僕の名前は百合園ベガ、トリニティ総合学園の高校1年生
姉に現ティーパーティーホストの百合園セイアがいる
僕は一応姉上として呼び、慕っているんだが
「ベガァァァァ!!!」
セイアは叫びながらベガの方向へ走って来た
「また逃げ出すとは...そんなに私のことが嫌いなのかい!?」
セイアは息を切らしながら話す
こんな感じなのでストレスになっている
「嫌いじゃないです、うざいだけです」
「やっぱり嫌いじゃないかッ!!!」
「うるさい」
こんな感じのやり取りを毎日している、何がしたいんだろうこの人
「姉上、申し訳ないんですが阿慈谷さんとの約束がありまして、失礼しますね」
「...そのような話は聞いていないが、私を捨てて、ヒフミを優先する気かね?」
「はい、姉上を捨てて、ヒフミを優先しますので失礼します」
そう言ってベガはその場から逃げ出した
「...ヒフミに負けている要素は身長以外にもあったのか?」
「あはは...ベガ様も大変ですね」
ベガの隣に立っている一人の少女、阿慈谷ヒフミ
常識を持っている数少ない人間で、ベガにとって唯一まともに話が出来る人物である
しかしこのキヴォトスに真の常識人はいないようで
彼女はペロロというキャラクターが絡むと ペロキチと化す
「ああ、その分ヒフミは常識人で普通に話せる唯一無二の人物だ
僕にとっても大切な人だよ」
「あはは...大切な人なんて、言い過ぎですよ」
そう言うヒフミは頰を赤らめている
「今日はどんな用で僕を呼んだんだい?」
ベガは聞く
「今日はですね...新作ペロロ様が発売され無事に入手することが出来たので
ぜひ見てもらおうと思いました!」
そう言ってヒフミはペロロ様と呼ばれたぬいぐるみをベガに見せた
「...良い見た目なんじゃない?」
ベガは疑問形で言う
「!見た目が良いとは、ベガ様も良いところに目を付けましたね!
何を隠そうこのペロロ様には(中略」
ヒフミのペロキチモードが入ってしまった
「...」
ベガは無言で頷くことしか出来なくなっていた
その後もヒフミのペロキチ具合に圧倒され、30分ほど話を受けていた
「と、言ったところなんですが、どうでしょう?」
ヒフミは30分ほど続けて話をしたのにも関わらず息一つ乱れていない
「...ペロロ様の良さについてはよく分かったよ、僕も少し買ってみることにする」
ベガは30分も聞かされて疲れ果ている
「それでしたら是非私のおすすめペロロ様グッズを紹介したいのですが!」
「まずはこちらの時計仕掛けのペロロ様から、このペロロ様には(中略」
「ありがとう、今日は有意義な時間だったよ」
ベガは笑顔でヒフミを見つめる
「私もです!また一緒にお話しましょう!」
ヒフミも笑顔でベガを見つめる
「あ、あと...」
「何だい?」
「ベガ様のこと、ペロロ様くらい...やっぱり言えません!」
ヒフミは顔を真っ赤にしていた
さあ、ここからの仕事は 彼を黙らせることだ。
君が見せたその愛情を ブラコンとは呼ばせるな。
「ベガ、私の愛情を受け取ってくれ」
「...置き配可能ですか?」
疲れた