東方神明夢   作:A×K(アツシくん)

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8幕~学びの禁書庫~

「……ここが図書館?」

アリス「えぇ、中に知り合いの魔法使いが居るの。」

 

何度かのノックの後、アリスは戸を開いた。

アリス「パチュリー、入るわよ。」

「……。」

 

その後ろに続いて中に入ると……。

???「おや、アリスさん、お久しぶりですね。

……そちらの方は?」

アリス「紹介するわ、人間の柊 北斗よ。」

「……どうも。」

 

赤髪で耳と背中に羽を生やす…この子も妖怪の類なのだろうか。

???「へぇ……人間…ふふっ、アリスさんも隅に置けないですね♪」

アリス「そんなんじゃないわよ。」

???「私、パチュリーのお手伝いをしている小悪魔と言いますっ♪」

妖艶な笑みと共にこちらを品定めするように上から下まで見る小悪魔。

……なるほど、読んで字のごとく…と言う事か。

 

アリス「…やめなさい、全く。

それで、パチュリーは?」

小悪魔「居ますよ、呼びますか?」

アリス「いいえ、大丈夫よ。

直ぐに用件済ましたら帰るから。」

小悪魔「そうですかっ、何かありましたら遠慮なく呼んでくださいね。」

 

そう言うと、本を抱えてふよふよと浮かんで奥へと消える小悪魔。

アリス「……さっ、お目当ての本を探しましょ?」

「あぁ、そうだな。」

 

 

 

 

 

……………………………………………………

 

 

アリス「幻想郷について、文献、地図……こんなところかしらね。」

「あぁ、とりあえず読み込んでみるよ。」

幸い、書いてある文は読める。

ある程度の知識は溜め込んでおかないとな……。

 

 

???「……アリスが男を誑かしてるなんて、意外ね。」

アリス「人聞き悪いわよ、パチェリー

パチュリー「あら、意外だったから、つい。」

小悪魔「とか言ってとか言って~?

困ってるのを見過ごせないのをいいことに~……。」

 

アリス「……アンっタね~~。」

小悪魔「いたたたたっ!羽を引っ張るのはやめてください~~っ。」

パチュリー「……彼、読み終えたみたいよ。」

 

「……ふう。」

アリス「どうかしら、お眼鏡にかなう情報はあったかしら?」

「……いや、分からないことだらけだな。

妖怪の山、迷いの竹林、地霊殿、白玉楼…色々見て回りたいところだらけだ。

……それと…これも1度自分で整理をしてみないとな。」

 

懐からスペルカードを出して机に並べる。

アリス「そうね、とりあえず今日のところは帰りましょう。

貴方も疲れたでしょう?」

「……そうだな、そうする事にするよ。お邪魔しました、パチュリー、小悪魔。」

アリス「また来るわね。」

パチュリー「そう何度も来られると迷惑……って、聞いてないわね。」

小悪魔「不思議な人物でしたねぇ~、人間の男の子だからでしょうか?」

パチュリー「そうね…奇異な目で見られなければいいのだけれど。」

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

【アリス宅】

 

 

「……う~ん。」

アリス「またスペルカードを並べて…何を唸ってるのよ?」

 

「1つ目が攻撃のカード…紫が言ってたグレイズが溜まればパワーアップする攻撃。

2つ目が回避系のカード…短い時間だけど目に見える攻撃や動きが遅く見えた…

これを組み合わせたり出来ないかな~……って。」

アリス「まだ効果が謎に包まれてる3枚目もあるんだし…。

それに、貴方には貴方の武器があるじゃない回避は得意そうなんだし。」

 

「……うーーん、使い所が難しい…。」

アリス「はいはい、腹が減っては何とやら、よ…食べましょ?」

「……何か何時も悪いね。」

アリス「そう思うなら、無茶しない事。」

「……あはは、お耳が痛いお話で。」

人形「ホーラーイ。」

 

アリス「ほら、蓬莱人形も同じ事思ってるわよ。」

「あはは……はい。」

 

アリス「それで、今後はどうするの?」

「気になった所を見て回りたい予定。

もちろん、危ない所もあるのは百も承知なんだけど……。」

アリス「はいはい、やめなさいって言っても聞かなそうね。

私もついて行った方が良いかしら?」

「さ、流石に子供じゃないから大丈夫だよ……。」

アリス「……そう。」

「……?」

アリス「なら、ちゃんと無事に帰ってくる事、それは約束してくるわよね?」

「ああ、もちろん。」

 

アリス「……絶対よ。」

「お、おう……(何かあったのかな……アリス……。)」

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