史上最凶の女 TAKAMURA 作:ある日そこに居たであろうクマさん
ある麦わらの海賊が2年の修行を終えるよりも、ある海賊と海軍の戦争が起こるよりも、ある黒い海賊が動き出すよりも...
何年も前。
『彼』は友人との再会を果たしていた。
全ては『黒薔薇』を送りつけ...
本当の意味で白薔薇とする為に...
???
これは...
懐かしいですね。あの時...
初めてこの
『ヴォハハハハハハッッッ!!!久しぶりだなぁ、
『ヒィッハハハハハハッッッ!!!こっちこそ久しぶりだな、
私にとって大事なお二人。特にその内の一人と初めて出会った夜。
『それで、ロン。後ろのでけえ
『!分かるんですか?』
『あ?お前が誰だか知らねえがおれはロンに聞いてんだ。先ずロンの紹介の後にてめえの話は聞いてやる』
それがあの方が私と『彼女』に対して初めて口にしたお言葉。そしてこの人生で私の質問に対してそこまで偉そうな人とそこまで正論を述べながら口の悪さも一級品の方とのファーストコンタクトでもありました。
でも、それ以上に...『私』と『アタシ』。二つの真実にすぐに気づけたのはあの方くらいのもの。
ですから今回のオリジナルの判断。最初は反対していたのです。たとえご友人とはいえ、見知った人間とはいえ、私が貴方以外の誰かの下に就くなどと...
でも、その考えは一瞬にして覆されました。
『ヒィ〜ハッハッハッハッ!!流石だな。確かに正体的にも言い分的にも大正解だ...こいつの名はロン・R・クロイツ。俺からお前へのプレゼントだ。お前の夢に使うと良い』
『は?おいおい、冗談だろ?それだったらお前が協力してくれたら良いじゃねえか!おれと世界も異世界も全部手に入れようぜ!お前の実力主義にもあってる!秩序なんか存在しねえ、暴力の世界!!』
『ヒィッハハハハハハ!!確かにそれは理想ではあるだろう。だが、言った筈だ。
『ええ〜相変わらず連れねえ奴だな』
『お前も相変わらず嫌そうな顔をする奴だな...だが、お前が世界を取って俺に挑んできた時にはこちらも然るべき答えを出そう』
『チッおれもまだ押しが足りねえか...だが、いずれはそれも夢じゃなくなる。お前がおれと隣に並ぶのも...
『そうか...では、そいつはお前に任せた!流石はロックス!夢がデカいだけじゃなく、どんな頼みも引き受ける懐の広さもデカい男!!』
『いや〜それほ...ってちょっと待てッ!何帰ろうとしてやがる!こいつを押し付けて行く気か!?』
『当たり前だ。最初からそれが目的だからな...では、さらばだ!!』
『おいこら!待てロン!止まれッ!!』
『止まれつってんだこの疫病神がァァァッッ!!』
これがあの方...『ロックス船長』と私の出会い。
いずれ『最厄』のロンと呼ばれる私の...
長くて短い...航海の始まりだったのです。
???side〜
「.....夢、ですか...」
どうやら意識が飛んでいたみたいですね。私も近頃不安定さが表に出ている。彼女が出たがっているのでしょう。案外ロックス様の事も気に入っておられるし、何より■■■■様にもお会いしたいのでしょう。確かに我々は元を辿ればその関係に近い。あちらが変化したとはいえ、それでも関係性が途切れた訳でも無し。
「さて、この船も本当は乗りたくないし、舵も取りたくないのですがねぇ〜」
「じゃあ降りたら良いんじゃねえのか?」
「突然やってきて酷くありません?私は貴方以上にロックス様と長いのですが...」
「てめえが自分でこの船に乗りたくないって言うからだろ!アホンダラァッ!」
「喧しいッ!歳上に対して失礼ですよ
私がこの『新しく奪った船』でロックス様と行動する事約数年。マリージョアの事件から月日は過ぎ、先ず我々が取ったのはロックス様が好きであるというデービー・ジョーンズが由来とされている海賊同士の略奪ゲーム。デービー・バック・ファイトでした。
そしてそこで幾つかの海賊達から旗や仲間などを奪い続け、その数年間の中で出会ったのが...
「喧しいのはお前だろうが!第一ちゃんと舵を取れッ!そんな事も出来ねえ奴に歳上だの何だの言われる筋合いはねえ!」
「おっ親父ィッ!?」
「誰がお前みたいな
「はあァァァッッッ!?」
この男。海賊 エドワード・ニューゲートなのです。
いつもいつも、この私とロックス様の中を引き裂こうとする害虫ッ!なんて女々しい男なんでしょう!自分がロックス様の右腕だの何だの呼ばれたくらいで偉そうにッ!私なんかロックス様の全身とかロックス様の下の化け物とかロックス様の足舐め機とか呼ばれてるんですからね!
貴方とは違うんです!
「誰がお前と一緒にしろって言った!?寧ろ嫌がらせかなんかだろッ!」
「ッもう一度言ってみなさい?殺しますよ」
「逆にてめえを海に沈めてやろうか!?」
「てめえら、何の騒ぎだ!喧しいにも程があんぞッ!」
「ロックス様...」
「ロックス」
そして私にニューゲートが喧嘩を吹っかけてきているとそこに愛しのロックス様が...
「何が愛しのロックスだ!気色悪い!」
「ニューゲート貴様ァァァァッッッ!!!!」
「やめろテメェら!せっかく奪ってきた軍艦ごとおれ達を沈める気か!?」
チッニューゲートめ!不服ながら今回は見逃してあげますよ...ロックス様に感謝するのですね!こうして私達はロックス様の元、なんだかんだとても平和的に船旅をしていたのでありました。
「「「「「お前が居て何が平和だ!?」」」」」
「はあ!?」
ただ、旗揚げこそしていないものの。海賊稼業に手を染め、デービーバックファイトでこの喧しい駄人間達と変な眉毛を連れてきたのは失敗だった気がしますがね?
「変な眉毛ってのはおれのことじゃねえよな!?」
「たくっそれより、てめえらよく聞け!これから次の行き先を教える!そして今後の動きもな!」
「アレッ!?おれの事は?...無視!?」
変な眉毛が何か言ってますが無視です、無視。現にニューゲートや他も無視してますし。
「先ずこれから数週間後。具体的な日程は追って話すが、おれのダチのハラルドに会いに巨人族の島。エルバフに向かう!!」
「エルバフ?もしかしてハラルド王も『あの話』に誘う気か?」
「ああ、そうだ。そして例の島を手に入れたら次はある二つの重要な物を探す。それこそが
「それは分かっちゃいるが、ハラルドはこの話に乗るのか?会った事はねえが確か政府に情報操作されてるだけで、大昔より大分大人しくなってると聞くが...」
「それにエルバフは巨人族の...戦士の国よ。下手に乗り込んで面倒ごとになったらどうするの?ねえ、ニューゲート」
「おれが知るかよ。それにいざとなったらロンの奴を盾に逃げれば良いだろ。あいつに乗れば逃走手段にもなるし、いくら巨人族どもでもその装甲を傷つける事は出来ねえ」
「あっそう言えばその手があったわね。良かった。便利な足が居てくれて♪」
そしてロックス様の話しを聞くと、どうやらかつて出会ったハラルド王に会いに数週間後。エルバフまで出かけるようですね。それにロックス様の目的である悪魔の実やあの船団も見つけねばならないですし...
あと、
「それとロン。ニューゲートの言った通り、無いとは思うがいざとなったらおれ達全員を乗せてエルバフを出れるようにしておけ。巨人共に負けるつもりもねえが、それ以上に
「っお任せください!」
ですが、ロックス様。貴方のご命令とあらば私はたとえ海の中だろうが、マグマの中だろうが、星海の中だろうが、貴方の為の船となりましょう!
「「チョロいなコイツ」」
「貴方達、聞こえてますからね?」
「ヴォハハハ!まあ頼もしい事に変わりはねえ!それともう一つ。言い忘れてた事があった」
「あ?何だ、まだ何『ドオォォォンッッッッ!!』アァ〜マジか」
そして最後、ロックス様が何かをおっしゃり、変な眉毛こと
つまり...
「海軍の軍艦が近くまで来てたってのを忘れてた!」
『アホかてめえは!?』
「...やれやれ」
「首領、火を貸しましょうか?」
「ああ、すまねえな。ロン」
海軍の襲来。どうやら我々がこの海域に居るのを知って軍艦を幾つか派遣して来たみたいですねぇ。中将と呼ばれる物達が複数乗っていますし、他にも本部クラスの実力者達が勢揃いですね。
そしてロックス様の言葉を聞いて、それを見た何人かはロックス様相手にツッコミ、首領・マーロンと呼ばれる彼はため息をついていました。
まあ、日頃から白ひげとならんで一番ため息を吐いて、疲れていそうなので火くらいは貸して差し上げますよ。
まあとにかく、今は奴等を滅ぼしますかねぇ。
「ヴォハハハ!!じゃあやるか、てめえら!」
後の大海賊 ロックス海賊団船長!
ロックス・D・ジーベック!!
「ジハハハハッ!!おれに指図してんじゃねえよ!ロックス!」
後の金獅子 金獅子海賊団大親分
極道 シキ!!
「チッどいつもこいつも勝手抜かしやがって!とにかくロン!お前は今回舵を取れ!他の奴らは全員ロックスに続け!全部沈める前に食料や物資を貰っておく必要がある!」
後の白ひげ 白ひげ海賊団船長
海賊 エドワード・ニューゲート!!
「おいおい、やり過ぎるなよ!ニューゲートの言う通り、やり過ぎると後で物資ごと沈んじまう!撃沈より先に略奪をって話だ!」
後の海賊島提督
海賊教祖 王直!!
「ちょっと置いてかないでよニューゲート!私も一緒に行く!」
後のMADSの居候...
後の七武海 エドワード・ウィーブルの母
科学強盗 バッキンガム・ステューシー!!
「やれやれだなぁ!じゃあこっちも行くか!ロン、アレの用意しといてくれ!」
「貴方、今日はブルーベリーなんですか?それともイチゴの方?」
「ブルーベリーで頼む♪」
密輸海賊 ガンズイ!!
「ロン。此間奪ったブランデーの用意も頼む」
「はい、了解しました☆」
首領・マーロン!!
これが後の伝説達を乗せた、これから結成されるこの世界の歴史上最も強く、恐ろしい海賊団 後のロックス海賊団の船長であるロックス様と古参メンバーの者達。
そして...
「では、私は今回一撃だけで我慢しましょう」
「おい!軍艦一つだけにしとけよ!全部沈めたらてめえも沈めるからな!」
「はいはい、分かりましたよ」
全くニューゲートったら。私を何だと思ってるんでしょう?
大丈夫。私だって手加減くらい...
「どうした!何の音だ!?」
「なっ!大変です!上空からッ!」
「何?上空...そんな、まさか!?」
しっかり出来ますからあァァ
覇王色まで纏わせると余計な被害が出過ぎますからねぇ。今回は武装色だけにして威力もきちんと抑えなければ...
「っ!全員、退避ィィィッッーーーー!!!!!」
『ウワアァァァァッッッーーーー!?!?!?』
その瞬間...
うふふふっ見事にやってやりました!それに今回は手応え的に十分威力を弱めれた筈。つまり手加減は成功。これであの軍艦から物資などをいただける事は確定した訳です。
これは、ロックス様や他の皆も喜ぶに違いな...
「あっやばい。一つとはいえ沈めちゃいました」
「っこのアホンダラァッッ!!!!」
威力を弱めて狙った軍艦が一つ丸ごと
あと、ついでに数キロ先に島まで消し飛ばしてしまいましたし...
やはり私にはまだまだ加減とやらが難しい様です。
でもまあ、そんな日常でも...
「楽しいので別に良し!!」
『良い訳ねえだろ!?』
「ヴォハハハ!ちとやり過ぎだが、まあ問題はねえ。他にも軍艦はあるしな!」
後の大海賊にして異界の厄災 最厄のロン。
シスター ロン・R・クロイツ!!
懸賞金 24億8250万ベリー
「恐怖はここに、支配は歴史に、自由は夢に。ありとあらゆる全てが未来に。いざ、見届けましょう。貴方の未来を!!」
私は祈る訳では無い。ただ願うのだ。
あの方達の未来にどうか良き未来があります様にと...
たとえそれが...
そうでしょう...
添えられるのは白薔薇...
だけでは無い。
実は後三つ
一つはゼラニウム。
一つはワスレナグサ。
もう一つは...
「黒薔薇、エーデルワイス、ナナカマド、白薔薇。どいつもこいつも...色々分かった様に言うが、こっちは
「黒の魔女と再会した時も、ヴォルカと会った時も、ROSEと数年ぶりに再会した時も...」
「何故態々
「
人よ、忘れること勿れ。
君達の眼前に広がるその世界は...
そこに広がる何かが...
そして...
それが何かを守る為、何かの目的故の...
何者かから与えられた...
『大試練』である可能性を。
「最生、最死、最夜、最自由、最平等、最知、最魔、最愛、最欲」
「最悪、最天、最強...いや、
「そして最厄」
「全てのロン達に天甘とウラビエル。そして人類最後のマスターと他世界の住人に転生者協会。そこに奴が加わり.....前回とは違いあの人が...『奴』が居ないが、
「故に俺や奴無しでお前等がどこまで歩めるのか...見せてもらおう。その結果次第で俺はソレを...
「お前達の戦い。その全てがそこまでの過程に過ぎず。全ては
「元
『魔王』は全てを観ていた。花、人、神、獣、善、悪、黒、白、赤、青、紫、緑、黄、表、裏、天、地、星、朝、夜、風、雷、嵐。
彼は既に一つ目と二つ目。全てに楔を打ち込んでいた。
彼は既に『人類の先』以外の全てを観ていた。
彼は既に『
彼は既に『真実の愛』を知っていた。
捧げるのは十三の花と蜂蜜。
綴るのは三の感謝と一の嫉妬。
謳うのは無限の可能性と絶対の意志。
「我らの
証明するは...黒薔薇の意思と青薔薇の意志。
人類の可能性なれば...
「そう言えば、あの『分身』は上手くやってんだろうな...まあ、