アビドスと太陽を守りたい月 作:キヴォトス一般人
毎度のことながらサブタイが適当単純すぎるな……←
いつもありがとうございます。
ちょっといつもより長いです。
大体1.3倍くらい?
「ロケットランチャーは結構反動が強いですね」
アビドス砂漠の中、わたしは1人で最近購入したロケットランチャーを使っていました。遠くで爆発音が響きますが、誰も居ないので大丈夫でしょう。たぶん。
あ、砂漠に出るときは必ず水分や食料とか多めに持って来ましょうね? じゃないと、洒落になりませんよ。
その代わり範囲爆発の火力が高いのです
爆発による範囲殲滅が可能ですね。
まあ、そもそもこのロケットランチャーは基本的には戦車とかの兵器を相手にするときに使うものなのでしょうが。一応、対人でも使えそうではあります。ただし、味方や自分を巻き込まないように気をつける必要がありますね。
アビドスは砂漠が広いです。いつでも行けるくらいには……なので、武器の練習にはもってこいの場所がいっぱいあるのですよね。ただ砂漠は見ての通り、暑いですし砂嵐と言ったものが起きることもあります。
だからさっき言ったように水分や食料は多めに持って行く必要があります。皆さんも砂漠に行く時は気を付けましょう……って誰に言っているのですかね?
「そもそも砂漠に好き好んで行く人って居るのでしょうか?」
まあ、そんなどうでもいいことを考えるのはやめましょうか。
「次はこれですね」
ロケランって大きいので持ち運びには不便ですよね。
ひとまず先ほど使っていたロケランを地面において、カバンの中から別の銃を取り出します。メインのÁrtemisとSelēnēはスリングを使って後方に固定しています。サイドアームのLūnaは丁度太もも部分にあるホルスターに収めていますよ。
サブマシンガンです
これも最近、練習し始めた銃の1つです。ハンドガンよりは少し大きいですが、それでも小型であり連射間隔の速い銃です。ハンドガンの代わりにサイドアームにする人も居るそうです。
「……アサルトライフルよりは射程が短いですね」
ハンドガンのような見た目で連射できるサブマシンガンもあるみたいですよ? これは違うものですが、まあ、サブマシンガンは近距離ですかね? 中距離は微妙かもしれません。
ショットガンはホシノちゃんが使っていますが、近距離で使うのが一番効果的です
というのも、ショットガンは散弾である為、距離が離れると拡散してしまって火力が大きく落ちます。近距離であれば、全てが当たるとかなりの高威力ですね。あと地味に反動が大きいです。
とはいえ、Ártemisと比べれば全然ですね。当たり前ではありますけど……。
「練習するのはいいですけど……何というか微妙ですね」
しっくり来ないというかなんというか……そんな感じがします。
使えない訳ではないのですが、何というのでしょうか? 自分の能力というかパフォーマンスを最大限に発揮できていないように感じます。アサルトライフルとスナイパーライフルであれば、しっくり来てるのですけど。
「んーやはり練習するのが遅かったのでしょうかね?」
もう少しだけ、持ってきている銃を使って練習をしてからわたしは砂漠を後にするのでした。
**********
「た、大変です、シロコちゃんがついに犯罪に手を……!」
「落ち着きなさい、まだ間に合うはずよ。スコップで埋める場所を探さないと……」
「ん。違う、生きている人」
「え? お客さんですか?」
「アビドスにお客様が来るのはいつぶりでしょうか……」
セレネが砂漠で銃の練習をしている一方で、対策室ではノノミとセリカ、アヤネがシロコおぶっていた人を見て取り乱していた。
”こんにちは!”
「げ、元気ですね」
そんな中、立ち上がって挨拶をするその大人にシロコ以外の面々が驚いた顔をする。ちゃんと生きているということが分かり、驚きつつも内心は安堵していた。
”私はシャーレの先生だよ!”
「シャーレ……? 何処かで聞いたことあるような……」
「あれですね、話題になっていた連邦生徒会の……」
「あーっ!! 連邦捜査部シャーレ!」
「それですね☆」
ノノミの簡単な説明にセリカは思い出すと同時に少しだけ大きな声を出す。
「シャーレの先生がここに来てくれたということは、救援要請が受理されたんですね!?」
”うん。これが補給物資だよ、確認してほしい”
「わわ! こんなに!」
「これならまだまだ戦えそうですね~☆」
「ええ、弾さえあればこっちのものよ!」
それぞれが補給物資に嬉しい反応をしていた。
アビドスの治安は悪くなっているのは、ここに居る先生を除く面々が理解していることだが、治安の悪化とともにアビドスの校舎を襲撃してくる輩も増えてきていた。
倒した敵から弾を回収しながらやりくりしていたものの、それでもアビドスとしては結構かつかつな状態であった。尤も……セレネとノノミが定期的に買い出しに行ったりしている為、かつかつなのは変わらないものの何とか維持できていた。
今回、連邦生徒会――シャーレからの支援物資によって一気に潤ったのもあり、全員が喜んでいた。
そんな面々を見て先生は本当にまずかったのかもしれないと思い、これは事情を聴くべきだろう、そう考えた。ただ、そんな先生がこの場に居るアビドスの生徒を見てふと気になったことがあった。
”確かアビドスの生徒って6人だったよね? あと2人は?”
在籍する生徒の数である。
事前に調べたときに、在籍する生徒は6人であることを先生は把握していた。最初見たときは全校生徒が6人というのはそれは学校として成り立っているのだろうか? と疑問に思っていた。
「ホシノ先輩なら隣で寝ているはず……ちょっと起こしてくるわね!」
そう言ってセリカが部屋を出ていく。その様子を先生と残された3人が見る。
アヤネがちゃんとした挨拶をする為に、先生の方に向き直りセリカと起きてくるであろうホシノのことを待っていたが、その時外から激しい銃声が響いた。
「銃声!?」
「大変です!カタカタヘルメット団がまた襲撃を...!」
またか、とその場に居たアビドスの面々は思った。
「あいつら、性懲りも無く!」
ホシノを連れて来たセリカも怒りを露わにしていた。
とはいえ、今回はシャーレからの支援物資もある為、戦闘態勢は万全ともいえる状態であった。
「むにゃむにゃ……まだ眠いよ、セレネちゃん…」
「ホシノ先輩、寝ぼけてないで起きて」
「あはは……今はセレネ先輩は居ませんよ」
「ん……」
「はっ……むむ、またヘルメット団か~ 許さないぞー」
寝ぼけていたホシノは目を覚まして、銃を取り出す。
「先生、指揮をお願いできますか?」
”任せて……でもあと1人は?”
「セレネ先輩は今この場には居ませんがそのうち、帰ってくると思います~」
「セレネちゃんまた出かけてるのかー」
「いえ、ホシノ先輩、事前に言ってたと思いますよ?」
「あれ、そうだっけ?」
「しっかりしてくださいー」
「ごめんごめん。ということで今は5人だよ」
”了解”
アヤネが指揮を先生に任せた理由としては、話題になっている先生の指揮でどれほど自分たちが変わるのかを見たかったのだ。
アヤネは普段はオペレーターとして後方で支援を行っている為前に出ることはなく、基本的に前に出るのはホシノを筆頭として、セリカ、シロコ、ノノミの4人であった。(セレネに関しては前でも後方でも動けてしまうので、ここにはカウントしていない)
「それじゃ出撃~」
「お~!」
”出撃!”
そんなこんなで、ホシノ達はアビドスを防衛する為に外へ向かうのであった。
◇
「ちょっと遅くなってしまいましたね」
今日はいつもの会議があるので、遅れる訳には行きません。出かけるということはホシノちゃんに伝えていますけどね。
「他の武器は諦めた方がいいのでしょうかね?」
と言っても折角購入したのに使わないというのはもったいないですね。
実戦で使えるかどうかは……実際に戦って経験を積む方が早いのですよね。ただロケランは爆発武器なので、巻き込みには細心の注意を払う必要がありますね。
「んーそれなら炸裂弾の方がいいのでは?」
そんなことを言うのは野暮でしょうか。
わたしの使うのÁrtemisにも炸裂弾という弾種がありますしね。わたしはあまり使わないのですが、この弾は貫通力がかなり落ちている代わりに爆薬が入っている弾なので、着弾すると小規模の爆発を起こします。
「あ、でも爆発範囲は狭いですね」
使わない理由の1つとして、確かに爆発するのは強いかもしれませんが範囲が狭いのですよね。それに先ほども言ったように貫通力を犠牲にしていますので、装甲車相手に効くかどうかは微妙ですね。
いえ、装甲がかなり薄いのであれば普通の弾より大ダメージを与えられるのですが。
「こういった炸裂弾は集団戦に使用するには微妙ですね」
何の目的で作られた弾なのかは分かりません。たまに使う人がいるくらいでしょうか? あ、でも、ヘリコプターとかなら撃ち落とせるかもしれませんし、ガラスに当てて爆発させるのも強いかもしれません。
とはいえ、わたしはそういうものよりも乗り物だろうと何であろうと主要部分を狙って破壊する方が性に合っています。
ヘリコプターであれば、プロペラの連結部や後部プロペラとか? あとは操縦席が見えるのであれば、そこに撃ち込んだ方がいいと思います。
まあそこは場合によりけり、ですかね?
「?」
そんなことを考えなら校舎の方に向かっていましたが、ヘルメット団の姿を確認しましたので近くにある物陰に隠れます。
「あっちの方向は学校ですね」
……なるほど、何となく状況を把握しました。恐らくまたヘルメット団の連中がアビドスの校舎に襲撃をしているのでしょうね。ホシノちゃんが居るので大丈夫だとは思いますが……そう考えつつ近くにあったビルに目を向けます。
ヘルメット団が見えなくなったのを確認したあと、素早くビルの中に入り込みます。階段を駆け上がり、屋上へと出て校舎のある方角を双眼鏡を使って見ます。
「多いですね」
今までよりも数が多いですね。とはいえ、ホシノちゃん達が戦っているのが確認できます。
「何か動きがよくないですか?」
気のせいでしょうか。何かいつもよりも機敏に動いているように見えます。調子良さそうですね。
そんなことを思いつつも、Ártemisを用意してスコープを覗き込みます。当然ですが、わたしがここから狙っているなんてことは、ヘルメット団は思ってもいないでしょうね。
「ではまずは……」
後ろの方で攻撃している奴らを狙いましょうか。
「すぅ……はぁ」
呼吸を整え、身体を落ち着かせます。
標的を決めたらその標的の急所に照準を置きます。この場合であれば、脳天……頭ですね。
「おやすみなさい」
いい夢を。
――わたしは引き金を引くのでした。
何してんたこの子……
スナイパーライフルの戦闘描写って頑張って書いても地味だな……(今更)
まあ、わたしに文才がないだけですが!