鈴木羽那?めっちゃ恋してますけど?   作:フェンネル

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相談事?ムズすぎワロタ

よし、杜野さんよりは先に着けたな。

待ち合わせ場所・・・・・つーか事務所の前だけど。

何か、283プロの人間でもねぇのに事務所の立ち入りを許されてるってのはちょっと申し訳ねぇ。

プロデューサーさんは大丈夫って言ってたけど、他の従業員とか社長とかと話したことねぇし。

 

「田中さま・・・・・お待たせいたしました」

 

「うす。ほんじゃ行きますか」

 

杜野さんはいつもの格好で来た。

しっかし和服似合うよなぁ。

ザ・淑女って感じだ。

あんま意味わかってねぇけど。

 

「何でも俺に聞きたいことがあるとか」

 

「はい・・・・・」

 

「とりあえずどっかゆっくり話せる場所行きません?」

 

事務所の中が1番近いけど、待ち合わせ場所を事務所の前にしてる時点で中には入れねぇのがほぼ確定してる。

理由?んなもん一択だろ。

 

「後でプロデューサーさんが来るんでしょ?事務所はまずいっすよね」

 

俺たちが話してる最中にプロデューサーさんが来ちまったらダメだからな。

 

「でしたら・・・・・少し離れた喫茶店はいかがでしょう?」

 

「いいすね」

 

決まりだ。

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

貰ったら喜ぶもの、ねぇ。

 

「ネクタイとか、日用品とか?」

 

「日用品・・・・・」

 

「・・・・・やっぱダメかもしんねぇす。多分すけど、プロデューサーさんって色んな人に好かれてますよね」

 

「えぇ・・・・・」

 

「だったらプレゼント渡してる人も少なくないと思うんすよ」

 

「・・・・・確かに」

 

「ここで日用品とか渡して変に被っちまっても良くないっすよね」

 

例えば名刺入れを渡したとして、他の人からも貰ってるとしたらどっち使うかで悩むだろうし、それを見たらどっちかはいい気持ちじゃないはずだ。

・・・・・交互に使ってくれるなら良いって人もいるか?

 

「杜野さんだけがあげられるもん・・・・・えぇ?」

 

思い出とかじゃ無理かな。

形に残る方が良いよな、多分。

 

「・・・・・ハンカチとか?」

 

やべぇ、無難なもんだと日用品が浮かびやがる。

 

「・・・・・ですが、プロデューサーさまは既に・・・・・」

 

最後まで言われなくても流石に察せるわ。

持ってねぇわけねぇよな。

あの人社会人の鑑(多分)みてぇな人だし。

そういうもんも完備してそうなんだよな。

 

「そのプレゼントってのは、急ぎで用意しなきゃダメなやつなんすか?」

 

「・・・・・できることなら、早急に用意したく思います」

 

あー、相談してくるってことはそういうことだよな。

ミスった。

つってもなー・・・・・簡単には浮かばねぇだろ。

 

「同じ男として通ずる部分がある、って思ってくれたのかもしれないっすけど、あの人と俺はだいぶ違うと思いますよ」

 

「・・・・・!」

 

!?

や、やっべ。

ショック受けた顔になってる。

 

「で、でも!協力できるところはとことん協力しますんで!今はそんなに良い答えを出せてないですけど、全力を尽くすんで!」

 

「ふふ・・・・・」

 

俺が結構ガチで焦ってるからか、杜野さんは小さく笑った。

ほっ・・・・・良かった。

 

「田中さまは、楽しい御方ですね」

 

「・・・・・お褒めに預かりコーエーです?」

 

とりあえず話を戻すか。

 

「急ぎじゃなかったら俺がそれとなく聞いたりできるんすけど、すぐにかぁ・・・・・」

 

その辺歩いてたら良い感じのもん見つかるかな?

 

「1回この辺見回ってもいいすか?」

 

「はい、凛世は・・・・・問題ありません」

 

よし、行くか。

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

「サングラスとか?」

 

「プロデューサーさまが普段使いするかと言われれば、あまり・・・・・」

 

「ウス」

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

「アクセサリー・・・・・なんていけるわけねぇよな」

 

「そう、ですね・・・・・」

 

「あああまだまだ全然大丈夫っすよ!次行きましょう次!」

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

「お守りとか?」

 

「・・・・・!」

 

「あ、でも人に渡すのは違うっぽいすよ」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「っしゃあ次々!切り替えていこー!!」

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

「リップクリームはどうでしょう?」

 

「それ良いすね。もしもの時の為に今は俺が金出しときますぜ」

 

「ですが・・・・・」

 

「プレゼントとして成立した時にこいつの分の金ください。プロデューサーさんが使わなさそうだったら俺が貰います」

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

「一旦リップクリームで決まりとして、もうちょい何か見ときます?」

 

「まだ、お手伝いしていただけるのですか・・・・・?」

 

「任せてくだせぇよ!」

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

なんもねぇえええええ!!!!

くそっ、協力してるけど成果が出ねぇ!

 

「田中さま、お顔が険しくなっていますよ・・・・・?」

 

「いやぁ余裕っすよ余裕」

 

「・・・・・凛世は、もう十分すぎる程・・・・・協力していたたけました」

 

なんか顔が優しい・・・・・ハッ!

何もできてねぇ俺への慈悲か!?

 

「ですから・・・・・お次は田中さまの・・・・・お好きなことを・・・・・」

 

泣きそう。

ここは素直に甘えさせてもらおう。

次はぜってぇかましてやるぜ。

それはそうと何しようかな・・・・・。

 

「最近リュックがダメになったんで、見に行っても良いですか?」

 

「はい、是非・・・・・」

 

よし、なんだかんだ欲しかったとこだからな。

これ以上ないタイミングだ。

 

 

 

 

 

○○○○○

 

 

 

 

 

今、俺は杜野さんとリュックを見に来てる・・・・・はずだったんだが、途中で辞めることにした。

 

「田中さまのお買い物は・・・・・次の機会に必ず、お付き合いいたします」

 

「そん時は是非」

 

まぁその理由ってのは簡単な話だ。

 

「何して遊ぶよ樹里さん」

 

樹里さんに会った。

ちょっと聞いたら暇だって言ってたから、こうして遊ぼうとしてる訳だ。

 

「えーと・・・・・」

 

樹里さんは杜野さんの方をチラッと見てから悩み始めた。

 

「何にするかなー・・・・・」

 

俺にはわかる。

樹里さんは運動したいけど、杜野さんの格好じゃ不向きだ。

けどそれを口に出しちまったら杜野さんが申し訳なさそうにする可能性がある。

だから何も言わず考えてるんだ。

 

「ゲ、ゲーセンでも行くか?」

 

「お、良いすね」

 

「他に行きたいとこあるんなら全然いいぞ?」

 

「杜野さんはどっか行きたいとかあります?」

 

「凛世は・・・・・どこまでも・・・・・」

 

よっしゃ。

 

「そんじゃ行きますか」

 

「おし!」

 

「楽しみで・・・・・ございます」

 

「・・・・・優しいすね、樹里さん」

 

「・・・・・うっせ」

 

「?」

 

 

 

 

 

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