乙骨くんの憂鬱アーカイブ   作:イルカライフル

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だいたい方針は決まりました。後は文字にする作業、これが難しいんだ


1-2章 対策委員会編
あの日よりも


 

先生の合図と同時に僕は走り出し、シロコさんが撃ち逃したのを狙って倒していった

 

 

「アビドス高校、悪いけどこれ以上好き勝手には暴れさせない」

 

 

そう言いながら接近して来たのは銀髪の気が強そうな生徒、見覚えはないが、恐らく風紀委員会の中でもかなり強い方なのだろう。僕はあっという間に蹴り飛ばされてしまった

 

 

「憂太!」

 

 

「大丈夫、です」

 

 

そんな僕にシロコさんが空かさず加勢に入る

 

 

「ここは任せて奥の手慣れてない人達を倒してきて」

 

 

「はい!」

 

 

アビドス屈指の戦闘能力を誇るシロコさんにこの場を任せ、僕は奥で迫撃砲を使っている人達や、戦いの経験が浅そうな人を優先的に削ることにした

 

先生の指揮のおかげもあり、アビドス高校は順調にゲヘナの風紀委員会の戦力を削ることができた

 

 

ーー

 

 

「ぐぬぬ、ここまで手強いとはやはりシャーレの……?あれは確か──」

 

 

天雨アコの脳裏に蘇る記憶、ゲヘナ最強と名高い風紀委員長の空崎ヒナが唯一敗北した人物。特別監視対象乙骨憂太、彼が脱獄した事実を知った時はヴァルキューレを心の底からを軽蔑した。

 

 

「なぜ彼がここに?ああ、シャーレの部員として先生と一緒に行動しているのですね。それならこちらとしても好都合です」

 

 

そう呟いていると、前衛の風紀委員会の生徒を倒したアビドス高校の生徒と先生、そしてヤツが目の前に揃った

 

 

「絶対に逃がしませんよ、乙骨憂太。この手でヒナ委員長の敵を何としてもとってみせます」

 

 

ーー

 

 

ディスプレー越しで、目の前にいる胸部の横が空いた変な服装をした生徒は僕への怨念を呟いていた

 

 

「先生、なんかめっちゃ恨まれてるんですけど……」

 

 

『ほ、ほんとだ。めっちゃ恨んでる……』

 

 

「これはこれは、あなたが新しく出来た連邦捜査部シャーレの先生ですね。私はゲヘナ風紀委員会の行政官担当の天雨アコと申します」

 

 

『そうかアコ。まずは自分の服装の改善からオススメするよ』

 

 

(「先生!?なんでそんなド直球なの!?」)

 

「服装?これ以上にないほど風紀委員として相応しいと思いますが、まあそんな事は良いのです。イオリ」

 

 

「ア、アコちゃん」

 

 

「少し事情が変わってしまいました。本来は私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ましたが……これより全兵力でそこにいる乙骨憂太を叩きのめします」

 

 

「「っ!?」」

 

 

「僕が狙い……」

 

 

「アコちゃん?その乙骨憂太って生徒、あまり強そうには見えないけど本当に全兵力で叩きのめさないといけないくらいなの?」

 

 

「ええ、当然です。なにせ彼は2年生の頃のヒナ委員長をたった一人で倒すほどですからね!本当に忌々しい!!」

 

 

「い、委員長を……それも単独で!?無理無理アコちゃん!委員長には私たちが束になっても刃が立たないんだよ!?」

 

 

「……っ!それも承知の上です。ここで見逃す訳にはいきません。先生屋アビドスの生徒さん達もまさか、犯罪者を庇ったりしませんよね?」

 

 

『私は生徒の味方をするよ。例えどんなことをしたとしても憂太も生徒には変わりないからね』

 

 

「……憂太、私も一緒に戦うよ」

 

 

「もちろんです!私たちは仲間なんですから」

 

 

「こんなよく分かんないやつぶっ飛ばしてやりましょ!」

 

 

「ありがとう、みんな。先生」

 

 

両者が睨み合う中、天雨アコが指示をだす

 

 

「では、遠慮なく行かせてもらいますよ。前衛部隊構え──」

 

 

しかし、その言葉は遮られることになった

 

 

「……アコ。」

 

 

「い、委員長!?」

 

 

「これはいったいどういう事?」

 

 

ーー

 

 

「こ、これは違うくてですね、ゲヘナの素顔が悪い連中を追いかけていまして……」

 

 

「それって便利屋68のこと?まあいいわ。だいたい状況は把握した」

 

 

(あの人だ、間違いない。前よりもさらに強くなってる感じがする)

 

 

「ゲヘナの風紀委員長、顔も情報と一致しています。間違いないかと」

 

 

奥空さんがそう伝えると、皆んなの緊張感が一気に増した感じがした。そんな中、静かにゲヘナの風紀委員長、空崎ヒナが近ずいてくる

 

 

「乙骨憂太……前見た時よりも格段に強くなってる。いや、前は弱すぎた。あなたは弱いけど、あなたと一緒にいるそれが強すぎるの」

 

 

「あの時以来ですね……」

 

 

前みたいに問答無用で撃ってきたりはしないようだ

 

下手をすると殺され兼ねない。何にしろあの時みたいに"里香を使わないと"絶対に勝てない

 

 

「あの時、ゲヘナで初めて会った時のことね。あの時の事は謝らせて貰うわ、どうやらあの偶然のような偶然は、誰かがあなたをはめるために仕組んだみたいだったし」

 

 

「あ、えっ??」

 

 

「あなたが望まないなら、私は戦うつもりはない」

 

 

意外にも、本人は根に持っておらず謝罪までしてくれた。その、あまりの状況に周りも混乱していた

 

 

「ちょちょちょっと、ヒナ委員長!?」

 

 

「何?アコは早く反省文を書いて提出して」

 

 

「は、はぃ……」

 

 

『えっと、つまり憂太は冤罪だったってこと?』

 

 

「そうゆうことになるわね、先生」

 

 

「あの、そういうのはもっと早く教えていただきたかったんですけどぉ……」

 

 

「もっと早く?乙骨憂太、あなたが脱獄したから伝えようにも伝えられなかったのよ」

 

 

「……あ」

 

 

『そういえば憂太って脱獄した後にワカモと一緒に……あれ?憂太って結局──』

 

 

「わあー!わっ!!先生!それはなかったことにしてくださいぃ」

 

 

僕は必死で先生にすがりよったが、どうやらトリニティまでこの事はすでに伝わっているらしい。うそでしょ……

 

 

「前とは随分と雰囲気が変わったのね……よかった。正直あの頃のあなたは消えてしまいそうな感じがして、いろいろと心配だったから」

 

 

「先生、これは一応伝えておいた方がいいと思って」

 

 

そう言うと空崎さんは去り際に先生に耳打ちして去っていった

 

 




乙骨くんが加わり、ゲヘナの風紀委員を本編よりも早く倒せて、ヒナもたまたま早く戻ってきたため、ホシノは間に合いませんでした。(こじつけ)

ホシノ「うへー?」
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