乙骨くんの憂鬱アーカイブ   作:イルカライフル

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男先生にしました。女先生がよかった方々すみません!


プロローグ
先制先生


 

 

「このくらいで足りそうですわね」

 

 

今、僕らは制圧した不良生徒の拠点にいる

 

 

「弾薬ってこんなに使うんですね。あと……戦車?」

 

 

「戦車は1台で十分だと思いますか?」

 

 

「一応2台持っていきましょう。僕の知り合いに戦車を扱える子がいたので、使い方は僕もわかります」

 

 

「それでは2台持っていきましょう。そこの方々、さっさと運んでください」

 

 

そう言ってワカモさんは一緒に暴動を起こす生徒たちに武器などを運ばせていく

 

 

「憂太さんも明日は早いので体を休ませて下さいね。くれぐれも無理のないように」

 

 

「ありがとうごさいます」

 

 

ーー翌日

 

 

「それでは好きなように暴れてください、連邦生徒会に今までの恨みを晴らす時です!」

 

 

ワカモさんがそう声をかけると皆好き勝手に暴れ始めた

 

(うわー、結構恨みかってるのかな連邦生徒会)

 

一瞬にして連邦生徒会に恨みを持つ者たちの暴動は広がっていった。僕は拳銃を構えながらも大人しくその光景を見守っていた

 

 

ドガアアアア!!

 

 

ダダダダダダン

 

 

「うわあっこっちからも銃声が」

 

 

「安全なのでここの道を使って逃げてください!暗いので足元に気をつけて」

 

 

「た、助かった。ありがとうな兄ちゃん!」

 

 

これが僕の役目だ、逃げ遅れた一般市民を避難誘導する。実に僕に向いた役割だと言えるだろう

 

しばらく待機しているとワカモさんから無線がはいる

 

 

「連邦生徒会に動きが見られました。近くのものは戦闘態勢に入って応戦してください」

 

 

どうやら連邦生徒会の側もこの事態に対し鎮圧しようと動いたようだ。今さら動こうともう遅いだろう、実際にこの数を相手に鎮圧をするのは至難の技だ

 

そんな甘い考えだったが、複数の暴動の参加生徒が奥の方に逃げていくのが見えた。これはマズいと感じ預けられていた戦車を動かす

 

(目標はあの辺り……羽川先輩を含めた生徒4人と大人が一人──お、大人!?)

 

思わず動揺してしまった。ここ最近になって人である男性を見るのが久々だったからである

 

 

「ヘイローがないし当てるのはマズいよね」

 

 

誤って当ててしまわないよう手前にいる生徒を狙って撃つことにした。が着弾ギリギリでバリアのようなものを展開されてしまう

 

 

「うそぉおっ!」

 

 

(ま、まずい。このままだと前線が一方的に崩されちゃう)

 

憂太はせめて前衛の暴動に参加した生徒が逃げる時間を稼ぐために、戦車を前に進め遮蔽物になるように横に停車させた

 

(これで時間稼ぎには……っ!)

 

安心したのも束の間、なんと戦車を貫通して銃弾がとんできたのだ。端に身を固めなんとか戦車を後方に向けて操る

 

 

「聞こえますか!ワカモさん!思ったよりも強くて前線は完全に崩されてます!!」

 

 

「わたくしは今いる建物にある物を破壊して撤退しますわ。先に安全なところへ避難していてください」

 

 

ワカモさんに了解を伝へ後方で待機していたもう1台の戦車が合流した瞬間に戦車から飛び降りる

 

 

「2台あってよかったぁ」

 

 

その後僕はワカモさんに伝えられたように安全な場所へ移動してワカモさんが戻るのを待った

 

 

 

 

私がサンクトゥムタワーから出るとすぐに銃撃戦が始まった。ここ、キヴォトスの生徒たちは先頭乗りが高く銃弾を受けても平気なようで順調に押し返すことができていた。

 

 

「す、すごく順調に進むね。みんな油断はしないでね」

 

 

「先生、私たちにとっても特に珍しいことでもないのでそこまで心配しなくても大丈夫ですよ」

 

 

そうユウカが伝えてくれる。確かにここでは日常的なことなのかもしれない、しかしなにか嫌な予感がする。注意深く辺りを見渡しているとこちらを向いている1台の戦車を発見した

 

(これは流石にまずいんじゃ……)

 

そう直感で感じるとすぐに声が出ていた

 

 

「ユウカ!シールドを展開して!」

 

 

「先生!?わ、わかりました」

 

 

ユウカがシールドを張った直後に戦車の砲撃がユウカにヒットした。しかしシールドが攻撃を防ぎユウカは無傷で済んだ

 

 

「流石です先生」

 

 

「あ、ありがとうございます……///」

 

 

自分の感が役立つこともあるのだと感心しながらも次の動きを考え始めた。すると、すぐに先程の戦車が接近してくる。最初はそのまま突っ込んでくるつもりかと思ったが、その戦車は仲間を銃弾から守るために自らを遮蔽物としたのだ

 

(っ!)

 

ここで攻撃を止めるべきか……いや、ここはキヴォトスだ。もといた場所の常識は通用しない、つまり多少は痛みを負ってもらうことになったとしても戦車の動きを止めなくてはならないのだ

 

 

「戦車を優先して攻撃して!」

 

 

「えっ!?先生、流石に私たちでも戦車にはダメージを与えられませ──あれ?貫通してる!?」

 

 

「先生の戦闘指揮は本当にすごいですね……」

 

 

「あはは……たまたま戦車の弱点となる部分を知ってただけなんだけどね」

 

 

しばらく銃弾を浴びせていると徐々に戦車は後退していった。このまま前進!っと思ったがそう簡単にもいかず、後退していく戦車と交代するようにもう1台の戦車が出てきた

 

(後退していく戦車と交代……声に出すのは辞めておこう)

 

再び集中モードに入り、もう1台の戦車に応戦するための指揮をとった

 




女の子ばかりだと乙骨くんも里香ちゃんも可哀想なのでね
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