底無き闇に光差せ / ortRoLoDs   作:弐の字

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夏コミ併せの推敲が始まりました。
受かるといいね。



【箱庭毀壊編:前編】
01 闇行人、飛来す


 

 

「ンダァァァァァ!?」

 

次元の穴を抜けたと思ったら、私はどこかも検討つかない場所へ放り出されました。

 

体のどこにも地面のふれる感じが無いのでどうやら空中らしいです。しかも落下してる。宇宙空間ではなく惑星上に出た? 周囲の把握を、しなければ。私は落下している方向へと鳥を飛ばす。

 

─ネビュラムブテオ─

 

前方に……ビーストの気配があります。

 

私は放った鳥をそのままビーストに攻撃として

放ち、自分自身は落下の勢いに回転を乗せて、両手を握った拳をビーストへと叩き付けた。

 

「ラアッ!!」

 

 

::

 

 

「三匹目の……闇の巨人……」

 

突然闇の巨人が第二の闇の巨人─溝呂木眞也─の上に落下してきた。けれどそれはどういうわけかウルトラマンからターゲットを奪い一人で溝呂木と戦い始めた。僕達を無視しているのか、それとも僕達に気付いていないのか。

 

「なぜだ? 同族なんじゃないのか!?」

「やっぱり獲物の取り合いよ!」

 

[その闇の巨人を攻撃してください!]

 

イラストレーターから指示が入る。それに従い僕達は第三の闇の巨人を攻撃するが、背後からの攻撃もあったというのに、巨人の背にバリアが発生し防がれてしまった。

 

「ルゥ!?」

 

第三の闇の巨人が驚いたように振り返る。先程までの構えを解かぬまま、指さす形にした右手と頭とを同じ方向へ向けて警戒するように周囲を見渡している。

 

「僕達に気付いていなかったのか……?」

「………………、ダッ!」

 

そして突然、頭上で一拍だけ手を叩いた。奇妙な行動だが、それによる音圧か、それとも実際に何か放たれたのかチェスターの計器が僅かに揺れた。

 

「待って、これ完全に気付かれたんじゃない?」

 

構え直した拳を溝呂木へと向けているが、第三の闇の巨人は僕達を追うように頭を動かしていた。

 

[この振動波は……。っ、攻撃を続けてください!]

 

イラストレーターの指示に僕達は引き金を再度引く。

 

「ダァァァ!? ウルゥゥ……」

 

第三の闇の巨人が蹲る。それを守るように再びバリアが張られた。

 

「あの闇の巨人、怯えてるの?」

「だからって関係ない。あれもビーストよ」

 

[そうです。攻撃の手を緩めないでください!]

 

激しくなる攻撃に対応するように、バリアが段々と強くなる。それにつれ、バリアを張る黒い手が見えてくる。彼を攻撃し続ける僕達に怒ったようにそれは完全に姿を現した。

 

 

「ゥオアアアアアアァァ!!!」

 

 

「増えた!?」

「四体目……そんな……」

 

やや明るい体色をした三体目とは全く異なり、闇を押し固めたような漆黒に血のような赤の走る四体目が突如姿を現し、そいつは僕達の乗るチェスターを掴もうと手を伸ばしてきた。

 

[これがダークサイドルナ……。いや、違う……? 別個体……、そんなことが……]

 

「ンラァ!」

「ノ゙ア゙ッ゙!? ッア゙ア゙ア゙ッ゙!」

 

三体目が蹲っていた姿勢から跳んで四体目の脚にしがみつき、そのまま地面に倒した。

 

『なぜとめる! アレは貴様を攻撃した、我々の敵だろうに!?』

『それでも、人間が乗ってます!』

『貴様は甘いのだ! この世界は……ア゙ッ゙』

 

吼え合っていたうちの片方、三体目が頭部から閃光を放った。辺りはその一瞬だけ星が弾けたかのような明るさになり、それが収まった時には四体目が頭を押さえ地面で悶えていた。

 

「喧嘩してる……?」

 

[それならそれで好都合です。巨人は一旦無視してノスフェルの処理を優先してください]

 

 

::

 

 

有り得ないことが起こっている。俺はこの場面を知っている。

 

これは溝呂木が初めてダークメフィストとしてナイトレイダーの前に姿を現した夜と同じだ。それに気付いたメフィストが酷く動揺したために俺はファウストだけをローズの中に残し外へ出た。俺自身も、動揺していなかったと言えば嘘になる。フラッシュサインによるリロードが寧ろ有難かった。

 

ローズの目が見えないのは幸いだったかもしれない。まだ相手がただのビーストだと思い込んでいる。相手が何なのかを知ってしまえばメフィスト同様に混乱するだろう。できればそのまま気付かずにいてもらいたい。

 

だが……。俺が姿を現したのは悪手だったやもしれぬと気付いた。ダークメフィストが存在し、通信傍受をしたかぎりでは石堀光彦も存在する。つまりはこのザギがもうひとり存在しているも同義。暗躍が厳しくなってしまった。

 

俺はまだ揺れる頭を押さえながらローズの肩に手を掛けた。

 

『お前は退け』

『ですけど、ザ……』

『退けと言っている。この場はお前では分が悪い』

 

これ以上下手に情報を渡してなるものか。相手にとっても大きな不確定分子であるこいつを早々に戦線離脱させなければ。

 

『……。わかりました。ちゃんと戻ってきてくださいね』

 

ローズが飛び立つ。奴が大人しく折れてくれたことに俺は安堵し、気を改め溝呂木眞也へと向き直る。

 

『貴様、何者だ?』

 

溝呂木が問うてきた。どうやらこいつはまだ主を知らぬ哀れな使い魔のようだ。

 

『知らぬのなら知らぬままでいろ』

『俺と同じ闇であるお前が、何故俺に敵意を向ける必要がある? 姫矢の様子を見るに、お前はそいつの仲間というわけでもないだろ』

『そいつはやはり姫矢准か』

 

ネクサス……にそっくりな造形をした光の巨人を見遣る。その気配とそれがこちらに向けている感情から、そいつがニアであると断定できた。

 

【挿絵表示】

 

『貴様と敵対する理由、だったな。それはこの場で貴様が最も危険で、最も俺の欲しい情報を持っていそうだからだ』

『だったら尚更、俺に協力するふりでもすればよかったじゃないか』

 

俺を誘うように溝呂木が嘲る。

 

『あいつが貴様に攻撃を加えた。そして俺はそいつの同行者。貴様が既にこちらを敵として見ているのに、こちらから協力を言い出せるとでも思うか?』

『案外仲良くできるかもしれないぜ?』

『甚振って吐かせる方が早い』

『俺相手にそれができるとでも?』

『できるから言っている』

 

 

::

 

 

何故ザギ様は俺だけを連れローズの外へ出た? 我が主たるザギ様の中に格納されたまま、俺は外の世界を眺め、思考を巡らせる。

 

目の前に俺と全く同じ姿の奴が現れた。そして現状は自分の記憶の中にある溝呂木の所業をなぞらえたかのような場面となっている。それに動揺した俺からローズが何かを察するのを避けたかったのか?

 

であればファウストのことも連れ出したほうがよかったのでは。いや……、過去、ファウスト……斎田リコはこの時点で既に死んでいるためにこの盤面の記憶は持っていない。俺よりも精神への揺さぶりが少ないと見て、ローズの中に残し離脱させたのだろう。

 

ザギ様が意図して変えた場面。ここで下手に俺が外へ出てしまえばザギ様の手を変えてしまう。俺はザギ様の指示が入るまでここを動けない……。

 

指示が……入るまで……、ザギ様と…………、ザギ様………………と、一人残され……。

 

『甚振って吐かせる方が早い』

 

ザギ様が溝呂木を光弾で弾いた。

 

 

::

 

::

 

 

俺はザギ様の中でずっと見ていた。俺と、同じ姿を、俺と、同じ顔をした、そいつを、ザギ様が、甚振る様を。

 

何度も殴り、そいつの反撃を打ち落とし、敢えて火力のある技は使わず、飛ぼうとすればサイコキネシスで押さえ付け、その背を踏み躙り、テレポートで逃げようとすればエネルギーのバランスを崩してこの場に留めさせ、挙句にはその首を絞め上げたうえで加虐と過回復を繰り返し、、、

 

精神融合をしてしまえば人間如きの頭の中など一撃で分かるというのに。こちらの情報を渡さないためか、ザギ様はそれをしようとはしてくれない。

 

『思いの外、口が堅いものだな』

『ふっ、俺が怖いか?』

『戯言を』

『そのまま……手の内を全て明かしてしまえ……。俺はまだ……本気なんか出しちゃいない……』

 

この期に及んで溝呂木はまだ嗤う。

 

頼む、ハッタリであってくれ。頼む、早く折れて何もかもを吐いてくれ。俺は柄にもなく溝呂木に祈った。

 

『虚勢もここまで来ると笑えんぞ』

『虚勢ではないさ。俺は貴様に恐怖などしない』

『何をしたってお前は俺を殺さない。なぜならばお前は俺の持つ情報が欲しいからだ。殺してしまっては何も引き出せない』

『ならば俺は貴様が飽きるまで耐えればいい。俺を殺さない貴様など恐るるに足りん』

 

そう嗤う溝呂木を相手に、ザギ様のスイッチが切り替わるのを俺は感じた。溝呂木の首を掴む手とは反対の手を奴のコアへと押し付けた。

 

『生かしておいたほうが予定調和が狂わずに済むかと考えていたが……。そうか。そんなに死にたいか』

『っぐ、ああぁぁぁぁっ!!』

『貴様のエネルギーを吸い尽くして殺す。殺してしまえば何も分からないとでも思ったか? 物言わぬ情報体にして吸収してしまえば貴様の情報を得ることも容易なのだぞ』

『命乞いでもできるよう少しづつやってやる。精々、自分が失われていく恐怖を味わい尽くし、そして死ね』

 

俺と、同じ姿を、俺と、同じ顔をしたそいつを相手に、どうしてここまで非道になれる。そいつが、俺ではないとわかっているのに、私─メフィスト─は、やはり道具なのだと、ザギ様の力で簡単に、遊ばれてしまう、ただの脆い玩具なのだと、思わざるを得ず、俺は、、

 

 

 

── 恐怖 ──

 

 

 

『!!』

 

ザギ様の手が止まった。

 

まずい。

俺の、感情が、ザギ様にバレた。

 

ザギ様の邪魔をしてしまった。また、ザギ様の手で処されてしまう。また、不要物と切り捨てられてしまう。

 

嫌だ。

 

嫌だ……。

 

 

俺は…………、

 

 

 

死にたくない…………!

 

 

 

私は、俺の体は、俺の制御を失い、俺は、ザギ様の中を飛び出し、私は、この場から逃げ出してしまった。

 

背後で、溝呂木がザギ様の手から逃れ、テレポートでこの場を脱したのを感じた。

 

『我慢比べは俺の勝ちだな』

 

溝呂木の笑い声が、遠くに聞こえた。

 

 

::

 

 

『………………』

 

溝呂木を逃してしまい、黒い闇の巨人が立ち尽くしている。

 

早々にこの場を離脱した闇の巨人には無反応だったというのに、ファウストやメフィストよりも黒いこの闇の巨人を目にした途端、俺の体を包むこの光が大きく揺らいだ。メフィスト─溝呂木─に向いていたものよりも更に強い感情。

 

「(だめだ……、怒りに呑まれては……)」

 

俺は必死にこの体を抑える。

 

「(君とあいつに、いったいどんな因縁があるんだ……)」

 

この危うい光を、必死に宥める。

 

彼が、不意にこちらを向いた。それが彼女の感情の栓を抜いてしまった。

 

俺の右腕が黒へと光弾を放つ。それは彼の胸装甲へと当たり弾ける。半歩押された彼は激昂することなく、哀れむように声を掛けてきた。

 

『随分と不安定だな、ニア』

 

ニア、知らぬ名である。この光の名だろうか。

 

『……いや、俺を指して『ダークサイドルナ』という名が聞こえ、直ぐに否定された。奴が俺と間違えるものなど、この世界では貴様くらいだろう。貴様の名はルナと言うのか?』

 

この闇の巨人は俺ではなく、この光との対話を試みている。だが俺も光も応えることはなく、そいつにため息をつかれた。

 

『貴様にも、下手に死なれては困るのだがな』

 

黒が俺へと掌を向ける。何をされるのかと身構えたが、攻撃するつもりではないらしい。なにやらエネルギーが体に流れてくる。闇にも光にも傾かないニュートラルなエネルギー。光になり得ない闇であるそいつが、その力を出来うる限り光へと寄せてくれたかのような少し不器用な力。

 

光のざわめきが落ち着いてくる。彼は、敵ではないのかもしれない。俺はそう思った。エネルギーを押し付けるだけ押し付けると彼はその手を下ろした。

 

『落ち着いたのならさっさと変身を解け。俺も、あいつをどうすれば良いのか考えねばならん』

 

彼は先に姿を消してしまった。

 

 

::

 

::

 

 

[動きが無いために静観していましたが、周囲に微弱な震動波を検知しています。先程逃走した第三の闇の巨人のものと思われます。西条隊員、孤門隊員、そちらへ向かってください]

 

ノスフェルを倒した僕達に直ぐさま入った通信。それに従い僕達は反応の元へと向かったのだが……。

 

「子供……?」

 

そこには季節に合わない冬服を着た子供がひとり、岩の上にじっと座っていた。僕達は木の影から様子を伺う。僕の隣で副隊長がその子に向けて銃を構えた。

 

「待ってください副隊長!」

「おかしい所だらけよ! 孤門隊員はアレを人間だと思うの!? またビーストが人間に化けているとか思わないわけ?」

 

「そこに誰かいるんですか?」

 

気づかれた。けれど子供は僕達の居る場所の検討が付いていないのか、岩の上から動かずにキョロキョロと当たりを見回している。

 

「え、逃げるんですか? 前みたいに話したりできないんでしょうか」

「うーん、そう言ってもですよ。足場の悪い所を走れるほど私今見えてないですし」

「大人しく待ってるのがいいと思うんですけど」

 

見えない誰かと会話をするようにしながら子供は恐る恐る岩を降りる。

 

「ファウストはその人達が何処にいるかわかりますか?」

 

ファウスト……。リコが変貌させられたあの闇の巨人と同じ名前を子供が口にした。リコが、まだ、生きている……のか?

 

「孤門隊員? っ馬鹿! いきなり動いたら気付かれるでしょ!」

 

気付いたら僕はその子供へと走り出していた。

 

「わっ!?」

 

子供が僕と反対方向に逃げる。が、

 

「二人とも止まりなさい!!」

 

僕達の足元目掛けて副隊長の銃が放たれた。

 

「な、何で撃つんですか! さっきも! 今も!!」

 

子供の言葉に、先程の巨人とこの子供が同一個体であると僕達は確信できてしまった。

 

「こいつがさっきの巨人で間違いないわ。人間に、よりにもよって子供に化けるなんて。ビーストのくせに随分と悪知恵が働くのね」

「私はビーストじゃな…………ッ!?」

「ぐおっ……」

「副隊長!」

 

副隊長が子供を撃った。その子供を抱きしめて庇うように現れた存在に僕は言葉を失ってしまった。

 

「ファウスト!!」

 

子供が悲痛な叫びを上げる。

 

 

ダークファウスト……。紛れもなくリコだった。

 

 

「もう一匹隠れてたのね。子供の姿のそいつは囮、そうでしょう」

 

副隊長は引き金から指を外さない。また直ぐにでも撃ってしまいそうな雰囲気。僕は副隊長から銃を取り上げるべく掴みかかる。

 

「副隊長、やめてください! あれはリコだ、リコなはずなんです!」

「その子供も二匹目もビーストよ! それに斎田リコは死んだ! あなた目の前で見たんでしょう!?」

「じゃあなんであれはリコと同じ姿をしているんですか!!」

 

 

::

 

 

あの場でもうひとりのメフィスト─溝呂木眞也─を見た時から私は嫌な予感がしていたのだ。

 

そう、

 

斎田リコ、そして孤門一輝がこの世界に存在する可能性。

 

そうでないことを願った祈りは無惨にも打ち砕かれた。

 

孤門一輝が私とリコとを見違えている。これを幸いと見るか、否か。しかし、副隊長と呼ばれたあの女の言葉を聞くに、私は既に死んでいる。孤門くんをこれ以上悲しませたくない。はやく、ここをはなれなきゃ。

 

でも、からだが……。

 

「痛い……」

「リコ!!」

 

孤門くんがこっちに走ってくる……。だめ……。

 

「孤門……くん……、……。っ、来ちゃダメ! 私は……、私はファウスト! 光を飲み込む無限の闇だ!!」

 

呑まれたくない、消えたくない、失くしたくない。私は孤門一輝の言葉を必死に否定する。

 

「違う! 君はリコ、リコなんだ! ファウストなんかじゃない!」

「やめて……やめてくれ……、私はあなたを……!」

「っ、うわぁぁっ」

 

背後に大きな存在が降り立つのと同時に、闇のオーラにより孤門一輝が押し退けられた。

 

 

『─それを返してもらおうか─』

 

 

地の底から響くような声が頭の中に木霊する。

 

「ザギ……様…………」

「ザギ様! ファウストが私を庇って怪我を……!」

『…………』

 

ザギ様は彼等を一瞥すると、私達と彼等を遮るようにその御手を挟み込む。私はその手に身を任せた。

 

 

::

 

 

「リコを返せ!!」

『─元よりこいつは俺のものだ。貴様の女ではない─』

 

俺が孤門一輝にそう言い放つと、祈織がふくれた顔で俺を見上げてきた。おおかた、ファウストを物扱いしたことに腹を立てたのだろう。わなわなと震えている。その姿でフラッシュサインは撃てまいに。

 

『…………はぁ。ファウストは俺達の仲間。これでいいか? ファウストのことはきちんと治してやる。そう怒るな祈織……』

 

俺は祈織を掬い上げ、テレポートをしようとしたのだが、それを阻止するつもりなのか西条凪が銃を放ってきた。

 

「逃げるつもり?」

『─お前は変わらず、“そう”なのか─』

 

この世界が俺達の世界と同じ道を辿ってきたのなら、この世界が俺達の世界と同じ道をなぞって行くのなら……。俺の頭にはニアの姿がよぎる。ノアを闇に捕らえたあの時とは比べ物にならないほどの闇を生み出すことになるのではないか。俺は危惧した。

 

『憎しみは確かに力になる。だが……、それに囚われた者の足を掬うのは容易いのだ。それを手放すことを勧める』

「私がビーストの言葉に耳を貸すとでも?」

『─…………、確かにな─』

 

チェスターの飛行音が聞こえる。メフィストのことも考えねばならんというのに、長居をしすぎた。俺は喚くふたりを無視し、テレポートを行った。

 

 

 

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