アビドスと太陽を守りたい月   作:キヴォトス一般人

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すみません。
昨日はお休みでした。
……日曜日は今後、休みとして月~土の投稿にしようと思います。
※土曜日も場合によっては投稿されない場合があります。

いや申し訳ないです……。

いつもありがとうございます。
誤字報告や、しおり、お気に入りにここすき等々――感謝申し上げます。
今後も生暖かい目で見てくださると幸いです m(_ _)m

あと、こっそりアンケート設置に投票してくださりありがとうございます。


31話:襲撃の後と会議開始

 翌朝、わたし達対策委員会と先生はいつもの対策室に集まっていました。

 昨晩に起きたセリカちゃん襲撃事件についての話がメインとなると思いますね。因みに、襲撃事件の後は一旦学校に皆で戻って簡単な治療や情報のすり合わせをしました。

 

 結構遅い時間だったのもあって、皆がその時間に居ることは新鮮だと感じましたね……とはいえ、遅いというのもありましたので簡単に話をまとめて今日会議しようという方向で決まりました。

 セリカちゃんはかすり傷を負っていましたが、このかすり傷は襲撃時に負ったものではなく、ヘルメット団との戦闘でついたものなので、実質的なセリカちゃんの被害はゼロです。

 

 本当にセリカちゃんが無事でよかったです。

 セリカちゃんは最初こそは、その場にへたり込んでしまっていましたが何とか復活し後半というか、襲撃犯の撃退に加わってくれました。

 

「……その、皆本当にありがとう。先生も」

”気にしないで”

「そうですよ、セリカちゃんは大切な後輩なんですから☆」

「ん。仲間を守るのは当然」

「うへぇそうだね」

「セリカちゃんが無事でよかったです」

 

 それぞれがセリカちゃんの感謝の言葉にそう返していました。

 先生も駆け付けてくれていたのもあって、先生とはちょっと打ち解けられたみたいですよ? 

 

「セレネ先輩もありがとう……」

「いえいえ。後輩を守るのも先輩の仕事ですよ」

 

 よしよしとセリカちゃんの頭を撫でてあげると、少し照れくさそうな素振りを見せますが素直に撫でられ続けていました。

 

「☆」

「ノノミちゃん何か言いましょうよ……」

 

 そんなことをしているとノノミちゃんもセリカちゃんに近づいては、優しく撫で始めました。

 

「とまあ……昨晩は大変だったねえ」

「まさか戦車まで投入してくるとは思いませんでした」

 

 本当にそれです。

 あのヘルメット団が戦車を持つというのは普通では考えられません。前々から思っていたことではありますけど、ヘルメット団は戦力を持ち過ぎだと思っています。襲撃時に使っていた銃もそうですが、それらの銃をあの頻度で使えるほどの弾薬もあいつらは持っている訳ですよ。

 

「ひとまず、会議を始めようと思います――」

「はい☆」

「ん」

「ええそうね」

「うへぇ」

「そうですね」

”昨日のこと?”

「はい。……昨日のセリカちゃん襲撃事件についての議題が最初ですね」

 

 そうアヤネちゃんが言うと皆が真剣な顔になります。それはそうですよね、セリカちゃんが……わたし達の仲間が襲われたのですから。大きな怪我はありませんが、襲撃されたことは事実です。

 

「早速ですが、私から。――カタカタヘルメット団についてです。彼女達が襲撃してくることは別に珍しくはありませんが、一番の問題はその武装や戦力と言った点です。一介の不良生徒が使えるような代物じゃないものばかりを持っています」

「それもあって前までは補給出来ていたのは否定できませんけどね……」

「そうだねえ。でも、今回は先生が支援物資を大量に持ってきてくれたけど」

「その件については改めて、先生ありがとうございました」

”気にしないで。足りなくなったらまた支援できるようにするね”

「うへ。先生の力が凄いことは分かったけど、無理とかはしないようにね~? ありがたいけど」

”大丈夫”

「それならいいけども」

 

 はい、話がちょっと逸れてしましましたね。

 この話については、その通りで前までは襲撃してくるヘルメット団や不良から弾薬とかを回収してやりくりしていました。ヘルメット団達がいい武器を使っていたのもあって、割と補給は出来てたりします。それでもぎりぎりでしたが。

 それが今回のシャーレからの支援物資によって、かつかつだった状態から一気に吹き返して潤沢となりました。まあ、潤沢と言ってもお金が増えた訳ではないのですが。

 

「……ともかく、ヘルメット団は戦力を持ち過ぎています」

「ん、あとしつこい」

「シロコちゃん結構ズバッと言いますね。同感ですが」

「ん!」

 

 本当にしつこいという言葉には同意します。どうしてああも執着にアビドスを狙ってくるのか、謎です。

 

「なんであんなに執着に狙ってくるんだろうねえ」

「それは分かりませんが……昨夜の戦闘で使われた戦車の破片や欠片をホシノ先輩とシロコ先輩が回収してくれましたので、そちらを今解析をしています。もう少し時間がかかると思いますが、解析が終わればこの戦車がどこから流通したのかが分かるかもしれません」

「戦車を手に入れられるってことは相当な場所ですよね」

「はい。セレネ先輩の言う通りです。武器とかはまだしも戦車までをあのヘルメット団が用意できるとは考えられません」

「でもヘルメット団はそれらを持っている……ということよね」

「はい。そんな潤沢な資金がどこにあるのか分かりませんが……或いは、ヘルメット団達を支援している何者かが居る可能性もありますね」

 

 アヤネちゃんの言う通りですね。

 わたしもヘルメット団の襲撃の背後には何者かが居ると考えてます。考えられるだけで、確信できている訳ではないのですけどね。

 

「資金を支援しているのか、兵器類を支援しているのかは分かりませんが――そう考えると戦力を持っていてもおかしくはないと考えられます。尤もこれは推測なんですけどね」

「んまあ……色々とあるだろうけど、今はその可能性があるとだけしか言えないよね」

「ホシノ先輩の言う通りですね。現段階ではこれ以上は分かりません。私はこちらの解析の方を引き続き進めていこうと思います」

「よろしくね」

「はい、おまかせください!」

 

 結局のところはそういう結論に至る訳です。現状では限界がある。

 とりあえず、アヤネちゃんが解析をしてくれているので、解析結果が出れば出どころが掴めるかもしれません。とはいえ、以前にも言ったように望みは薄いかもしれませんが。

 

「じゃあ、その件についてはアヤネちゃんの解析が終わった後にまたってことで」

「そうですね」

 

 今考えても仕方がないことですからね。

 やはり、皆も何かが後ろに居るということは何となく予想しているようですね。それが誰なのかは今までと変わらず、謎のままですが。

 とはいえ……仮に後ろに誰かが居るのであれば、わたしはそいつらを恐らく許しません。わたしの好きなアビドスに手を出して、更にセリカちゃんまで襲ったのですから。

 

「それでは一旦この話は終わりとして、次の議題に入ります」

 

 アヤネちゃんの言葉で会議の内容が次の議題に移ります。

 

「まず……アビドスにはつい先日にも先生にお伝えした通り、借金があります」

”うん”

「私達が返済しないといけない借金の残りは6億5千万円――これを、どう返済して行くか、が次の議題となります」

 

 アヤネちゃんがそう言うと対策委員会の皆がそれぞれの表情を見せています。

 こういった話は、毎日という訳ではないですが不定期に行っています。2年生の時もありましたね。生徒会から対策委員会となってから始まった定例会議内でもどう返していくかの議題が不定期に入っていました。

 会議の内容は様々ですけど、結局最終的にはあまり進展がない結果となることが多かったですね……。

 

 普通に考えれば、わたし達が卒業するまでに全額返済というのは不可能に近いです。利息やら利子やらがあって、元金の減りは遅いです。だから何か返済する為に出来ることを話し合う場でもあります。……まあ、大体は同じようなことが繰り返されるのですが。

 

「今日は先生にも参加していだたいているので、真面目な議論ができると思います!」

「は~い☆」

「ん、よろしく」

「何よ、いつもは不真面目みたいじゃない……」

「先生、よろしく~」

”よろしくね”

「よろしくお願いします」

 

 今までの少し重たい雰囲気はいずこへ……皆が明るくなります。わたしはこの時点で察してしまいました……これはいつものパターンだ、と。

 

「返済について、何かいい案がある方は挙手をお願いします!」

 

 アヤネちゃんがそう言ったところで先生を含めた対策会議が始まるのでした。

 

 





ようやくここまできた

今後の展開はどうなるやら()
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