二人は今後出てくるかも?
ハサウェイくんとクェスちゃんが我が家に泊まった次の日、家にハサウェイくんのお父さん....ブライトさんがやって来た。
,.......何というか、男前な人だなぁ。
そして、ブライトさんはシャアを見て驚いたような顔をしていた。
そういえば、シャアとブライトさんって一時期同じ組織にいたんだっけ?
だとしたら、ブライトさんが驚くのも無理はないよね。
そういうことを思いつつ、ハサウェイくんとクェスちゃんの方を見ていると....ブライトさんは突然、ハサウェイくんを殴った。
.....え?
「ハサウェイくん!?」
この一瞬の出来事に対し、呆然となる私。
ただ、シャアは、ジャーヴィスはこの展開を予想していたのか....特に顔色は変わってはいなかった。
マリーダは良い拳だと呟いていた。
いやマリーダはどっちの味方なの!?
「ハサウェイ....確かに私にも言い過ぎたところはある。だが、お前の行動でチェーミンや母さんが心配したのも事実だ。それは分かっているな」
「.....」
ブライトさんの言葉に対し、コクリと頷くハサウェイくん。
....ブライトさんの言葉には、厳しいながらも優しさを感じた。
多分、この人は本気でハサウェイくんのことを心配していたんだろうなぁ。
「クェス・パラヤ、君もだ。いくら親と喧嘩したからって、一人で宇宙に行くのは危険すぎる。そこはちゃんと考えて行動しなさい」
「!?」
ブライトさんの言葉を聞いたクェスちゃんは、目を見開くと....思わず涙を流していた。
ただ、その涙は悲しみの涙ではなく......ちゃんと自分で見てくれていることに対する嬉しさの涙だった。
「君の家庭環境のことはトラヴィス・カークランドから聞いた。私には君の家のことをどうにかできる力はないが....それでも、私のような大人がいることを覚えておいてほしい」
「....はい!!」
そう言った後、ブライトさんに抱きつくクェスちゃん。
..........きっと、自分を叱ってくれた大人がいることが嬉しかったんだろうなぁ。
「ところで......何故、ここにシャアが?」
当のブライトさんはジャーヴィスの方をマジマジと見ながら、そんなことを言うと
「....長い話になる」
ジャーヴィスはコーヒーを飲みながらそう言った。
「だろうな」
そう言いながら、ブライトさんは自身にコーヒーが入ったコップを手渡したジャーヴィスの方を見つめていた。
そんなブライトさんに対し、ジャーヴィスはこう言った。
「言っておくが、私はネオ・ジオンでお前達の敵になるつもりはない。だが、だからといってエゥーゴに下るつもりもない。そのことだけは覚えておけ」
ジャーヴィスのその言葉を聞いたブライトさんは、ビックリとしたような顔になった後....こう呟いた。
「....人間というものは、しばらく見ないうちに変わるものなのだな」
まぁ、ジャーヴィスには色々あったしね。
そう思いつつ、ジャーヴィスの方を見ていると.....彼はポカーンとしているハサウェイくんとクェスちゃんに対して、とある袋を渡していた。
「ジャーヴィスさん、これは....?」
「ハロパンだ。味は私が保証する」
ジャーヴィスがそう言うと、嬉しそうな顔になる二人。
そんな二人を見たブライトさんは、ジャーヴィスに敵意がないことを理解したのか....フッと微笑んでいた。
「よかったな、ハサウェイ」
「うん!!」
嬉しそうなハサウェイくんに対し、そう言うブライトさん。
その顔には、父親としての表情が映っていた。
「ちなみに、このハロパンはジャーヴィスが考案したんだよ!!」
「.....は?」
私がそう言うと、目を見開いて驚くブライトさん。
うん、まぁ、あの赤い彗星がパンの開発をするとは思わないもんね。
「あと、ジャーヴィスはパン屋として働いているよね!!」
「あぁ、そうだな」
私とマリーダがそう言うと、呆然とした顔になるブライトさん。
ちょうどその時、部屋の中にパパが入ってきたんだけど.......パパはブライトさんを見て一言
「初めまして、僕はベネット・キグナス。どうぞよろしくお願いします」
と言った。
一方、パパの言葉を聞いたブライトさんは我に帰ると
「あ、あぁ。こちらこそ、よろしく頼む」
そう言った後、二人は握手をした。
そして、パパはブライトさんに対してハサウェイくんは本当に良い子だよと言った後、だからこそ、この子の成長をちゃんと見守るようになって言うと、ブライトさんも思うところがあったのか......肝に銘じておくと言っていた。
そんなわけで、ハサウェイくんとクェスちゃんはブライトさんに連れられてコロニーを後にしたんだけども....その後のパパ情報によれば、ハサウェイくんとクェスちゃんは友達になったらしい。
うんうん、二人が仲良くなったのならよかったな。
次回はついに宇宙世紀93年編に突入します!!