史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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腹は減っては戦は出来ぬ。

分かりますか?

この意味が...

つまり...

「フードファイトです☆」

「何でそうなんだよ、アホンダラァッ!!」

始まるよ☆





『R』第二海 『厄』なる者達の遭遇と『凶』なる者達の来訪

 

 

先の海軍襲来とその軍艦襲撃から一週間後〜

 

今現在...

 

一同(ロックス一行)は...

 

『おおっとッ!ここで今回が初の出場となる謎の完璧メイドRが追い上げて来たァァァァッッッ!!』

 

『次々と巨大餃子の山ををその細い体の中に消していくゥゥゥゥッッッ!!』

 

『お前は一体何者なんだァァァァッッッ!!?』

 

「ヴォハハハッッッ!!馬鹿以外に何があんだよ!?」

 

「ジハハハハッッッ!!全くだな!」

 

「「お前らも馬鹿だ」」

 

「馬鹿ね」

 

「少なくとも常識がある集まりじゃない」

 

「ハハハハッッ !!良いじゃあねえか!()()()()()()()()()()()。ちゃんと目的があるんだからな」

 

大食い大会に出場していた。

 

否、何故かロンが()()()姿()()大食い大会に出場していた。

 

最早訳が分からない。

 

だが、これにはちゃんとした訳があった。

 

先ず...

 

『更に別のステージでは五百個ほどのショートケーキを海賊シャーロット・リンリンが完食!凡そ人間族とは思えないその体格で他の参加者を圧倒している!』

 

「あぁ〜♪美味しい〜♡」

 

一つはこの場所 グラニ・バーグ島。ここで開催される大食い大会にある人物が出場すら為、その人物との接触を兼ねてこの島にやって来た事...

 

それこそが今別のステージでケーキをショートケーキを食べ続けている巨大な女性。当時の年齢は16歳ほど...

 

「おいおい、もう終わりなのかい?まだまだ食い足りないよ」

 

後のビッグマム ビッグマム海賊団船長

 

海賊 シャーロット・リンリン!!

 

「落ち着けリンリン。どうせ次の試合がある」

 

後のビッグマム海賊団 総料理長

 

海賊 シュトロイゼン!!

 

この二人こそ今回の目的。

 

とある理由からこの大会に海賊 シャーロット・リンリンが出場するという情報を耳に挟んだロックス一行はエルバフに行く前にこの島に寄っていたのだ。

 

だが、実はこれは目的としては一番であり、キッカケとしては二番目である。ではもう一つのキッカケとは何なのか?

 

それこそ...

 

『おおっとここで再び謎のメイドRが動いたァァァァッッッ!!!!!なんと一人につき千皿用意されていた巨大餃子を全て食べ尽くし、その後他の選手の餃子を吸い込みながら完食し始めたァァァァ!!!』

 

「おい!何し「邪魔」ひでぶゥッ!?」

 

『そして止めようとした参加者を裏拳で殴り撃沈!相手は6000万ベリー賞金首のスジク・ボンジだったが、一撃でノックアウト!』

 

『乱闘はごめんだが、お前は食べ過ぎだぜ!このクレイジーメイドがァァァァッッッ!!!』

 

「ヴォハハハッッッ!こりゃあ面白え!ロンの奴随分と腹が減ってやがったみたいだな。だが、他の参加者の顔は傑作だぜ!」

 

「ジハハハハッッッ!確かに面白え!見てみろよ。大会運営の奴らや他の参加者も今のを見て誰も止められねえ!」

 

「そもそも、もうこれ大会終わっちゃうんじゃないの?」

 

「第一誰があの馬鹿にこんな大会のチラシを見せやがった!?」

 

二つ目の理由。ロックス達の乗る船の中でロンが()()()()この島の大食い大会のチラシを見つけていたのである。

 

そして彼のエネルギー消費量はある事情から本来のソレより遥かに多いらしく。元々食事を必要とすらしない肉体は一ヶ月はともかく、それ以上の労働や戦闘をするとなると膨大なエネルギーを欲する様になったらしい。

 

故にこの大食い大会の存在を知った彼は感動した。いつもなら自身が作らねばならない。もしくは他人から奪う料理...

 

それを今回は誰かが作った物を思う存分食べれるのである。

 

ロンは歓喜し感動した。久しく他人の作った料理など食べる事は出来ていなかった。それがこんな形で食べられるなんて。

 

それも...

 

「これも、これも!どれも美味しいですね!今は餃子ばかりですが、次は何が出るので?」

 

「ええっと、2回戦はジャンボラーメン早食い競争で」

 

「何ですって!?ジャンボラーメン?種類は!?」

 

「えっと塩、醤油、味噌、豚骨、海鮮の全五種でその他にも事前に追加のトッピングなどもあればそれも乗せれ」

 

「全部乗せッ!トッピングは全部乗せで、麺の硬さやスープなども問いません!麺もスープも具材もトッピングも全部よこしなさいッッ!!」

 

「はっはい!今暫くお待ちをッ!後、これにて一回戦は終了しますので!一度休憩を取られては!」

 

「...あっそうでした。失礼、少しばかり思考力が低下していました。それでは」

 

大会が続く限り無限に食べられる。これほど幸福な事は中々無い。

 

そして...

 

「皆様お待た...どちら様で?」

 

「ロン、少しは落ち着いたか?こっちは新しくウチに入る...いや、()()()()()()()()()のシュトロイゼンとリンリンだ。お前も名乗るぐらいはしとけ」

 

「んあ?お前がロンって奴かい?おれはリンリン。一応ロックスと手を組む事に...しようとしてる女さ!」

 

「おれはシュトロイゼン。リンリンの付き添いで海賊をやってるモンだ。おそらく先になるだろうが、おれ達もロックス話に乗ることにはなる。その時はよろしくな」

 

「あら、これはご丁寧にどうも...私はロン・R・クロイツ。ロックス様の部下にして海賊にございます。その機会があるかは分かりませんが、よろしく」

 

ロンが戻った場所にはロックスとその他の船員(クルー)と海賊であるシャーロット・リンリンとシュトロイゼンの二人が居た。

 

どうやら既にロックス達との話し合いは終わっていたらしく、二人は機を見てこちらと合流。状況に応じて、計画に参加するかどうかを決めるらしい。

ただ、それはおそらくロックス様の考えと計画とその成功率などを見極める為だろうとロンは考えていた。

 

「それでロックス様。もうこの島を出るので?」

 

「当たり前だろ!お前の食事にどれだけ時間を潰しゃあ良いんだよ!そもそもこっちはもう笑い疲れたわ!」

 

「えぇ〜ダメですかァ〜まだお腹一分目も行って無いんですけど」

 

「バケモンかてめえは!?ロックスもおれ達もエルバフに用があんだよ!ていうか、腹八分目とか七分目なら分かるが一分目って聞いた事ねえよ!」

 

「えっ私はありますよ」

 

「「「「お前はな!!」」」」

 

そしてロンはこうも考えていた。もしかしてこの人達もう出航する気?まだ全然食べ足りないんだけど...と。つまりはまだまだ食べ足りないのである。本人に至っては腹一分目とか、少なくとも餃子を千数百か数千食べた奴が口にできる訳無い発言をする始末。

 

しかも体型は変わらず、体重も変化無し。その必要なエネルギーと栄養素だけを摂取しているのである。

 

だが、悲しき哉。

 

彼の食欲は...

 

「いやですうゥゥゥッッッーーーー!!?」

 

「アホか!?さっさと行くぞッ!」

 

「そんなァァァ!?まだラーメンや他の食事が残ってるのにッ!久しぶりに他人の料理を貪り尽くせると思ったのにィィ!!」

 

悲報:年齢不詳の童顔?であろうメイド服を来た目隠し着きの男性。四メートルを超えるその身体を引きづられ泣きながら強制帰還させられていった。

 

「ええいッこの馬鹿が!おい、ニューゲート!」

 

「分かってる!大人しくしねえかッこのアホンダラァッ!!」

 

ドォンッッ!!!

 

「ぐぼおォォォッッ!?」

 

「あっ沈んだ」

 

尚、道中少し抵抗したのでニューゲートの能力と腕力で殴られて大人しくなったという。

 

因みに殴った当人は相当力を入れたのだが、その後殴られた側は僅か二秒で復活しており、そのまま何事も無かった様にロックス達と船に乗り島を旅立っていった。

 

そして...

 

リンリンとシュトロイゼンはというと...

 

「なんというか、他は海賊なだけあって信用ならねえが、アイツに至っては底知れねえ半分、情けない半分で終わっちまったな。只者では無い筈だが...」

 

「...」

 

「?どうした、リンリン」

 

「良いねえ、アイツ」

 

「は?何が...」

 

「案外手に入れるのもアリかも知れないねぇ」

 

「お前、まさか...だよな?」

 

こちらもまた一悶着あったそうな。

 

 

 


 

 

場面は移り変わり...

 

グラニ・バーグ島地下では...

 

「馬禰羅斬 流叭夜」

 

「なんなんだっ何なんだよオマエは!?」

 

そこに居たのは五人の人間と一人...

 

否、()()()()()

 

()()()()()()!ここは逃げましょう!もうロックス達は別の場所に旅立ったそうです!」

 

それは消される前のとある人物達の行動を示していた。

 

「馬鹿がッ!ここまでされて逃げるだと!?ふざけるのも大概にしろ!」

 

戦争仕掛け人 フェスティバル海賊団船長

 

祭り屋 ブエナ・フェスタ!!

 

祭りと証し様々事件を引き起こして来た彼だが...今回はその中でも一世一代の祭り。ロックスが欲しがるであろう人材であるシャーロット・リンリン。彼女を目的としたロックス達を彼等に恨みのある人間や海兵達。そして賞金稼ぎ達に襲わせようとしていた。

 

その結果が...

 

「馬鹿な...5000名を超える賞金稼ぎ共をこんなっ...」

 

事前に用意していた5000名を超える賞金稼ぎと一般人の中からロックス達に恨みを持つ者をかき集めた者達。

 

その全員が跡形も無く、()()()()()()()()()()

 

ある者は飛び越えた先で殺された。ある者は武器を構える間もなく殺された。ある者は武器を構えたまま()()()()()()()()()()()()()()。ある者は血を出さず、肉も出さない状態で意識だけを殺された。

 

そして、その犯人こそが...

 

「路穢斬 凪堕 痲哉慈」

 

「っフェスタさん避けてッ!」

 

「なっ!?」

 

スパッッッ!!!!!

 

自身が部下の中で一番信用していた超一流の賞金稼ぎでこの島の出身でもあるバグラ・ミグラが身を挺して自身を守るも他の生き残っていた仲間達は時すでに遅し。

 

「薙那斬蒼 威婁奏」

 

結局最後の残り数名も手も足も出ずに殺された。

 

フェスタは不思議でならなかった。何故こんな化け物が突如として現れて、自身達の仲間を殺し、その計画を潰していくのか?

 

だからこそ、良く見直してみようと思う。今一度、その姿を見直してみようと思うのだ。

身長はざっと見積もっても1メートル80センチ。蒼い刀を手にし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。もしかして和の国出身の存在か?そして極め付けは自身達の誰もが聞き取れない何かをボソボソと呟いている事。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

そしてここでふとフェスタは考えた。

 

あれ、先程まで自分は逃げようとしていたのに...

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()...と。

 

だが、その答えは...

 

「あっああ、そう、か...オレ、さっき斬られっ.....」

 

ドサッという何かが落ちる音とこの地下洞窟の自身の先にある結晶の様な岩に反射した自身の姿を確認する事で理解出来てしまったのだった。

 

祭り屋 ブエナ・フェスタ。

 

狂気の末に肉体から熱を失い死亡。

 

そして...

 

「くたはれえェェェェッッッ!!!」

 

『彼女』の背後から生き残っていた最後の一人。バグラ・ミグラが片腕を失いながら刀を手にこちらに飛び込んで来るも...

 

「意無覇耀 爾穢負王 霊嘛墮」

 

 

ズババババババババババババッッッ!!!

 

 

当然その刃は通用する筈も無く。その場の空間を並行世界の同じ地点ごと一秒間に()5()()6()3()5()0()()()斬り刻まれる事態へと繋がった。

 

上も、下も、横も、斜めも、前も、後ろも、全てをカケラも残さぬ様に斬られた者。元は海賊に当時のこの島を襲われた過去を持つ存在であり、海賊というモノを酷く憎む存在でもあった。故に賞金稼ぎとして活動していたが、この祭りの話に...フェスタの話に乗った時点で彼は既に愚者(クズ)であったと言えよう。

 

だが、その結末はあまりにも酷いものであった。

 

そしてそれを行った犯人の『彼女』は...

 

「幸威 仁意羅求爾悉八 負墮 麭麺夢異龍愚」

 

 

()()()()()()()()()

 

そして彼女は再び何かをボソボソと呟きながら帰っていく。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

彼女は無限。彼女は有限。

 

秘めた刃は全てを切り裂く無限となり。

 

彼女という一刀は絶対にして唯一の有限となる。

 

ただ斬るという行為に特化した超越存在。

 

世界の理を超えし究極の刀として生きる者。

 

名を...

 

「悉星異黒 那華流天最 麭麺夢異龍愚?」

 

 

色彩の世界(アマノワカタレ)出身

 

ツキノミヤ家の異端。

 

 

『凶刀』 ツキノミヤ・オウマ!!

 

 

全てを切り裂く絶対の一であり...

 

全てを切り裂く無限の零である。

 

凶なる者と厄なる者。決戦は近いのかもしれない.....

 

 

 

 

 

一方そのころ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人族の住まう島 エルバフ 冥界

 

エルバフ、そしてウォーランドの王であるハラルドの息子。ロキ。自身のその境遇に苦悩し陽界からの飛び降り自殺を図るも失敗。

 

自身の古代巨人族としての強さ故...

 

そして自身の"呪いの王子,,という『名』故...

 

その全てからくる『孤独』を背負う彼の前に現れたのは...

 

「良し!!『ハイ』と二回答えろクソガキ!!」

 

「一つ目!!『ここは巨人の国』エルバフだよな!?」

 

「二つ目!!『いるよなハラルド』!!!」

 

見たことの無い人間族(チビ人間)と...

 

 

 

「ロックス様、顔面が怖いです」

 

「喧しいわッ!!いい加減機嫌を直せッ!」

 

大量の麺を口から出した人間族(変なチビ人間)だった。

 

 

次回、『最厄』と『子厄』。

 

 

次回は五話以上確定更新!!

 

勢いあれば一気にゴッドバレーまで!!

 

9月12日もお楽しみにね♪

 

 

 

 

 

 

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