史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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第二街 始まりの丘と脅威の訪れ

 

 

場所は元デデデ城。

 

現在の名は平穏の巨城(フェアリーグランデ)

 

カツッ カツッ

 

その中の通路を通り、玉座の間へと歩み寄るのは...

 

「来ましたか...用心棒(・・・)

 

「.....」

 

「おい!お母様が聞いてるんだから返事くら「下がりなさい。バーヴァンシー」お母様ッ...はい、分かりました」

 

玉座の間へと入ったのは一人の人間(・・)。名を篁 天甘。この国の...正確には新女王である目の前の存在。モルガンと一時的な契約の元、彼女の用心棒として働く者。

 

そして向かい合うのはオレンジ色の大量の何か。その中の数匹を抱き込みながら顔を埋め、さも冷静に話しているかの如く振る舞うのはこの国。プププランドの新女王 モルガン。

 

その横でモルガンの言葉に何の返事も返さない天甘の姿を見て怒鳴るのはモルガンの娘で王女を務める...否、成り行きで王女を務める事になったバーヴァンシー。

 

そして先程モルガンに急遽連絡を入れられてこの玉座の間にやって来た天甘だっだが...

 

モルガンは天甘に向かいある写真を見せながら新しい指示を与える。

 

「用心棒、心して聞きなさい。今からこのプププランドに...いえ、この平穏の巨城に侵入者がやって来ます。そして貴女はその侵入者を迎え撃つと同時に...」

 

「...〜?」

 

「そうです。貴女の役割は侵入者の追撃に加え、このオレンジ髪の女性を私の前に連れてくる事(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「〜〜」

 

それこそがこれからやってくる侵入者の撃退とその中の一人であるオレンジ髪の女性の確保及び連行。これこそが...

 

「分かりましたね。用心棒(・・・)

 

「〜〜〜」

 

 

厄災の始まりだった(マツリノハジマリダッタ)

 

 


 

 

場所は変わって『街』の外れ...

 

まだ見ぬ何かが降って来たその場所に駆けつけたフームとブン。二人の眼前に映ったのは...

 

「ねぇ、ブン。何がとは言わないけど...」

 

「言うなよ、姉ちゃん。オレも想像の斜め上どころか360度回っても足りないくらいの光景に何も言えねえんだよ」

 

「よ〜しよしよし♪良い子だね〜もっと撫でてあげようか?」

 

「ぷーよッ!...むぅ〜」

 

「せっ先輩ッどうかそれぐらいにカービィさんも嫌そうにしてますからッ」

 

そこでは少し広めなクレーターの中で少し拗ね気味な様子で頬を膨らませるカービィとそれを腕の中で撫で回す立香。更にその立花の暴走を止めようとするマシュの姿があった。

 

「ええーでも「マスター」はい、すいません」

 

尤もその暴走は刹那の殺気と真紅の槍が光ったが為に一瞬で止められたが...

 

「ところでマスター...お客さん...見たいな子達も来てるけどどうする?」

 

「えっ?...」

 

「「あっ?...」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「どうも、こんにちは」」」

 

これが、ブームとブン。そして立香達の遭遇であった。

 

因みに彼女から解放されたカービィはというと...

 

「ぽーよ!ぽよ?」

 

「...!■■■■■ッッ」

 

「ぷやぁ?...カービィ、カービィ♪」

 

「■■■■■ッ.....ニィ」

 

「ぽよッ!?...ぷやぁ♪♪」

 

先程まで無言であったヘラクレスに声をかけ、更にそこから自身の名を名乗ると共に少し笑みを浮かべた彼に自身の肩に乗せられそのまま満座でも無さそうな表情で体を預けているという光景を繰り広げていた。

 

正に父と子の様な図である。

 

そしてそれから数分後...

 

「へえ〜ノウム・カルデア。それに人理に...ああ、悪ィ。流石にオレじゃあ分かんねえ。一応大変な事なのは分かったけど...姉ちゃんはどうだ?」

 

「私も何とか理解出来たって感じね。でも、立香さん達の話が本当なら探しているのはモルガン陛下の事よね。多分...」

 

「モルガン...陛下?...」

 

彼女達はブームとブンにできる限りでの情報を伝え、その上で自身達の探し人であるモルガンの事を話すと案外にも答えはすぐ帰って来た...

 

そう...

 

((((あっやらかしてる))))

 

「■■■?」

 

「ぷよ?」

 

問題を起こしている前提で(・・・・・・・・・・・・)

 

そして更にこれを聞いたブンからある疑問が飛んでくる。

 

「でも、今聞いた限りだと陛下とバーヴァンシーの姉ちゃんはともかく用心棒の姉ちゃん(・・・・・・・・)は立香達の仲間じゃ無いのか?」

 

「えっ...用心棒?誰それ...」

 

それこそがカルデアが探している二人とは別の存在。

 

『用心棒』

 

そしてその立香達の表情を見てその内心を察したフームが詳しい内容を説明する。

 

否、しようとした...

 

のだが...

 

「やっぱり知らないのね...実は『ちょっと待ったァァッッッーーー』え!?何!何なの!?」

 

「あっ!ダ・ヴィンチちゃん!」

 

突如、立香の方から声が聞こえ彼女達が驚きながらそちらを見るとカルデアからの通信で技術顧問にして現在、ある事情から一時的に所長代理をしていたダ・ヴィンチの姿が映っていた。

 

『やあ、みんな無事で何よりだ。そして見知らぬ少年少女に...ぴっピンク...ええっと?何て呼ぼうか「はぁい!カービィ♪」そうか、じゃあカービィ君。こんにちは、私はノウム・カルデアの技術顧問にして今回に限り一時的に所長代理も務めているレオナルド・ダ・ヴィンチだ。まあ、気軽にダ・ヴィンチちゃんとでも呼んでくれたまえ』

 

「えっええ。よっよろしくね...ダ・ヴィンチさん」

 

「はぁ、ビックリしたァァ〜映像だったんだな。たくっ心臓に悪いぜ」

 

まあ、無論。フームとブンは相当驚き、立香達からは厳しい視線を向けられていたが...

 

「そう言えば、ダ・ヴィンチちゃん。何故今になって通信を...」

 

『いや、我々も今回はそこまで積極的にサポートも要らないと思ったんだよ。でも...君達さ、何か忘れてないかい?』

 

「えっ?何か...そう言えば...」

 

『まあ、それは後でも大丈夫か。それより先にフームちゃんからの情報を聞いておきたいしね』

(流石の()もこの短期間で何か起こる事は無いだろう。それに相手がサーヴァントや幻想種の様な規格外でなければ彼も早々命の危険は無いだろう)

 

ダ・ヴィンチはそのまま立香達にある事を気づかせようとしたが、今は情報の取得を優先し、そのとある人物に関しては後回しにした。ダ・ヴィンチからしても彼に関しては一応魔術師でもあるしある程度の実力もある。故にこそ何かしら、それこそサーヴァントや規格外の怪物(モンスター)にでも出会わない限り安心だろうと。そう、踏んでいた。

 

踏んでいたのだが...

 

一方の彼はというと...

 

「ほら、ちゃんと口元を拭きなさい!後、急いで食べないの!まだおかわりあるから!」

 

「〜〜〜♪♪♪」

 

「いや、お母さんじゃないからね!?一応やるならお父さん...でも無いわッッッ!!」

 

「...?」

 

「何故、正確に言葉が分かるのかって?いや、分からざる負えないのだよ...まあ、君にもいつか分かる...ふふふふっ」

 

「???」

 

一児の母として頑張っていた。

 

 

 

だから違うと言ってるでしょうが!?

 

 

そして場面は戻り...

 

彼等の前では今一度、フームによる説明が為されようとしていた。

 

「じゃあ、先ずは陛下の事について話すけどモルガン陛下が現れたのはもう一ヶ月も前の事になるわ」

 

「一ヶ月...」

 

「それは...」

 

『なるほど、薄々感じ取ってはいたが...君達が居るのは異世界の様な全く別の世界なのか。そもそもプププランドという名自体聞いたことも無い。ましてや今回は異聞帯(ロストベルト)では無く、特異点。つまり異聞帯の様な何かしらの要因で間違った変化を遂げた繁栄後の世界(・・・・・・)では無く。ましてや普通の特異点ですら無い...何らかの理由でその世界の一面が我々の世界に特異点として浮き出てしまったという訳だ。故にこちらと時間差があっても何ら不思議では無い』

 

フームによるモルガンが現れた時期。その時期と立香達の認識には幾つかの違いが生じていた。だが、そこはダ・ヴィンチ女史が的確な状況説明を行なってくれた。

 

その結果分かったのはこの場所は自身達の居た世界とは全くの別の世界であり、その世界の一面。つまりはプププランドだけが何らかの理由で特異点として立香達の世界に浮き出ているという事実。

 

「...う〜ん。流石の私も中々着いて行けないわね、この会話。まあ、続けるわね。元々プププランドはデデデっていう...まあ、何と言うか...こう、独裁者の鏡というか、そんな奴が統治して...出来てたかは怪しいんだけど」

 

「怪しいの!?「まあ、アイツ馬鹿だから」何その国王!?そんなに酷いの!言われようが何とも言えないッ!?」

 

「...その話は良いわ。とにかく本題に入るけどそのデデデがこの国から急に居なくなったのよ。そしてその後日にモルガン陛下が急に現れて国民達を集めて宣言したのよ。私がこの国の新しい王です。って...そして初日はみんなそれを心配してたんだけど...モルガン陛下の女王として手腕は完璧でね。三日経った頃にはプププランドの住民は全員が陛下を新しい王として向かい入れたのよ」

 

そしてその話を聞いた皆の反応は...

 

「「「「うわ〜」」」」

 

『うん。これは酷い...ある意味で...』

 

「.....」

 

「ぷ〜よ?」

 

ドン引き八割 緊迫二割だった。

 

そして説明の最中。彼女達は...気づいていなかった。

 

否ッ!!

 

カービィ以外は未だ気づいて居なかった。

 

先程から...

 

ヘラクレスの様子が明らかにおかしい事に...

 

自分達にとっての...

 

 

 

 

 

ゆら〜

 

 

 

脅威が迫っていた事に

 

 

 

「それで「■■■■■ッッッーーーーー!!!!」えっ!?何事ッ!」

 

「ぷよッ!?」

 

「どうしたの!ヘラクレスッ!?」

 

「ヘラクレスさん!?」

 

「一体...マスターッ!下がれ!皆は武器を構えろッ!そこの二人はマスターと下がっていろッ!何故だッ私とした事が何故気づかなかったッ!?」

 

「ッ!?おいおい...こっちは急に呼び出されて来ただけだって言うのに...」

 

ギリシャ...いや、世界に名高い大英雄ヘラクレス。彼の叫びが向けられた先...やってくるのは希望か...絶望か...

 

 

否ッ!否ッッ!!否ッッッ!!!

 

 

否!!

 

 

やってくるのは...

 

 

「あれは...人間?...」

 

 

歩み寄るは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜〜〜」

 

 

『黒』の...

 

 

 

 

亡霊

 

 

今ここに...

 

突如として...

 

 

「■■■■■■ッッッーーーーー!!!!」

 

「〜〜〜」

 

 

異なる刃が交わったッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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