FAIRY TAIL 才禍の怪物   作:XAI

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お待たせしました!!
エドラス編ってホントに難しい……何でここから始めたんだろって後悔しながら書いてます笑

いつの間にか評価バーが橙色になってしまいデカいショックを受けてますが!これからもできる限り頑張って書いていきますので評価とお気に入り登録の方よろしくお願いします!!
評価が高い方ホントすごいと改めて感じます……



第5話 遭遇

 

 アル達が行動を開始する少し前-

 

 一足先にエドラスに来ていたルーシィは、街にてナツ、ウェンディ、ハッピー、シャルルと合流する。その後もエドラスの自分やナツと出会ったりと色々な事があったが何とか王都に到着した。

 

 王都に着くと、街ではパレードが行われていて、その中で仲間たちと思われる水晶(ラクリマ)を見つけるが、国王によって一部が砕かれる瞬間を見てしまう。それを見てナツなどは、怒りをあらわにして飛び出そうとするがここで捕まってしまっては何も出来ないと怒りを抑え込みながらルーシィはナツを押さえながらその場を離れる。

 

 そして、ルーシィ達は仲間たちを元に戻すために国王の元へ行くことを決め、いま魔法が使えないナツとウェンディの代わりに、ルーシィの星霊を使った作戦を練り、シャルルの案内で現在は使われていない坑道を進んでいると待ち構えていた王国軍に捕らえられてしまう。しかもその王国軍の中にエルザがおり、シャルルとハッピーに対し膝をつきながらエクシードと……畏まった態度をとっていることに驚くルーシィ達。その後はナツとウェンディは一緒の牢屋に、ルーシィは1人で牢屋の中に入れられており、ハッピーとシャルルはまた別の所へと案内されていた。

 

「つまりハッピーとシャルルはエクシードって種族で、そのエクシードの女王シャゴットは神……その神の言葉は絶対であり、その口が死を宣告するのならその人間は死ななくてはならない……ばっかバカしい……どんだけ理不尽な掟よ!」

「ほぅ、よく調べているな……この世界のことを」

 

 座り込みながら1人で文句を言っていると、この世界のエルザが牢屋の前に現れ、扉を開き中に入ってくる。

 ルーシィはエドラスのエルザが現れたことに動揺するが、直ぐに持ちなおし、仲間たちのことを聞くために詰め寄った。

 

「みんなは無事なの!?」

「ああ、全員無事だ……」

「良かった〜……」

 

 その言葉を聞いたルーシィは安堵した。しかしその安堵した様子を見ていたエドラスのエルザは表情を変えないまま問いかける。

 

「よくそんな顔ができるな……自分の置かれている立場が分かっているのか?」

「あ、うん。そうだね……顔も、声も……私の知ってるエルザと一緒だからつい気が緩んじゃって……」

地上(アースランド)の私か……」

「あなた、私達の世界じゃ妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員なのよ!」

「……なに?」

 

 エドラスのエルザはその言葉を聞いて初めて表情を変える。

 

「強くて、カッコ良くて……ちょっと怖いけど、皆から凄く頼られてて……でもね! 甘い物が好きだったり可愛い服が好きだったりすっごく女の子っぽいの! それで……きゃ!」

 

 ルーシィがエルザの事を話していると、エドラスのエルザはルーシィに近づき、髪を掴んで引きずりながら牢屋を出て廊下を歩く。

 

「これ以上喋るな……悪いが、私はお前の知ってるエルザじゃない」

「いっ! きゃあ!」

 

 ある程度進むとエドラスのエルザはルーシィを壁に向かって放り投げる。

 

「痛っ……お願い! 力を貸して! 私は仲間を助けたいだけなの! あなたは確かに別の人かもしれない……でも、根の部分は同じ気がするんだ! あなたは人の不幸を笑える人間じゃない!」

「黙れ!」

 

 ルーシィがそう言った瞬間、エドラスのエルザは手に持っていた槍の切っ先をルーシィの両手を拘束している拘束具に引っ掛け、外へと吊るす。

 当然、ここから落ちればまず助からない。

 

「お前はここで死ぬんだ」

「エルザは! 無抵抗の人にそんなことはしない! エルザは優しいんだ! そんなことするもんか!」

 

「何やってんだ?」

 

 ルーシィが叫んでいると1人の男がやってくる。声のした方を見るとそこにはルーシィが最近知った人物がいた。

 

「アルさん!?」

 

 そう、そこにはつい最近ギルドに帰ってきた最強……アルがいた。

 だが、アルはいつもの和装ではなく灰色の全身鎧を着ており、よく見ると腰の刀も若干形や色が違っていた。

 

「へぇ、誰かと思ったら妖精の尻尾(フェアリーテイル)のルーシィさんじゃないか! 相も変わらず憎しみの籠った目つき……ん? おい、いつもの鋭い目つきはどーしたよ? そんな間抜けズラしやがって」

 

 アルがルーシィに疑問を持っていると、エドラスのエルザがルーシィを宙ずりにしながら話しかける。

 

「お言葉ですが元帥。あの者は元帥の知っているルーシィ・アシュレイではございません。地上(アースランド)の別人です」

「そういう事か。どーりで殺気が感じられなかったわけだ」

「ねぇ! アルさん! 助けてください!」

 

 エドラスのエルザとアルが話しているとルーシィがアルに助けを求める。

 が、帰ってきたのは予想外の返答だった。

 

「助ける? 俺が? 何で?」

「……え?」

「そもそも俺はエドラスの人間だ。地上(アースランド)の俺じゃない。だからお前を助ける意味が無い。それに……ハハッ」

 

 エドラスのアルは喋っている途中で手を顔に当てて笑い始め、しばらく笑うとルーシィを見ながら残酷な笑みを浮かべ叫ぶように言う。

 

「俺は殺し合いが好きなんだよ! 強者との殺し合いはもちろん! お前みたいに絶望しているやつの顔を見るのもな! ハハハッ」

「……嘘だ……」

 

 ルーシィがその言葉を聞いて呆然としていると、エドラスのエルザが話し出す。

 

「お前はさっき、根の部分は同じだから私は人の不幸を笑える人間じゃないと言ったな……残念だが私は人の不幸など大好物だ! 妖精狩りの異名通り……妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士達を何人も殺した」

「エルザとアルさんの顔と声で……そんなこと言うな!」

 

 ルーシィは涙を流しながら2人を睨みつける。

 

「フッ……じゃあなルーシィ」

「あばよ」

 

 が、エドラスのエルザとアルは嗤いながらそう言うと、ルーシィを下に落とす。

 ルーシィはそのままかなりのスピードを出しながら落ちて行き、あと数十秒で地面に激突するかというその時……

 

「ルーシィ──────!!!!」

「!? ハッピー! シャルル!」

 

 こちらに向かって猛スピードで向かってくるハッピーとシャルルの姿が見えた。

 

「もう大丈夫だよ! オイラが助けに来たから!」

 

 そう言ってハッピーはルーシィをキャッチして無事助け…………ようとするも勢いあまって壁に激突したのでシャルルが代わりにルーシィをキャッチして飛び上がる。

 

「ありがとう……あれ? あんた達羽が……」

「心の問題だったみたい」

「へへへ、久しぶりで勢いつけすぎちゃった……」

 

 そうして徐々に上に上がっていき、ルーシィが落とされたエドラスのエルザとアルがいる場所までたどり着く。するとエドラスのエルザとアルが話しかけてくる

 

「これは……一体……!? この女は……女王様の命令で抹殺せよと」

「そうですよ……どういうおつもりで?」

「命令撤回よ」

「しかし、いくらエクシードの勅命でも……女王様の命令を覆す権限はないはずでは?」

「……」

「うっ……」

 

 ハッピーの渋る声が聞こえてくる。

 

「その女をこちらへお渡しください」

「早急に始末致しますので」

 

 エドラスのエルザとアルが険しい顔で言ってくる。

 ──もうダメだ……──ルーシィが心の中でそう思っていると……

 

「図が高いぞ、人間」

「え? ……」

「私を誰と心得る。私は……女王シャゴットの娘。エクスタリア王女……シャルルであるぞ」

「「!!」」

 

 シャルルがとんでもない事を言い始めた。その事に驚いたルーシィとハッピーだが流石に通用しないだろうと思うと……

 

「「!! 申し訳ありません!」」

 

 エドラスのエルザとアルは即座に跪き、謝罪の言葉を口にする。

 

「「…………」」

 

 その2人のあまりの変わりように、ルーシィとハッピーがシャルルを見ながらポカーンとしている間にもシャルルの言葉は続く。

 

「ウェン……2人の滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)はどこ?」

「西棟の地下に……」

「今すぐ解放しなさい」

「それだけは……私の権限では何ともなりません」

「……元帥の俺でも独断ではできかねます」

「いいからやりなさい!」

「「……はっ!」」

 

 シャルルの強い言葉に頷きかける2人。

 

「エルザ! 元帥殿! その2人のエクシードは堕天だ! エクスタリアを追放された者共だ!」

 

 だがその時、こちらに向かって走ってきている筋肉モリモリのエクシード……パンサーリリーがそう叫ぶ。

 

「何アイツ……アンタの仲間?」

「違うと思う……あんなゴツイ奴、エクシードにいなかったよ……!」

「逃げるわよ」

「ちょっとあんた! 姫じゃないの!?」

 

 そう言い合いながら逃げるルーシィ達は西棟を目指す。

 その時、背後から大勢のエクシード兵達が追いかけて来ていた。しかも地上にも複数の城の兵士が揃っており、エドラスのエルザとアルの姿も見える。ルーシィ達は建物の影に隠れてやり過ごそうと考えていると、王国軍は複数の巨大なライトをエクシード達に向けて照射する。するとその光を受けたエクシード達は水晶(ラクリマ)にされてしまう。

 この事に驚くルーシィ達だったが、西棟に行くのにこの混乱はチャンスだと考え走り出す。

 

「何か大変な事になって来たね」

「まさか、人間とエクシードが戦争を始めるなんて……」

「私達には関係ないことよ……どっちもどっちだし、勝手にやってればいいのよ」

 

 そう言いながらルーシィ達は西棟の奥へと進んでいくと、突然目の前に槍が降ってきて床にクレーターを作り刺さる。

 

「この先には行かせんぞ」

「まぁ先に行く前に死ぬんだけどな」

 

 道の先から出てきたのはエドラスのエドラスとアル。その後ろには多数の兵士が並んでいる。

 

「全くもう! 私達に興味無くしたんじゃなかったの?」

「フッ」

 ──ビリビリ──

 

 エドラスのエルザが不敵に笑うと、床に刺さった槍から電気が迸り、それが衝撃となってルーシィ達を後ろへと吹き飛ばす。

 

「きゃあ!」

「うわ!」

「ほぅ、私の魔法をまともに食らってまだ生きているのか……だが、これで終わりだ。お前達を生かしてとらえろという命令は受けていない。トドメを刺させてもらうぞ」

「やぁ────ー!!!!」

 

 そうエドラスのエルザが槍を振り上げ、ルーシィに振り下ろそうとするが寸前の所でハッピーがエドラスのエルザに飛びかかり、壁にぶつける。その衝撃で槍を床に落とし魔法が暴発してルーシィ達は下へと落ちていく。

 その後、ルーシィ達はナツとウェンディが捕らえられている部屋を見つけ出しハッピーを囮とした作戦を立てるがエドラスのエルザとアルに読まれ、ハッピーも捕まり再び窮地に陥る。

 

「きゃあ──────────!!!!!!」

「うぉおおお────────!!!! ウェンディ──!!!」

 

 その時、奥からウェンディとナツの悲鳴が聞こえてくる。

 

「ウェンディ!!」

「……あんた達……ウェンディに何してるのよ!」

「コードETDに必要な魔力を2人から奪っているんだ」

「いや〜ありがたいよな」

「……ッ! ウェンディを返して!!」

 

 そんなエドラスのエルザとアルの言葉にシャルルは涙を流しながら叫ぶ。が、その態度が気に入らなかったのかエドラスのエルザは不愉快そうに顔を歪ませ槍をシャルルに向かって振り上げる。

 その時、ボロボロになっていたハッピーがシャルルの前に行くと仁王立ちし、涙を流しながらも強くエドラスのエルザとアルを睨みつけながら口を開く。

 

「はぁ……はぁ……ッ! シャルルは……やらせない! やらせないぞ!!」

「ハッピー……」

 

 そんなハッピーにシャルルは名前を呼ぶが、エドラスのエルザはニヤリと笑う。

 

「フッ……ならばお前からだ!」

「ダメ────────!!!!」

 

 ──ハッピー! シャルル! ──

 

 エドラスのエルザが槍を振り下ろそうとしたその時……

 

 ──バリバリッ!! ……ドサ……ドサ──

 

「ッ! はぁ……はぁ……」

「ッ! ……ハハッ……何だこの威圧は」

 

 エドラスのエルザの槍からの電気とは違う……雷の音が聞こえたと思ったら、ルーシィ達、そしてエドラスのエルザとアル以外の兵士が次々と倒れていき、エドラスのエルザは息を激しく乱し、エドラスのアルは一瞬硬直し、冷や汗を流しながらも笑みを浮かべている。すると……

 

 ──ドカン!! ──

 

 激しい破壊音と共に天井が崩れ、煙が立つが、その向こうに人影が3つ現れる。

 

「オイこら……てめぇら! そいつら……ウチのギルドのもんだと知っててやってんのか?」

「ギルドの仲間に手を出したものを……私達は、決して許さない!」

「オレたちを敵に回した事……死ぬほど後悔しろよ? もっとも……今、オレは少々気が立っている……後悔する時間があればいいな?」

 

 煙は段々と晴れていき、遂に3人の姿があらわになるが……ルーシィ達はその3人をよく知っている。

 

「グレイ……! エルザ……! アルさん……!」

 

 何せその3人は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の……大切な仲間なのだから

 

 

 

 

 ──何とか間に合ったな

 

 アルは目の前にいるルーシィ、ハッピー、シャルルの3人を見ながら安堵する。

 数分前、アル達は王宮へと進み、道中にいた王国軍の兵士から強制的に情報を聞き出し、ナツ達が捕まっていることを知った。その後、感じ覚えのある魔力を辿っていきながら建物の中に入るとルーシィ達の”声”、そして最悪の”未来”が視えてしまった(・・・・・・・)為、牽制として威圧を放ち、時間稼ぎをしてここに来たのだ。

 

 3人の無事を確認するとアルは正面の敵を見る。

 1人はこちらの世界のエルザであろう人物。そしてもう1人が……

 

「なるほど、ホント俺にそっくりなんだな。お前が地上(アースランド)の俺なんだろ?」

「そういうことらしい。自分と同じ顔のやつを見るのは不思議な気分だがな」

「それは同感だぜ。それよりさっきのバカみたいな威圧はお前か?」

「ああ、緊急事態だったからな」

「ハハッ! ……いいなお前!!」

 

 エドラスのアルはその言葉を聞くと好戦的な笑みを浮かべ始める。

 その様子を見ながらアルは仲間たちに指示を出す。

 

「グレイ、お前はルーシィ達を連れてナツ達を助けろ」

「分かった」

「エルザ、お前は最初に言った通り自分自身を相手しておらうが問題ないな?」

「無論だ」

「オレはコイツの相手をする。お前ら……全力で暴れてこい!」

「「了解!!」」

 

 各メンバーは動き出しここを離れ、それを見たアルはエドラスのアルに向き合う。

 

「さて、始めるその前にお前は元妖精の尻尾(フェアリーテイル)というのは本当なのか?」

「へぇ、よく知ってんな! そうだぜ! それがどうしたよ?」

「何故仲間を殺し裏切った?」

「! ……そこまで知ってんのかよ」

「答えろ……!」

 

 アルは顔を険しくしながら問いただすが、エドラスのアルはヘラヘラと笑いながら面白そうに話し出す。

 

「そりゃ俺が楽しむためだ! あそこの連中はやれ仲間やら信頼とくだらなかったからな! 俺は殺し合いがしてぇんだ! 強いやつ、反抗的なやつ……そんな人間とな! だから王国軍に移ったんだよ。こっちじゃ殺し放題だからな! ギルドのやつを殺したのは成り行きだ……たまたま殺しの瞬間を見られたんで口封じにな。それからこっちに移ったんだがな」

「……もういい」

 

 そういうとアルは臨戦態勢に入る。その様子を見たエドラスのアルも笑みを浮かべながら同じく臨戦態勢に入る。

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士アル」

「王国軍魔戦部隊元帥アル・シュティレ」

 

 そして2人は──

 

「「いざ、参る!」」

 

衝突した。






ONEPIECEの覇気ってめちゃくちゃ使いやすいからそればっか使ってる気が……笑
今後は別の作品の技も使って行く予定なので……!(多分…)
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