史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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とある玉座にて...


「では...改めて祝いましょう」

女王は何処か嬉しそうに微笑んだ。

その腕に丸い何かを抱き抱えながら...




第二区 平穏安定領域 プププランド☆
第零街 雇われ


 

 

とある世界〜

 

次元境界穿孔艦 ストームボーダー。

 

その内部の司令室にて...

 

「え?モルガンが消えた!?それもバーヴァンシーも一緒に!?」

 

「それは確かな事なのですか、ダ・ヴィンチちゃん」

 

そこでとある情報に声を上げるのは人類最後のマスターこと藤丸立夏とその隣に立つデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライト。

 

そして両名にとある事実を告げるのが人理継続保障機関ノウム・カルデアの頭脳。技術顧問のロリン...ダ・ヴィンチちゃんこと、レオナルド・ダ・ヴィンチ...の複製である。レオナルド・ダ・ヴィンチ(ライダー)。

 

両名はある理由から自身達の拠点であるストームボーダーの司令室に呼び出されており、その理由と言うのが...

 

「ああっそうなんだ。実は一週間前の土曜日(・・・)にはモルガンとバーヴァンシーは二人して姿を消していてね。色々と調査をした結果ある特異点の存在に辿り着いたと言う訳さ」

 

 

一週間前にカルデア所属のサーヴァント。モルガンと妖精騎士トリスタンことバーヴァンシー。この両名が突然姿を消したという事。

 

そう。一週間前に(・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでさッ!?」

 

「君が最近溜まりに溜まった聖晶石を見て「ヒャッホーーー!!!ガチャのお時間でーす」だの素材集めに夢中になり過ぎるあまり「ヒャッハー!汚物は消毒だー!!!」なんて事を言って暴走して無ければ伝えられたと思うよ!」

 

「ぐふッ!?」

 

まあ、理由はお察しの通り。目の前のマスター(このお馬鹿)のせいであるが...

 

ちなみにその近くにはいつもの事とはいえ、何やってんのこの子。もうこういう事はお腹いっぱいなんだけど...と思いつつ白目を剥きながらお手製のアップルパイを食し立ち尽くす現所長 ゴルドルフ・ムジークの姿があった。

 

そしてその間にも話は先へと進む。

 

「まあ、それは兎も角としてだ。先程も話した通りそのモルガン達が居なくなってから数日後に極小サイズの...最早一瞬で消えるか消えないかというほどの特異点反応を見つけてね。もしかしたら...」

 

「そこに...モルガン達が...」

 

「ああ。まだ、可能性の段階ではあるけれど」

 

その話を聞き、少女(マスター)の意思は...

 

その進むべき道は決まった。

 

「じゃあ、行こう。モルガン達を連れ戻しに!」

 

「はい!先輩!!」

 

そして...

 

「やれやれ、全く」

 

「所長」

 

「別に特異点に行く事については何も言うまい。だが...いつもと同じだ。必ず無事に帰ってくる事。まだ、我々には本来の目的もあるのだがら...まあ、無理は禁物と言うかだね...」

 

「しょっ...お父さん!!」

 

「今の言い直す必要あった!?ねぇ!?」

 

ノウム・カルデア 現所長...

 

「あっ言い忘れてたけど、今回はゴルドルフ君にも行ってもらうからね」

 

「.....はい?」

 

ゴルドルフ・ムジーク。同行決定。

 

 

 

 

 

 

「こんな展開...前にも無かった?」

 

「大丈夫、大丈夫。なんとかなるよー」

 

「技術顧問!君と言う奴はーーー!!!」

 

 

かくして...役者は揃いつつあった。

 

 

中からも.....

 

 

『外』からも.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは平和で豊かな惑星。

 

名をポップスター。

 

その星のとある『街』の近くの森林。

 

その中では...

 

「おいおい、嬢ちゃん...」

 

「〜 〜〜」

 

「マジでナニモンだ!?」

 

向かい合うは槍を持った影と刀を持った小さな影。

 

だが...より圧倒的なのは...

 

 

ズバッ!!

 

 

山をも瞬時に両断する(・・・・・・・・・・)刀を持った影。

 

そしてそれと対立する紅色の槍を構えるのが...

 

「まじかー...せっかく良い女に出会えたと思ったら...貧乏くじどころか、とんでもねえ化け物を引き当てちまったみてえだな」

 

ケルトの大英雄。光の御子。クランの猛犬。など数々の名を持つ英霊。

 

名をクー・フーリン。

 

だがその顔には普段の彼からは想像のつかない様な焦りと冷や汗。

 

そして...

 

「〜〜〜」

 

死が浮かんでいた。

 

だが...

 

「ハッまあ、迷ってても仕方ねえわな」

 

それが諦める理由になる筈も無く。彼は天高く飛翔する!自身の切り札を.....圧倒的な破壊と死をもたらす死槍を眼前の敵に...その『少女』に届かせる為に...

 

「女相手にここまでするのはどうかと思うが.....その心臓貰い受ける!突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)!!」

 

その瞬間ッ放たれたのは正しく終わりという名の一つの死そのもの。因果逆転程の強制力は無いものの、その強力な破壊力と貫通力は健在であり圧倒的な破壊力を持った槍はそのまま『少女』に向かって加速し、その身を穿とうとする。それに対して少女はただ刀を鞘に仕舞い込み。

 

そのまま...

 

「〜〜...」

 

 

 

 

 

 

閃ッ!!!!!

 

 

 

瞬間ッ閃光が奔る!!

 

 

 

飛天御剣流 天翔龍閃!!

 

 

それは紅色の死の槍が敵を貫く前に神速の抜刀術(・・・・・・)によって...

 

 

「なん...だと.....」

 

それを投擲し、その直線上の空中に留まっていた本人を槍が届く前に仕留めるという神技に至る。そしてそれを理解した頃にはクー・フーリンの姿は光の粉子と化してその身を『座』へと返していった。

 

「〜 〜〜」

 

そして残されたのは決着と言う名の結果のみ。

 

勝者は...

 

 

『片付いた様ですね。用心棒(・・・)

 

「〜 〜〜」

 

『そうですか...では、城に戻りなさい。また、報酬を用意させておきます』

 

「〜 〜〜♪」

 

『ええ、それではこれからも頼みますよ...この私』

 

 

 

 

『プププランド 新女王 モルガンの為に!』

 

 

勝者 プププランド新女王 モルガンの雇う謎の用心棒。

 

篁 天甘。

 

その力...未だ未知数。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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