史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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汝らに問おう。

汝らにとって...

『あの二人』は何に視える?

ただの人か?獰猛なクマか?巨大な象か?猛毒の蛇か?百獣の獅子か?海の狩猟者か?それとも恐竜?はたまた幻想の生物?

その答えは皆それぞれが持てば良い。

だがね...

彼等をその眼に納めた時...

私はこれだけは皆が同じものを感じると確信する事がある。

それは我々にとって...

我々人類にとって、最も『未知』で...

最も『恐』ろしく...

最も『凶』とせざる負えない...


その名は...



第三街 運命 最狂vs最凶ッ!!前編!

 

 

 

場所はポップスター プププランド。

 

そしてその『街』ププビレッジの中では...

 

レストランカワサキにて...

 

「いや〜今日も平和ですな」

 

「いや〜本当に...デデデ陛下が居なくなりモルガン陛下がその座についてからはこの国唯一の汚点も消えた様なものですしな...」

 

「そうそう!デデデが消えてからあの用心棒の子にアドバイス貰って店は前より繁盛してるからねー!」

 

「いや、本当に凄いよな。まさかお前の料理で美味いと思う日が来るとは」

 

そこに居たのはレストランカワサキのオーナーにしてシェフのコックカワサキ。そして彼の料理を食べながら話していたのはこの町唯一の警官 ボルン署長。考古学者のキュリオ。そしてガソリンスタンドの店長 ガス。

 

四人は(何気にカワサキも入れて)料理を口に運びながら思う。一ヶ月。たったそれだけの時間で随分と変わったものだと...

 

「特にモルガン陛下とあの用心棒のお嬢さん。勿論バーヴァンシー様もそうじゃが...陛下は我々に無茶振りな事は仰らず、新たな通貨や異界の知識。それに城に居たワドルディ達による職のサポート事業 ワドルデリバリーを作ってくださった」

 

「それで城に残ったままのワドルドゥ隊長やワドルディ達は新たな役目を貰い...」

 

「更にオレ達と一緒に働く事でその店での一ヶ月間の売り上げの四割を貰えるし、その上陛下だけじゃなくてあの用心棒の子やバーヴァンシーのお嬢ちゃんの活躍も...」

 

「だからお嬢ちゃん呼びはやめろって...まあ、あの二人に関してもバーヴァンシー王女はなんだかんだ言いつつ俺達の靴とかを服を偶にではあるが仕立ててくれたり、用心棒の子に至ってはカービィの代わりにこの一ヶ月間巨大な嵐や隕石(・・・・・・・)から俺達を守ってくれたし...」

 

「それにオレの料理もあの子のお陰で美味しくなったしねー!」

 

「「「本当にな...」」」

 

あまりの変化。だが、それは彼等からすれば恐ろしい程に喜ばしいものばかりだった。

 

そして、それは同時に...

 

「でも、いつかは陛下達も帰っちまうんじゃねえのか?あの人達も異世界...つまり違う世界から来たんだろ...」

 

「ええー!...悪い事じゃないんだけどなぁ〜もう少しは居てほしいかなぁ」

 

「うむ...確かにそうじゃが...まあ、彼女達にも事情がある。それに気になる事はもう一つ。モルガン陛下曰く...デデデ陛下が居なくなった事については本人は何も知らないと...そしてあの方がその様な事で嘘をつくとは思えぬ。だからこそ...気になっておるのだ」

 

「キュリオさん...ん?待てよ。我々としては陛下が居なくなったのはモルガン陛下がいらっしゃる前日の日。そして次の日...突如カービィが連れて来たのが(・・・・・・・・・・・・)陛下達。確かに何か不自然だな」

 

「...そう言えばそうだな。キュリオさんの言う通り、モルガン陛下は好き好んで俺達を騙したりする方には見えねえ。それにカービィが連れて来た時点で俺達からすりゃあ充分信用が出来ちまう」

 

「えっええ!?みんな、何の話をしてるの?」

 

「カワサキ、おかしいとは思わんか?我々は全員、デデデ陛下を大小関係なく毛嫌いしておった。故にその本人が消え、モルガン陛下がいらっしゃってからはあまりその事について考える事は無かった。じゃが...」

 

「今更だが...モルガン陛下やカービィが原因じゃないとして...何でデデデは消えたんだ?そもそも何で消えるんだ(・・・・・)?」

 

「えっとそれってつまり...」

 

そう。残ったのは喜ばしさだけでは無い。

 

それと共に残ったのは...

 

「モルガン陛下達やワシら以外の誰かが...

 

未来への不安と...

 

 

 

 

 

 

 

「陛下を意図的に消した...か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ...平和ボケしてるクセによく気付くなぁ...」

 

「とは言えもうオレはあのおっかねえ化け物のせいで消える寸前だ。だからこそ...だからこそ後はアンタに任せよう。せいぜい奴等に思い知らしてやってくれ。ねえ...

 

「陛下...」

 

 

 

 

 

 

『...ハラガ.....ヘッタゾイィィィ』

 

 

 

揺れ動くは無限の闇。

 

その原動力とは...

 

 

 


 

 

そして場所は町外れの平原。

 

ぶつかり合うのは...

 

「■■■■ッッッーーーー!!!!」

 

「〜〜〜」

 

ズガガガガッッッ!!!!!

 

巨人と小人(人間と怪物)

 

本来ならどちらが勝つか、どちらが怪物か。それら全てが一目瞭然...

 

しかし、今回に限っては違う。

 

特に...この二人に限っては(・・・・・・・・・)

 

「嘘っバーサーカーと...あのヘラクレスと互角に!?」

 

「ヘラクレスさんも手加減などをしている様子はありませんッなのにあの人はッ!」

 

『おいおいおいっジョークだろ!?あの女、何者かは知らないが...生体反応からサーヴァントなんて生ぬるいレベルの反応を示してる...というか、正確な反応が出た...あいつ、あいつは...』

 

「どうしたのムニエルさんッ!」

 

その場で争うのはカルデアからの来訪者。バーサーカーのヘラクレスと突如として立香達の前に現れた存在。亡霊 篁 天甘。そしてそれを見守る皆に向かって通信機越しにカルデア職員の一人であるムニエルがある事を報告する。それは...

 

『何でか知らねえが、あの女からまるで|別存在が複数混ざった様な様々なエネルギー反応を検知した。しかもだアルターエゴやプリテンダーの様な存在でもない...その上で奴から...』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類悪(ビーストIII)の反応があるッッ!!!』

 

その知らせはフーム達やカービィとは別に...

 

立香達に更なる混沌と混乱を齎した。

 

「は.....???」

(ビーストIII?...いや、でもキアラやカーマはまだ...それにビーストにしては今までとは明らかにッ)

 

「ビーストッ...」

 

立香とマシュ。二人がそれぞれその状況に困惑する中...それ以上の反応を見せたのは...

 

「III...だとッ馬鹿なッ違うぞ!奴はビーストなどでは無いッ!!そもそも奴は...いや、問題なのは奴の背景(うしろ)だッ!!」

 

「しっ師匠ッ!?「ああ、だろうな」ジャンヌ!」

 

「あれは...何だ?そもそもあの強さの時点で並のサーヴァントでは百騎居ようが千騎居ようが勝ち目が無い。その上に問題なのはあれがただの人間(・・・・・)だと言う事だ」

 

「「ッ!?」

 

そう、未だ誰も気づく事が無い彼女の本質を...

 

その()を観測したスカサハと...

 

当人をビーストでは無くただの人間と判断し、更にはそれ故の危険性を指摘したメタトロン・ジャンヌ。

 

それぞれが別々の意見を述べる中で残る問題は...

 

「■■■ッッ!?」

 

「〜〜〜」

 

「ヘラクレスッ!?」

 

この最中にも戦い続け、その振り上げた腕を取られ一本背負いで大地に叩きつけられるヘラクレスの姿ッ

 

そして...

 

「〜〜〜」

 

ズシュッッ!!!

 

「■■■ッッ.....」

 

「ッ!」

 

「ヘラクレスさんッ!!」

 

大英雄ヘラクレス。本日一度目の死(・・・・・)

 

だが、立香達の声を聞き天甘がそちらを向き、歩み寄ろうとした...

 

その時ッッ!!!

 

「...■■■■ッッッーーーーー!!!!」

 

「ッ!」

 

ガッッッ!!!

 

「ヘラクレス!」

 

互いに再びぶつかり合う刀と巨剣!その光景に流石の天甘も少し驚いた様子を見せるが...

 

「...〜〜」

 

「■■■ッッ!!!」

 

天甘は一度その場でしゃがむ様に体勢を低くする。それを見たヘラクレスが本能的に自身の持つその巨大な斧剣を全力で振り翳すッッ!!

 

だが...

 

早かったのは...

 

「〜...!!」

 

ズゥゥッッッ!!!!!

 

「■■■ッッ!?」

 

無拍子

 

それは武術家。白浜兼一が編み出した彼のオリジナルの技。空手、ムエタイ、柔術、中国拳法。それぞれの要素を取り入れた彼だけの突き技。

 

では今の技も果たしてそれと同じなのか?

 

否!これはまた違う技である。

 

正確にはよく似てはいるが全くの別物。

 

合わさりしは飛天の速さ、滝の如き流れ、疾風の如き切れ味、更にそこに戦闘の四方映像化(フォースオブザベーション)!!即ち脳内における自身の固定視点と他の三方向からの見方。計四つの視点を相手の体格、自身の周囲、天候や環境などを観察しそのイメージを成立させるッッ!そこに瞬時の脱力からの最大限の踏み込みッその場から飛び出しヘラクレスの眼前で次は上半身への脱力。腕、肩、背中と順にその力を抜いていき更に手の形だけは既に整えておくッそして相手の影が現れた刹那!腕から順に抜いていったその脱力の順番。次が最後、その脚へと至るその時...再びその脱力に反発するかの如くッ全てが転ずるッ!!最後の脚への脱力。それが完成するコンマ1秒前、そこで逆の順番で脚、腰、背中、肩、腕と順に抜かれていた力を高速で入れ直す...否!解き放つッこれによって放たれる力は脱力前の数倍以上!そして更なる応用で腕の『流れ』のコントロールと疾風の如き手刀によって的確な力の移動、風などの障害を切り裂き威力の軽減などを無視する完璧なる突きが完成する!!

 

そしてそれぞれの要因が重なり合うその刹那ッッ!!!

 

それが直撃したならば....

 

一瞬だけとはいえ...

 

その場の全員の脳裏に浮かぶのは...

 

 

ズシャアァッッッ!!!!

 

「■■■■■■ッッッーーーー!?!?」

 

 

「ヘラクレスッッッーーーー!!!!!」

 

「そんな、まさか...」

 

『ああ。確かに彼の場合はまだ大丈夫だ。だが...』

 

「明らかに...」

 

「釣り合ってない...完全に奴の方が上だッ!」

 

大英雄の敗北(あり得るかもしれない現実)だった。

 

 

 

 

 






モルガン陛下。確かに彼女は彼等に嘘をつく様な人物では無い。

たが...

もしそれが...

彼等の為の嘘だったとしたら(・・・・・・・・・・・・・)...

もしそれが...

本人の仕業では無く...

その発端と元凶が別に居たとするならば(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)...













そしてどうもー!ある日そこに居たであろうクマです!

ちょっとある事について補足を入れておきます!

ズバリ、それは天甘の種族についてです!

ハッキリと言いますが天甘はれっきとした人間。あの者達と関わった後もずっと人間です。ただ、今回のビーストなどの反応は天甘がジュナザード戦後、修行などを終わらせた後に『あの者達』から貰った『贈り物』が関連しております。因みに今後のお話内でもそれらが彼女の剣技や武術などとは別の形で登場するかもしれません!そちらの方も是非見ていただければ嬉しいです♪それでは...

おさらばだクマッッーーー!!!!

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