閃耀の軌跡Ⅰ   作:鹿野さと

1 / 4
初投稿になります!
オリ主が登場するので、苦手な方はブラウザバックして下さい!
オリ主のカップリングは悩み中です!
主人公は、かの女傑《黄金の羅刹》オーレリア・ルグィンの義弟という設定。チートすぎる義姉ですけど、主人公はチートにならないように何とか!
主人公の父親が命を失った原因は“百日戦役”そしてかの忌まわしき“ハーメル村の悲劇”と関係があるということだけ情報開示しておきます!
強さ的には入学時、ラウラと同程度という感じです!
いずれは閃の軌跡Ⅱ、Ⅲと続けて行く予定です!
誤字脱字あれば遠慮なく指摘して下さい!修正しますので。
駄文ですがよろしくお願いします。


プロローグ
黄金の羅刹の義弟


七曜暦1204年3月末日。

エレボニア帝国ラマール州ルグィン伯爵家屋敷

 

海都オルディスの美しい街並みと雄大な海原を、一望できる丘の上、荘厳な屋敷があった。広大な庭園に、よく手入れされた多種多様な植物や花が、海から来る心地よい風に揺れていた。

 

そんな屋敷の、華美な装飾などはない一室、窓から差しこむ春の木漏れ日を受け、輝くような銀髪、紫紺の瞳をした端正な顔立ちをした青年が、《トールズ士官学院入学案内》と銘打たれた冊子を手持ちながら、荷物を纏めていた。

彼の名はリヒト・ルグィン―

 

「これで準備は問題なし、と。後は明日に疲れを残さないように鍛錬をして……」

 

そう呟きながら確認を終え荷物を床に置く、壁に立て掛けてあった二振りの木剣を手に取ろうとすると、コンコンと扉が叩かれる。

 

「リヒト、私だ。開けてくれるか?」

 

よく通る凛とした声が扉越しに聞こえた

 

「ああ。義姉さんか。待ってて、今開けるよ。」

 

二つ返事で自室の扉を開ける。

目の前には女性ながら、威風堂々と強者の風格を漂わせた

リヒトの義姉、オーレリア・ルグィンが立っていた。脇には1アージュほどの上質な革張りのケースを抱えている。

 

「話と渡したい物がある。失礼させて貰うぞ。」

 

返事を待たずとして、リヒトの自室の中へと入ってくる。

オーレリアは学習机の椅子へと座り足を組み、一息置いて話しを切り出す。

 

「お前を我がルグィン家に迎え、この私の義弟となってから約10年か…。私やマテウス師からヴァンダール流剣術を修め、独学で百式軍刀術を修練し修めた。私の目から見ても本当に強くなったな。」

 

懐かしむように、義弟に向けて微笑み話す。

 

「義姉さんに剣のことで褒めらるのは久ぶりだなぁ。でも、まだまだだよ。ヴァンダール流はまだ奥伝が残ってる、アルゼイド流は初伝止まりだし、ホント義姉さんの背中は遠いよ」

 

それを聞いたオーレリアは豪快に呵々と笑い

 

「現状に満足せず、高みを目指す!その心意気や良し!それでこそエレボニアの貴族の男子だ!だが、修羅の道だぞ?私のように複数の流派を極めるのは。覚悟はできているのか?」

 

表情を変え、覇気に満ちた力強い瞳で、威圧するように、義弟を見つめ問う。

リヒトも負けじと真っ直ぐな瞳で義姉を見つめ返しながら

 

「あの時決めた、そして誓った。義姉さんのように強くなって、もう何も失いたくない!失わせない!守り抜くって!」

 

力強く答えた義弟に満足し、目を細めオーレリアは再び微笑む

 

「フフッ覚悟は変わらぬか。その上で忠告と助言をしておこう。」

 

 

「まず忠告だが、心に留めておけ。お前は私にはなれない。お前はお前だ。私の“武”の道があれば、お前の“武”の道がある。武の道は一つではない。そのことを忘れるな。」

 

リヒトが黙って首肯すると、オーレリアは続けて話す。

 

「明日からお前も由緒正しきトールズ士官学院の学院生となる。士官学院では多くの学びと友を得られるだろう。私もそうだった。貴族や平民など気にするな。お互いに切磋琢磨し、それが全てを糧になる、あらゆる経験は無駄になることはあるまい。」

 

「うん。忠告と助言ありがとう。義姉さん。」

 

「そして、私から義弟へ士官学院入学の餞別だ。開けてみろ」

 

義姉に促されたリヒトは上質な革張りのケースの金具を外し、中を見る、そこには二振りの剣が入っていた。

 

「これは!父さんの…」

 

驚くリヒト、オーレリアは答える

 

「今は亡き私の叔父…お前の父君の形見の剣だ。今のお前ならば、これを持つ資格がある。腕の立つ鍛冶師に手入れをお願いしておいた。」

 

リヒトはケースから双剣を取りだし、握り目を閉じ集中。そして、息を吸い―止める――その瞬間、振り下ろされた刃は音もなく空気を切り裂いた。

残心―――手に馴染む感覚がリヒトの腕を伝う。剣の重さが心地よく感じた

 

「うん。重いな。でも―これが。ありがとう義姉さん。この剣に恥じないように高みを目指すよ。」

 

黙って見ていたオーレリアは頷き立ち上がり声を張り上げた

 

「さて!旅立ちの前に私と鍛錬場て手合わせするぞ!リヒト!私から1本くらい取ってみせろ!」

 

「ああ!今日は1本くらい義姉さんから取ってみせる!」

 

リヒトは双剣ケースに収納し、木剣を持ちオーレリアの後を追って部屋を後にした。

誰もいなくなった真っ暗な部屋に、一筋の木漏れ日が家族写真を照らしていた。

 




長々と書きましたが始まりました閃耀の軌跡!
閃耀とは、煌めき光ること。閃だけでは一瞬の光ですが、リィンに主人公が加わることで、煌めき続きけるという思いを込めて命名しました。
あとプロローグはあと一回、と主人公の設定を書き、その後序章でリィン達との出会い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。