ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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衝動的に書きたくなったので書いてみました。
みんな良く書けるね…尊敬するよ…


本編
第1話 なんでこうなった?


初投稿です。初心者なので生暖かい目で見てください…

 

 

 

 

ドラゴンクエスト3の世界に転生してしまった…

 

突然何を言い出すんだと思うかもしれないが実際に起きてしまった事。テドンとか魔物に攻め込まれてるとかメタルスライムを追うぞ!とか…こんな情報が出てたら普通おかしいと思う事ばかりの言葉が飛び交っていた。そんな情報が毎日のように入ってくれば信じるしかない。

 

このテドンで…

 

俺はどうやら滅ぶ予定のテドンに転生してしまったらしい…

 

 

ふざけんなぁぁぁぁ!!!???

 

 

普通に寝て起きて仕事してを毎日繰り返す普通の人間がなんで突然こんな目にあってるんだ!?何も予兆なかったぞ!?いつものように寝て起きたら20代後半が3歳児になってるし…父親と思わしき人物は黒髪の短髪で斧と盾持ってて筋肉隆々でいかついし、母親と思わしき人物は赤髪の長髪ですごく優しそうでメチャクチャスタイルがいい(あとかわいい)。

 

なんで父親と母親が分かったのか?それは突然記憶が流れ込んできたから。存在しないはずの記憶…なんだけど、このテドンで過ごした約三年間の記憶が一気に来た。つまり、前世の自分(死んだ記憶がない)とテドンで育った人間が融合したと言える。確証はないけど…

 

どうやら母親が言うには、突然熱を出して意識を失ってたとのこと。その時母親は大慌てで上やくそうとどくけし草を外から集めてきて、父親はヒャドの氷を作りまくったらしい。このいかつい父親は魔法も使えるのか…戦士の見た目で普通に驚いた。

 

そして…

 

この俺、ネドラは目を醒ましてからだんだんこの小さな身体に慣れていった。…ネドラってドラクエ11の黒いボスドラゴンじゃねぇか…なんで俺にそんな名前をつけたのかは疑問が残るが、テドンよりも些細な事だと思った。

テドンで生まれてからの記憶があるおかげか、ある程度違和感がなく過ごすことができた(前世の記憶からは考えられない)。でもその間にも魔物が攻め込んで来るため、戦闘技術を教えられた。父親からは斧や剣と盾の使い方、母親からは様々なブレス攻撃を教わった。

…父親は分かるけど、何故母親はブレス攻撃を身に付けさせたのかは分からない。リメイク版のドラクエ3にある魔物使いなんだろうか?でも役にたってるから問題ないか。…なんで俺もブレス攻撃を使えるんだ?俺も魔物使いだったりする?

 

…………………

村が、テドンが滅んだ…

 

転生してからはや12年…いろんな人によくしてもらった。武器屋のおっちゃんに、魔法使いのおじいさん、近所の幼馴染…他にもいろんな人がテドンに来たり、一緒にじごくのよろい軍団を倒したり、いろんな情報を教えてもらったりして充実してた。

12年たったはずなのに俺はあまり身長が伸びてなかった。前世では男性の平均身長より上だったんだけどなぁ…150cmぐらいから成長が止まっている(俺、なんか悪い事しました?)。代わりに黒い髪の毛が良く伸びる。髪を切るのは大変だから、母さんに切ってもらってた。一時期は超サイヤ人3並(ラディッツみたい)になってた。なんで?

それはともかく、小柄な身体を活かした戦い方を村に来た人に教えてもらった。父さんにも魔法を教えてもらって鍛えてもらってたし、母さんからは体術を教わった(あとやっぱりブレス攻撃)。ずっとこのまま幸せに生きていけたらいいなと思っていた。

 

…だけど村から別の場所に避難する人が出てきた。魔物がずっと攻め込んで来てるから仕方のない事だけど、寂しかった。今まで村に残ってただけ凄いと思う。そう思おう。段々と村に来る人も少なくなっていき、戦える人も少なくなってきた。親しい人が死んでいく姿も何回も見てしまったし、避難するのも当然だ。もう、まともに戦える人も魔法使いのおじいさん、父さん、母さん、そして俺しかいない。

 

前世の記憶は薄れつつあるけど、テドンはやっぱり滅んでしまうんだろう。俺は死にたくない。死んだ時の記憶は最初からないけど、平和に生きていたい。でもこの村を守ってきたみんなの姿を見たら…とても逃げようなんて言えなかった。

 

また大量に魔物が攻め込んで来る…何度も切る、殴る、魔法を撃つ、ブレス攻撃を吐く…意識がもうろうとしてきた。家族をまもらないと、やくにたたないと、むらをまもるんだ、しにたくない、もうたたかいたくない、つかれた、こわい、いたい、しにたく…

 

…………………………………………

 

いつのまにか寝てたらしい…いや、戦っていたはずだ。俺は死んだのか?この場所…知ってる。体が動く。

…夢であってほしかった。だってあんなに戦ったんだ。なんでこうなるんだ?皆はどこだ?信じたくない…

 

目の前に広がる風景はゲームで見知ったテドン。

滅んだ後のテドンだった…

 

「誰か…誰かいないのか!?俺は、ネドラはここにいるよ!!父さん!!母さん!!みんなどこにいるんだ!?」

 

こんなに明るいのに倒壊した家屋や毒沼しか見当たらない。もしかして、俺だけ生き残ったのか…?死にたくない、でもこんなのは望んでない!ただ平和に生きていたかっただけなのにどうして!なんで?なンデ!?ナンデ!!??

 

頭の中がぐちゃぐちゃで考えがまとまらない。クソ、意識が…もうろうとし…て…

???「大丈夫よ…落ち着いて。ネドラ、深呼吸して?」

かあ…さん?かあさん?母さん!?

 

ネドラ母「もう大丈夫だからね。ごめんね…一人にしちゃって。私はここにいるわ。ディアン…お父さんもね。」

そういって母さんは焼けた後の俺たちの家を指差した。そうか、母さんも父さんも生きてるんだ!良かった!本当に良かった!!

 

ネドラ母「だから力を抑えて。龍の角が出ちゃってるから…」

…はい?龍の角?自分の頭を触ってみると二本の棒みたいな物に手が当たった。え?なにこれ?

母さんが鏡を持ってきてくれた。それで確認するとまんまドラクエ11の邪龍ネドラの角が生えてた…え!?

どうなってるの!?なんで角が生えた!?

ネドラ母「心配しなくて大丈夫よ?角のない姿を想像してみて。あなたならすぐできるわ。」

…あまりにも不可解な現象だけどとりあえず言われた通りに…あ、なくなった。

ネドラ母「ね?できたでしょ?突然の事で驚くのも無理はないわ。まずはお父さんの所に行きましょう?そこでいろいろ話をするわ。」

 

 

母さんの言う通りに父さんの所に向かった。どうやら父さんは足を負傷してしまったらしい。それで母さんが足を少しでも治すために回復魔法や道具を使っているらしい。

ディアン(以下ネドラ父)「おお、目が覚めたかネドラ。どこも身体は痛くないか?」

「うん、今は大丈夫。父さんこそ生きてて良かった…」

ネドラ父「俺は大丈夫だ!なにせ歴戦の戦士だからな!…まあ、今サラン(ネドラ母)に迷惑をかけてしまってるがな…」

ネドラ母「迷惑なんてかけてなんぼでしょ?怪我人はおとなしくしてなさい。ネドラ、一応あなたも安静にね?」

 

 

俺たち家族の安否を確認して安心したあと、この村についての話になった。

俺が気絶したあと、父さんと母さんが俺を庇いながら戦った事、生き残りは俺たちとあの戦いで逃げられた数人しかいない事、まだ地下に生活に必要な物(食料や飲み水)が残ってる事、俺が目覚めた時のために仮の家をこの村の外れに作ってる事等々。

 

 

「俺が邪魔になっちゃったから父さんは足を…」

ネドラ父「気にするな!別に足がなくなったわけじゃないんだ。すぐ治るさ。それにお前がいなければこの村の物が全部なくなってたかもしれないんだぞ?」

ネドラ母「そうよ?私もだけどネドラが龍化して敵をたくさん倒してくれたから、救われた命も生きるための資材も残ってたのよ?誇っていいことだわ!!」

そうか、役に立ててたのか…え、龍化?なんの事だ?まさかさっきの龍の角の事か?それに母さんもって…

ネドラ母「隠しててごめんね。私は今人の姿をしているけど、本当の姿はサラマンダーっていう龍なの。そしてあなたはお父さんの人間の血と私の血を受け継いだ子供なの。」

 

はい!?衝撃の真実!?母さん人外!!??

 

ネドラ母「龍の姿でいるとみんなに驚かれたり、怖がられたりしちゃうから隠してたの。でもネドラも龍化できるとは思わなかったわ。本当にビックリしちゃった。」

 

「ビックリとかいうレベルじゃないと思うんだけど…この分だと父さんは母さんの龍化の事知ってたんだ?」

 

ネドラ父「それはもちろん!なにせサランと出会った時は普通に龍の姿だったからな。もう30年くらい前になるか?とんでもなく強そうな龍がこの村の近くに居座ったって話を聞いてな。さすがにダーマ神殿で修行を続けるわけにはいかなくてな、故郷のテドンに帰るついでに確認しに行ったわけだ。」

ネドラ母「お父さんったら凄く勇敢だったのよ?向こうにとっては得たいのしれない龍なのに全然怯えも後退りもしなくてね。死なせるつもりはなかったけど、戦いたくなっちゃったの!戦ってみたら今までの人間よりも強くて、自分の命に変えても村を守るって言ってたの!!もう500年ぶりに心が震えたわ!今にして思えばそこですでにお父さんに惹かれていたのかもね。」

ネドラ父「全くかなわなかったけどな…戦いの最中に人の姿になった時は最悪のケースを想像して汗が止まらなかったが、サランは決して無害な人間には手を出さないし死なせないって言ったんだ。どのみちほうっておくわけにもいかないから、この村を守ってもらう事を約束してもらったんだ。こっちからも攻撃しない、衣食住の提供、人の姿でいる事を条件でな。」

ネドラ母「私も命令されていつ死ぬかも分からない所でずっと戦っていたから疲れちゃってて…もう嫌になって安全で平和な所で過ごしたくて魔王軍を抜けたの。だからお父さんの提案はとても嬉しかったわ!!」

 

…なんか壮大な物語の中に両親の惚気話が入ってるから、どういう気持ちで聞けばいいのか…サラマンダーって下の世界にいるはずだよな?ゾーマから逃げ出した魔性の消えた魔物って事でいいんだよな?凄い境遇から俺が生まれたのか。驚きすぎて口が開いたままだよ…

 

………………………

 

ネドラ父「さて、昔話はそれくらいにして…とりあえずネドラの龍化を完全に扱えるようにしないとな!」

「そうはいっても意識がなかったからどうやってなればいいか分からないよ?」

ネドラ母「たぶん、イメージとしてはドラゴラムとモシャスが近いかもしれないわね。周りに人がいないし、私がお手本を見せるわ!」

 

おお!?母さんがサラマンダーになった!?いや、元々だけど。一瞬で戻った感じか?

 

ネドラ母「私のは魔法じゃないけど、ネドラはこの逆をすればいいのよ!イメージが大切よ!」

そういって母さんはいつもの人の姿に戻った。いや、人になったか?紛らわしい…

 

ネドラ父「良し!次はドラゴラムを見せるぞ!」

今度は父さんがドラクエ3のドラゴラムバージョンのドラゴンの姿になった。

ネドラ父「サランに教えてもらってたとはいえ、人の姿でブレス攻撃をしていたんだ!魔法も想像力が大事だ!!」

 

俺も集中してイメージしてみよう。そもそもネドラって名前がついてるんだ。あのネドラになればいい。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

 

…どうだ?お、視線が高くなってる!ということはなれたか!?自由に空飛べるし、こんなに動かせるものなのか!!

 

ネドラ父「おお!成功だ!!色は全体的に黒いが龍化したサランそっくりだ!!」

ネドラ母「でも、あの時みたいに大きくはないわね…これでも確かに私と同じかそれ以上の大きさなんだけど…目もあの時赤かったわよね?」

ネドラ父「確かに言われてみれば…でも今のところは問題ないんじゃないか?ネドラも意識があるしな!」

 

…何か不吉な事を言われたがとりあえずヨシッ!!!

 

………………………………………………………………

 

 

これからの事を考えるに当たってまずはレベリング…もとい修行が主な課題になると言われた。そこでルーラを覚えてる父さんと母さんがダーマ神殿に連れていって修行するという流れになる予定だ。俺も賛成だ。もっと強くならないとこの村を復興する際に魔物から十分に守れない。そう決意して前を進む事にした。いつまでも失った物にすがり続けても何も意味をなさない。忘れなければいいだけだ。思い出と、関わった人と、己の弱さを。

 

 

…この時俺はまだ知らなかった。母さんがとんでもない肉体強化方法を考えている事に。父さんもそれを了承している事に。

 

 

 

 

 

 




続くかもしれないし、続かないかもしれない。

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