本当は怖いウマ娘プリティダービー   作:電動ガン

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なんかあんまり愉快な話じゃないな・・・思いつきで書き始めたやつだけど短く終わるかも。


第3話 ご飯会

ご飯会。俺の担当の子数人が俺の家に集まってご飯作って食べる。それだけの会だ。発端はゴルシで、皆勤賞。ゴルシは異世界から召喚する手筈を整えた奴で、召喚した後に俺を家族や友人と引き離してしまったと気づき、甲斐甲斐しく世話を焼く様になった。そんな気にしなくて良いと言ったんだが、俺と会う時はどうしても一瞬辛い顔をするのが俺の心にダイレクトアタックをしてくる。なんとかならないか・・・

 

「いやー美味かった美味かった。ごっそさん!」

 

「そ?お粗末様。」

 

「うふふネイチャちゃん腕を上げましたね〜私も負けてられません!」

 

「いやいやクリークさんの腕には敵いませんよ〜」

 

「ネイチャ今度あたし太刀魚釣ってくるから捌いてくれよ。」

 

「いや無理!」

 

今日の面子はゴルシ、ネイチャ、クリークだ。以前ルドルフが言っていた3人行動が守られているようで3人以下の人数で来た事はない。たまーに5人くらいになるが。

 

「・・・。」

 

「およ?どったのトレーナーさんそんなじっと見て。」

 

「いや・・・」

 

台所で仲良くネイチャとクリークが洗い物をしている。その横でゴルシがデザートの用意をしているが・・・こう見るとまるで新婚さんだ。1人だけだと。

 

「なぁ・・・ネイチャ。」

 

「なに?」

 

「結婚って興味あるか?」

 

「え・・・?」

 

「あら危ない。」

 

固まったネイチャの手から皿が滑り落ちたのでクリークがキャッチしていた。ネイチャはごめんと言ってから洗い物を再開する。

 

「ほんとにどうしたの?トレーナーさん、結婚するの・・・?」

 

「ああ、いや・・・そうじゃなくて・・・」

 

俺はこないだルドルフと話した事を3人に話した。するとゴルシはしまったと顔を青くした。

 

「すまねぇ・・・トレーナー・・・そこんところすっかり頭から抜け落ちちまった・・・」

 

「いや・・・いいよ。大丈夫だゴルシ、そう落ち込むな。」

 

「でもよ・・・」

 

「まぁまぁ。デザート食べながら話そう。」

 

もうこちらに来て1年になる。ゴルシ曰く、ちゃんとそう言う事を話していればもっと危機的状況を回避出来たかもしれねぇと涙目だ。おれはよしよしと頭を撫でながら洗い物が終わるのを待った。

 

「ふぅ・・・それで?結婚だっけ?」

 

「ああ、こないだは結婚について話せなかったからな。」

 

「うーん、そうだねぇ。」

 

「あの、トレーナーさん。」

 

「なんだ?クリーク。」

 

「私の子供好きは知っていますよね?」

 

「おう。」

 

「実家は託児所なんですが。ウマ娘専用なんです。」

 

「そうなのか。」

 

「何故ウマ娘専用かと言うと、私がウマ娘だからなんです。」

 

「え?」

 

「私が生まれる前は人間の子供が居たと言っていました。でも私が生まれたからウマ娘専用の託児所になったんです。」

 

「そうなのか・・・?」

 

「はい。結婚の話とは違いますが、子供の話を先にします。すみません。」

 

「いや大丈夫だ。」

 

「それで・・・私はウマ娘だから家族にウマ娘がいると人間の子供は預けられないっていう法律があるんです。」

 

「法律が・・・」

 

「はい。職場は実家とは違うんですが、万が一職場にウマ娘が現れる可能性があると人間の子供は預けてはいけないんです。」

 

「なるほどな・・・」

 

ウマ娘が怪我をさせる事件が多いことからそれは納得出来る。そもそも預けないだろうしな人間の子供の親は。

 

「そして自分の子供の話になりますが・・・」

 

「おう。」

 

「その・・・行為を・・・しますよね・・・?」

 

「・・・。」

 

「あの・・・」

 

「あ、ああ。おう、そうだな。」

 

ネイチャもゴルシも顔が真っ赤だ。恥ずかしい話をさせて申し訳なくなるが、クリークは真剣だ。真面目に聞こう。

 

「興奮したウマ娘が危険だと言うことはご存知ですよね?」

 

「おう・・・まさか。」

 

「そのまさかです。その・・・行為で、男性側が大怪我をする場合というのが多くて、自分の子供を産まないウマ娘が多いんです。」

 

「まぁそうだね。男性も興奮したウマ娘がどれだけ危険かわかっているのに興奮したウマ娘に近づかなきゃならないわけだから、ウマ娘が望んでも・・・その・・・行為、を、男性が嫌がる場合が多いんだ。」

 

「まーいくら見た目が良いと言ってもウマ娘だ。人間からすりゃウマ娘と結婚てのは飢えた虎と小さな檻で生活するのと変わりねー」

 

「その〜よっぽど気合いが入ってて覚悟が決まってる男性ならいいんですけど・・・そんな男性はツチノコ並に珍しいので・・・」

 

「ここで結婚の話になるよトレーナーさん。さっきゴルシが言った通り猛獣と生活なんてしたくないって男性が多いから基本的にウマ娘は結婚しないの。」

 

「ここでどういう奴がウマ娘と結婚するかと言うとな?まずトレぴっぴみたいな異世界人、次に不退転の覚悟が決まった元トレーナー、最後に脅されて結婚せざるを得なかった男だ。」

 

「不退転の覚悟が決まった元トレーナーっていうのがツチノコ並の珍しい男性ね。」

 

「そうだね。」

 

「問題は最後だ。」

 

「ウマ娘に脅されて、っていうのは良くあることなのか?」

 

「昔はよくあった。ひどい時はウマ娘一族に家族を人質に取られて結婚するなんてパターンだ。」

 

「今も無いとは言えないね。力で脅されて・・・っていう、まぁそういうのが幸せになるパターンは無いけど。」

 

「まぁでもそういうのはあっという間に見つけられて裁判でサヨナラ。警護付けられて永遠に会えなくなりましたっていう最後を迎えるな。」

 

「たまーに警護を突破する強いのもいるんだけどね〜」

 

「それは本当に稀有だろネイチャんよ。」

 

「いや〜?ゴルシとかやりそうだし〜?」

 

「やるわけねーだろゴルシ様をなんだと思ってんだ。」

 

「あはは〜」

 

「この様に基本はウマ娘は結婚しない、というのが世間一般の常識ですよトレーナーさん。」

 

「そうなのか・・・」

 

「もちろん・・・私達も想像しなかったわけじゃありませんよ?素敵な旦那様と、っていうのは。」

 

「でもさ、学校とか、ニュースとかで人間と離されてるってわかると気づくよね。」

 

「そうね・・・私達に王子様はありえないんだって・・・」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

マズイ・・・かなり暗い雰囲気になってしまった。どうしよう・・・ここでひと笑い入れるか!

 

「ま、まぁいざとなったらみんなでドバイに行って、俺がみんなと結婚してやるよ!!わはははは!!!」

 

「ダメです。」

 

「ダメだ。」

 

「絶対ダメ。」

 

「ええ!?」

 

ものすごい顔で拒否されてしまった・・・

 

「トレーナーさんと結婚するのが嫌なんじゃなくてね?」

 

「絶対トレーナーさんが無事じゃ済みません。」

 

「下手したらウマ娘同士で争う事になるな。あたしも流石にそれは・・・」

 

「そ、そうか・・・」

 

しょんぼり・・・

 

「まぁアタシ達の命題は如何にトレーナーさんを寿命で死なせるかだし。」

 

「そうだぞ。絶対殺させなんかしねー」

 

「私達が絶対守ります。」

 

「お、おう。」

 

10代の女の子に生涯守ります宣言される30代はなんだかな〜あ、そうだ。

 

「そうだ。結婚するウマ娘がいないなら、どうやってウマ娘は増えてるんだ?この間新聞で日本の人口の7パーセントはウマ娘だって言われてたぞ。」

 

「それは・・・」

 

「うーん・・・」

 

「あの・・・トレーナーさん。」

 

「おう?」

 

「ウマ娘は人間同士からも生まれるんです。」

 

「そう・・・なのか?」

 

人間同士・・・前の世界で何かで見た事あるかもしれない。だけど本当だとは・・・

 

「まぁ大抵はポニーポストに入れられるけどな。」

 

「ポニーポスト?」

 

「ああ。ウマ娘を捨てる場所だよ。」

 

「なんだそれ!?」

 

「人間同士だと、ウマ娘は育てられないんです。」

 

「乳児から大人顔負けのパワーですし、大きくなったら追いつく事も難しい。」

 

「だから、捨てられる。」

 

「そ、そんな・・・」

 

いきなり出てきたあまりにもあまりな現実、ちょっと、いや結構打ちのめされた。

 

「でも悪いことばかりじゃねーよトレぴっぴ。」

 

「次はウマ娘の子供について話すよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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