江風になった男の話   作:海江山風

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日常ものではない


江風、世界を知る

 僕たち2人が艦娘となって早半年、あれから今置かれている状況を理解した。どうやら僕たちは所謂異世界転移をしたみたいだ。その事に気づいたのは、あの時の緊急事態宣言がキッカケだった。

 緊急事態宣言は、海岸付近から内陸側へと避難指示が発令されていた。詳しいことは記載されておらず、要領を得なかった。僕たちの家が海に近いこともあり詳細を知る為SNSで情報収集をすると海岸にいる人の投稿を発見する。その投稿には映像も掲載されており内容を見ると、その人以外にも大勢人がおり投稿主はなんとか撮影しているようでカメラが荒ぶっていた。海の方から光がつくと近くにあった建物が爆発した、それを皮切りに大勢の人が逃げ始め混乱状態と化した。

 そんな投稿の他にも、海に近いテレビ局の放送が途絶えたり海の色動画に謎の生物が写されていた。それは駆逐イ級を始めとした深海棲艦と類似していた。

 

 それを見て僕たちは、艦これの世界に来てしまったと気づくのだった。

 

 

 

 ◯

 

 今僕たちは避難所にいる。海岸付近の街は深海棲艦のせいで人が住める状況じゃなくなってしまった。僕たち人類は完全に制海権を喪い、九州、四国、北海道とも一切の交信が不可能とかした。それでも初期の戦線から変わっていないのは自衛隊が頑張った成果であろう。食料問題やエネルギー等は半年で改善されてきている、相変わらず海産物は一切食べられないが。

 半年間で僕たち以外に艦娘は現れず、外国とのつながりも絶たれていたが年を明けた頃に政府から一部海域を取り戻したとの発表があった。どうやら対深海棲艦用決戦兵器[艤装]を開発し、精鋭18名が深海棲艦と激戦を繰り広げ一部海域から深海棲艦を排除したとのことだった。

 記事には[艤装]を身につけた女性が海の上で敬礼している写真が掲載されていた。

 しかし、それで平和になるわけもなく次なる問題が発生した。そう、人材不足だ。戦える様になったとは言え18名でこの先ずっと戦い続けられるかといえばNOである。幸い艤装の量産は成功しているらしい、あとは艦娘適正をもった人達がいれば戦線を押し上げられるかもしれない。徴兵が始まった。

 世間では徴兵は如何なものかとといった批判が相次いだ。それもそうだ、戦争に駆り出されるわけだからな。徴兵対象は10代から40代で性別は問わないようだ、性転換でもやるのか? 書類を持ってきた自衛隊の人に聞くと、どうやら艦娘転換措置を行うようで既に措置を行った者もいるらしく不可逆のようだ。僕たち2人も適性検査の対象となるが既に腹は決まっている。

 

 戦うと

 

 ◯

 適性検査を受けに避難所近くに設置されたテントにむかう、自衛官の指示に従いテントの中に入ると自衛官の人が立っていた。その人は艤装おそらく吹雪型を身につけていた。軽めの採血をした後、ある事に気づく自衛官の人の方に小さな人ー妖精さんが乗っているのに。自衛官の人にそのことを言うとすごく驚かれた。なにやら艤装を付けず妖精さんが見えるのは提督適正がある証ようで、え? 僕艦娘なのに提督になるの? そう思わざるをえなかった。艤装をつけた自衛官の人は感嘆し書類に提督適正ありと記入し検査は終了した。後から聞いたがあいつは妖精さんが見えなかったらしい。

 

 1週間後、自衛官の人が来て口頭で結果を教えてくれた。白露型の江風の適正ありと、もし違う適正だったらどうなってたんだろと思う。光実もやっぱり見た目通りアイオワだった。




海江山風です。
これからはこの小説をメインに据えて、金剛のヒーローアカデミアカッコカリは出来上がり次第上げていくことにしました。
打ち切りはやめです
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