため息をつきながら紅茶を一口飲む。
「それに、あれは撮影というより、ほとんど皆と遊んでただけだったからねえ」
「ふぅん? じゃあ、その時の写真、今度見せてもらおうかしらぁ?」
「ないよお!?」
「お兄様?動揺しているのが丸分かりよお!」
「ふふっ、撮影の時はちょっと恥ずかしかったですけど......でも、楽しかったですね」
帆風が頬を染めながらも微笑むと、操祈はますます興味を持ったように身を乗り出した。
「へぇ~? どんな水着着てたのかしらぁ?」
「それは――」
「言わないよお!」
結絆は即座に帆風の言葉を遮った。
「あらぁ? いいじゃなぁい、ちょっとくらい教えてくれてもぉ」
「お前には絶対言わないよお」
これ以上この話題を続けても、いいことはなさそうだ。
「むぅ~」
操祈は頬を膨らませながらも、楽しそうに笑っていた。
こうして、甘いスイーツと鋭いツッコミに彩られた穏やかな午後は、笑いと恥じらいの中で過ぎていったのだった。
平和なお茶会もいいですよね。
僕はケーキの中だと、チーズケーキが好きです。
先の展開についてですが、結絆と帆風は後々くっつけるとして、他のヒロインをどうするかは考え中です。