史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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それはいつの日の事だっただろうか...

あの日、あの時...

彼女(・・)がねこ屋で用心棒を始めた...

それから少し後だったのかもしれない...

あの子と出会ったのは...






第三区 ブルーアーカイブ 約束のブラック
第零街 届け物。


 

 

深夜...

 

場所は異界の地 キヴォトス。

 

獣人、ロボット、生徒。

 

外の世界とは違う様々な存在が入り乱れるこの世界。

 

その中の...

 

アビドス自治区。

 

否...

 

正確には...

 

その中にある廃墟にて...

 

ドドドドドッッッ!!!!!

 

「撃てッ!撃てえぇぇッッ!!!」

 

「クソッなんで効かねえんだよッ!?何でこんな...」

 

「いやだ、私...嫌ダァァァッッーーー!!!!」

 

時間にして深夜12時。誰もが寝静まった時間にして場所は砂漠地帯に最も寄り添った廃墟。だからこそ...

 

叫び、悲鳴、銃声。

 

そして...

 

ズンッッ!!!

 

「ヒィッ!」

 

斬撃音(・・・)

 

「〜〜〜」

 

全てが誰にも気付かれない。

 

故にこそ...

 

「何なんだよ...お前ッ!」

 

「〜〜〜」

 

「もしかしてアビドス学園の連中の仲間か!?だが、その見た目!ヘイローが無いって事はシャーレの先生と同じだろ!いいか、よく聞け!いくら強くてもアタシらはお前の攻撃じゃ傷ひ『ズシャッ』と、つぅ.....」

 

「え.....」

 

「嘘...だよね。だって私達、そんな...死ぬなんて...」

 

彼女達は逃げるべきだった。

 

砂漠、廃墟、深夜。これらの環境に加え銃声の響いた時間は短く、残るのはキヴォトスでは殆ど使われることの無い斬撃による痕跡のみ。だが、彼女達はその起こるであろう自分達の未来を予見できていなかった。

 

だが、それは当然の事だ。何せ彼女らはキヴォトスにおける生徒と呼ばれる者達。そしてその体は生半可な攻撃では傷一つ付けられず。ましてや銃火器なら兎も角、キヴォトスでは見かける事も無い刀などで自身達に傷を付けれる存在。その武器もその存在もどちらも彼女達は知らなかった。

 

だから...

 

ズシュッッ!!!

 

「.....〜」

 

「いっ、いぃ.....」

 

 

 

 

 

 

「イヤアァァァッッッ!!!!!」

 

 

「〜〜〜〜」

 

 

 

 

 

悲劇は起こった

 

 

 

さあ、物語を始めよう...

 

 

血に濡れ、闇に堕ち、その存在(かたち)を変えた...

 

 

『彼女』。

 

 

そして...

 

 

『ねえ、もしも...ホシノ(・・・)ちゃんにあったら...』

 

『伝えて欲しいんだ...』

 

 

「〜〜〜」

 

 

『一緒に居られなくてごめんねって』

 

 

『亡霊』と『友人』の話を...

 

 

 

そして同時に...

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

翌日 午前10:00 ゲヘナ地区...

 

ある場所にて...

 

 

「おいおい、聞いたか?アビドスの話」

 

「ああ...生徒の死体(・・・・・)だったよな」

 

「スケバンとはいえ...」

 

細い路地の中...

 

その中で話し込んでいたのはゲヘナ学園所属のもb...失礼、所属の一般生の三名。

 

上から順に 蒼山 ホウナ 月島 コナタ 明道 ミナギ。

 

彼女達はこの問題児だらけのゲヘナ学園及びその地区内でもまだマシと言わざるおえない者達の一員である。尤も他の生徒達の方が面倒なだけで彼女達も小さな問題くらいは起こしている。

 

そしてそんな中...

 

 

コツッ

 

 

「ん?...なあ、今の.....」

 

「何か変な音がしなかった?」

 

「いや、確かに今...」

 

突如として何処からか響いた音。それは一体なんなのか?それは彼女達には分からない。だが、最初に話していたある時間の話。

 

この時、彼女達の頭に真っ先に浮かんだのはこの話。本来ならあり得ない...少なくとも自身達は聞くことも見た事もない。他者からの攻撃(・・・・・・・)で生徒が死ぬ。それも兵器では無く刀...刃物による斬撃での死亡。

 

これを思い出し彼女達は徐に自身の持つ銃などに手を掛ける...

 

が...

 

 

 

「こんにちは」

 

『ッ!?』

 

「どうも、お嬢さん方」

 

その時、自身達の背後にいつの間にか謎の存在が立っており彼女達を上から見下ろす様にその頭上から話しかけていた。そしてこれに反応して彼女達も背後を振り返り即座に銃を向けるが...その手はあるものを見た瞬間止められる事となった。

 

それが...

 

「えっ...」

 

「...きょっ巨人?」

 

「何、メートルあるの?」

 

「ふふふっそんな巨人などと...私は四メートルか五メートルそこらの一般人ですよ」

 

『いやッそれは一般人の身長じゃねえ!!!』

 

現れた謎の人物。

 

その人物の容姿(・・)だった。

 

四メートル以上はある身長に全身をローブで覆った姿。更に聞こえるその声にはまるで二人の人物の声が合わさった様な不思議な声がする。

 

しかし...彼女達は何も理解って(わかって)いなかった。

 

自身達が噂の生徒達と同様の...

 

否ッ...

 

それ以上の脅威に晒されようなどと(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「それでは...」

 

 

バリッ

 

 

「えっちょっなんで頭...なに、こ れ.....」

 

「ちょっとッ!一体な「貴女も少し失礼」あぁ!?」

 

「アンタ達ッ!どうしたの!?」

 

突如として現れた謎の人物。その人物は三人の視界から突如として消え、気づいた時には再び彼女達の背後に回っており、そのまま三人の内二人、ホウナとコナタの頭に触れその肉体から発せられる赤い稲妻を二人に当てながらその場で目を瞑りじっと立ち止まる。

 

「うん?あぁ、なるほど...彼女(・・)がこちらにいらっしゃると...現時点で顔を合わせるのはどうかとも思うのですが...まあ、それはなる様になると言ったところですか...ですがこれはいい「いい加減にしろッ!!」おっと危ない」

 

その人物が二人に赤い雷光の様な物を放ちながらその頭に触れ、その行為に対し彼女達はされるがままに大人しく自身達の頭を触らせていた。だがしかし、元々は三人。彼女達がその人物に何かをされている間に残ったもう一人の少女。明道 ミナギが二人の様子を見てその元凶たる人物に数発の弾丸をお見舞いする。

 

だが、ローブの人物は何事も無い様にその弾丸を避け、そのまま回転する様な動きで通り過ぎるものを含めた発射された全ての弾丸をその手に納めて見せた。

 

「キャッチ...アハハッすいません。貴女もいらっしゃったのでしたね。大丈夫ですよ...お二人はご無事です。ただ記憶は見せてもらいましたがね(・・・・・・・・・・・・・・)

 

そしてそのまま自身のキャッチした弾丸を見せつけながら軽く笑い。自身が彼女達にやった事と本人達が無事である事の説明をした。

 

だが、それ以上に...少女、ミナギは目の前の人物の説明である事に気づいた。否、気づいてしまった(・・・・・・・・)。もしくは確信してしまった。今朝方自身達が知ったニュース。その知らせ以上のあり得ない事実に...

 

「記憶...おい、ちょっと待て!アンタ...さっきの...見聞色と覇王色の覇気じゃ」

 

「!.....貴女、もしかして転生者ですか?」

 

「!」

 

「なるほど、どうりで最大限加減したとはいえ気絶しないと思ったら...てっきり其方に飛ばし忘れたのかと思いましたよ」

 

気絶した様に眠るホウナとコナタ。彼女達の横でミナギとその人物はお互いに何かを察した様に話し合う。特にミナギは自身の正体を看板したその人物に先程までとは比べものにならない警戒心を抱いていた。

 

「アンタ、本当に何者だよ?同じ転生者じゃねえだろ?」

 

「...転生者。その様なものと一緒にされるのは少し不愉快ですが...そうですね。では、二つお教えしましょう」

 

「?」

 

そしてミナギがローブの人物にその正体に関する疑問を問いかけるとその人物は...()は嫌そうな雰囲気を醸し出しながら現在明かせる二つの答えを出した。

 

一つは...

 

「まず最初に私から言えるのは私は転生者に近いですが...貴方達とは根本的に違う存在だと言っておきましょう。ただどちらかというと...逆の存在(・・・・)かもしれませんが...」

 

「根本的に違う?そもそも逆だと...」

 

そして二つ目...

 

「更に二つ目ですが...その場所.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ク〜クックックック・・・」

 

 

「ッ!しまっ「すまぬッ!」ぐっこれ、は.....」

 

 

ミナギの背後から彼女自身も何処かで聞いた事のある特徴的な笑い声が響き渡った。だが、気づいた時には時すでに遅し。彼女の首元に蒼い影が近づき、瞬時にその首元に何かを打ち込み、そのまま倒れ込むミナギの身体をを高速で尚且つ優しく出来るだけダメージが残らぬ様に大地に下ろす。

 

そしてそれを見ていた他二人は...

 

 

危ないですよ(・・・・・・)...って言おうとしたのに...」

 

「いや、アンタのそれは遅すぎだぜぇ〜...まあ、先輩の俊敏さもありきだろうが...」

 

「そうですかねぇ...それはそうとお二人とも、ご協力感謝致しますよ。私だけでは手荒くなってましたから...」

 

「ク〜クックックッ...この件に関しても貸しにしておくからよぉ...まあ、『例の件』も含めて、頼むぜ」

 

「ええ、分かっておりますとも...」

 

二人はある取引について、そして今後の『作戦』についてを話し合いそのまま笑い合う。まあ、問題なのは...

 

「二人とも、それよりもこの三人を...」

 

「分かってますよ〜...全く、空気が読めませんねぇ。貴方は...」

 

「うっ!?」

 

「確かにな。隊長(・・)も隊長だが、アンタもそう言うとこなんじゃねえの〜」

 

「ぐぅぅぅ〜...」

 

トラウマスイッチ オン!!

 

「ゥゥゥっどうせ、ボクなんて、ボクなんて...そう言えばあの日もそう。夏場の缶蹴りでボクが鬼になって一番早く全員を捕まえたのに...」

 

『ゼロロォォ〜空気読めってぇぇ...そんな早く捕まえたら缶蹴りも何も無いじゃん...ほんっと、空気よめないよなぁ〜ゼロロは』

 

「それでその後はいつもと同じ様に拙者が...ボクが...」

 

もう一人の過去の遺産の発動だった(青い方のトラウマスイッチの起動だった)

 

まあ、残り二人は...

 

「うみゃみゃみゃみゃみゃッッ!!!ク〜クックックッ、夏場の冷やしカレーも中々イケるよなぁ〜」

 

「ええ。我ながら実にGOODと言わざる負えませんねぇ。所でそろそろ今回の『見学』について考えたいのですが...他の隊員とあの『具沢山侍』は何処へ?」

 

「ん?あぁ。隊長達と奴なら途中で見かけたら例の浮遊物を見に行ったぜぇ。だが、そろそろ「おぉーい!悪い悪い!今戻ったぞ!」帰ってきたみたいだな」

 

二人でカレーを食べながら残りのメンバーを待っていた。

 

そして噂をすればそのメンバー達が帰ってきた様で...

 

「待たせたでありますな!リ「その名前は無しで、アタ...私の事はロン、もしくはジーベッグとお呼びなさい」

 

その中の内の一人。五人いるカエルの様な者達のリーダー。その人物はある人物の肩から飛び降りその場でローブの彼に向かいその名を呼ぼうとするが本人に訂正され改めて違う呼び方で彼の事を呼んだ!

 

その名も...

 

「...そうでありましたな。軽率な発言、失礼したであります!では、戦艦殿!」

 

戦艦殿...

 

『ブフォッ!?』

 

「.....いや、戦艦って...まあ、良いです。それよりも随分と勝手に寄り道をしたご様子で...」

 

そしてその呼び方をどうかと思いつつもこれ以上長引くのは不味いと思ったのか戦艦殿は話を続ける...

 

この先の...

 

未来に関わる話を(・・・・・・・・)

 

「いや〜...ブフッ面目ねえ」

 

「もっ申し訳ぷぷっねえです〜」

 

「嘘つきなさい!全然思ってないでしょ!」

 

「まあまあ、戦艦殿もそう怒らずに...」

 

「貴方のせいだ...です!.....と・に・か・く!今回はいずれ貴方達に向かってもらう世界。その並行世界でそれぞれの建造物や地形などを覚えてもらいます!よろしいですね!」

 

『.....了解!』

 

「であります!」

 

「おう!任せとけぇ!」

 

色鮮やかな未来の果て...

 

その先に待つのは黒か白か...

 

だが...そこにそれが...

 

『約束』がある以上、『私達』は進み続ける。

 

 

第三区 果てなき青春の物語(ブルーアーカイブ) 約束のブラック

 

 

添えられるのは...

 

 

「今度は捨てないでくださいね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その花を」

 

 

 

たった一つの...

 

 

 

約束の花冠(シロツメクサ)

 

 

 

 

 

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