ただのんびり生きていたかった人生…半人生?   作:フリスリンク

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いよいよ魔王バラモスの元に向かうネドラ。





ネタって考えるの大変ですね…


第19話 メタブレイブのアリアハン訪問 たった一人での魔王バラモス戦

 

 

 

現在、テドンにはメタブレイブが滞在している。どうやら、メタブレイブは当分旅をしないとメタランに言っていたらしく、俺にも言ってきた。強くなりたい理由は、噂で流れている勇者に憧れている事、この村を守りたい事等言っていた。…ちょっと頼んでみようかな?

 

「メタブレイブ、ちょっといい?」

メタブレイブ「なんだい?……ちょっと待っててね。みんな、ちょっとネドラと話してくる!!」

畑担当スライム達「わかったーーー!!」

 

畑の管理の手伝いをしてたのか。悪い事しちゃったかな…

 

「ごめんね。畑仕事の最中で…」

メタブレイブ「問題ないよ!それで、どうしたんだい?」

「あまり大きな声で言えない事なんだけどね?実は…………………………」

 

メタブレイブにだけ、現在アリアハンに赤ちゃんの勇者がいる事、レイアムランドの二人の巫女のお墨付きだと言う事を話した。二人の巫女お墨付きに関しては、俺が原作を話したから知ってるという事もあるが、アルスが生まれた時に勇者の気配を感じたらしい。だから、嘘はついていない。

 

メタブレイブ「どうして、僕にだけ話したんだい?みんなにも話した方が良いんじゃないかな?」

「それで、今勇者が赤ちゃんだとかアリアハンにいるとかの情報が魔王軍にバレたらヤバい。勇者を目指していて強いメタブレイブだけなら、話しても大丈夫だと思ってね。」

メタブレイブ「確かに噂になったらマズイね…それで?僕に言ったという事は何か頼みがあるんだろ?」

「これから、一緒にアリアハンに行かないか?それで、できるだけ勇者とその家族の元にいてほしいんだ。毎日じゃなくて良い。メタブレイブにも用事はあるだろうから。できれば、これから成長する勇者の面倒を見たり、稽古をつけたり、守ったりしてほしいんだ。俺もオルテガさんっていう勇者の父親に頼まれてるから、今頼んだ事をできるだけ俺もやるつもりだ。」

メタブレイブ「なるほどね。分かった!引き受けるよ!」

 

頼んでおいてなんだけど、本当に良いのかなぁ?俺が言うのもなんだけど、かなり身勝手なお願いだよ?

 

「本当に良いの?」

メタブレイブ「もちろん!それに本物の勇者と関われるんだよ!?しかも稽古をつけるって事は、僕は勇者の師匠になれるんだ!こんな光栄な事はないよ!!」

 

すごい嬉しそう。メタブレイブの中で勇者は特別なんだな。…その感情を利用してしまったという罪悪感が大きい。

 

 

 

……………………

 

 

 

メタブレイブが畑担当のメタルスライム達に出かける事を言って、俺と一緒にアリアハンに来た。これでルーラを使えるメタブレイブは一人(一匹)でも来れるようになった。

俺がメタルスライムを連れている事は、このアリアハンの住民は知っている。特にオルテガさんの友人という事もあって、メタルスライム達はすんなり受け入れられてる。

……他の国や村でもそうだけど、たまに服飾スライムのアパレラが移動販売している事があるから、受け入れやすい下地はできていたのかもしれない。

 

「すみませーん!!ネドラとメタルスライムです!!」

勇者の母「はーい!今開けまーす!こんにちは!ネドラさん。そちらのメタルスライムは?」

メタブレイブ「メタブレイブと申します!よろしくお願いします!」

勇者の母「これはご丁寧にどうも!さあ、あがっていって!アルスも会いたがっていてね。是非、顔を見てあげてください!」

 

なんだか、いろいろありすぎて、オルテガさんの家に来るのが久しぶりに感じる…本当にいろいろあったなぁ。

 

メタブレイブ「この子が……可愛いね!アルスって言うんだよね?僕はメタブレイブだよーー!!」

 

メタブレイブはわざと小刻みに揺れている。アルスはすごくはしゃいでいるな。仮にも魔物なんだけど…肝が座ってるというか(赤ちゃんに言う言葉ではない)好奇心旺盛というか……

 

「あの、マリアさん?お爺さんはどうしたんですか?」

勇者の母(以下マリア)「それが…朝出かけるって言ってそれきり帰ってきてないの。ちょっと心配だけど大丈夫よ!きっと、たぶん…」

 

自信なさそうだな…この場はメタブレイブに任せるか!

 

「俺、探しに行きますよ!メタブレイブはここに残ってくれる?」

メタブレイブ「分かった!ちゃんとアルスを見てるよ!!」

マリア「そんな、折角来てくれたのに負担をかけるわけには……」

「大丈夫ですよ!任せてください!」

マリア「そう?じゃあ、お願いね!」

 

さて、気配を探って……向こうかな?

お爺さんはアリアハンの噴水の所にいた。どうかしたのかな?

 

「お爺さん!マリアさんが心配してましたよ!」

勇者のお爺さん「おお!ネドラ、来ていたのか!これは悪い事をしたのう。」

「別に大丈夫ですよ!…何か悩んでますか?真剣な表情で噴水を見ていましたけど。」

勇者のお爺さん「いや、オルテガの事や家の事を考えていてな…」

「オルテガさんですか?それに家とは?」

勇者のお爺さん「魔王バラモスの討伐に行ってしまってから寂しくてのう…マリアさんには迷惑をかけてしまっておるし、ワシは何も力になれてない事を考えてしまってから、だんだん気分が沈んでいってしまってな…」

「マリアさんは、むしろ帰って来ない事を心配してたので大丈夫ですよ。それに、一人だと寂しいですけど、二人いればそれだけでも寂しくなくなります。マリアさんの力になれていると思いますよ?」

 

お爺さんも大変だろうな。息子が魔王討伐の旅に行ってしまって、残ったのはシングルマザー状態のマリアさんと赤ちゃんのアルス、そしてお爺さんなんだから…

 

「お爺さんがいなくなってしまえば、マリアさんは身近で頼れる人がいなくなってしまいます。」

勇者のお爺さん「…そうじゃな。こういう風に悩んでる時間がもったいないのう!」

「悩む事は大切ですけど、悩みすぎればいらない事まで考えてしまいますからね…何事もほどほどに、ですよ。」

勇者のお爺さん「そうじゃな!ネドラ、ありがとうな。」

 

それからマリアさんの所にお爺さんを送った。そこで、オルテガさんが今どういう旅をしているかを話した。テドンに寄ってくれた事、見た事もない強い魔物を2匹傷を負わずに倒した事、現在仲の良いドワーフと旅をしている事、家に帰ってしまうと家族に甘えてしまう事等々…マリアさんやお爺さんは、帰ってきても良いのにと話していたが、王様の命令だからなぁ…難しい所だ。

原作みたいにルイーダの酒場があれば、帰ってくる理由が強くなるんだけど…原作はオルテガさんの失敗を繰り返さないために、王様はいろいろやっていたからな…今は失敗と言う前例がない。

 

ん?もしかして…ルイーダの酒場フラグ潰しちゃったか!?……そうなってない事を願うしかない!!

 

メタブレイブはアリアハンと勇者の家が気に入ったようで、また来たいとマリアさんと約束をしていた。稽古もつけたい、最強の子にするとこの場のみんなの前で意気込んでいた。お爺さんは賛成で、マリアさんは息子のためになるなら賛成と少し渋っていた。…今のマリアさんやお爺さんはアルスが勇者として将来旅に出る事を知らない。そもそも、俺の介入で起きない可能性もあるが、どうなるか分からない。

 

バラモスの討伐は俺の家族だけならともかく、他には悟られてはいけない。オルテガさん達にもだ。申し訳ないが、危機感をずっと持っていてほしい。絶望までいかないように。…調整は難しい。でも、ゾーマの事は知らない方が良いはずだ。

 

まずは魔王バラモスの討伐。どうやってゾーマを倒すか、もし倒した後どうやって帰るか。それは、後で考えよう。

 

 

 

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

母さんが少し疑問に思っている事があったようなので聞いてみた。

 

ネドラ母「前に山に囲まれていて、霧がすごい場所があるって話をしたじゃない?確認しにいったんだけど…少しだけ霧が薄くなっていたのよね…悪い魔物の気配はなかったから大丈夫だと思うけど…なんか引っ掛かるのよね。」

 

うーん…なんだろう。原作でそんな場所あったか?もう忘れてしまっている事なのかもしれないな…大事な事じゃなければ良いんだけど…オーブの場所を忘れてたからなぁ…自分の記憶力に自信がない。

 

ネドラ父「ところで、ここ最近ネクロゴンドの洞窟に行っているけど、何かオーブの情報とかなかったか?」

「今のところないね…まあ、なかったとしても、美味しい魔物や素材をまた取ってくるから!」

ネドラ母「気を付けるのよ?まあ、大丈夫でしょうけどね。」

「油断はしないよ!いってきます!!」

 

 

……さて、行くか!!バラモス城に!!

 

ずっと準備をしてきた。今日がその決行日だ。前々からネクロゴンドの洞窟で、シルバーオーブを探すという名目で行っていた。村のみんなもそう思わせるように行動していた。…みんなには悪いと思ってる。でも、少しでも魔王軍の情報源を絶たないと、また大変な事になるかもしれない。関係なく起こる事も考えてはいるが、それでも遅らせる事ができるはずだ。

 

…バレないようにバラモスを倒す。難しいけど、やるしかない。

 

 

………………………

 

 

バラモス城上空まで来た。すでに怒りによる龍化をしている。バイキルミンを念のため飲んでいる。魔法以外のドーピングは、いてつくはどうでは消されない事が分かっている。母さんとの修行ですでに試している。

気配を探れ……!!バラモスエビルが数匹いるな。あとは、うごくせきぞう、ガメゴンロード、スノードラゴンくらいか。はぐれメタルは無視だ。というかなんでいる?

 

 

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

バラモス城の最奥。そこからバラモスエビル以上の気配を感じる。バラモスナイトではなさそうだな。

 

ビーストモード、念のためバイキルト、スカラを重ねがけ、ピオラ…これではぐれメタルにモシャスだ(龍化は継続中)。念には念を。レムオル、しのびあし。そして、俺の気配を消す。

 

においぶくろにデバフブレスを混ぜたものを、バラモス城の端に投げていく。あとは、この中に入るだけだ。

 

 

バラモス城の最奥には、バラモスがいた。バラモスエビルが化けているわけでもない、本物だ。単体のバラモスエビルより遥かに強い気配を感じる。……他に気配はない。

 

一撃で決める!!!

会心必中のイメージで突進する!!!

モシャスを解いて………………………………………

 

 

貫け!!!!

 

 

 

バラモス「グフオォォォォ!!!???」

 

俺の渾身の不意打ちはどうだ!?少しは効いただろ!?後ろの壁をぶち抜いてしまったがしょうがない!

あとは、戦って勝つ!!

 

バラモス「な、なん、だと……!?いつの、まに!?」

 

やっぱり体を最大サイズに戻しきれなかったから、風穴を開け通る事しかできなかったか!?

ならグラビモスビームで!!!

 

「グオオオオオォォォォ!!!!!」

バラモス「グワアァァァァァァ!!!???」

 

まだまだ!!これ…から?

 

バラモス「グ、ガハァ!?ハァ、ハァ、ハァ、き、貴様は、あのサラマンダーの、関係者、か……!?」

 

……体が消滅して、顔だけになっても喋ってる。もしかして、偽者か!?こんな呆気なくやられるわけがない!!

 

バラモス「い、いずれ、やられる、事は、分かっていた、が…!こんな、やり方、で…!!」

「お前、バラモスの偽者だろ!?バラモスエビルだな!?気配を誤魔化せるなんて思わなかった!!本物のバラモスはどこだ!?言え!!!」

バラモス「グオッ!?……ぐぐぐ、ゾーマ、様に、幸…あれ……ブロス….すま……グフッ……」

「!クソがぁぁ!!!」

 

 

ドン!!!!

 

 

腹いせに頭を粉々にした。この城のバラモスの部下を一匹残らず殺ってやる……!!!そうすればバラモスが出てくるはず!!!

 

………………………………………………………

 

 

 

……出てこない…あの偽者を倒した後、バラモスの部下を次々と倒していった。今の俺だったら、少数のバラモスエビルなんて余裕で倒せる。全滅させる勢いで倒していった。…が、出てこない…もしかして、逃げられた?ギアガの大穴に飛び込んだのか!?……だとしたら、この世界の情報源を絶てたのか?また、バラモスがこの世界に来たらまずいけど…

 

 

 

???『よくぞ、魔王バラモスを倒してくれました。勇敢なる若者よ。異世界から来た勇敢な魂を持つ若者よ。』

 

 

 

…なんだ?この声……どこかで聞いたような?バラモスを倒した?そんな馬鹿な……

いや、待てよ?ゲームだと魔王バラモスを倒した後、どうなった?アリアハンに転送されたはずだ。ん?転送される前に……もしかして!?

 

 

「ルビスのつかいの方ですか!?」

ルビスのつかい『どうやら、私の事も知っているようですね。』

「あの!!聞きたい事がたくさんあるんですけど!!良いですか!?」

ルビスのつかい『私の知っている範囲であれば、構いませんよ?』

「そうですか!!では……バラモスは死んだんですか?」

ルビスのつかい『?はい、あなたが倒してくれましたよ?それが何か…?』

 

 

 

 

もしかしてあれって本物だったの!?

 

 

 

 

 




ゾーマ「ついに、バラモスがやられてしまったか…バラモスエビルも残りわずか…残る手札は……バラモスナイトまで失いたくはない。おのれ……!!忌むべき光が溢れる世界よ……!!」

バラモスは、ネドラの用意周到さが凄すぎて倒されてしまいました。まともに戦ってもバラモスが負けてましたが。
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