ということで、ゴレイヌは協力者で確定となった。
念の為ゴンの指定ポケットを
……どーするかな。作戦では、ゴレイヌが協力者で確定だった場合、ゲンスルーだけがシソの木前で残り、サブとバラは私と合流することになっている。そしてマッド博士の整形マシーンで、顔をサブとバラに整形させたモタリケ君とプラス1人を連れて行く予定だ。そうすればゴレイヌはシソの木前で全員待っていると思うはずだし……警戒するのはおそらく私だけだろう。
しかし……。
ゴン組のことを考えると、どうにもそれだけじゃ終わらない気がする。
放っておけば私達、もしくは私達を倒したツェズゲラ組がクリアするのはほぼ確定。それをクリアしたいゴン達が見過ごすはずはない。どこかで介入してくるはずなのだ。それはどこか?
もしかしたら、と冷や汗が額を伝った。
ゴレイヌはすでにゴン達と一緒にいてーー私達がカードを狙って飛んでくるのを待っている? だとしたら対策されている分私達は
ん〜……できればゴレイヌとゴンに
一旦サブバラと彼らの元に飛んで、スペルで攻撃してすぐ戻るとか? でも4対3はできるだけ避けたいから、戦うならゲンスルーもいる時がいい。
とりあえず、彼らから連絡が来たら相談するか。それまで私はアントキバでせっせと金稼ぎでもしてよう。
『他プレイヤーがあなたに対して
ピンポーンと音が鳴った後、ボンッとバインダーが出現した。
「ゲンスルーだ。あいつらは予想通り
「ビンゴだったよ。ゴレイヌが指定ポケットカード全てを預かってる……! ホントはすぐにでも取りに行きたいところなんだけど……ゴン組のことが気がかりでね。あの子達が指を咥えてクリアを見逃すとは思えないし、絶対にどこかで介入してくると思うの」
「そいつらが4人で組んでると?」
「その可能性が高いんじゃないかなって。ツェズゲラ組との取引ーーそれこそなんらかの目的をツェズゲラ組が達成できたら、お望みのカードを渡すとか。まあここで話してもしょうがないから、私も一旦そっち行くよ」
了解との返事をして、ゲンスルーが
「
スペルを唱えるとすぐに光に包まれ、物凄い速さで宙を飛んでいく。そうして私はシソの木前に着いたのだった。
「やっほ、どうだった?」
「言っただろ? 計画通りだ。で、それよりチアの意見を聞かせてくれよ」
ゲンスルーに促されて、私はさっきまで考えていたことを話す。
「ゴン組とゴレイヌが組んでるならそれで4人。私とサブとバラで3人。このまま行ったら、戦力的に不利でしょ? かと言って見てない間にツェズゲラ組が戻ってきたら対処できないから、誰かが残るのは必須。向こうは私達が
「なるほど。それがツェズゲラ組が提示した取引の条件ってわけか。アイツらは奇運アレキサンドライトを持っていないのに対し、ゴン組はそれを持っているーー確かに取引が成立するな」
サブが頷く。バラは顎に手を当ててちょっと考えている様子だ。
「理解はできるんだが……それはあまりにも俺達を信用し過ぎな作戦じゃないか? 俺らがゲンをスタート地点に残さずに、4人で速攻奪いに行くって可能性もあるだろ。というか、そこまで考えが至らないって可能性もある」
「ああ、その通りだな。だが
「……そうだね」
何せ私は賭けられないタイプだから。その慎重にしか行動できないところを逆手に取って、時間を作ろうってわけだ。
「まーでも……10日。ビスケは置いといて、ゴンとキルアは私やあなた達がまともに戦って負けるはずのない相手。10日じゃとてもじゃないけど追いつけないよね。だから、作戦にさえ気をつけていれば勝てると思う」
「作戦に乗らない方法ってあるか?
バラが言う。確かにその通りなのだ。彼らがわざと目的の場所で移動系スペルが切れるようにすれば、私達はそこで戦うだろう。そこが罠だとも知らずに……ね。
「そう。だから策がある……!」