史上最凶の女 TAKAMURA   作:ある日そこに居たであろうクマさん

9 / 24


さあて、お立ち合い、お立ち合い!

これより始まるのは...

平穏な世界の物語...

では無く...




「オレの悲惨な物語...」




第一街 平和な国とピンクの悪魔

 

 

そこは惑星ポップスター。

 

プププランドの『街』...否、

 

町の一つ。ププビレッジ。

 

その町外れの花畑にて...

 

そこに居たのは三人(・・)の人物。

 

正確には...先程まで三人だった者達。

 

「いや〜ほんっとにモルガンの姉ちゃん様様だよなぁ。元々平和そのものに近いプププランドがより豊かになったし。何より何処ぞの馬鹿な大王が居なくなったのはオレ達やカービィにとってどれだけ良い事か」

 

プププランドの国務大臣 パーム夫妻の子 ブン。

 

「ブン、気持ちは分かるけどいくらデデデがアレだったとはそんな事を言うのはダメよ。寧ろこれからの自分の将来や他の事を考えた方がよっぽど有意義だわ...」

 

プププランドの国務大臣 パーム夫妻の子 フーム。

 

「えぇ〜でも...いや、そうだな。にしても今日も今日でプププランドは平和そのものだよなーまあ、今までが騒がしすぎたのかも知んないけど...」

 

「そうね...でもまあ今までもカービィ(・・・・)やみんなのおかげで何が起きても対処出来たし、それに今はモルガン様やバーヴァン・シー様...それに用心棒の人も居るし、そのおかげで国は今まで以上の平和を保ててカービィも今まで以上に争い事から遠ざかってのんびり過ごせているからね。それを考えればこれはとても良いことよ」

 

実は彼女達は今日の天気を見てこの花畑にピクニックに来ていたのだ。そして二人はある事に気づかずに今のこの国と少し前のこの国の状況について語るのだが...

 

「...あれ?そういえば姉ちゃん。カービィの奴は何処に行った...?」

 

「え?ブン、何を言って...カービィッッ!?」

 

幼き者達。彼女達は今になって気づいた。自分達が先程話題に挙げていた人物。名をカービィ。今までこの国や星。宇宙すらも救ってきた星の戦士...よりは春風の旅人(アシタノキボウ)。そしてある理由からピンクの悪魔と恐れられる存在。

 

そしてカービィと彼女達は今まで様々な事件を通して誰よりも信頼し合う中であり、今日のピクニックにも彼が同行していたのだが...

 

「ねっ姉ちゃん...なんかカービィが居なくなる時ってさ...」

 

「ええ、最近は無いけど...一つは何かに気を取られて私達から逸れただけ...でももう一つ、カービィって...」

 

 

ドゴォォォッッッ!!!!!

 

「「いつも騒動に巻き込まれてる...」」

 

二人がそう口にする0.1秒前、響き渡った轟音は二人の心境と発言の全てを現実へと書き換えた。

 

そしてその数秒後、彼女達は走り出す。

 

未だ知らぬ何かが落ちて来た...

 

丘の方へと...

 

自分達の友人が居るであろう...

 

運命の場所へと(始まりの場所へと)...

 

 


 

 

それはつい最近...凡そ一ヶ月ほど前の話。

 

彼はいつもの様に自身の家...正確にはその横の木の上に設置されているハンモックの上で眠りについていた。

 

だが...

 

「...ぽよ〜?」

 

暴食桃色玉(タスマニアピンクボール)起床。

 

及び起動。

 

実は今の時間は11時前後。つまりは昼前の時間であり普段の彼からすればこの時間は本来ならとっくに起床し自身の友と呼べる存在達と行動していてもおかしくはない時間である。だが、今日は彼等はそれぞれが別の要件があり、尚且つ今日はいつにも増して絶好の昼寝日和とも言える天候であった。故にこそいつもより長い睡眠を取り、そのまま昼時まで眠っていた彼であるが...

 

時刻はAM:11:00。つまりは昼時...彼にとっては喜ばしい時間。即ちランチタイムである。(尚、このピンクボールはその気になれば常時ランチタイムかディナータイムである事をここに記しておく)

 

つまり自身の体内時計(いぶくろ)が警告音を発していた。彼はそのぷよぷよとしたまんまるの体を精一杯伸ばしながら起床したのだが...

 

「ぷよぉぉぉ〜」

 

悲しき哉桃色玉(嬉しき哉料理人)

 

そう、実はこのピンクボール...今日の朝から食べていないのである!

 

何も食べてないのであるッッ!!!

 

大事な事なので2回言ったが簡単に言うと元々彼はこの場所、プププランド...いや、この(ポップスター)か、もしくは全宇宙や異世界などを含めたとしてもトップクラスの食欲の持ち主である。そしてそんな彼が昨日の夕飯の後から今日の昼まで何も食べてない。これが如何に緊急事態と呼べる事かお分かりだろうか?

 

つまり、この桃色玉こと...

 

春風の旅人(星のカービィ)...

 

「ぼよぉぉ...」

 

餓死寸前である!

 

だが、そんな折...

 

「ぽよ...ぽよぉ?」

 

彼の家の中...その中から嗅いだ事も無い様な何とも言えない香りが漂ってきた。そして彼は気づいたその匂いの正体が...

 

「ぽよッッーーー♪♪」

 

自身が今、一番求めている物だという事を...

 

そして彼は目を輝かせながら一目散にその扉の先へと飛び込んで行く。

 

その結果、彼は出会った。

 

その数日後にプププランドの新しき王となる人物と...

 

彼は出会った。

 

今まで食べて来た料理で一番の味を誇るものを作れる料理人とその店に...

 

彼は出会った。

 

自身が出会った中で最も分からず、最も強く、最も食べて、

 

最も...

 

 

 

 

 

 

 

 

強い人物に...

 

 

 


 

 

そして...

 

時は戻り。

 

現代、プププランドの外れの平原では...

 

 

「みんなッ!大丈夫!?」

 

「皆さんご無事ですかッ」

 

「ああ、私は何とも無い。無論、そこの二人もな(・・・・・・・)

 

「.....」

 

「ふあぁぁ...何でこんな休日にこんな...くぅ」

 

「いや、寝ようとしないでね。ちゃんと働いてね、お願いだから...」

 

その場を訪れし者...否、飛来した存在達。その者達こそ別世界の存在であり、この領域に...因果拘束領域(・・・・・・)とも呼べる世界にやって来た存在であるノウム・カルデアのメンバー。

 

一人はカルデアのマスターである藤丸立香。その次に彼女と同じ様に他のメンバーを気にかけるのは彼女の後輩であり、クラス シールダー・パラディーンのマシュ・キリエライト。

 

そして彼女達に返答を返す者達こそ今回この特異点に...否、前代未聞の特殊な領域に同行したサーヴァントの三名。

 

一人は影の国の女王にしてカルデア内でもトップクラスの実力を持ち神殺しの実績や逸話もある 神霊 スカサハ。

 

二人目はある方向を向いたままその場で沈黙し、何かを見極める様な(・・・・・・)視線を飛ばす ギリシャ神話の大英雄 ヘラクレス。

 

三人目はフランスの聖女 ジャンヌ・ダルク...を依代とし降臨した存在。元は大天使の一人でもあり、ごく最近に至ってはカルデアと敵対していた存在。裁定者...というよりは今日は何故か無性にアップルパイが食べたくなって来たという感想を心の中に秘めたまま眠りに就こうとする ルーラー メタトロン・ジャンヌ。

 

以上がカルデアからのメンバーである。

 

そして...

 

「良し、今回はみんな逸れる事は無かったね。じゃあ、先ずは第一村人でも探しますか」

(そして、何でヘラクレスは何も言わないの?あれ、私何かしたっけ?)

 

「はい!先輩!」

 

立花の声で皆が動こうとしたその時だった。

 

「そうだな。なら「ぽよ!」...」

 

「...師匠ってそんな声が「出るかッ馬鹿者ッ!」あいたっ!」

 

「えっでは一体どこ「マシュ、下見て!下!」えっ下...はい?」

 

そこに現れたのは...

 

「ぽよ☆」

 

「えっ何、この可愛いが詰まった生物。飼っていいかな?」

 

「先輩ッ!?」

 

ピンクの悪魔だった(・・・・・・・・・)

 

 

一方その頃...

 

カルデアのある人物はというと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ...ここは何処?」

 

「〜〜〜?」

 

「そして君は誰ッ!?」

 

亡霊(シリアス)不死鳥(ギャグ)

 

ここに邂逅ッッ!!!

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。