カンネちゃんは葬送のフリーレンに登場したキャラクター。
一級魔法使い試験に参加し、幼馴染のラヴィーネとフリーレンと一緒に第一次試験突破しましたが、第三次試験に自分が第一級魔法使いになれるイメージが出来ないため、不合格を言い渡された。
某大佐とは違う、雨の中に無敵と評されましたが、逆に普段からラヴィーネにいじられて、
そして、今私の体の本当の持ち主でもある。
衝撃の事実を悟ったゆえの知恵熱、また神殿送りの私はベッドの上、静かにカンネちゃん関連の情報を思い出していた。
(葬送のフリーレンの中には魔族という絶対悪は存在するが、基本的にはゆっくりした作品でした)
冷っとした場面は多々ありますが、綱引きような戦闘はながった。
そもそも。
魔王はすでに勇者ヒンメルによって倒されたから。
世界の運命を決める戦いが起きないのも当然な話。
少なくともカンネちゃんの人生が終わるまでには。
だが。
逆に言えば。
平和な時代だからこそ、カンネちゃんは好きなように自分の人生を生きることは可能でもある。
人生は終わるまで終わらないだから。
カンネちゃんの、そして私の人生。
●
転生の原因はわからないが、前世の俺の記憶は中々思い出せない。
どの仕事をしているか、結婚したがどうか。
家族構成、自分の名前。
大事なはずの記憶は何も思い出せない。
感動をなくし、残されたのは脱水したような知識だけ。
葬送のフリーレンの知識、ゲームの知識。
車を運転する知識、パソコンをいじる知識。
もし死とは記憶の喪失であれば、俺は確かに死んでいた。
だが、まだ私はこうやって生きている。
一気に冷静になると、なんとなく鬱な気分になる。
兎に角、今考えることでもないし。
体もだいぶ楽になった。
お母様に心配をかけましたね。
「大丈夫?カンネちゃん?入るよ〜」
水を持って、入ってきたのはお母様。
「大丈夫ですよ、ごめんなさい、心配をかけしました」
「そんなことないよ、無事で何よりだ」
お母さんの後ろにお父様と僧侶のおじさんも一緒に入ってきた。
なんとなく存在しないはずの社会人の胃が痛くなってきた。
でもカンネちゃんは幼女ですし、突然病気になってもしょうがない。
気にしないことにした。
簡単な挨拶したあと。
お父さんは何やら難しい顔して、病気の話を始めた。
私個人としては転生知識のインストールの影響によるの知恵熱と推論しましたが。
どうやら違うのようだ。
僧侶のおじさん曰く、前回高熱を診査するときは特に異常はないが、今回診査のとき、私の魔力量はありえないくらい成長したとのこと。
魔力は普段修行してコツコツ身につけるもので、子供に高い魔力の持ち主があるのは聞いたことがない。
それに、魔力探知によると、私の魔力量は熟練の老魔法使い並とのこと。
(なにそれ、どこのフリーレンだよ!)
口に含んだ水をそのまま噴き出してしまった。
老魔法使い並の魔力量、これは転生チートか?
「あの、だからなんか変なことをあるがどうか、何かいつもと違うことはあるがどうかを聞きたいだ、カンネ。」
お父さんは何となく残念な目を向けてきた。
やめろ!私を見るな!
レディーの扱いが酷い男たちは、お母様によって追い出された。
お母さんはハンカチを使って、水を拭きます。
「カンネちゃん、私はあなたが無事なだけで一番嬉しいよ」
お母様の優しさは私の心に染み込む。
同時に、何となく、ただ何となく。
目の前の女性は色々察したのではないでしょうか、と心にもやもやも感じる。
女の勘ってやつ。
私の勘ってやつ。
だが。
いくらファンタジーでも、自分は突然、頭の中に知らないおじさんの知識が入ってきて、それに異世界の知識だ何で、言えるわけがない。
仕方がない。
ここは魔法を使って誤魔化そう。
「お母さん、大好きだよ。」
と笑顔の魔法とともに締めくくった。
引き換えに、どんな男でも恋に落とせる様な笑顔が返されました。
●
魔法の訓練を始めた。
この世界の魔法はイメージの世界、だが、想像するだけで何でも出来る世紀末世界と違う、フリーレン世界の魔法は安定した魔力制御と確固たるプロセスを土台に構築されたものだ。
「いいですか?カンネ。魔法使いにとして魔力総量は大きな判断指標ですが、魔力だけ多く、魔力を操作する技術がないと、初心者以下ですよ。それに、君の魔力総量は確かに多いですが、一級魔法使いたちには遠く及ばない。場合によっては、二級魔法使いも超えられない可能性がある。」
種として自己完結の特性を持ち、生まれながらにして魔力と共に生きている魔族は魔力の大きさを使って、最低限の社会性を構築する。
だが人類にとって、魔法はたかが1000年しかないの技術で、複雑化した人類社会の中に、権威にはなりえない。
カンネちゃんの家は割と裕福みたい、家庭教師を探せる財力はある。まぁ、ラヴィーネと幼馴染ですから、それなりの出身だろう。
漫画のユーベルの印象が強すぎて、魔法はイメージの一つ、何でも出来ると勘違いするひとはいるもしれない。
だが実際その後またメラの試し打ちをしたが、少なくとも今は出来なさそうとわかった。
そもそも、今の自分、魔力感知もあまり出来てないし、精々魔力放出くらい出来るかな。それに老魔法使い並の魔力量の一言でも、魔力制限されてない状態だから、決して多くはない。同じ人類種でも、勇者一行の僧侶ハイターは十代のときに既に大魔族並の魔力量を持っているから、とてもではないが、自慢できる状態ではない。
同じ人類でも、一人で七崩賢を半壊した南の勇者と、勇者の剣を抜けないにも関わらず、魔王を倒したヒンメルたちに比べれば、老魔法使い並の魔力量なんて、転生チートとは言えないな。
人は謙虚さを忘れてはならない。
作中の大陸魔法協会は質量攻撃を中心に扱っているみたいだが、魔法学校流の講習は魔力感知、魔力制御を中心に行っている。
私の家庭教師にも、魔力感知、魔力制御を中心に教わっている。
流石にフェルンみたいに一般攻撃魔法だけを使う気はないが、防御魔法と魔力感知はちゃんと学びたい、フェルンとの魔力勝負でとある首席みたいに叩きつぶされるのは御免だ。
魔力感知と魔力制御は誰でも出来る、だから死闘の最中、ここの基礎によって差は出る。
そして魔力制限。
感覚として、常時脳の20%のリソースを取られる状態になるのかな、キツくはないが、楽でもない。
少し油断しただけでも魔力が漏れそう。
ストレスは尋常じゃない。
ゼーリエは魔力制限を無駄の技術と評されたが、何となく理解できる。
全身全霊して他の魔法技術に打ち込むなら、フランメとフリーレンはさらなる高みに登るだろう。
血のにじむような努力をして、魔族を欺くだけの小手先なわけ。
戦闘狂のゼーリエは当然いい顔はしないだろう。
そして結局、魔王戦にも一見して看破された。
確かにフリーレンたちの努力は尊敬に値するが、私的にもあまり力を入れたくない技術だな。
慣れれば少し楽になるかもしれないが。
無意識的に出来るまでのレベルには、それこそ気が遠くなるような時間は必要だ。
人類の寿命は有限だからな。
別に私は魔族必殺ウマンでもないし、創作の角度から見れば、魔族は割と好感を持てる種族だしな。
当然、私の命のため、魔族に会ったら、ちゃんと掃除はしますよ。
そのくらいの倫理観は持ってるつもりだ。
それに。
私はカンネだ。
力を入れたいのはやはり水を操る魔法ですからね。
作中に雨の日以外、全然役に立たないが。
転生者の私から見れば、とんでもない。
空気中にも水を含めているし。
確かに晴れの日は強い質量攻撃を撃てないが、脱水によって敵を致死するシーンは現代人誰でもイメージ出来るのではないか?
もしミクロレベルの水分操作が出来るのなら、私の瞳にも星々が現れるかもしれない。
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人を殺す魔法はあまりにも洗練された術式構造によって、人類にも理解でき、半世紀に及んだ改良の末、大陸全体に普及され、一般攻撃魔法と呼ばれていた。
正に学べば誰でも出来る一般魔法。
術式を正しく理解し、魔力制御を行う、絶対必殺のイメージによって放された貫通殺人光線。
魔法を学び始めて2週間。
私は初めての殺人光線を放った。
距離はまちまち、30メートルくらいかな。
魔力のゴリ押しをすれば、射程は更に伸びるだろう。
まぁ、このくらいで一人前は全然言えないが、初心者レベルにはなっているのではないかな。
因みに、私は家庭教師に天才と褒められた。
うむ、カンネちゃんは褒められて伸びるタイプだからね。
この年、カンネちゃんは五歳である。
ご読みいただきありがとうございます。
カンネちゃん、チートなのでは?
続く?続かない?
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続く
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続かない