夕食はアグネア君宅でごちそうになり、クロップデールの宿を取る。
夜11時になり、ミルフィーユ君が眠った後、オズバルドとソローネ君は散歩に行ってくると宿屋を出た。
ソローネ君はストールを巻き、オズバルドは今も律儀にでっかい岩をポケットに入れている。
2人で話すのか、途中で分かれてそれぞれの時間を過ごすのか。
一輪の花は今はコップの水につけている。
しかし、同じことを明日からはできない。
カバンに大事にしまったままになりそうだ。
ミルフィーユ君の体温は高い。花を握ったまま旅はさせられない。
「(……ミントさんなら知っているかもしれませんね。切り花を長持ちさせる方法を)」
ミルフィーユ君がフレイムチャーチで暮らすことになってからだ。
知りたいことがあれば『ミントさ~ん!』と走っていくのを何度も見た。
“ミントさんなら”と思ってしまう。
今回贈った花でいつかミルフィーユ君が泣くかもしれない。
フレイムチャーチに帰った後に、また花を贈ろう。
なんだか目の奥が痛く、頭が重い。
仮眠を取ろう。彼女が起きる時間に私も起きたらいい。
マントを脱いでたたみ、断罪の杖をそばに立てかけ、首元を緩めて寝台に横になる。
ミルフィーユ君の隣だ。
『テメノス寝てるじゃん』とソローネ君は思うだろうが、関係ありません。
まぶたをすぐに閉じた。
──────「テメノス様」
その小さな呟きに、ハッと目が覚める。
ランプがひとつだけ灯る真夜中の宿屋で、ミルフィーユ君が私を見下ろしていた。
「おは、よう、ございます……」
とても小さな声で返事をする。
もぞ、と起き上がった。
別の寝台にはソローネ君とオズバルドがそれぞれ眠っていて、就寝しているのか寝たフリなのかは判別できなかった。
「……どうしました? 初めて起こしましたね」
声を潜めて話しかける。
白い頭巾を被ったミルフィーユ君は「夜のお散歩したいです」とひそひそ声で教えてくれた。
衣服を整え、寝台を降り、断罪の杖を握る。
「はい、行きましょう。
頭巾は外してもいいですよ」
「外だけど……大丈夫ですか?」
「この村は安全です。それに、ここは風が気持ち良い。外したほうがいい」
遠慮がちに、だけど思い切ってスポッと外す。
自由になった赤い長髪が軽やかに揺れた。
白い頭巾をベッドに置き、それから2人で宿屋を出る。
ちょっと離れた後、閉めた扉がこっそり開く。
ソローネ君とオズバルドが盗み聞きしに来た。
宿屋からアグネア君宅に向かう道の途中、アーチ状の小さな石橋の上。
空高く輝く月はまぶしく、私とミルフィーユ君を明るく照らす。
「ありがとう、ミルフィーユ君。
私も夜のお散歩をしたかったんですよ」
申し訳なさそうな幼子は、安心した顔でパァッと笑った。
「良かったです。起こしていいのかなってたくさん悩みました」
「次も起こしてくださいね。ミルフィーユ君と過ごす時間が私は嬉しいんです」
「えへへ……」
祭り会場の賑やかな声が遠く聞こえる。
こんな時間でもまだ続いている。
アグネア君曰く、『夜明けまで続くかなぁ……年に一度のお祭りだから』だ。
やわらかい風が吹いてくる。
「ふふ。きもちいいです」
目を細め、そして表情が変わる。話したそうな横顔だ。
促さずに静かに待つ。
「……あの、テメノス様。
ド忘れしたことを話したくなりました」
「明日じゃなくていいんですか?」
「はい。今、テメノス様に言いたいんです」
内容はおそらく、自身の父についての話だ。
アグネア君と父君を見て、思ったのだろう。
「……あの時私は、テメノス様にもわかんない事を言ってしまいそうになりました。
困らせたくないって思っちゃって、それで……」
ほんの少しだけ顔を向けてくる。
親とはぐれてしまった迷子の表情だ。
「困りませんよ。全て話していいんです」
「はい。ありがとうございます」
頷き、月を見上げる。
「私のお父さん、どんな人なんだろうなって……。
どうして……離ればなれ……なのかなって……」
まん丸の赤い瞳が潤む。今にも泣きそうだ。
大きな心に、途方もない疑問を抱えている。
ミルフィーユ君の父は想像がつかない。
この子は聖火から産まれた……と、私はどうしても思ってしまう。
「……そうですね、私は知りません。君の本当の父親のことは。
しかし、他の親のことは知っていますよ」
ミルフィーユ君は目を大きく見開き、私をジッと見つめてくる。
「親と離ればなれになった赤ん坊を、別の人間が育てるんです。
もちろん血の繋がりはありません。赤の他人ですね。
私はそれを“育ての親”と呼んでいます。
ミルフィーユ君にとっての育ての親は?」
「……テメノス様と、大聖堂と教会の皆さんです」
「ブラヴォー! その通りです!
さらにもうひとつありますよ。
名前をもらう前に親と離ればなれになった赤ん坊に名を贈る……それを私は“名付け親”と呼んでいる。
君にとっての名付け親は?」
「私の名前は……ミントさんが教えてくれました……。
だから、ミントさんが名付け親だと思うんですけど……」
頬を染めて恥ずかしそうに、もじもじと。
恋する乙女の顔で私を見つめた。
「名付け親は……テメノス様がいいなって思いました」
ああ、本当に君は。
一生分の“ブラヴォー”をあげたくなる。
「……正解です。
黙っててごめんなさい。私が君に“ミルフィーユ”という名を贈りました」
まばたきすらできず、ミルフィーユ君は固まった。
隠し通すつもりだったのに。話さなければいけない、と思ってしまった。
「とても大きな贈りものだ。
真実を話せば、君の『好きです』が『大好きです』になってしまう。それは避けたかった。
君に贈り物をする方を増やしたかったんです。
私だけを『好きです』と思わず、優しくしてくれた他の誰かにも『好きです』と思ってもらいたかった」
だから嬉しかった。
アグネア君に『好きです』と言ったことが。
「それが、隠していた理由です。
すみません、ミルフィーユ君。
私は嘘つきな悪い子だ。けして“良い子”ではないんです」
ミルフィーユ君は頭をブンブン振り、両手をバッと広げた。
子どもが親に抱っこをねだる時の仕草だった。
断罪の杖を手放し、夜空に待機させる。
ミルフィーユ君が来やすいように両手を広げた。
「いいですよ。私のところに来てください」
ダッと走り、ドッとぶつかってくる。
ふふふ、と息がこぼれてしまう。
精一杯抱き着いてくる幼子を、私は両腕で抱きしめた。
「好きですよ、ミルフィーユ君」
そっと伝えれば、さらに強く抱き着いてきた。
お父さんになった気持ちで背中をポンポンする。
「テメノス様大好きです……!」
離れた場所の月明かりの下で、手を振るソローネ君とオズバルドが宿屋に帰っていくのが見える。お礼は明日言いましょう。
しばし密着して、ほんの少しだけ背筋を伸ばしたくなってくる。
「そろそろ離れましょうか」と提案すれば、 「もうちょっとこうしたいです……!」と拒否された。
この子の言う“もうちょっと”は30分くらいありそうだ。
「……そうですか、分かりました。
では、これが終わってからプレゼントをお渡しします」
「プレゼントですか!?」
すごい勢いで飛び退いた。
「すぐ離れましたね」
「プレゼント! 私にもう一個プレゼントですか!?」
「跳ねない跳ねない。
そうです。私のプレゼントは、本当は花だけじゃないんですよ。
さ、手を出して」
「はい!」
サッと両手を突き出してくる。
もう少し近くにいたら私のお腹に刺さるところだった。
うきうきに輝く瞳は月夜の下でも明るく見える。
もらう前から大喜びの笑みを浮かべていて、私もわくわくしてしまう。
「どうぞ。後で着けてあげますから」
かわいい手のひらにプレゼントを置く。
光の精霊石を小さく丸く研磨してペンダントに加工したものだ。
花を渡した時と違い、ミルフィーユ君は真っ赤になって沈黙した。
両手を前に突き出したままの姿勢で「う……うぅ……」と弱々しい声を漏らす。
大騒ぎで喜ぶことなく、静かに歓喜することもなく、気まずそうに眉を寄せている。
『気に入らなかったか?』と少しだけ不安がよぎった。
「テメノスさまぁ……」
むにゃむにゃの声だ。どう答えてあげればいいか迷ってしまう。
「……は、はい。テメノスです」
「うう……うぅ……」
ミルフィーユ君は左手にペンダントを置き直し、右手でポケットをゴソゴソする。
耳まで真っ赤なミルフィーユ君は「私も同じの買ったんです……」と呟き、光の精霊石ペンダントを出してきた。
「テメノス様に……もうひとつプレゼントしたくて……」
白い左右の手、それぞれに同じペンダントが。
不安がどこかに消え、胸の奥がくすぐったくなる。
「ふ……ふふ……ふふふ、はははっ!
私達同じこと考えてますよ!」
「えへへ……」
私の笑い声にミルフィーユ君の表情もやわらかくなる。
やっと分かりました。あの時君が言った『テメノス様は……えっと、ひとつだけです』がかわいい嘘だったことを。
全員がいる前ではなく、私と2人きりの時に贈りたいと。そんなところまで私と同じだ。
「着けてあげます。私のは君が着けますか?」
「はい。着けたいです」
ふにゃふにゃと微笑んで頷いてくれた。
ミルフィーユ君の手のひらからペンダントをひとつ取る。
細い首に手を回し、難なく着ける。
「……できましたよ。
私がしゃがみますから、落ち着いてゆっくり着けてくださいね」
着けやすいようにその場でしゃがみ、背を向ける。ミルフィーユ君はすぐに始めてくれた。
初めてのことに一生懸命取り組んでいる。
熱い手首がもぞもぞしている……くすぐったいですね……。
ずっと頑張っている。もぞもぞ、さわさわ、私の首にずっと触れている。
恥ずかしくなってきた。
自分でやれば良かったです……と少し後悔しながら、私は気を紛らわせる為、オズバルドのストールぎゅうぎゅう詰め事件を思い出しながらひたすら耐えた。
ミルフィーユ君がやっと離れてくれた。全然動いていないのに動悸や息切れが。
私は呼吸を整えてから立ち上がった。着けてもらったペンダントは服の下へ。
「テメノス様……隠しちゃうんですか?」
「はい。特別なプレゼントですから。
オズバルド達にはしばらくナイショにしたい。私ひとりだけでこっそり見たい」
「そっそれなら私もこっそり見てニコニコします! 一緒ですね、うふふ」
「服を引っ張って見たらダメですよ。
ビロンビロンになってしまう」
「はい……きをつけます……」
「ミルフィーユ君、私の手を。
少し散歩してから宿屋に戻りましょう」
「はい!!」
手を繋いで歩く。
ミルフィーユ君の体温は高い。
握ってくれるこの子の手の熱さも覚えていたい、忘れたくない夜になった。
贈った花はいつか枯れてしまうことを教えると、悲しむことなく「大丈夫です。テメノス様の花は私の心の中でずっと咲いてますから」と言ってくれた。
宿屋に戻って、ほかほかに温まった私は寝台に直行した。
「すみません……朝まで寝ます……」と小声で申し訳ない気持ちで言えば、
「おやすみなさい、テメノス様」と小声で嬉しそうに返事してくれた。
ムクッとソローネ君が起床する。
「おはよう、ミルフィーユ。
次は私が夜の散歩を一緒にしたい。いい?」
「わぁい! ソローネさんとお散歩したいです!」
喜び大満開の笑顔でミルフィーユ君は「いってきます、テメノス様っ」と手を振って、ソローネ君と出かけて行った。
オズバルドは深く眠っている。枕もとにはでっかい岩が並んでいる。
「大事にしてますね。
ごめんなさいオズバルド、私、そこらの荒野にポイッ!なんて思っちゃいました。
そんな事したらミルフィーユ君が悲しむのに。
はぁ……私はダメなお父さんです」
就寝の準備をしてから、改めて私は布団に潜り込んだ。
眠気は穏やかに引いていき、横にならずに寝台の上に座る。
「……オズバルド。
私が打ち明けた話で……きっとあなたは思ったはずだ。ミルフィーユ君とヴェリテは同一人物だと。
私がそう思うんです。オズバルドならもっと強く思っている。
私に気を遣ってあなたはそれを言わないでいる。『姉妹だ』なんて言って、私に希望を抱かせて。
ミルフィーユ君はヴェリテですよ。そうとしか思えません」
寝たフリか、本当に眠っているのか。
離れているから分からなかった。
「ミルフィーユ君が全てを思い出したら、あの子は……私のことをなんて呼ぶんでしょうね?
“テメノス様”とはきっと呼ばない。
全てを忘れているから、あの子は私を“テメノス様”と呼んでくれるんです。
思い出してヴェリテに戻ったら、私のことをどう呼んでくれるのか。
“テメノスさん”だったらちょっと傷つきます。
たくさんのことを教えるので“テメノス先生”と呼んでもらいたい。
ふふふ。“オズバルド先生”と“テメノス先生”か。やっぱり私には分が悪いです。あなたの方が智慧も知識もある。
やっぱり……“テメノスさん”になるんでしょうね。
心の準備をしないといけません。“テメノス様”と呼ばれなくても平気でいられるように。
もう今、覚悟を決めたほうがいいかもな。明日、ヴェリテに戻るかもしれないから。
走って転んで頭を打って、そんな感じで、あの子は思い出すんですよ、きっと。
そうしたら……」
オズバルドから視線を外し、部屋の端の暗いところを見る。
「……お別れですね。
同じ旅路は、もう歩けなくなる」
ペラペラ馬鹿みたいに喋っていく内に、大事なものも溢れ落ちてしまったようだ。
胸の奥が、大きく大きく空いていた。
ヴェリテが姉。ミルフィーユ君が妹。
どちらでもいい。姉妹であってほしかった。
“テメノス様”と、ずっと私を呼んでほしかった。
「……どこかの街で事件が起こったら、連れて行かないほうがいい。
店か宿屋か、安全なところで、オズバルドと待っていてもらう。
ミルフィーユ君に“お願い”して……何があっても待ってもらいましょう。決まりです」
胸に大きな穴が空いたまま、すっきりした気持ちで呟いて、私は布団に潜り込んだ。
ミルフィーユ君とソローネ君が帰って来る前に就寝して。
────もう二度と戻らない、色褪せた夢を見た。
私の名を呼ぶ声、微笑みかけてくれる表情。
遠い過去の大切な日々。
名を呼びたいのに、夢だから声を出せなくて。
あっという間に、夢が終わって……
────目が覚めて、明るくなった天井が見えて、もう朝かとまぶたをこする。
「テメノス様、おはようございます」とミルフィーユ君が覗き込んできた。
起き上がれないまま、なんとか唇を微笑みの形にする。
「……おはようございます」
全身が重い。喪失感で心の一部が欠けている、ような気がする。
ふわりと額に熱い手が。
「テメノス様元気無いです……。
悲しい夢を見ましたか……?」
優しく撫でてくれる。
ミルフィーユ君は今にも泣きそうな顔だ。
「テメノス起きた?」
「ああ、ソローネ君。
はい、今起きましたよ」
上半身を起こす。
オズバルドもソローネ君も出発する準備を整えているところだ。
ミルフィーユ君の白い頭巾を撫で返す。
「起床は私が一番遅いですね。
すぐ準備しますから」
「……本当に元気無いね。
ゆっくりでいいから。ミルフィーユと少し話しな」
いつもの調子で言って、ソローネ君は宿屋を出た。
オズバルドも「買い物に行く」と行ってしまった。ポケットが特大に膨らんでいる。
ミルフィーユ君のプレゼントをとても大事にしている……。
「……テメノス様、私、お話聞きます」
力強い瞳と、やる気に溢れた表情。
頼もしく思って、しかし私は、打ち明ける気持ちにはならなかった。
「ありがとうございます。
何か夢を見たんですけど、夢の内容は全然覚えてなくて……。
でも心配しないでくださいね。ミルフィーユ君を見てたら気持ちが上向きになりましたから」
「元気になりました?」
「はい、とっても」
「えへへ。良かった!
私、夢はまだ見てないんですけど、夢を見たら、テメノス様に一番に話しますね。
悲しい夢でも、楽しい夢でも、嬉しい夢でも。
だからテメノス様も!」
「ええ、必ず。約束します。」
「はい! 約束で~す!」
元気いっぱいの笑顔に安心して、ミルフィーユ君と出発の準備をする。
「(ロイ……)」
呼びたかった名前を、私は胸の内だけで呟いた。
────そして、出発の時。
アグネア君も私達の旅路を共に歩くと知ったミルフィーユ君は、かつてないほど大きく跳ねて大喜びした。
“ミルちゃん”と呼び名を改め、アグネア君は村人達と話している。
「貯まったお金で旅の支度も調えられたし……。
じゃ……行くね」
パーラ君と父君と、ガス君と、少年と少女、娘や若者達、夫婦達、狩人に木こり、ご老人、老夫婦まで。
「アグネア……行っちまうのかよ……」
「寂しくなんかねえべ! そうだべ! みんな!」
「おう! アグネアにゃ腹いっぱい笑顔にしてもらった」
「笑って送り出してやるべさ! あっはっはっは!」
「良かったなアグネア! 旅人さん達と一緒なら安心だべ!」
旅立ちを惜しんだり、寂しがったり、応援したり、見せる表情は様々だ。
「みんな……ありがと」
目が潤むアグネア君にガス君は笑顔を向ける。
「アグネア。
スターになるまで帰って来んなよ、絶対だぞ」
「うん……。
またいつか、踊らせてね、ガス」
「おう!」
「アグ姉~、家んことは任しといて。
へへ、大船に乗ったつもりで!」
「頼んだわよ、パーラ。ほんとに」
パーラ君とアグネア君はお互いに笑い合う。
そばで見守る父君の寡黙な表情は変わらない。
「父さん……」
口を結び、ジッと見つめる父君は、ゆるりと誇らしげに微笑んだ。
「あの踊り……。
……母さんみたいだった」
「……うん。
あれは母さんの歌だったけど。
いつか、あたしの歌を作るの。それで……」
アグネア君はドレスをひらりとなびかせる。
太陽が似合う笑顔でいっぱい笑った。
「世界中のみんなを幸せにするんだ!
へへへっ!」
「風邪……ひくなよ」
「うん、父さんもね。
じゃ、いってきます!!」
アグネア君が走ってくる。
私達の輪に入り、見送る村人達に手を振った。
「みんな、ありがとう!
ありがとーーーーーーっ!!」
その声に「おーーーーーーっ!!」と、賑やかな大勢の声援が。
アグネア君と共に出発する。
次はソローネ君の目的地、オアーズラッシュへ。