四葉真夜の息子⁉   作:苦茶。

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少し長くなってしまい、投稿が遅れました‼

その分内容は濃くなってると思うのでご勘弁を





『奇跡』の魔法

パーティーが終わった後、俺は無事に沖縄の滞在先の家に戻って来ていた

 

「誰が為の魔法…か」

 

(俺は…なんでこの魔法を作りたいんだ?)

 

四葉彗

 

いや…()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

正しくは結果的に居なくなった…と言ったほうが正しいだろう

 

 

幼少期は親と過ごし大切に育てられたが、俺が4歳の時、家族は交通事故で亡くなった

 

そんな俺を母方の祖父母が預かってくれたが、二人とも歳も歳の為俺が高校生になるとほぼ同時期に亡くなった

 

そうして俺は一人になった

 

高校はバイトをしながら最後まで通ったが、大学の学費を払える程の経済力は俺に無かった為、大学に行くのは諦めて働いた

 

 

 

親や祖父母が居なくなった後、俺が感じていたのは、家族が居ないと言う悲しみだった

 

他の人を妬んではいない、他人の同情はしつつも何も手を差し伸べない現状に嫌気が差した訳でもない

 

ただ心にポッカリと穴が空いていた、そんな気がした

 

 

 

そんな時俺は、この世界に転生した

 

この世界に来れたことも嬉しかった、魔法と言うものが俺も使えるのが嬉しかった

 

ただそれ以上に母上に叔母上に達也に深雪に、家族と言うものが居る現状が嬉しかった

 

 

 

原作で達也が唯一持った強い感情が兄弟愛なら

 

俺の持つ1番強い感情は()()()なのかもしれない

 

 

そして俺は、家族に前世の俺のような思いをして欲しくない

 

家族を失うという悲しみを、辛さを感じて欲しくない

 

だから…()()()()()()

 

 

 

(俺は…大切な物を守りたい)

 

 

 

この世界は理不尽で不条理だ

 

人なんて容易く死ぬ、そんな世界

 

 

俺はスーパーヒーローじゃない

 

 

でも…手を差し伸べられる範囲に助けを求めてる人が、助けられる人がいるなら俺は助けたい

 

 

 

 

 

「その為なら…理不尽だって跳ね返す…この世界の理だって…超えてやる…」

 

 

(そうか…これが俺の…本心で…()()()()

 

 

 

 

「なんか…出来る気がする」

 

そう思った俺は早速魔法の製作を再開した

 

 

 

『優しく…強く…信念を持つ…久しく見ないお方に私からささやかな祝福を』

 

「今…誰か居たか…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彗お兄様!!本日は私と一緒に居てくださるんですよね!!」

 

「おはよう…深雪…」

 

「彗お兄様!?大丈夫ですか!?」

 

「あぁ…大丈夫だ…ありがとう深雪」

 

「深雪…大丈夫か?下まで声が聞こえていたが…」

 

「お兄様、彗お兄様が!!」

 

「大丈夫か、彗…その調子じゃ寝てないな」

 

「何でわかったかは置いといて…大丈夫だよ、この程度、何の問題も無い」

 

「お前が言うならそれで良いが…気を付けろよ?」

 

「あぁ…出来るだけ努力するよ」

 

「そこは嘘でも良いから、今後は無いと言って欲しいです!!」

 

「約束できない事を約束する程、バカな頭はしてないからね」

 

「そうですが…」

 

「まぁ…そう言うな深雪、今日は一日付き合ってくれるんだろう?」

 

「そうでした!!こんな事してる場合ではありません!!彗お兄様早速行きましょう!」

 

「はいはい…わかったよ、お姫様」

 

「そ、そんな…お姫様だなんて…」

 

(顔が赤い…やはりそういう反応は達也に向けて欲しいものだ)

 

「彗、わかってるとは思うが俺と深雪は兄妹だ」

 

「わかってるよ、エスパーかよ」

 

「お兄様たち早く来ないと置いていきますよ!」

 

俺と達也は余程楽しみなのか少し浮かれた深雪のその言葉に急かされ、深雪の所に駆け足で向かった

 

 

 

 

 

 

 

今俺たちは、近くの遊泳が出来る海にやって来ていた

 

最もここは沖縄、ほぼ全域がその範囲なのだが

 

 

「彗…やはりお前も鍛えているな」

 

「そういう達也こそ、軍人ぶっ飛ばしたんだって?」

 

「あぁ…確かに一般人よりは強かったがそこまでだったな」

 

「そりゃあそうだろ、お前と比べてやるな」

 

「ならば彗と比べたら話にもならなかったな」

 

「そう言う事じゃ無いんだよ」

 

(何だか…この達也は感情があるからか、少し明るくお巫山戯や言い返しがおもしろいな)

 

 

 

「お待たせしました」

 

「全然平気だ、深雪」

 

そう言い駆け寄って来た深雪を見ると白を基調とした水着を身に着けていた

 

「彗お兄様…その…どうですか?私の水着は…」

 

「とても似合ってるよ」

 

「彗の言う通りだ、似合ってるよ、深雪」

 

「ありがとうございます、お兄様たちも似合ってますよ」

 

「男に似合うとかも無いけどな」

 

「もう…彗お兄様‼」

 

「はぁ…お前は全く…」

 

「お前が言うなよ達也、お前も水着とか着れれば良いタイプだろ」

 

「お兄様たちは自分に無頓着すぎです‼」

 

「実際問題、気にしないよな」

 

「あぁ…そうだな」

 

「もう…そうです‼今度お兄様たちの洋服を買いに行きましょう‼」

 

 

そんな感じで俺と達也の今後は決まり、俺達は今日1日海で遊ぶのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、()()()()()()()

 

俺は司波家の面々が母上の配慮で用意したシェルターに向かったが、俺は伯母上にだけは伝え、司波家から離れた

 

 

 

(離れたと言っても、何かするわけでは無いしな)

 

原作通り、達也に対処してもらって、質量爆散(マテリアルバースト)を撃ってもらう

 

俺が関わるのはそこからだ

 

 

 

 

 

大亜連合の襲撃は予想通り起こり、無事に達也が対処をしている

 

(ここまではOK…か)

 

俺は事前に調べ、繋いであった達也を含めた軍の連絡を聞く

 

〖報告します‼粟国島北方から大亜連合艦隊、計6隻、南方から同じく大亜連合艦隊、計6隻を発見‼

 

「はぁ⁉南方からも艦隊だと‼」

 

(ヤバい…完全に予想外だ…取り合えず母上に報告を)

 

俺は急いで母上に連絡を取り、今の件を報告した

 

「母上」

 

「どうしたの、彗?」

 

「緊急の要件なので急いで報告させて頂きます、現在進行形で大亜連合の予期しなかった、襲撃を受けています」

 

「彗の調べてた以上の規模なのね。それで?彗が連絡してきた理由は?その程度で貴方が私に連絡をするとは思えないわ」

 

「俺の魔法の発動許可が頂きたいです」

 

「本来、十師族があまりに強い力は持ってはいけない決まりです、それは分かっていますね」

 

「はい、重々承知しております」

 

「他の十師族からの貴方への扱いは更に酷くなりますし、元々四葉は接触禁忌(アンタッチャブル)と呼ばれる一族、魔法界からの目も厳しくなるでしょう」

 

「わかっております、母上」

 

「私は…純粋に母として心配です!自分の息子が…世界から恐れられる存在になるのが怖いです!

 

 

今の母上の言葉は四葉家当主を抜きにした純粋な叫びだろう

 

 

だからこそ全力で答えないといけない

 

「母さん」

 

「っ…なにかしら」

 

「俺は…助けたいよ。俺の手が届く範囲に助けられる人が居るなら、どんな手を尽くしてでも助けたい。」

 

「勿論、それが簡単に認められれない立場なのもわかってるよ」

 

「でも、俺には出来ないよ、救える人を救わないなんて」

 

きっとその人は前世の俺のように、悲しくて苦しくて辛くて罪悪感に晒されるから

 

[何で俺・私だけ助かったって思っちゃうから]

 

「俺は助けるよ。これが力を持つ者の責務で、俺が大切にしたいことだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…やはり彗、貴方は四葉に向いていないほど優しすぎるわね」

 

「良いでしょう、許可しましょう。貴方のやりたいことを全力でやってきなさい」

 

「母上…ありがとうございます‼」

 

「えぇ…行ってらっしゃい、彗」

 

「行ってまいります‼」

 

 

 

 

達也は原作でも北方に向かってる為、急いで南方に向かう

 

「誰だ君は‼」

 

勿論軍の人間に捕まるが、ここは四葉の名前をフルで出す

 

「四葉家次期当主候補、四葉彗です、母上…現当主四葉真夜の許可を頂き、参りました」

 

「四葉家…接触禁忌が何故ここに…」

 

「簡単に申し上げますと、至急艦隊を片付けたいのです」

 

軍の人間はその言葉にイラっと来たのか

 

「我々もそれが出来ればやっている‼」

 

他の隊員が「相手は四葉だぞ‼」など言っているが、関係ない

 

「俺なら出来ますが、どうしましょう」

 

 

その言葉にざわつくが、すぐに収まった

 

「私が今、ここで南方を管理してるものだ…本部と許可を取った、ぜひお願いしたい」

 

「わかりました」

 

「そして…軍は艦隊6隻を撃墜したのを確認出来たら、その時四葉氏が使用した魔法を…新たな戦略級魔法に認定したい」

 

「良いでしょう、ですが条件を付けさせてもらいます」

 

「こちらが無理を言っているのは重々承知している…出来る限りは聞き入れよう」

 

「こちらからの要求は2つ、まず1つ登録魔法名以外の情報の公開を禁止、2つ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「2つ目の意味は解りませんが、1つ目は了承しました、本部に確認を取ります」

 

すぐに返信は来たようで

 

「本部から許可が下りました」

 

「では、さっそく、始めさせて頂きます。」

 

 

 

 

(調整は完成してるが…緊張するな…)

 

これは…俺の魔法、家族を…守れる範囲の人だけでも絶対に守りたいという思いから生まれた2つの魔法の一つ

 

俺の『奇跡』の魔法

 

 

 

達也の『再生』や『分解』のように神の御業と呼べる魔法は存在する

 

 

これは神の技じゃない、神に対抗しようと必死に足掻く…運命と言う世界の不条理に対抗するための奇跡

 

 

 

この世界は理不尽だ、それは誰もが思ってる

 

 

だからこれはそんな人たちへの希望になれば良いと願った魔法

 

 

人が神に対抗できないなら…人が神に近しい存在になれば良い

 

 

達也になれないなら…達也が暴走した時前に立ちふさがれる人間に

 

 

 

()()()()()()()()

 

 

夜が全てを飲みこむなら、俺がその夜すら照らす光となろう

 

 

サイオンを集中

 

CADにサイオンを注入…するわけでも無く、サイオンを身に纏うように展開

 

俺の体を異能で変換し、自身をCAD代わりに…

 

 

瞬間俺の体の周りのサイオンは異能に反応し、形を変える

 

 

「天使…()()()()…」

 

まさしく俺の姿は()使()()()が生えた人に見えるだろう

 

 

体を浮遊させる

 

 

それだけで周囲から驚きの声が上がるが無視

 

(対象を認知、大亜連合の艦隊6隻)

 

 

 

 

 

『あぁ…本当に…神が決めた運命を嫌いながら神を嫌わなかった、優しい子』

 

『本来なら貴方は天国に行く云々の前に私の前に来るはずはありませんでした』

 

『しかし…私の一存で貴方を連れて来てしまった』

 

『こんな運命になってしまった事に憤怒し私を殴りでもすれば良かったのに』

 

『ならば…せめて、この世界では苦しまないように…貴方の運命にもう神々が手を出すことはありません』

 

 

 

(今の…転生前の女神様か?)

 

「今言ったのが事実ならありがとう女神様、俺は幸せだよ」

 

「だから、俺の幸せを平穏を脅かすものは処理する」

 

 

系統なんて無い、もはや魔法と呼べるのかもわからない

 

でも…確かに、守る為の『奇跡』の魔法

 

 

 

全てを照らす太陽のように、理不尽すら燃やし尽くす炎のように

 

 

 

 

日神(アマテラス)

 

 

 

 

 

 

俺は魔法を発動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沖縄南方の近海は僅か一瞬で蒸発し、海上は水蒸気の嵐に見舞われた、幸い沖縄本土に水蒸気は届かなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

達也side

 

 

「達也君…深夜様に…ありがとう…ございましたとだけ…伝えて」

 

「えぇ…わかりました」

 

「ありが…とう…」

 

「穂波さん‼穂波さん‼」

 

(俺に…もっと力があれば…質量爆散を使っても、再生が使える力があれば…)

 

 

「人の為に泣けるなんて、成長したな、達也」

 

後ろから聞こえるはずのない…しかしこの状況を、悲劇を一瞬で解決してしまいそうな、俺が深雪と同等に信用している男の声が聞こえた

 

 

 

 

彗side

 

 

俺は『日神(アマテラス)』を放った後急いで北方に向かっていた

 

理由としては…簡単

 

俺のもう一つの『奇跡』の魔法を使うためである、原作において、この戦いで犠牲になってしまう、彼女の為に

 

 

 

現場に着くと、達也が泣いていた

 

「人の為に泣けるなんて、成長したな」

 

「彗…か、どうやって来たかはこの際聞かないが…」

 

達也はまだ泣き止んでない、目をこちらに向けて

 

「俺は成長などしていない…この現状が物語っている」

 

目の前には穂波さんの死体

 

「全く…お前は昔から頼らないからな…少しは人に頼れ」

 

「しかし…もうどうしようにも…」

 

「達也、この場の人間に箝口令を、軍の許可は取ってるから」

 

「あぁ…出来たぞ」

 

 

「行くか…」

 

 

魔法を発動するため、サイオンを展開する

 

今度は俺の周りの酸素量を増やし、それをサイオンに変換し俺の元から多いサイオン量を更に多くする

 

 

俺のもう一つの『奇跡』の魔法

 

 

日神(アマテラス)』が夜を照らし守る為なら、『これ』は全てを受け入れることで、この世の理を外れる魔法

 

 

『奇跡』を必然に現実にする魔法

 

 

ある1つの事象において、達也すら凌駕した魔法

 

 

 

『死者蘇生』

 

 

魔法を発動した瞬間、眩い光が放たれ、俺の意識は落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ…私…死んだはずじゃ…」




ここまで読んでくださりありがとうございます。


うん…チートですよね
あと原作壊しすぎ
作者も反省してます(ません)


次回…流石に『日神』と『死者蘇生』の解説は居れます

正直、こんなの魔法科じゃない‼って言う方が居るのもわかります
ですが、俺の書きたい魔法科はこれなので、ご理解いただけたらと思います。



少し説明パート入って遂に入学式編です‼

やっぱ個人的メインヒロインは‼(参考までなので必ずではありません)

  • 司波深雪
  • 北山雫
  • 光井ほのか
  • 七草真由美
  • アンジェリーナ=クドウ=シールズ
  • 千葉エリカ
  • 柴田美月
  • 中条あずさ
  • 黒羽亜夜子
  • その他
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