13番目のプルと赤い彗星   作:サクラモッチー

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チームトラヴィス、キグナス家に帰還するってよ


我が家へ

ジャーヴィス達がネオ・ジオンとの戦いに出た後、我が家に留まっていた私・パパ・ミネバちゃん・アズナブルイレブンが見たのは....空を駆け抜けるオーロラのような光だった。

その光を見たミネバちゃんは

 

「これが人類の可能性の光.......」

 

とか何とか呟いていたんだけども、アズナブルイレブンは悲しそうな顔をしていた。

どうしたのかと聞いたら、アズナブルイレブンはアズナブルツーが消えたのだと語った。

 

そして、それから数時間後.........私達が寝静まっていた夜中にジャーヴィス達が帰ってきた。

ジャーヴィスが帰ってきた瞬間、私はジャーヴィスに抱きついた。

そんな私を見たジャーヴィスは

 

「ただいま」

 

フッと笑いながら、そう言った。

もちろん、マリーダやトラヴィスおじさんも一緒....なんだけども、何故かクェスちゃんやハサウェイくん、それからギュネイ・ガスっていう男の人も居た。

 

トラヴィスおじさんによれば、クェスちゃんとハサウェイくんはたまたま宇宙に行く飛行機で一緒だったらしく、クェスちゃんの計らいでホテルに泊まることになったんだけども.....アズナブルツーが率いていたネオ・ジオンとは別の派閥のネオ・ジオンがホテルを襲撃したことにより、二人は命からがらの状態でホテルを抜け出した後、そのままの勢いでモビルスーツを拝借して逃げたところを、トラヴィスおじさんに保護されたとか。

だけど、その時にクェスちゃんのお父さんが殺されたみたいで、クェスちゃんは少なからずショックを受けていた。

そんなクェスちゃんをハサウェイくんは慰めていて、その様子を見たマリーダは二人をギュッと抱きしめていた。

 

ギュネイさんは、ネオ・ジオンとの戦いの際にマリーダと戦った末に負けたんだけども......その戦闘の時にマリーダは彼が何かしらの強化を受けたのだと察したのか、そのままコクピットごとギュネイさんを保護したのだと語った。

んで、ギュネイさんはそのまま病院で治療を受けることになり、今はパパの病院に入院することになった。

 

「すまない......アズナブルツーを助けられなかった」

 

そして、ジャーヴィスの口から語られたのは....アズナブルツーがジャーヴィスとの戦いの末に自我を取り戻したものの、自らの意思でアクシズを止めようと行動した結果、あの光が出現したという事実で、アズナブルツーの最後の言葉がアズナブルイレブンに伝えられた時、彼は

 

「そうか.......君は自由になったんだね」

 

ポロポロと涙を流しながらそう言った。

....結局、アズナブルツーはシャアの呪いにかかって来た時のケジメをつけるために、アクシズの落下を阻止した。

けれども、その代償としてアズナブルツーは命を落とした。

アズナブルツーと同じく、ジャーヴィスのクローンであるアズナブルイレブンにとって、彼は兄弟のようなもの。

だからこそ......アズナブルイレブンが悲しむのも無理はないよね。

 

「でも.......あの光って一体何なのかな?」

 

私がそう言うと、トラヴィスおじさんは腕を組みながらこう呟いた。

 

「ニュータイプの力とサイコフレームが引き起こした何か....としか言いようがないな」

 

確かに....あの不思議な現象を説明しようと思っても、どう説明したらいいのかが分からない現象だもんね。

 

「君がそう言うのなら、あの現象は余程不思議な現象だったんだね」

「むしろ、あの現象をどう説明すればいいんだよ」

 

パパがそう言うと、そんなことを言うトラヴィスおじさん。

トラヴィスおじさんがそう言うってことは、よっぽど不思議な現象だったのかな?

と、そんなことを思っていた時

 

「そんなことよりパンジー、カレーはまだ残っているか?」

 

マリーダは私の顔をジッと見つめながら、そう言った。

マリーダ....お腹空いてたんだね。

 

「もちろん!!あるよ!!」

 

私がそう言うと、嬉しそうな顔になるマリーダ。

それはジャーヴィスも同じだったのか

 

「.......そうか、それは楽しみだ」

 

安堵した様子の顔でそう言った。

 

「しっかし、まさかお前がアムロ・レイと共闘するとはな」

 

ニヤニヤと笑いながら、そう言うトラヴィスおじさん。

その言葉に対し、ジャーヴィスはこう言った。

 

「アムロは私のライバルだ。なら....手を貸すのは当然だろう?」

 

アムロ・レイって....もしかして、あの白い悪魔のことなのかな?

彼と同等に戦えたってことは、アズナブルツーは相当強かったんだ。

そう思いつつ、ジャーヴィスの方を見る私。

 

「....どうかしたのか?」

「いや....その、ジャーヴィスが無事に帰ってきて良かったなって思っただけ」

 

私がそう言うと....ジャーヴィスはキョトンとした顔になった後、優しい顔になったかと思えば、こう言った。

 

「....私もだ」

 

こうして、ネオ・ジオンの戦いは終わり....私達の日常が戻ってきたのだった。

 

「.......なぁトラヴィス。これってもしかして、後々アムロ・レイが来たりしないかい?」

「その可能性は高いな」

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