ペルソナのニャルをコズミックホラーと誤解した男   作:清流

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最終修練の行

 「では、今より最終修練の行を始める!」

 

 霊地守護者の宣言が厳かに響く。実に三十年ぶりになる偉業に、参列者はざわめきを抑えられない。

 しかも、挑戦者はティーンエイジャー、それも中学三年生になる少年少女だ。この場にいる異能者の中でも最年少の二人なのだから、無理もない。

 

 「まさか、こんなに早く……。」

 

 仁も妻と一緒に参列していた。三十年ぶりに行われる儀式だということで、噂を聞きつけた近隣の異能者はほとんどが来ているのだ。

 

 「噂には聞いていたけど、本当に凄い子達ね」

 

 「ああっ、そうだな……。」

 

 妻が感嘆するように言うが、仁は心の内では同意できなかった。

 若さ故の無謀な挑戦、仁を筆頭にほとんどの者はそう思っていたし、命知らずの荒行という評価はけして間違っていないだろう。

 

 (だが、こうしてやり遂げられてしまっては、最早無謀な挑戦などとは言えなくなる。それどころか、私達の努力が白狐様の言う通り温かったということの証左になってしまった……。)

 

 石舞台にいる挑戦者である少年少女の霊格(レベル)は、少年32、少女27という凄まじいものだ。最早、仁など追いつける気が欠片もしない。

 異能者として活動してたった二年、その僅かの間に彼らは仁が異能者として捧げてきた半生かけて積み上げたものを抜き去り、すでに周回遅れにしている。年長者として悔しいと思わないわけがなかった。

 

 「あの少年と少女が本当に?まだ中学生だと言うじゃないか?流石に嘘だろう?」

 

 「馬鹿、嘘でここまで人が集まるものかよ!霊地守護者が雁首揃えているんだぞ。信じられねえけど、マジなんだろうよ」

 

 参列者である他の異能者達も、半信半疑というより、信じたくないという思いが強いようであった。当然だろう、少年少女はこの場の誰よりも強く先に進んでいるのだから。

 だが、この場の賑わいが、なにより守護者が全員揃っているという事実がそれを否定する。本来、彼らは各々の守護する霊地を離れることはないのだから。名代ではなく自身の目で次世代の天才達を確かめたいという欲を抑えきれなかったのだ。

 

 「霊地守護者であってもか。さもあらん、この最終修練の行に挑んだのは、重要霊地守護者の鑑様以外いないのだからな」

 

 霊地守護者であっても、近隣で最終修練の行に挑んで成功した者は唯一人。そも挑みたいといっても一定以上の貢献が不可欠だし、何より白狐様が認めなくては挑むことすら出来ないものなのだから。

 

 「最終修練の行に挑むことができるということは、白狐様に認められたということよね?それも私達の後輩から、凄い快挙よね!」

 

 その事実を仁の妻は純粋に喜んでいた。自分との格差は圧倒的なまでの才能の差ということで、気にしていないのだろう。事実、比べるのも愚かしいほどに、主役の少年少女の成長ぶりは凄まじかったのだから、それも仕方がないだろう。

 

 (私達のやり方では真の強さは手に入らないといわれてはいたが、ここまでの差ができてしまうものなのか……。)

 

 妻の言葉に、仁は白狐がかつて語った真の強さについて考える。白狐はけして仁達の異能者としての有り様を否定したわけではない。しかし、白狐が仁達のやり方が温すぎると考えているのも偽らざる事実であった。

 そして、その証明が目の前の光景にほかならない。彼らはこの場にいる異能者の大半が、一生かけてもはなから無理だと諦めていた場所に辿り着いているのだから。

 

 「あれって妖刀?あの弓矢も普通じゃない……。神山家にそこまでの財力があったかしら」

 

 「妖刀の方は神山家が封印していた曰く付きらしいが、弓矢の方は知らんな。だが、相当な代物であることは確かだ」

 

 「着ているものだって、守護者連中くらいしか着ていない最上位の霊衣だぞ。あれはいくら金を積んでも作って貰えるもんじゃないってのに」

 

 少年少女の装備が普通でないことに気づいた目敏い連中の騒ぐ声も聞こえる。

 当然だ、最上級の霊衣は異界産の霊糸をもって、特殊な技術をもって織られるオーダーメイドの一品ものだ。霊糸の入手手段が、異界に潜ること以外ないため、基本的に霊地守護者に優先的に与えられるのだから。

 

 (彼らは日常的に異界に潜っているのだから当然だろう。自分で材料を取ってくるならば、織姫*1も否とは言うまいよ)

 

 仁からすれば驚くに値しない。霊糸が異界産なら、弓矢も異界産なのだろう。異界の中では死んだ悪魔のマグネタイトが凝固して結晶化することが多々ある。それが魔石といった回復アイテムをはじめ、今の人の手では到底作り得ぬ神秘を帯びた武器防具になるのだから。

 仁は知らないが、そも織姫が最上級霊衣を編む条件は、霊糸を自身で用意することなのだから。普通は売りに出されたものを長い時をかけて買って集めるのだ。

 

 <これ程までに早く主らがこの行に挑もうとは、さしもの我も思わなんだ。若き才能の恐ろしさよな>

 

 そうこう言っている内に、いつもとは姿が異なる白狐が石舞台に姿を現す。言葉とは裏腹に、その表情は心底楽しそうであった。

 しかし、儀式の参列者達はそれどころではない。高位悪魔の真の姿の顕現、それによる放たれるマグネタイトの圧力に、一瞬にして黙り込む。くだらないことを言えば命がないと思ってしまったからだ。

 

 「そうですか?それにしては驚いてないし、楽しそうだとは思いませんか、徹」

 

 「そうだな。むしろ、俺達がここまで来るのを確信していたような顔だと思うぞ」

 

 だが、少年少女達は周囲の大人達などはるかに超えていた。なにも変わらなかったのだ。普段の姿との違いに目を見張ったものの、彼らには緊張も萎縮も見えなかった。

 

 <カハハハッ、今の我と相対してそのような口がきけるか。良かろう、主らの力量、この白狐が見定めてくれようぞ!ココンッコーン!> 

 

 三十年ぶりの最終修練の行に、歴戦の霊獣の戦意が咆吼*2と共に猛る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (うーん、マジで強いな白狐様。ちょっと予想以上かもしれん。というか、最初の咆吼、バフデバフ兼ねた特殊スキルだろ!?全力で勝ちに来てるのかよ)

 

 真の姿を現した白狐の圧に、俺はそんなことを思う。受けるマグネタイトの圧からして、霊格は35か36といったところだろう。それでいて初手にバフデバフを積んでくる狡猾ぶりだ。歴戦の守護霊獣の異名は伊達ではない。

 

 (なるほど、みこが27になったから許可がおりたわけか)

 

 恐らくこの最終修練の行は、格上との戦いを経験させるためのものでもあるのだろう。あえて、白狐未満の霊格で挑むようになっているようだ。10以上の差があれば、絶望的といわれるメガテンであるから、ある意味俺にとっては分かりやすい。

 

 迫り来る白狐の爪撃を妖刀でもって受け流す。幸い格としては三百年以上封印されていた妖刀も負けていないようで、折れるようなことはないが思った以上の攻撃の重さに、思わず顔をしかめる。

 そこに間髪入れずに死角から伸びる尾の一撃だったが、生憎とそれは読んでいる。その場にとどまることなく、素早く離脱する。

 

 <そう簡単に逃がすものか!>

 

 「徹!」

 

 そこに入れ替わるように飛来するのは、三本の霊矢。みこが離脱を援護するために放ったものだろう。それは狙い過たず、追いすがろうする白狐へと迫る。

 

 <狙いは見事だが温いわ!>

 

 尾であっさりとそれを払いのける白狐。

 だが、僅かながら足は止まった。そこにすかさず、妖刀の力を解放する。

 

 「紅月斬*3

 

 <ぬう!?>

 

 妖刀の解放は、異界の中で見せたことはない。この技を知るのはみこと親父さんのみだ。

 それでも躱してみせるのは流石だが、さしもの霊獣も蹈鞴を踏む。そこに迫るのは。みこの霊矢だ。一矢だけだが、先の矢と比べて込められた霊力が段違いに大きい。

 

 <この程度で!>

 

 流石は歴戦、この矢を尾で受ける愚は犯さなかった。今まで見せていなかった狐火で、矢が焼き払われる。

 しかし、こちらとて止まっていない。すでに刀を納め踏み込んでいる。

 

 (狙うは首、一刀で切り捨てる!)

 

 「ハアアアッ!!」

 

 裂帛の気合いと共に放った渾身の抜刀術は、ガチンと鈍い音で止められた。

 まさかの牙で真剣白刃取りとは恐れ入る。一瞬で取り返すことを諦めて、大人しく離脱する。次の瞬間、俺がいた場所を鞭のようにしなる鋼鉄の尾が薙ぎ払った。

 

 「危ない、危ない。やっぱり厄介ですね、白狐様」

 

 みこと活動中は、ニャルのアナライズ偽装の通りに力自体も制限しているとはいえ、間違いなく本気の一撃だったというのに、こうも見事に止められると悔しさより感嘆が出る。

 

 <涼しい顔をしてよくも言うものよ。それに今の一撃、中々に肝が冷えたぞ>

 

 咥えていた妖刀を石舞台の外へ放り投げながら、白狐が嘯く。まだまだ余裕がありそうな癖によく言うものだ。しっかり、こちらの得物を排除するあたり、本当に油断ならない。

 

 「では、次は炎比べと参りましょう!」

 

 <面白い、我が狐火を超えてみよ!>

 

 俺の炎と白狐の狐火がぶつかり合い、石舞台に灼熱の地獄を作り出す。さあ、本番はここからだ!

 

 

 

 

 

 (やっぱり、徹は凄いです!あの白狐様の狐火と伍するなんて)

 

 徹と白狐様の炎の鬩ぎ合いを見つめながら、自身の思い人の雄姿にみこは胸を高鳴らせる。

 彼の炎が普通でないことはよく知っている。いや、この場の誰よりも熟知していると自負している。それでも、これ程とは思わなかったのが正直なところだった。

 なにせ、白狐の狐火は、五百年の長きにわたり、数多の悪魔を葬りこの地を護り続けてきたものだから。

 

 だが、現実はどうだろう。目の前で行われる炎のぶつかり合いは互角、いや、少々徹が押してすらいる。どこまで自分を驚かせば気が済むのだろうか?

 確かに思い人の炎は、生半可な火炎耐性をものともせず、悪魔を焼き尽くす地獄の業火だ。その本質は、けして聖なるものではないとみこには分かる。同時に、絶対に自分を灼くこともないことを彼女は確信している。

 

 だから、みこは恐怖することなく、素直に喜ぶことができる。徹の力になることができる!

 

 (私は神山の娘!名とは最初の祝福であり、言霊です。神山のわたしは木属性が特に強い。そして、みこと名付けねばならないほどに私は巫女以外に生きられない。つまり、私の本質は(かんなぎ)。神に仕えて、神楽を奏して神意を慰め、神を降ろす者!)

 

 「木生火*4

 

 自分の霊力を込めた霊符を飛ばし、徹の炎へとくべる。木が燃えて火が起こり、薪をくべれば火勢はますのだ。

 故にこれは当然の結果にほかならない。両者の均衡が一気に崩れる。辛うじて拮抗状態にあった狐火を、巫女の霊力を薪にクトゥグアの炎が完全に呑み込んだ。

 

 <グオオオオッ――!>

 

 自身が炎で灼かれるまさかの事態に、白狐がその身を慄かせるが、未だその目は鋭くギラついている。いや鋭さを増したかのようにさえみこには見えた。

 

 <小癪な真似を!その報いを受けよ!>

 

 極大の狐火がみこに向かって放たれる。徹が庇おうとするが、どうにも位置が悪く間に合わない。それでも彼女に恐怖はない。逆に大丈夫だと視線を送る。

 

 「お出でなさい(ハク)!」

 

 避けようのない狐火を前に、みこは自身の仲魔を呼び出す。常に召喚した状態で、自身の影に潜ませている白狐の分霊。最近は修行にならないからと、戦わせることはなかったが、直接契約しているのもあり、主である彼女の成長の恩恵を受けて、その霊格は本体である白狐にも迫るものになっている。

 白は躊躇いなく極大の狐火に飛び込むと、自身の狐火と肉体をもって、その狐火を相殺して見せた。

 

 <なんと!?それ程までに成長させたか!>

 

 白狐が驚愕を隠さないが、みことて成長しているのだ。白狐とみこの間に割って入るように立ち塞がる白に全幅の信頼を置いた彼女は、間髪入れずに攻撃に移る。

 

 「白狐様、お覚悟を!」

 

 立て続けに放たれた三本の霊矢が、その霊力を持って白狐の影を縫い止める。

 

 <影縫*5か!だが、この程度で!>

 

 みこと白狐の霊格差により、影縫はそうは保たない。だが、それはこの場においては致命的な隙になると、彼女は信じていた。

 

 「炎月刃*6!」

 

 呼び寄せた妖刀を大上段に構え、最初のデバフがきれたタイミングでの全力の切り下ろし。それは見事に、白狐の首を断ち切った。

 

 <見事!>

 

 首を飛ばされた白狐は、生首の状態で満足そうにそう叫ぶと、形代を残して消え去った。

 次の瞬間、盛大な歓声が上がるのだった。

 

 

 

 

 

 

 「凄い戦いだったわね、あれが神話の英雄の戦いかしら?」

 

 儀式からの帰宅途中、妻が頬を紅潮させて言う。流石に些か大袈裟すぎると思わないでもないが、仁程度では到底届かぬ領域という意味では大差はない。

 

 「……そうだな。人はあそこまで強くなれるのだな」

 

 だから、仁は、妻の言葉を否定しなかった。

 そして、内心で自身との差に歯がみする。初めて顔合わせした時、卯月の少年はLV10、神山の娘はLV5。明らかに自分より弱かったはずだ。それがたった二年で、完全に逆転してしまった。

 脳裏によみがえるのは、少年の達人の如き剣捌きに凄まじい炎の異能、少女との一糸乱れぬ連携。少女の卓越した援護と悪魔使役術。どれをとっても、仁には不可能な所業だった。

 

 「それにしても、有望な子に白狐様が分霊を与えるというのは、本当だったのね」

 

 「ああ、そうだな」

 

 少女の危機に影から飛び出し、その身を挺して主を守った狐の悪魔は、白狐様の分霊だという。妻の言う噂を聞いたことは仁もあったが、正直眉唾だと思っていた。

 なにせ、分霊を賜った者は彼が知る限り一人もいなかったのだから、無理もない。まあ、それが真実であると、今日証明されてしまったのだが。

 

 「分霊ながらも凄かったわね。あの狐火を耐えきって、本体である白狐様相手に対峙するんだから」

 

 白と呼ばれた分霊も凄かった。あの巨大としかいいあらわせない狐火を耐えきってしまったのに加え、その後も主の盾として白狐様の前に立ち塞がったのだから。

 

 「白狐様によれば、元はあそこまで強くない分霊だったそうだ。彼らが育て上げたようだな」

 

 「へええ、本当に凄いわね。やっぱり、天才は違うわ」

 

 天才、そう天才だ。自分も今日までそう思ってきた。そう、己に言い聞かせてきた。

 だが、今日理解してしまった。自分の生きてきた世界は温かったのだと。己の積み上げてきた鍛錬は、魂の研鑽になるほどのものではなかったことに。

 

 「それにしても、本当に凄いわ。魔石や霊糸のあの供給量。そりゃ、最終修練の行の開催が認められるわけよね」

 

 儀の後、参列した異能者達に最終修練の行が行われた理由が説明されたのだ。

 卯月の末裔と神山の娘は、異界で得た物資を惜しげもなく提供していたというのだ。お陰でここら辺の霊地守護者達は随分潤うと共に、非常時の備えが出来たということらしい。

 

 「異界に侵入して直接悪魔を狩っているんだから、効率が違うのは当然だろうけどここまで違うとは」

 

 白狐様に追い立てられてた悪魔を狩る仁達のやり方では、異界産物資の取得効率は非常に悪い。100体に一つあればいい方だろう。だから、手に入れても仲間内で熾烈な奪い合いになるのが関の山だ。結局、売りさばいてその代価を等分になることも少なくない。

 だというのに、あの二人は魔石100個に、地返しの玉10個、霊衣10着分の霊糸をポンと無償提供したというのだから、開いた口が塞がらない。特に蘇生アイテムである地返しの玉は、悪魔業界でも貴重品であり、地方ではまず流通しない代物である。ハッキリ言って、一財産築ける。なんなら、異能者を止めても文句は言われないだけの貢献と言えよう。

 

 流石にここまで来ると、いかに自分達が非効率であるかという現実を認識せざるを得ない。

 

 (週一とは言わない。月一でいい。俺達も低霊格の異界でいいから異界内部に入り、直接悪魔と戦うべきだ)

 

 そうでなければ、差は広がるばかりで、あの二人の影すら踏めないであろうことを仁は認めざるをえなかった。

*1
霊糸の織り手のこと。非常に稀少な技術者

*2
白狐の特殊スキル『開戦の咆吼』戦闘開始時のみに使用できる特殊スキル。自身に二段階の物理攻撃強化を与え、敵全体に二段階の物理攻撃弱体化を与える

*3
妖刀『紅月』の能力を解放することで使える飛ぶ斬撃。今まで斬ってきた相手の血を刃と成して飛ばす

*4
火属性の攻撃の威力を次のみ2倍にする

*5
一定ターンその場から動くことが出来なくする。ターン数は術者と被術者の霊格に応じる。今回の場合1ターン限定

*6
クトゥグアの炎を妖刀の妖気解放にのせて放つ技。物理大ダメージ&炎大ダメージの複合技。両方を無効化しなければ、どちらのダメージも受ける。




妖刀『紅月』
神山神社に封印されていた曰く付きの妖刀。斬れば斬るほど強くなると言われ、戦国末期に様々な武将、剣豪にわたり、数多の人間や人外を殺めてきた。恐ろしいのはこの刀を抜いた瞬間に支配されることであり、斬った対象の血を吸って強くなることに魅入られ、とにかく斬り殺したくなるという性質を持つ。自分が斬った相手の血をマグネタイトとしてため込んでいるので、それを解放して血の刃として飛ばすことも可能。

いい匂いがする主人公を支配しようとしたら、逆に「お前も俺だ!」されて、剣術の記憶を根こそぎ奪われた挙げ句、仮面の一つにされてしまった哀れな子。最近は逆に支配される喜びに目覚めつつあり、徹に振るわれることにウットリしている。白狐に石舞台から排除された時は、ブチ切れて勝手に飛んで戻ってきた。

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