ブルアカに生徒以上の神秘を入れてみた   作:影後

8 / 33
超古代怪獣ゴルザ
超古代竜メルバ
超古代闇怪獣ゴルバー 登場


大いなる闇の目覚め

アビドスでの休暇を終えたマドカは変わらずSRTと

ミレニアムを行き来する生活を行っていた。

現在、制式にGUTSと連携している部活は

ミレニアムのエンジニア部と古代史研究会である。

エンジニア部にはハイパーガンと呼ばれるレーザーガン。

古代史研究会には伝承からの情報収集。

怪獣災害に対する警戒と動き方等を共同していた日常は

突如、2体の怪獣の出現によって変化した。

ゲヘナとアビドスの境界地点の砂漠には二足歩行の怪獣が、

オデュッセイア海洋高等学校の管理する小島から

大きな鳥と言った印象を受ける怪獣が飛び立った。

 

「…ゴルザとメルバか」

 

マドカの額に汗が一滴垂れる。

遂に来たのだ、マドカ・ダイゴいやウルトラマンティガと

闇との戦いの火蓋を切る日が。

 

「ゴルザ?メルバ?」

 

「アビドス巨人伝説における闇の眷属だ。

…ウルトラマンティガの復活に伴い、奴等が出てきた様だ」

 

(ウルトラマン?それが)

 

「奴等の目的は全世界に闇を下ろし、

『大いなる闇』と呼ばれる神と呼ばれる存在の復活にある」

 

「大いなる闇ですか?」

 

だが、おかしいのだ。

ゴルザとメルバが目覚めたのは

ティガ第一話『光を継ぐもの』であり、

ティガのピラミッドを破壊すると言う存在であった。

しかし今、ティガのピラミッドは既に何者かに破壊され、

ウルトラマンティガは自分だ。

何を目的にしているが未だに予想がつかない。

 

「『ゴルザ』は一直線に動いているようです」

 

「『メルバ』も同じく……」

 

「ゴルザとメルバの進路上…その先の合流地点だ!

きっとそこに2体を呼ぶ何かがある!」

 

そうして2体の進行方向を結ぶ。

目的地はトリニティ自治区。

 

「GUTS出動…ヘリに乗り込め!メルバを優先だ!」

 

「「了解!」」

 

そうして、マドカ達はGUTSへと配備された

対怪獣用高速ヘリコプター『ハミングバード』

に乗り込む。

 

「凄い…エンジンの出力なんて従来の」

 

「レナ、感想を聞いている暇は無いわ。早く離陸して」

 

「はっ…はい!隊長!」

 

レナの隣にはムナカタが座り、航空管制との連絡を取っている。

 

「ホリイ、怪獣より私達が早く到着すふと思うか?」

 

「何やねんシンジョウ。

僕らはこのヘリを信用せなあかん。

正直、少し弄ってみたけどな。

そもそも、此方からしたらそらとぶ怪獣なんて初や。

現場でどうするかしかあらへん」

 

「だよな……先生は」

 

「なっ…バカ言うな!」

 

ティーパーティーと会談をしていた筈のマドカの怒号が

ヘリの中に響いた。

SRT所属の彼女達ですら一瞬、ビクリとして

マドカの顔を見る。

 

「必要な犠牲だと?!

そこには怪獣が来るなんて知らない生徒が居るんだぞ!」

 

「………くそっ!」

 

スマホの通話を荒々しく着るとマドカは叫ぶ。

 

「レナ!エンジンから火を吹かせていい!

ハチドリを加速させろ!」

 

「ハチドリ?あっ…はい!でも、まだ試作品って話」

 

「ティーパーティーから連絡が来た!

メルバとゴルザの合流地点はアリウス自治区」

 

「そんな自治区、連邦生徒会の記録には」

 

イルマがそう話す。

マドカも知らない、キヴォトスの地図は何度も見ている。

だが、トリニティ付近に自治区など公的には存在しない。

 

「…過去のトリニティから別れた分派らしい。

合流地点となる場所で非公式ながら自治区を作ったとな」

 

「それって……」

 

「ティーパーティーのホストは言った。

連邦生徒会にも登録されて居ない自治区いや、

トリニティに対してはテロリストに等しい存在なため、

『囮にしてくれて構わない』。……くそ」

 

マドカも場合によっては見捨てると言う考えの持ち主だ。

だが、マドカは見捨てる選択肢ができる大人だ。

恨まれることも、憎まれる事も覚悟している。

しかし、それは最後の最後まで、

ギリギリまで頑張って、ギリギリまで踏ん張って、

ピンチの…ピンチの連続。そんな時だ。

それに、その時はウルトラマンが力を貸す。

人間がどうしょうもなくなったら、最期にはティガ。

 

「……まだ、助けられる」

 

それがエゴだとわかっていても、

ダイゴは10は無理でも9.999まで救いたい。

ウルトラマンの力を過信しない、救うのは人間だ。

 

「見えました!アリウス自治区と思われ……」

 

「/////!!!!!」

 

そこはGUTSのメンバーでも観たことのない地獄だった。

火の手が上がり、数多の生徒が応戦しては死んでいく。

 

「ロケット弾を撃つんだ!外すなよ!」

 

「大丈夫です!」

 

レナは街を破壊して歩くメルバの目に、

ロケット弾を撃ち込んだ。

 

「////!!!!!」

 

メルバのけたたましい悲鳴が響く。

あまりの叫びに大気が震え、ヘリコプターすら大きく揺れる。

どんな生命体でも目を完全に保護する事は出来ない。

認識外から撃たれ眼球が破壊されたのか片目が潰れ、

ポタポタと赤い液体が滴っている。

 

「!!!!」

 

「怒ったぞ!皆!撃て!」

 

「ムナカタ…よくやった!」

 

ヘリコプターにあるベルトと自分の身体を繋ぎ、

ハイパーガンで残りのメンバーが射撃を行う。

 

「兎に角此方に誘導だ!市街地から誘導しろ!!」

 

マドカの指示でヘリが離れる。

メルバとしては自分を此処までコケにした

空とぶ箱を許しておくわけがない。

片目の恨みのため、直ぐ様飛び上がる。

 

「もっと速く!」

 

「駄目…速度が足りな」

 

メルバの本気にも足らない速度。

しかしそれでもヘリコプターでは逃げられない、

 

「脱出の」

 

「………今から起こる事を誰かに話してみろ。

連邦生徒会の敵になってやる」

 

マドカは見捨てられなかった。

ただ、皮肉だけを告げてヘリコプターからダイブする。

ハイパーガンでメルバの目元に攻撃し、ハチドリを逃がす。

 

「先生!」

 

「ティガァァァァッ!!!」

 

マドカの叫びにスパークレンスが呼応した。

眩い光が肉体を包み、そして光の巨人が姿を現した。

 

「先生が……ティガの巨人」

 

「ハッ!」

 

「/////____!!!!!」

 

メルバは叫んだ。

3000万年前からの因縁の相手が目の前にいる。

ウルトラマンティガと小蝿ではウルトラマンティガが

優先的に倒す相手だ。メルバは片目から

怪光線『メルバニックレイ』を放ち、

ティガの足元を攻撃する。

 

「テュアッ!」

 

だが、ティガもソレを知っているため右側に

ステップするように回避する。

地上では勝ち目がない事を理解してるメルバは

持ち前の翼で一気に最高速度で空へ旅立つ。

 

「ンンンンンンッハッ!」

 

ティガはソレを逃さない。

腕をクロスさせ、額のクリスタルに光を送る。

するとクリスタルが瞬きティガの姿が

パープルとシルバーの『スカイタイプ』へと変化した。

 

「ハッ」

 

「速い!」

 

まるで戦闘機の様な空中戦が繰り広げられる。

そこに人間の入る余地はなく、メルバとティガは互いに

光線を撃ち合っている。

だが、それも直ぐ様終わってしまう。

メルバの最高速度はマッハ6。それに対して、

ティガスカイタイプの最高速度はマッハ7。

追いついたティガスカイタイプのキックにより、

翼をもがれたメルバは金切り声をあげながら墜落する。

その莫大な質量が落ちたことで激しい衝撃波が

大地を襲った。

メルバの片翼は完全に折れ二度と大空を舞うことはない。

ティガは着地するとそのまま両腕を胸の前で交差させ、

た瞬時に水平に伸ばしてから上にあげて

超エネルギー・ランバルトを集約し、

両手を左腰に置いてから爆発力の高いエネルギー光弾

である必殺技『ランバルト光弾』をメルバに

右腕で素早く投げるように放った。

 

「!!!!!」

 

メルバはまるでブロックが弾け飛んだかの如く、

その身体を散らした。

 

「デュェア?!」

 

だが、ティガの戦いは終わっていない。

足元から巨大な手が姿を見せ、

ティガを大地に引きずり込んだ

 




対怪獣用ヘリコプター『ハミングバード』
搭載武装
対怪獣用無誘導ロケット弾 12発
対怪獣用レーザー 2門
ミレニアムがヴァルキューレ及びSRTの要請を受け、
開発した試作型の戦闘ヘリコプター。
この機体の開発にあたり、マドカは何ら感知しておらず、
気付くとロールアウトしていた。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。