黒一点な男魔法使いの話   作:モフモフ毛玉

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お久しぶりです

入院したり、コロナにかかったり踏んだり蹴ったりでしたが一応復帰出来ました。



とうぞくの鍵

 

翌日、4人は朝早くから起きると、ナジミの塔の攻略を始めた。

 

「朝早くから元気じゃのぅ…気を付けて行くじゃぞ〜」

 

昨日見た老婆口調の女性に見送られながら、4人は塔を登り始めた

 

「構造はシンプルみたい…トラップの類もない…宝箱もあるみたい」

 

「よし、じゃあ全部開けながら行こう!」

 

アイリーンのその言葉に誰も否とは言わず、登りながら宝箱や落ちているアイテムを回収して行く

 

「ん、ブーメランだ」

 

階段の先にあった宝箱から、ブーメランを手に入れた。

 

「誰が装備しますの?」

 

「自分は杖で足りるが…」

 

「私も剣でいいし…」

 

「…じゃあ、消去法で…私」

 

そう言ってルビーはブーメランを装備した

 

そしてブーメランを装備した後は

 

「ふっ…!」

 

塔に出て来るモンスターをルビーがブーメランで削り、残る3人で倒すという戦法に変わった。

 

「うふふ、戦いやすいですわね」

 

トゲのムチを涼しい顔で振り回しながら、リリスは微笑む

 

「複数体相手だからな、やり易い部分もあるだろう」

 

突撃してきたいっかくうさぎの攻撃を回避しながら、ルインはそう呟く

 

そのまま魔物が現れてはサクサクと倒しつつ、宝箱を探して開けつつ塔の最上階を目指した。

 

そして、夜になった頃

 

「やっと…最上階だぁ…!」

 

アイリーン達はお互いを支え合いながら、やっと最上階へと辿り着いた。

 

そして、最上階には老人が一人、スヤスヤと寝ていた。

 

「あの人がとうぞくのカギを持ってるおじいさんかな…?」

 

アイリーンが老人の側まで寄り、肩を揺らすと

 

「ふがっ…むむ…お主達は…?」

 

アイリーンは老人に説明した

 

自分がオルテガの娘である事、『まほうのたま』を手に入れる為にとうぞくのカギが必要な事

 

その説明を聞けば、老人は快くとうぞくのカギを渡してくれた。

 

鍵を受け取ると、そのままアイリーン達は塔を降りて、また宿で一泊した後にレーベへと向かった。

 

「わ、ホントに開いた」

 

とうぞくのカギによって開かなかった扉は開き、中へ入れば

 

「うっ…変な匂い…」

 

「何かを混ぜてたかもしれんな」

 

巨大な鍋を尻目に二階へと上がると

 

「む、お主ら何者だ?扉には鍵をかけていたはずだが…」

 

警戒する老人に、アイリーンは再び説明した

 

説明を聞くと老人は警戒を解き、『まほうのたま』を一つくれた。

 

その後、老人から南東にあるいざないの洞窟に行く途中にある小さな祠に寄ると良いと言われたアイリーン達は、レーベで一泊した後に向かう事にした。

 

そして、夜の宿の一室

 

隣の部屋から女子達の規則正しい寝息が聞こえる中、ルインは考える

 

(何とか全滅はせずに来たし、敵も全員でかかれば倒せる範囲だ…問題は旅の中で確実に起きるであろう地元に戻った後だな(・・・・・・・・・)…本当にどうするか…)

 

アリアハンまで送り出される日の、あの時の声援と使命を思い出して、ルインは溜息を吐いた。

 

 

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