インモラルなステディxステディ【完】   作:ノイラーテム

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ヨークシンで一番長い日。前編

「やられました! アンテナが潰されて携帯が使えません!」

 

「近代化が進んだ穴を突いて来たな。やはり周波数に合わせた無線の専用チャンネルを覗かれていると見るべきか」

 

 その日の夕方にかけて電波を中継する塔または基地局が破壊された。

 

予備がある前提で修理を急がせるにしても、二・三日で何とかなるようなものではないだろう。もしこれだけであれば、修理期限の何処かで攻めるために、焦らせる事が目的と誤解してしまったかもしれない。即座に攻めても良いし、三日掛けて雑魚狩りをしてからでも良いからである。

 

「上からの連絡です。旅団メンバーが逃げ出したので、捕縛に向かえとのことです」

 

「今行く、車を回せ! ……もう一人捕まえていた……誰をだ?」

 

 戦力的に実行者は原作でもノブナガを捕まえた梟以外にあり得ない。

 

だが、それで誰を捕まえたのかで話が変って行く。また、幻影旅団がどんな意味を持って携帯を不通に追い込んだのかも変わって来るだろう。俺は車とバイクの手配を行いながら移動の準備を始めた。

 

(原作の様に一網打尽に出来る場合を除き、一人だけ捕まえる意味がある相手は限られる。頭であるクロロは有りないとして、シズクかシャルナーク。だが運び屋と隠蔽役を兼ねるシズクが不在なら、大規模に仕掛けて来る可能性が低い。やはりシャルナークか)

 

 クロロが掴まっていたら勝利宣言が出ているだろう。

 

その事を考えたら候補は二人。一応はコルトピやパクノダを捕まえて利用法を模索する可能性もあり得るが、流石に悠長過ぎる。それを考えたら旅団の運び屋であるシズクか、参謀であり操作系であるシャルナークだろう。

 

(マフィア側がシャルナーク対策に自分で潰すとかはありえん。ということは、こちらの連絡手段を廃れ始めた無線に絞り、傍受する為の前振り。こちらの急所に集中する為か、それとも同時進行か……)

 

 問題を複雑にしているのは、九人ながら一騎当千の旅団メンバーである。

 

彼らは全員が念能力者であり、戦闘力の低いコルトピですらその辺の下っ端など鼻歌交じりに殺せるだろう。流石に撃たれまくったら怪我をするだろうが、それだけだし、その時は誰かがガードしているに違いない。

 

(連中の結束を考えたら、シャルナークを中心としてメンバーの捜索。同時にお宝を探しているというセンか? さて、これを邪魔すべきか)

 

 メンバーを助ける為には時間の勝負だ。なら一か所は既に動いているだろう。

 

だが全員で捜索する程の事とは思ない。お宝の捜索を兼ねており、同時進行でそちらを本命にしている事もあり得た。ここまでは問題無く理解できる。重要なのはどこまで『俺が』対策するべきかという事だ。

 

(報告した段階でゾルディックへの依頼も検討していた。ならここまでやられた以上、アンテナがある次のエリアまで誰かを使いに出して依頼を実行させている筈だ。伝令を狩るにしても確実性が無いからな。だからここはクロロ側も原作の様に依頼を出して速攻と見るべきだな。十老頭が全滅するという事は、功績狙いで動く必要はない)

 

 既に旅団メンバーを倒し、クラピカとの繋ぎを取っている。

 

つまり、ここで俺が無理して戦う必要はないのだ。あえて言うならば可能な限りスコアを延ばし、次の再調整を上手く行かせる為、そして俺自身の満足の為に戦うくらいだろう。むしろクラピカを死なせない方が重要まである。

 

「バイクを二台寄せろ、この先の道が混雑するとやってられん。一台は俺が、もう一台はノストラードの鎖使いに使わせるからついて来させろ」

 

「へい!」

 

 旅団は三々五々に情報を収集し、シャルナークのついでにお宝を狙う。

 

ならば機動戦で倒せそうなメンバーを倒すか、さもなければクロロとヒソカのタイマンを叶える方向で動くべきだろう。となればここはシャルナーク捜索に向かう事で、同じように向かってるはずのクラピカと合流。少数で情報収集を続けて居れば各個撃破を狙うフリをして一斑だけ対処、あるいはクロロの護衛を引きはがすべきだと判断したのだ。

 

(だが、どう説得する? 旅団の背景事情を知らなければ手足である結成メンバーを削ることに意味があるとは伝えられない。しかし、背景を語れば間違いなくクラピカは躊躇う。もし緋の目を横槍で奪っただけなら折れる可能性すらある。そんな情報をこんな状態で伝えるわけにはいかん)

 

 答えのない問いとはまさにこの事だろう。

 

もし命懸けの戦いの中でなければ、その事を伝える手もあったのだ。だが今ここで言う訳にはいかない。結局は他人にも友人にもなり切れない傍観者のままという事だ。当事者として参加料分のリスクだけを払ったツケが回って来たというべきだろう。

 

「クラピカ。このルートは捨てよう。お宝を狙う連中に横槍を入れて前後から挟むんだ。大勢の目の前で失敗させたなら直接倒さずとも奴らの悪名に打撃を与えられる。今後のメンバー補充も有能な奴は難しくなるだろうな」

 

「それしかないが……可能なのか?」

 

 方針がブレるのは良くないので、合流次第に目的を決め打ちする事にした。

 

バイク二両(センリツが後部座席で二ケツ状態)でシャルナークが逃げたとされる方向に移動しつつ、圏内に入った所でバイクを捨てて走るというのが当初案(・・・)である。これなら数的不利に陥る事はないし、円を使うよりも安全に索敵が出来るからだった(・・・)。なお、話をすり替えるためにクロロを殺してケリを付けるのではなく、幻影旅団の名前を傷付ける方向に誘導している。クラピカも人殺しは好かないから引っ掛かってくれるだろう。

 

「参謀役を確実に殺して将来的に打撃を与えるなら、そっちの方が確実性は高いぞ。とはいえ何とかする策がない事もない。ヒソカが敵の頭目と戦える機会を作るんだ」

 

「可能性はあるが、奴が動けば六人、動かなければ七人か……」

 

 ヒソカの事は計算に入れていただろうが、不利な状況で動かない事もある。

 

マフィア側に念能力者が揃って居れば話は別だろうが、残っているのはおそらく実戦経験のない雑魚レベル。それも将来的に考えれば、末端組織としては温存したいところだろう。よって三人居ても倍の六人と戦う事に躊躇すると考えるのは当然だろう。

 

「ではもう一枚カードを。ヒソカの方でも援軍を頼んでいる筈だ。あいつは天空闘技場のフロアマスターだから金がある。キルアの兄貴と仲が良さそうだった、お前も合わせれば一時的に四人の手がある事になる。隙があれば頭目を浚い、無理ならヒソカが苦手とするタイプを捕まえるんだ。そうすれば後は向こうで何とかするだろうさ」

 

「その可能性があったか! 配置を読んで上手くやれば行けるか……」

 

「こっちにはセンリツも居る。後は少しでも可能性を上げる策の用意さ」

 

 ヒソカも含めて七名が同じ場所居る訳でもないだろう。

 

前衛が足りてないのでヒソカ・フランクリン・ノブナガ(ボノレノフ)が前に、後ろにそれ以外のメンバーが居る筈だ。その状態でヒソカが苦手なフランクリンを捕まえておけば、ヒソカ自身が隣にいる奴をガムで捕まえるだろう。そうなれば隠れていたイルミが後衛の一人を叩く可能性が高い。もちろん原作の様にヒソカが前に出ず、イルミに成り替わって野暮用を片付けているパターンも無いではないが。

 

「明かりをいきなり消す……とかは無理だな。逆にフラッシュバンでも焚くか」

 

「その辺りは現地次第だろう。ユキの方でスナイパーでも……」

 

「二人とも! 向こうからすごい勢いで二人走って来る!」

 

「「っ!」」

 

 俺たちの相談はセンリツの報告で中断した。

 

バイクを止めて油断なく戦闘態勢へ、そして彼方を見つめれば、確かに気配がする。遠目に見えるのはクノイチみたいな格好と、包帯姿……。マチとボノレノフだろう。

 

「何か状況が動いたらしい。こうなったら頭目狙いに絞るしかない。お前たちは先に行け、俺があの二人を止める!」

 

「だが一人では……」

 

「問題無い、行け!」

 

 おそらく、一人をシャルナークの元に残したのだろう。

 

状況の変化に合わせてあの二人が合流を目指していると見た。既にオークション会場では戦闘が起きていると思われるし、そこで何かが発生した可能性もある。混乱した現状で幻影旅団を倒しきれるとはクラピカも思うまい、ならば便乗してヨークシン編をお開きにする流れにするべきだろう。

 

「ところで、あいつらを倒してしまっても良いのか?」

 

「……そんな皮肉が言えるなら大丈夫だな。死ぬなよ」

 

「婚約する予定の娘が居てね。幸せにするまでは無事でいるさ」

 

 一度は言ってみたいが、真似したくない言葉を言ってみる。

 

死にフラグだから口にするな? 問題ない。この手の問題は複数回重ねたら無効化されるというのも定番だからな。そう思いながら、フラグ回避のためにさっさと念空間を開放して、追加の水を周辺に用意しておくことにした。

 

「おっと、この先は通行止めだ。他をあたると良い」

 

「ちっ急いでるってのに……死にたい様だね」

 

「オレたち二人を相手にする気か?」

 

 大水圧砲を放って、連中の動きを牽制すると足を止めた。

 

出逢った二人の反応は両極端だった。マチは移動を重視して周囲の状況を確認し、ボノレノフは包帯を解いて戦闘態勢に入るようだ。おそらくは俺がしたようにクロロ達の元へ急ごうというのだろう。やはりこれは何かあったな。

 

「そんなに急いでどうしたんだ? 理由を教えてくれるなら少しは考慮しても良い。色々と知りたい事が多くてね」

 

「ここはオレ一人で十分。マチは先に団長の所へ……」

 

「死人が喋るな。お前は既に計算外だ」

 

 マチに話しかけた処でボノレノフが割って入る。

 

僅かに奴の方に視線を向け、先ほど放った水の位置を調整した。もちろんその程度で窒息はさせられないし、パワーとしても分量が無ければ対して出せない。だが、俺は確信をもってボノレノフに釘を刺した。

 

「っ! これほどの屈辱! 味わった事はない! マチ、コイツはオレが……」

 

「待ちなボノ! 様子がおかしい!」

 

「忠告はしたぞ。メイル……シュトローム!」

 

 踊り始めようとしたところで、広範囲型の水圧砲を放った。

 

威力など大してなく、暴徒鎮圧用くらいにしか使えない。念能力者ならばちゃんと凝なり堅を使えばガードできるだろう。だが、これは手元の水を奴らの周辺に放つ程度の意味しかない。重要なのは次の一手だ。

 

「オレは誇り高きギュドンドンド族の戦士! この程度の水遊び、まるで響きはしない! ……響き? 馬鹿な、音が出ない!?」

 

「踊って曲を奏でるのだったか? なら踊る意味を無くせば良いのさ」

 

「水の膜……しまった。こいつらアタシたちの情報を!」

 

 俺は水の膜を立てて、奴らに絡みつくようにしただけだ。

 

大して圧力も掛けてないが、オーラは物理現象を全てシャットアウトしたりはしない。もちろんボノレノフが踊り切って装甲モードになってれば別であったろうが、こちらが先んじて布石を打って居る為に水の膜が邪魔して穴の中で邪魔をするのだ。そして、水の膜を奴らに張り付けるのは、もう一人にも意味がある。

 

「遺された情報は有効活用する。当然の事だろう? 昨日の時点で聞けていたら、『彼ら』との戦いはもっと楽だったんだがな。上層部の内部対立には困ったものだ」

 

「っ! てめえ……てめえがフィンクス達をやったのか!?」

 

「否定はしない。俺は彼らより弱いが相性が良くてね」

 

 マチが念糸に陰を掛けて伸ばしたところで、その先を指摘する。

 

そこには水の膜で陰の意味が無くなっているのだ。雫を払えば簡単に落せるだろうが、本人が一度ずぶ濡れになっているので、服を乾かす必要があるだろう。

 

「情報交換しないか? こちらは君たちのナンバーに関する疑問を解決したい。4・8・12は傭兵ナンバー、それとは別に欠番が出たら補充という事で良いのかな?」

 

「答える義理はないね! ボノ! こいつはアタシがとっ捕まえる!」

 

「マチ、油断は禁物。先ほどオレも知ったばかり。二人でやろう」

 

 激昂するマチとは裏腹に、ボノレノフの方は冷静になったようだ。

 

無理もあるまい。軽く動いてみて水の膜が落ちない。もちろん凝をしたり錬で吹き飛ばそうとはしてみたのだろう。どうやら彼は能力をあえて弱く扱って、相手が簡単に抵抗できるレベルで使った事が無いらしい。まあ、操作系だと思うからこそ、一発で操られるよりマシだと思ったのだろう。

 

「気が付いてないようだが、旅団メンバーに関するルールは制約と誓約だぞ。迂闊に無視すると大切なモノを取りこぼす」

 

「はあ?! 聞いたことはないね! 何の意味があるってのさ!」

 

「君らの頭の遺言と遺産だよ。彼はあの大男の様に最初から覚悟を決めている」

 

「っ!?」

 

 この問答自体に意味はない。俺が考察勢だから解決したいだけだ。

 

だが、マチにとってはどうだろう? クロロの壮絶な覚悟とその行動を知って居るからこそ無視はできない。そして、俺の想像が正しいならば、激しく精神を揺さぶられてポテンシャルを落とすだろう(その瞬間に殺したら、逆に死後の念になりそうではあるが)。

 

「ジャポンでは4は死の象徴であるとも安定の象徴とも言われている。傭兵を当てることで戦力を拡充し、かつ大切な仲間を守る為の仕掛けだろう。8は末拡がる数だから組織拡大のために有用なものを、おそらく12は更なる発展だろうな。ここまでに違和感はあるか?」

 

「それがどうしたって言うんだよ! 参考とか、ただの数字遊びだろうに!」

 

「なら、どうして倒した奴が交代なんてルールで、意に添わぬ奴を入れる?」

 

「くっ……」

 

 最初の言葉に意味はない。重要なのは次の言葉だ。

 

かねてからマチも思っていただろう不思議なルール。もちろん幻影旅団という得体が知れず、悪者の組織という代名詞・雰囲気造りかと思っていた可能性は高い。だが、彼女はカンが良い。少なくとも俺が本気で考察していると判断しているだろうし、ヒソカなんて劇物を入れる理由が判ってしまうのだ。ガチガチに固めた制約と誓約であり、作成者にもコントロール出来ないシステムという事になる。

 

「印象や人相が変った気がするという事が何度もあったそうだな? おそらくは『能力を盗む発』だけの影響じゃない。もう一つの発で『自分を多重人格にする能力』があり、そいつは奪ったルールを団員で受け継ぐためのルールだ。だから意図しない奴が入るのを止められないルールや、内輪もめが起きても全滅しない為のルールもある。そして極めつけは、自分を殺した奴の人格を乗っ取るつもりだ。昔、『灰色の魔女の額冠』という死後強まる念があった」

 

「それが……団長の遺言、盗賊の極意が遺産……」

 

「マチ! しっかりしろマチ! 今は関係ない!」

 

 先ほどの激昂が嘘のようにマチの顔が青くなる。

 

おそらく彼女には幾つも思い当たることがあるはずだ。小さいころからオーラが見え、性格の方向性も整っていたところを見ると、物心は確りあったと思われる。それが年月を積み重ねる間にクロロがブレている様な気がしたのだろう。だが、その本質はちっともズレてはいなく、それどころか身も心も捧げるつもりだったとは思うまい。

 

「なんで……なんでそんな事が分かるんだ! なんでてめえがルールを!」

 

「よく考えれば判ると思うが? まあそうだな。最初は俺の発を説明して居る時に、まるで団長の様だと言う反応があった時かな。俺は念空間越しに奇襲したらいけないルールがあって、説明したら適用外になる裏ルールもある。一つ一つのルールは違うんだろうが、彼らは考え方が似ていると思ったんだろうよ。俺はマフィアの上層部が大嫌いで、あんたら旅団の方を尊敬する事の方が多かったと言ったら笑ってたよ」

 

 駄目押しに嘘ではない内容で押し通そう。

 

似ているのは当然だ。クロロは特質系で、俺はかなり考察材料にさせてもらっている。特に再調整や進化とかは大いに参考になった。そこは嘘ではない。フィンクスたちはナンバー情報なんか気にしてなかったし、戦ってる最中に旅団をリスペクトしているとかもしたから嘘ではない。単にマチを心配して言っているのではなく、動揺させるために言っているんだけどな。

 

「嘘だ! 嘘だ! てめえなんかが団長に似てるもんか!」

 

「俺の発には共通ルールを用意していてね。名のある奴と戦ったりちょっとした業績で進歩して、栄光を齎すトロフィーで進化する。確認するまでもないが、幻影旅団は妙に大きな目標に挑むことがあるよな。緋の目の大量強奪にヨークシンのドリームオークション。他にも幾つもだ。国宝級・世界級の財宝を盗むことが、君が言う盗賊の極意の進化条件なんだろうね」

 

「「……」」

 

 説明を終えると二人は別の意味で黙りこくった。

 

マチはいつもの状態で戦えるような精神状態ではない。陰で隠しきれないのに、それでは殺されるようなものだ。それこそ糸を延ばしたとして、糸伝いに水を送り込めば操るより楽まである。そしてボノレノフは音が出せない状態でどうすべきか、旅団の為に、そしてマチの為に何をすれば最善かを考えたのだろう。

 

「マチ、行け。命に代えてオレが奴を止める」

 

「ボノ……アタシ……アタシ……」

 

「行け!」

 

 今度は先ほどの光景を焼き直した形だ。

 

俺のではなくボノレノフが殿軍になり、マチを逃がすために戦って居る。音を出して戦えないと言うのに、なんと健気な……いや、大した覚悟だというべきだろう。

 

「すまないが通してやってくれないか? 今のマチなら戦力にならない」

 

「良いだろう。『勇者』を前にしたならば全力で挑む必要がある」

 

「オレは誇り高きギュドンドンド族のボノレノフ。討ち取って名を揚げろ!」

 

 俺が僅かに身を引くと、ボノレノフは漢の笑みを浮かべた。

 

敵を前に感謝の言葉など必要ない。自分がいかに良い獲物であったかを証明するだけのことだ。先ほど俺も進歩条件のことを説明したしな。死して俺の経験値になるつもりなのだろう。ガス欠のシャルナークやそいつの看病についてる奴が来たら危険なので、勝負を決めるために通すことにした。

 

「ついて来い。そこに花がある。荒城の月という曲を聞かせてやろう」

 

「……」

 

 この後の戦いに関して説明は不要だろう。

 

ただ、戦い終わって浮かべた笑みは、戦う前と同じ誇り高い勇者に相応しいモノであった。




 という訳でヨークシン編の最終回の前編です。
初手通信妨害。まあ混乱させて何かをしたいなら、携帯邪魔ですよね。
問題はこれを誰がやるかで、マフィアにはその理由が無いという話。
お陰で主人公には、下っ端ーズという人数の利が消えました。

●倒してしまっても良いのだろう?
 死にフラグではなく、倒せる確信があったからです。
ボノレノフはヒソカに相性悪いので確殺される自信があるみたいだし
音が出せないと勝てないからでしょう。雨が降ったくらいならなんとでもなるけど、まとわりついて来たら話は別。

●団員ナンバーと団長のもう一つの発
 ウイングマンのドリームノートみたいなノートがあって
「僕の考えた最強の悪の組織」みたいな事が書いてあるんじゃないか?
そう考えると色々としっくり来ます。効果はロードス島のカーラの額冠と同じで、自分を倒した奴の乗っ取りとか? だとすれば、条件を満たす前にクロロが秘かに船の中で出逢って、負けても問題ないわけです。

なお、マチがこんなに動揺したのは、直感が優れている設定と
ついでにパクノダが原作でああなった流れのオマージュになります。

フィンクスとフェイタンはどうなる?

  • クラピカが殺した
  • ユキが約束通り殺した
  • 迷ってる間に自殺した
  • 渋々、約束を受け入れてNGLへ
  • 除念待ちしながらNGLへ
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