生きてます!
今僕らははミレニアムの生徒会から「鏡」を取り返すための作戦を練っている。実際のところ僕が模倣で黒服の空間移動を使えば一瞬なのだが、それはそれでみんなの成長の機会を奪ってしまっているような気がする。みんなはすごいんだ、僕の模倣を最終手段としなくても十分な安心感がある
ーー
ずばり作戦はこうだ、まずアリスさんが囮として事前に強行突破して捕まる。アリスさんは内側から攻略開始、僕らは夜にミレニアム生徒会を攻略開始だ
「……それで、なんで僕が一人行動なんですか?!」
「優太なら大丈夫かなって」
「任せたよー」
「お願いしますね」
「お願いします」
「信頼を置いて下さるのはありがたいんですけど……」
言いかけた時には通信が終わっていた。よし、頑張るぞお
僕の役割は緊急時及び予想外の事態への緊急対応
「ん?」
モモイさんとミドリさんをサポートするように動き回っているとサイレンの音と共にシャッターが降りてきた
(ここまでは順調、作戦通りに進んでそうだ)
「でも一応ね……」
僕は監視カメラと監視用ロボットを素早く破壊した
「里香ちゃん」
降りたシャッターの手前の空間に亀裂がはいり裂け目が出来る。僕はそれを潜りシャッターの外に出る
(この辺りで一度先生に連絡を……人影!?)
「あれー?先生?違いそうだね!」
「じゃあ、あれだ!優太くん!前から気になってたんだ!」
「どうやって僕の場所を突き止めたんですか?」
(監視システムは基本見つかる前に制圧していたし、居場所がわからないように関係のない監視システムも破壊して潜伏していたのに)
「どうって言われても……何となく?予感とか直感とか、そういうのってあるでしょ?」
「えぇ……」
(目の前の彼女は揚々と話を進めていくが予感や直感だけで居場所を突き止められては潜伏しようにもできない)
「その直感が先生達の方へ導かなくてよかったです」
「そうだ、自己紹介まだしてなかったね。C&Cコールサイン・ゼロワン、アスナ!」
「トリニティ総合学園所属、兼連邦捜査部シャーレ所属の乙骨優太です」
「それじゃ、行くよっ!」
互いの挨拶が終わり戦闘が始まった
ダダダダダッ
ダダドドドドッ
(呪力で軌道に補整を掛けてるのにこの命中率、ここまで戦闘に生きる直感は恐ろしい)
「ヘイローが無いみたいだからちょっと心配してたけど、撃たれても大丈夫みたいだね。本気で行くよっ!」
「なっ」
(結構互角だったのに本気じゃなかったの?!)
僕は呪力が底を尽きるか、よほどの大ダメージを受けない限りは倒れようがない。被弾の数だけで言えば僕はアスナさんの実力と直感を合わせ持った射撃を何度も受けているがまだまだ動ける
「うーん……なかなかに強いね!それにさっきから窓の方をよく見てるけど外が気になるの?」
「……。」
「わかった!カリンが起き上がったからここから狙撃するつもりでしょ!」
「ここまで当てられると恐ろしいですね。まるで未来が見えてる感じがします」
僕はアスナさんをここで倒すことを諦めて射撃体勢に入った
「えっ!アスナまだ倒れて無いのに!先にカリンを倒そうとしてるの?!」
「面白いけどそうはさせないよっ!」
(戦いの中で受けたダメージから考えるに、アスナさんを無視して撃っても大してダメージを負うことはない)
「里香ちゃん」
僕が里香ちゃんに術式の発動を合図したと同時にアスナさんは飛び退いたが、僕の影からでる大きな手に引っ張られ裂け目へと消えていく……出口はカリンさんがいるあの屋上だ
ドゴゴガアァァアアアンッ!!
僕が呪力で肉体を強化することによってやっと持つことができる対物ライフル、その標準を屋上から狙撃する一人に合わせて撃った
射撃音は止んだ。自分でも驚く程の綺麗なダブルショットがきまった
電話を掛けたが先生が出なかったため、僕は様子を探ろうとモモイさん達と合流しようと動いていた。道中ドカアアァァン!という大きな音と共に激しい揺れが起きた。残るメンバーでこの威力を出せるのはきっとアリスさんくらいだろう
(これでC&Cは全滅つまりは僕らの勝利だ)
ーーー
後日、ゲーム開発部はミレニアムプライスで見事特別賞を授賞した。次の出張まではゲーム開発部に遊びに行こうと思う
「先生、トリニティに行くんですね……」